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連関資料 :: 教育について

資料:11,673件

  • 算数科教育
  • 『算数科教育の歴史(黒表紙教科書、緑表紙教科書、水色表紙教科書、単元学習、現代化、ゆとり)について述べ、それらの教育内容を自分の視点で考察せよ(4枚程度)。上記を踏まえ、2002年度完全実施の学習指導要領(算数科)の特徴について述べ、その教育内容を自分の視点で考察せよ(4枚程度)。』  江戸時代の学校は、「武士のための学校」と「庶民のための学校」があり、前者は幕府直轄の官学と諸侯設立の藩校、後者は私塾、寺子屋があった。官学では数学に関する内容はほとんど無かったが、藩校では当初こそ違ったものの、徐々に算術を含む実学指向が強まっていった。また、寺子屋では親の職業に合わせて、学習内容が決められており、読み、書きについで算数(算用)が重視され、算盤を用いた珠算を中心に実学指向の算数が行われていた。  明治時代に入ると学制が制定され、国家による学校教育が始まった。明治時代初期の代表的な教科書として、文部省編纂の「小学算術書」が発行された。これは、数と計算に終始しているが、珠算を使用せず、筆算を基本とする洋算が中心となり、江戸時代の算数教育とは大きく方向変換している。幾何に関する内容が扱われた教科書も発行され、自由な雰囲気を持っていたが、徐々に規制の方向へと向かうようになった。後に、幾何の教科書は姿を消していった。この時代の教科書は欧米の翻訳本が主流で、日本の研究者が自らの手で作り上げていこうとする気運はまだ無かった。  明治時代後期になると学制改革、大日本帝国憲法発布、教育勅語発布と、日本の教育制度は国家により整えられ、教育内容も一元化された。算数の内容としては「数え主義」を導入した藤沢利喜太郎によって数と計算問題を中心に構築された。一方、幾何教育は中等学校でのみ扱うこととなり、小学校では計量の計算問題の一部として(平行四辺形、台形といった図形が説明も無く登場し、面積の求め方のみが示されていた。)取り上げられた。このように、黒表紙教科書は子どもの認識の発達を考慮したものではなく、国家としての教育制度を確立する上で強力な推進力を担うものであった。  1910年以降、国民の生活が経済的に安定したことを受け、子どもの教育への関心が高まったり、大正自由教育運動によって教育のあり方が再度問い直されたりしたことにより、日本の研究者が欧米の数学教育改造の運動を学び取り、少しずつそれを研究・実践していく。これは、教育を大人の立場からではなく、子どもの側から創りあげようという姿勢を生み出すこととなった。これらに見合った教科書の作成が行われようとするが、藤澤利喜太郎の数え主義の影響が強く、改訂は中途半端なものとなった。一方、幾何教育は小学校においても図形を扱う内容が見られたが、日本における幾何教育を自らの手で体系化するまでには至らなかった。  昭和時代には、緑表紙教科書が発行され、子どもの認識を重視した構成となり、内容は計算問題ばかりでなく数と量と図形をバランスよく学習することがよいとされた。  第二次世界大戦中には水色表紙教科書に改訂されるが内容は緑表紙教科書とさほど大きな差は見られなかった。発展が見られたのは当時の新しい数学を導入したり、理科との結びつきを強め実測・実験を重視したりしていることであった。しかし、それらが実在から図形を抽出し、図形の性質を考察し、さらにはそれを実在へと生かしていくものではなかった。  第二次世界大戦後は急速に民主主義が浸透し、最後の国定教科書として『第六期国定教科書』が発行された。この教科書は、算数教育の「1年ずつ足踏み」が行われ、算数を生活
  • 算数科教育法 第1設題
  • 550 販売中 2008/03/06
  • 閲覧(2,364)
  • 学校教育課程論
  • 『教育課程とは何かについて、その基準と編成原理、今日的課題についてまとめなさい。』 教育課程とは、学校教育法により定められた、学校の教育目的や教育目標を達成するために配慮してつくられる、児童生徒の発達を保障するため学校が計画的、組織的に編成した教育プログラムである。教育課程を編成するとき、学校の教育目標を掲げ、指導内容の組織や授業時間の割り当てを基本とし、検討する必要がある。そのときに、考慮しなければならない4つの原則がある。その4つの原則は次の通りである。 ①法令及び学習指導要領のしめすところに従うこと ②児童・生徒の人間としての調和のとれた育成を目指すこと ③地域や学校の実態を考慮すること ④児童・生徒の心身の発達段階や特性などを十分考慮すること このような原則で編成している教育課程だが、今日に至るまでには様々な社会の変化に対応して、変化してきている。日本では、これまでに3回の教育改革が行われた。 最初の教育改革は明治時代の学制発布である。これは国民に教育を受ける機会を保証することが大きな柱となっていた。2回目の教育改革は、戦後の義務教育制及び民主教育の発足に伴う改革である。これにより、子どもたちの進学率が大きく上昇し、教育が大衆化された。そして「大衆教育社会」の到来と同時に、受験戦争が過熱することとなった。3回目の教育改革は中央教育審議会や臨時教育審議会を中心として提唱された現行の教育改革である。学校でのいじめ、不登校、学級崩壊など、いわゆる教育の荒廃の原因が、受験戦争によって過熱化した学歴社会であると、新しい学力観に基づく「ゆとり教育」への変換が始まった。  教育基本法及び学校教育法の公布と並行して、昭和22年3月に最初の学習指導要領が制定された。これは教育課程上、「それぞれの学校で、その地域社会の社会生活に即して教育の目標を吟味し、その地域の児童青年の生活を考へて、これを定めるべきものである」と述べられ、現場の裁量にゆだねられていた。着目すべきは、修身・歴史・地理の変わりに「社会科」が新設、及び「家庭」と「自由研究」が新設されたことである。国のための教育から個人のための教育へと変革を目指した。  昭和26年に文部省は学習指導要領の全面改訂を行った。小学校では以前の9教科に変わり、「主として学習の技能を発達させるに必要な教科」(国語・算数)、「主として社会や自然についての問題解決の経験を発展させる教科」(社会科・理科)、「主として創造的要素を発達させる教科」(音楽・図画工作・家庭)、「主として健康の保持増進を助ける教科」(体育)の4つの領域へと再編された。4領域ごとに合科的な授業を行うことが意図され、きわめて柔軟なカリキュラムであった。しかしながら、この経験学習的なカリキュラムはやがて批判にさらされた。なぜならば、これにより児童生徒の基礎学力が低下し、非行、規律の低下が問題となったからである。  この対応策として、教育課程において系統学習的要素が取り入れられる試みがなされた。その試みは三層四領域という。そのため、昭和33年3月に教育課程審議会は答申を出し、道徳教育・基礎学力・科学技術教育に重点をおくように方針を示し、10月に学習指導要領の改訂が行われた。これにより教育課程は、各教科、道徳、特別教育活動、学校行事などの4領域に構成された。また、学習指導要領の法的拘束力が強化されたことも着目しなければならない。さらに着目すべきは、「道徳」の設置である。そして、国語、算数、理科の授業時間が増加し、基礎学力の向上が目指されている。  1960年代
  • 小学校 学校 社会 戦争 発達 学習指導要領 道徳 体育 健康 学習
  • 550 販売中 2008/03/12
  • 閲覧(4,217)
  • 環境教育(1分冊)
  • 私たちの生活は、物質的に恵まれ、便利で快適な生活をしている。しかし、この便利で快適な生活のために、社会を支え続けてきた自然のしくみを破壊してきたことに行き着く。今の私たちの社会は、自然のしくみを大規模することで過剰に自然の資源を得て、大量生産、大量消費を行い、二酸化炭素や窒素化合物、環境ホルモンなどのごみを大量廃棄して、さらに自然のしくみを大きく破壊することで成り立っている。人間・社会の飛躍的な発展によって、生態系における各種生物の地位や役割を乱してしまったり、循環されない物質の生産をすることで発生した諸問題を、今までの歴史の中で認識し、その解決のためにはどのようにしていったらよいのかを考えていくことが重要である。自然を破壊してきた人間・社会の活動と果たして役割を考え、今度の人間の役割を考えていくことが重要なのである。 <実践可能な環境調査について>  私たちの生活が便利になるにしたがって工業化が進み、公害問題が発生していることを考えていく。このような消費生活を送っていくあたり、生活とごみの問題は切り離せない問題になっている。そこで、ごみという身近な環境問題について調べていくこととする。 公害とは? 小学校社会科等で、公害について学習する機会がある。 そこから、公害があると環境が破壊されていることに気づき、公害の発生が人間の健康被害をもたらすという点だけでなく、日本の高度経済成長によってもたらされた公害の歴史についても触れていく。 身近なごみと公害って関係あるの?(身近なごみ調査) 自分たちの生活圏内で、ごみに関する問題点や公害につながっていくと思われるごみの実態について、周りの大人に聞いたり、自分たちで近所を歩いて見つけたことや疑問に思ったことを発表していく。「近所で、ごみを燃やしている人がいるけど、それってどうなのかな?」「自動車を山にすてられているのを見たよ」「ごみを分別しないで捨てている人がいたよ」等、子どもたちが普段の生活で感じたごみに関する疑問から、公害につながっていく“流れ”を考えていく。ごみを燃やすと煙が出て、この煙が大気汚染の原因にもなること、不法投棄が自然を破壊していること、ごみの分別をしないがために、資源の再利用ができず、そこから新たな森林破壊につながることやごみの減量化ができず余計な人件費・処理費がかかることなど、ちょっとしたことでも大きな問題につながっていくことを知っていく。 ごみ処理の実態を探る(ごみ処理場での調査) ごみ処理場を見学し、ごみ処理の実態に触れていく。市で出たごみはどのように処理されていくのだろうか、資源の再利用は実際にどの程度はかられているのか、ここで、ごみ処理場では住人の公害を心配する反対意見などもあり山奥に設置されていること、ごみをしっかり処理するために高温で焼ききるように工夫していること、資源の再利用化のために分別する人件費をかけ、人員を多くして分別作業を徹底していることなどを施設の人に聞いたり、実際に見学することで学習していく。 ここで、ごみ全体の中で家庭ごみは1割ほどであるのに対して、9割が産業廃棄物・事業系廃棄物であることをおさえていく。 産業廃棄物とは?  産業廃棄物の実態を探っていく。都心部は工場や会社が多いことから産業廃棄物がどうしても増えてしまうこと、産業廃棄物は都会から地方へ流れ出ていることなどを調べていく。空いている地域があるからというだけで、ごみとは無関係なところに捨てていることもある。 産業廃棄物の問題とは?  産業廃棄物問題を考えるときに、産業廃棄物の不法投棄が山や海を汚
  • 環境 歴史 日本 子ども 環境問題 社会 問題 自然 化学 人間
  • 550 販売中 2008/03/18
  • 閲覧(1,922)
  • 環境教育(2分冊)
  • 〔食文化の系譜と伝承の重要性〕 食は、人間らしい生活や生き方を築いていく上で大きな役割を果たしている。食は人間の命や生きる力を生み出すものであり、人と人とのつながりをつくり、集団の文化や共同体を維持発展させる力を持った生活様式でもある。しかし、今日の生活環境や生活様式の変動により、食に乱れが生じている。子どもたちは食に関心がないため、偏食であることを気にも留めず、食べ物で遊んだり、平気で残したり、食の大切さを十分に理解していない。そこで、食の重要性を伝えていく必要がある。 それぞれの地域には独自の食文化がつくられている。日本の食文化“和食”は、近年世界中で見直され、健康によい料理と高い評価を得ている。この“和食”は、日本各地でそれぞれ特色ある“郷土料理”をもっている。  様々な文化の中でも生きることと最も密接な関係を持っている“食文化”は、私たちにとって最も身近で最も重要な文化である。各地域で継承されてきた食文化を学び、食の大切さや地域について認識を高めることにより、子どもたちの視点から食文化の大切さを見直し、伝承する手立てを考えていくことにもなる。各地域の食文化伝承者から、四季折々の郷土料理や保存食について主体的に学んでいく。その土地を知り、地域の特性や歴史、また、食文化が育まれた背景や由来等を踏まえながら実際に体験をすることで、意欲的な地域学習にもつながり、より郷土を知り、より郷土を愛するということにもつながる。育てる苦労や思いを受け止めながら食べることができるようにもなる。 本物の食文化を伝え、地元の人の生き方や心を感じ取ることによって、子どもたちは食事と自分の関係を豊かに作っていくことができる。人間にとって食とは農業とともになくてはならない多くの価値や教育的意味や役割を発揮する。食文化は、人と人とは結び合い、共同体や共同する社会力を豊かにし、人との結び合いの中で、自分らしい自分を形成確立させる力を持っている。 社会が発展していったことで、お金があれば何でも手に入る豊かな時代は、ともすれば人間の成長発達を阻害してしまう。仲間とともに自分らしく生きるために自然・社会・文化・人間等、事物そのものを学ぶ機会を作ることが重要である。そのためにも、食農教育の実践が重要視されているのである。 〔学校園での実践例〕 ここで、地域の食文化を生かした食農教育の学校園での実践例をあげていく。 まず、郷土料理を知り、地元でどんな作物が作られているか、また地元の豊かな自然環境がいかに大切であるか、地元の郷土料理の歴史はどのようなものであったかなどを学習していく。ここでは、茨城の食文化、納豆について取り上げて学習していくこととする。 家族、地域の人への質問、図書館、インターネット等を駆使し、自分たちが住んでいる地域について、また納豆がなぜ茨城の特産であるのかを調べていく。 茨城県水戸の納豆が有名になったのは、茨城が小粒大豆の産地であったこともあげられる。小粒大豆は極早生で3カ月で完熟し、鹿島地方や那珂川流域が水害の多い地域であったことから、台風シーズン前に収穫できる小粒の大豆の栽培が多くおこなわれていた。昔からこの地域で栽培され、台風や水害等にも強い品種の「小粒大豆」を用いたことが、今日の“水戸納豆”の風味づくりに結びついたと言われている。 また、常陸国が宿駅として栄えていたことにより、永和3年(1083)、奥州平定に向かう八幡太郎(源)義家の軍勢が宿営し、義家は宿駅の駅長だった渡里の里(水戸市郊外)の一盛長者の屋敷に泊った。この時、家来が馬の飼料に作った煮豆の残り
  • 環境 歴史 日本 文化 子ども 社会 学校 発達 地域
  • 550 販売中 2008/03/18
  • 閲覧(2,571) 1
  • キャリア教育の今後の課題
  • 2005年、フリーター200万人ニート60万人ともいわれ、若年者の働く意欲の低下が大きな社会問題となっている。仕事に対するこれまでの価値観が崩れ、多様な価値観、働き方の中で職業を決めかねている若者が多く見受けられる。その中で、働くことの意義、面白さを体系的、効果的に理解し、社会で求められるスキル等の育成につなげる「キャリア教育」と呼ばれる取り組みが注目されている。キャリア教育とは2004年に総合的調査研究協力者会議において「児童生徒一人一人の勤労観,職業観を育てる教育」と定義づけられたごく最近の言葉である。試行錯誤しながらの手探りの状態ではあるが、これからますます重要になっていくだろう。 キャ
  • キャリア教育 教育課題 教育 レポート
  • 550 販売中 2008/03/28
  • 閲覧(2,686)
  • 国語科教育
  • 『「やまなし」の教材研究を行なうとともに、事例(p.142-170)の児童の発言を考察しなさい』 第1節 「やまなし」の教材研究  「やまなし」は、宮沢賢治の独特な造語や比喩表現などが駆使された、象徴的・幻想的な作品であり、言葉一つ一つからいろいろな想像が広がって、場面の情景や登場人物の様子などを豊かに想像することが可能で、児童にはぜひ読ませたい作品である。また、不思議だけれど何か心ひかれるような、そして、初めて聞くのになぜか昔から知っているような気持ちを抱かせる宮沢賢治の童話の魅力を存分にもつ作品である。  指導するに当たって、感じたことから素直に想像を広げていく楽しさを味わえるようにすることが大切である。自分の感じたことと、友達の感じたことを比べ、「どちらが正しいか」ではなく、それらを合わせて、場面の情景や人物の様子などを、より豊かに想像する楽しさを感じられるようにすることが大切である。 作品中には、「クラムボン」、「イサド」などの賢治独特の造語、「かぷかぷ」、「もかもか」などの賢治ならではの擬音語や擬態語、そして、数々の美しい比喩表現など、印象に残る言葉が数多く見られる。また、「かわせみ」と「やまなし」、昼と夜、動と静、生と死などが対比的に描かれた「五月」と「十二月」の世界の違いや、反対に二つの世界に変わらず共通するものを考えることで、「生きること」の意味を感じることが出来るかもしれない。「やまなし」を読みながら、賢治の描いた世界を読み味わい、「自然」や「生命」などについても考えてみたいものである。 第2節 「五月」と「十二月」の比較  前述したとおり、「やまなし」には「五月」と「十二月」という二つの異なった世界がある。それぞれの世界の違いや共通するものについて、児童がどのように感じ、考えたのかを、授業記録の児童の発言から考察していきたい。 考察① 児童①01,02 この児童の発言から、五月の内容をよく復習・理解した上で十二月の内容をしっかり読み取っていることが分かる。全体的な流れから、五月と十二月の対比を感じ取り、かにの兄弟の成長を読み取っていると思われる。 このような、「五月」と「十二月」の比較・かにの兄弟の成長、という作品の特徴を適確に捉えた発言が授業の初めにくることで、後の授業が展開しやすくなった。そのため、非常に良い授業の入り方ではないかと思う。 考察② 児童④06,07,08 この児童は、「丸石」=下流、「岩」=上流という、「やまなし」で学んだこと以外の知識を応用して発言している。そこから、「五月」と「十二月」の世界がまったく違うものだと感じ取っている。作品の中の世界だけに捉われず、一般的な知識も活用することで、より一層、作品の世界観が広がるのではないだろうか。 考察③ 児童①58  この児童の発言はそれまでの発言を参考にしているのではないだろうか。この発言の少し前に、五月から十二月にかけての成長についての議論がなされていたため、この児童もそれについて考えていたと推測できる。そして、直前の57の発言を受けて、二つのことを合わせて考え出した結果、このような結論に達したと思われる。  以上、いくつかの発言について考察してみたが、比較的に「五月」と「十二月」の対比については読み取ることができている。 第3節 児童の想像力 次に、作品中の「クラムボン」、「イサド」などの造語、「かぷかぷ」、「もかもか」などの擬音語や擬態語など、宮沢賢治独特の世界観を、児童がどのように想像したのかを考察していく。 考察① 児童②03,04  この児童は、指
  • 佛教大学 レポート 国語科教育法 やまなし 教材研究
  • 550 販売中 2008/03/28
  • 閲覧(2,285)
  • 教育相談の研究テスト
  • 非行をしている子どもの心理と、学校や家庭における指導の在り方を述べなさい。  中学生の少年非行を中心に考えていく。子どもたちをとりまく環境が大きく変わってきている大きな要因として、家庭の団らんがなくなったり、親子の会話がない、親が放任している。さらにそれらのレベルを超えて、物理的に家族そのものが崩壊していることもある。例えば教師が家に行っても、いつも親が留守で連絡が取れない。子どもすらも親がどこにいるのかを知らない。親の離婚・再婚というなかで、子どもの存在はまったく考慮されず、むしろ再度の結婚では子どもの存在が邪魔で、家族の形態や役割がまったく機能しておらず、崩壊しているのである。非行の問題は、家族機能の崩壊の影響が大きいが、実際に非行へと誘われていくきっかけはまわりの友人の影響力が大きい。家のなかに居場所がなく、自分の気持ちを理解し、受けとめてもらえない子どもたちは、その思いを友人関係のなかで満たそうとする。友人関係の中にさえ自分の居場所を見つけられず、イライラを募らせている者がいると、彼らが集まって一つの集団を作り上げる。似たもの同士が集まる集団のなかで、特に先輩が喫煙、万引きなどの非行行為をやっていると、容易にその影響を受け、自分もその行動をまねて実行するようになる。また携帯電話で友達とすぐ連絡が取れることや、学校や社会から疎外され、仲間を求めている若者がかなりいるという社会環境的な誘因も大きく影響し、非行少年たちは、すぐに集団化し、そのグループに自分たちの居場所を見いだしていく。 学校において、喫煙・暴力・万引き等の反社会的行動が明らかになると、まずその生徒に対し指導を行う。保護者へ連絡をし、暴力であれば相手の生徒に、万引きであればお店に謝罪に行くと言うことが考えられる。自分がやったことの罪の重さ、責任という者を感じ、学校においてもそのような自覚、反省を促していくような指導が行われる。自分の行ったことの罪の重さやまわりに与えた悲しみなどを十分に自覚できると、非行も一過性で終わることが考えられる。しかし、問題となるのは、いくら注意し、指導を行っても非行が繰り返される場合である。非行を繰り返す生徒たちは、これまで何度となく力で押さえつけられ、力(権威)の前に屈服させられ、屈辱を味わってきたのである。非行の生徒にかかわる場合、力や権力に対し非常に敏感であることを頭に置き、相手を力ずくでしたがわせようとしたり、見下したりする発言は控えるべきであると思われる。非行少年とのつながり・関係をつくる際は、まず彼らは非常に「希薄な人間関係」しかつくれないということを充分理解し、相手を信頼するようになるにはかなりの時間を試みが必要であり、徐々にしか進まないこと理解した上でかかわることが大切である。家族との連携としては、まず子どものこれまでの生活や家での様子、家庭の状況などを聴く必要がある。非行少年をかえた家庭とは常日頃から定期的な親との連絡、連携が必要であり、問題行動がある、なしにかかわりなく、家庭を訪問し親の話を聴き、少しずつ信頼関係を形成していくことが大切だと思われる。カウンセリングでは、基本的に決まった場所で、決まった時間、定期的に会うことが原則であり、それを超えて合うことには限界があるということをまず明確にしておく。教師としての限界もあることを明確にし、できる範囲のなかで安定した関係をつくっていくことが、連携をつくっていく上で、重要な視点になるだろう。 教師カウンセラーとスクールカウンセラーそれぞれの長所(メリット)と限界について考察しなさい。 教師
  • 佛教大学 通信 科目最終試験 教育相談の研究 6設題全部 90点合格 800字以上
  • 550 販売中 2008/04/10
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  • 社会科教育
  • 『3年生または4年生の地理学習について、具体的な学習指導案を作成しなさい。5年生の国土産業学習について、具体的な学習指導案を作成しなさい。』 第3学年B組 社会科学習指導案 1, 単元  わたしたちのまち みんなのまち 2, 目標 (1) 自分の住んでいる町に興味・関心を持ち、どのような特徴があるのか等を、進んで調べることができる。 (2) 地域の様子が場所によって違うことに気づき、それぞれの役割を理解できる。 (3) 観察したり調査したことを整理し、分かりやすく表現できるようにする。 (4) どのようにして自分たちの町が出来たのかを理解し、その歴史の知識を得ることが出来る。 3, 指導計画 (10時間)  第1次 私たちの町の歴史・・・・2時間 (本時)  第2次 現在の私たちの町・・・・4時間 町の特徴 (自然・地形・公共施設・交通) 自分で歩いて調べてみよう  第3次 わが町マップを作る・・・3時間  第4次 発表・・・・・・・・・・1時間 4, 指導上の立場 (1)単元観 本単元では、自分たちが住んでいる町がどのようにして出来たかを学び、現在の町の様子を実際に調べることで地域社
  • 佛教大学 レポート 社会科教育法 学習指導案
  • 550 販売中 2008/04/18
  • 閲覧(2,420)
  • 学校における人権教育のあり方について
  • 人権教育の現状と課題について考察すると共に、学校における人権教育のあり方についてあなたの考えを具体的に述べよ。  人権とは、人間の尊厳に基づいて個人が持っている固有の権利であり、社会を構成する全ての人々が個人としての生存と自由を確保し、社会において幸福な生活を営むために欠かすことのできない権利である。人権尊重の理念とは、権利の行使に伴う責任を自覚して、人権を互いに尊重し合うこと、つまり人権共存の考え方である。  その中でも、人権教育の意義と目的が最近では問われている。人権教育とは、『人権教育・啓発推進法第2条』で「人権尊重の精神を作り上げることを目的とする教育活動」と意味し、「国民が、その発達段階に応じ、人権尊重の理念に対する理解を深め、これを得ることができるよう」にすることを旨とされている。  また、社会教育については、生涯学習の視点に立ち、学校外において、老若男女問わずそれぞれのライフサイクルにおける多様な教育活動を展開していくことを通じて、人権尊重の意識を高める教育を行っていく。  こうした学校教育及び社会教育における人権教育によって、人々が、自らの権利を行使することの意義、他人に対して公正・公平であり、その人権を尊重することの必要性、様々な課題などについて学び、人権尊重の精神を生活の中に生かしていくことが求められている。  人権教育・啓発にあたっては、全てに共通する視点からの取組のほか、各人権課題に対する取り組みを推進し、それらに関する知識や理解を深め、さらには課題の解決に向けた実践的な態度を培っていくことが望まれる。 ここでは、現在どのような人権問題があるか、その問題について挙げてみる。 ①女性の人権問題 仕事に就けない・再就職しづらい・DV・置換・男女雇用機会均等法・セクハラ・CEDAW・ジェンダーハラスメント ②子どもの人権問題 虐待・売春・虐め・人身売買・ストリートチルドレン・強制労働 ③障害者の人権問題 社会に受け入れられにくい・社会的地位の低さ・バリアフリーが不十分・社会で自立するのが難しい ④同和問題  地域に昔から根強く残る差別意識・輸血拒否・結婚の反対・えた、非人・狭山事件(女子高生が暴行され、部落出身というだけで誤認逮捕された) ⑤高齢者の人権問題 年齢によるリストラ・介護の放棄、拒否・年金の不平等・ホームヘルパーによる介護の怠慢・働き口の減少 ⑥外国人の人権問題 就職難・家を買えない・社会保障がない・ホロコースト・黒人差別・人身売買・教育を受ける権利がない ⑦HIV感染者の人権問題 入学拒否・偏見・周囲の知識不足からの差別 等が挙げられる。これらの問題を学校・社会教育から変えていかなければならないのだ。  では、人権教育の現状はどのようになっているのだろうか。発達段階の施設ごとに実際に行われている具体例と共にまとめてみる。 ①幼稚園・保育所 遊びを中心とした生活を通しての指導。人との関わりの中で、道徳心の芽生えを培う。そして、様々な体験を通して、豊かな感性をと創造性の芽生えを培う。 例:紙芝居・遊戯・運動会・自由遊び・設定遊び ②小学校・中学校・高等学校 児童の発達段階に即し、学校の教育活動全体を通じて人権尊重の意識を高める。 例:教育テレビ・病を患った人による講演会・公民、社会、世界史、日本史・ボランティア・特別学級との交流 ③盲、聾、養護学校 障害者の自立と社会参加を目指し、健全者等に準ずる教育を行うと共に、一人一人の生涯の状況等に応じたきめ細やかな指導の充実。 例:生涯のない児童の交流教育・地域に開放した
  • レポート 教育学 人権 教育 社会
  • 550 販売中 2006/11/13
  • 閲覧(10,019)
  • 教育史上の重要人物
  • ソクラテス産婆術( 問答法) 「汝自身を知れ」 開発主義「徳は知なり」 プラトン『国家篇』アカデメイアを建設 アリストテレス『政治学』リュケイオンを建設 コメニウス『大教授学』「あらゆる人にあらゆることを教える」 ロック『教育に関する考察』「健全な精神は健全な身体に宿る」 ルソー『エミール』「造物主の手をはなれるときはすべてのものが善であるが、 人間の手に移されるとすべてものが悪となる」 カント『教育学講義』「人間は教育されなければならない唯一の被造物である」「人間は教育によってはじめて人間になる」 コンドルセ『公教育の本質と目的』「国民教育は公権力の当然の義務である」 ペスタロッチ『隠者の夕暮れ』「玉座の上にあっても木の葉の蔭に住まっても同じ人間、 その本質からみた人間、そも彼は何であるか」『白鳥の歌』「生活が陶冶する」 ヘルバルト『一般教育学』「私は教授のない教育などというものの存在を認めないし、また逆に、教育しないいかなる教授も認めない」 ツィラーヘルバルト学派五段階教授法 ( 分析- 総合- 連合- 系統- 方法) ラインヘルバルト学派五段階教授法 ( 予備- 提示- 比較- 概括- 応用) オーエン『新社会観』「人間は環境の子である」 フレーベル『人間の教育』『教育は人間を神との合一にまで導かなければならない』 「来たれ、われらの児童に生きん」 スペンサー『教育論』「教育が果たすべき機能は、完全な生活へのわれわれを準備していくことである」 エレン・ケイ『児童の世紀』「教育の最大の秘訣は教育しないことである」 ナルトプ『社会的教育学』「人間はただ人間的な社会においてにのみ人間となる」 ケルシェン・シュタイナー『労作学校の概念』「未来の学校、それは労作学校である」
  • レポート 教育学 教育 人物 歴史
  • 550 販売中 2006/08/17
  • 閲覧(6,845)
  • これからの教育評価のあり方について
  • これからの「生きる力」を育む教育評価活動について、2000年12月の教育課程審議会答申「児童生徒の学習と教育課程の実施状況の評価の在り方について」を受けて、私が大切にすべきだと考えたことを次に述べる。 第一に、個に応じた評価である。教育評価の基本であるP-D-Sを充実させるためには、子どもひとりひとりの学習過程や進歩状況、そのほか良い点、そして今後の可能性も評価することが大切である。結果だけでなく、過程も重視することによって、子どもたちは自らの学習を振り返り、新たな目標や課題を持って学習に臨むことができる。
  • レポート 教育学 教育評価 生きる力 自己評価
  • 550 販売中 2006/08/19
  • 閲覧(4,721)
  • 家庭教育の活性化について
  • 1.はじめに 子どもが育つためには、生きるための必需品を親が用意する必要がある。例えば、食べさせること、着させること、そして安全に休める場を確保すること。衣食住の確保は、人間誰にとっても最低限の生活権利としての必需品である。同時に、「家庭はすべての教育の出発点である」と言われるように、家庭教育は子どもの人格形成やその後の生き方に大きな影響を及ぼすものである。家庭教育の重要性と活性化について、改めて考察してみたい。 2.家庭教育の現状―生活習慣の変化 昔は、暗くなるまで外で遊び、食事をとり、たっぷり眠って目が覚めるという、子供たちの自然な生活リズムがあった。しかし今は、空き地や遊ぶ場所が少なくなり、交通量の増加、子供に対する犯罪の多発などにより、気軽に外で遊ぶことが難しくなっている。一方、TVゲームの普及などで、外で遊ばない子供たちも増えている。 ドイツの教育学者フレーベル(F.W.Frobel)は、子どもにとっての遊びは、幼児の生活の最も美しい姿であり、この時期の人間の発達の、最高の段階であると述べている。子どもの心身の健全な発達のためにも、今一度、遊びの重要性と意義を見直すべきであろう。
  • レポート 教育学 保育園 幼稚園 家庭教育
  • 550 販売中 2006/08/20
  • 閲覧(2,330)
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