連関資料 :: 道徳

資料:718件

  • 道徳教育の歴史的変遷について
  • 1)古代の道徳教育思想  紀元前5世紀頃、教育史上はじめて提示された道徳教育に関する問題は「徳は教えられるか」であった。ソクラテスは「徳が知識で教えうるもの」だとすれば、「徳という事柄について、その教師となりうるのはどんな人か」と考えた。しかし徳には教師はないため、徳は教えられないものだということになる。徳は知識ではなく知見であり、具体的な行為において具体的に学ぶよりほかはない。ゆえにソクラテスは「徳の教師はない」としている。  対してプロタゴラスは徳を教えられるものと主張した。徳が懲罰などで他律的に教えられている事実に注目したのだ。彼の道徳教育は家庭での躾、教師のもとで受ける品行方正の教育、健全な肉体づくりの三段階で行われるが、これは世間に見られるごく普通の道徳訓練であった。  ソクラテスの弟子プラトンは子どもの道徳性を発達段階的に捉え、ソクラテス的方法とプロタゴラス的方法を調和させている。すなわち子どもが理性的になるまではプロタゴラス的立場を、その後はソクラテス的立場を採用したのである。  プラトンの教育学が理想主義だとすれば、アリストテレスの教育学は現実主義であるといえよう。アリストテレスは「習慣(エトス)はあたかも自然(フュジス)のごとし」として、外的強制によって形成される習慣こそ自制できない子どもを道徳的に高めていくと考えている。 2)近代の道徳教育思想  ルソーは『エミール』で「人間は造物主の手をはなれるとき、すべて善であるが、人間の手にうつるとすべてが悪くなる」と述べて、子どもを自然のままに教育することを主張した。人間の自然能力の開発への妨害となる要因、すなわち既成の体系的文化や道徳的・宗教的観念の注入を除去しながら、人間を自然のままに成長させていくというのが彼の主張する教育である。
  • レポート 教育学 道徳 歴史 変遷 デューイ ルソー
  • 550 販売中 2006/01/10
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  • 聖徳大学 道徳教育の研究
  • 第1課題 第2設題  設題 「平成10年度の学習指導要領、とくに道徳教育のあり方について、平成元年度の改訂事項も合わせて説明しなさい。」 平成元年度学習指導要領改訂は、新しい学力観として、小学校低学年に生活科が新設された他、体験学習や個性を重んじ、自己教育力を育むことが特徴である。 道徳教育では、平成元年度改訂学習指導要領の総則において、児童や学校の実態を考慮し、豊かな体験を通じ、内面に根ざした道徳性の育成が図られるように配慮するとともに、「望ましい人間性の育成」を加えた。目標では、人間尊重の精神の一層の進化を意図とし、「生命に対する畏敬の念」を加え、主体性のある日本人の育成を強調している。生と死の教育や伝統文化の継承、体験的な活動の導入等の意味合いが強い。内容では、それまで並列列挙されていた内容項目を四つの支店で分類整理し、内容の重点化を図り、人間存在の構造を四つの側面から捉え、それに即した道徳的価値をもつ道徳的心情や道徳的判断力、実践意欲や態度、道徳的習慣が具体的に提示された。四つの視点とは、「主として自分自身に関すること」、「主として他の人とのかかわりに関すること」、「主として自
  • 環境 道徳 子ども 社会 学校 文化 学習指導要領 生きる力 国際
  • 1,100 販売中 2009/01/29
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  • 道徳の時間の役割を説明しなさい。
  • 今日の経済の高度成長にともなう社会・家庭の構造的変化(都市化・核家族化)、その事に起因する家庭や地域社会の教育力の低下、学校教育における業績主義・能力主義の一面的な貫徹とその歪み、フリーター・ニートの増加、これらの事と青少年の道徳性の欠如、無気力、いじめ、不登校等は密接に関係している。この様にとらえるならば、道徳教育の今日的課題は家庭や地域社会をも視野にいれた総合的な教育計画のもとに、学校における道徳教育の充実を図って行く事にあるだろう。道徳の時間は学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の目標、つまり「道徳性の育成」に基づきながら、とりわけ「道徳的価値の自覚を深め、道徳的実践力を育成する」事を目指している。
  • レポート 教育学 道徳 総合的 小学校 フリーター ニート
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  • 現在の道徳教育の課題について述べよ
  • 「現代の道徳教育の課題について述べよ」 1はじめに  道徳教育とは、次の世代を担っていく子ども達に、人間としてふさわしい社会規範を身に付けさせることである。また子ども一人一人が、幸せになることを前提として、子ども達の持っているさまざまな豊かな能力を見つけ、それを伸ばすことが必要となってくる。その能力は、知識・情操・身体の三領域からなっていて、道徳教育はそれらの調和のための教育とも言える。要するに、道徳教育とは生きる力(知・徳・体のバランスのとれた力)の育成である。現代の道徳教育の在り方を考察し、そして、課題について探る。 2教育課程の改善について  平成10年に改訂された小学校学習指導要領解説(総則編)(平成11年、文部科学省)の第1章総説、(2)改訂の基本方針では、三つの問題点が挙がっている。1つ目は、計算や技能や文章を読み取る力などは、比較的よく身についており、学習に対する関心や意欲も高いが、一方で文章表現力や、論理的な思考力は、やや弱いこと。2つ目は、算数科や理科の学力は高い水準にあるが、一つの正答を求めることができても多角的なものの見方や考え方が十分ではないこと。3つ目は道徳教育についてだが、十分な時間が確保されていないことと、道徳に対して興味や関心を持っている生徒の割合は学年が上がるに従って低下していることである。そこで、これからの学校教育は、道徳教育を中核に位置付け、充実させていかなければならないとされた。教育方法の具体的な、改善案について考察する。 ①豊かな人間性や社会性、国際社会に生きる日本人としての自覚を育成すること。  道徳教育や特別活動等におけるボランティア活動や自然体験活動などの体験的な活動の充実をすること。道徳教育における、低学年の善悪の判断や社会生活上のルールなど重点的な指導の工夫をすること。障害のある人々との交流の推進をすること。第3学年からの保健学習の導入など、心身の健康に関する教育の充実をすること。社会科における人物・文化遺産中心の歴史学習の徹底をすること。 ②自ら学び、自ら考える力を育成すること。  これからの学校教育においては、多くの知識を教え込む教育を転換し、生徒に自ら学び自ら考える力を育成することを重視すること。 ③ゆとりのある教育活動を展開する中で、基礎基本の教育の確実な定着を図り、個性を生かす教育を充実すること。  完全学校週5日制を円滑に実施し、生涯学習の考え方を進めていくため、ゆとりのある教育活動が展開される中で、児童が基礎基本をじっくり学習できるようにすると共に興味や関心に応じた学習に主体的に取り組むことができるようにすること。  たとえば、土曜日や日曜日に学校外の学習機関が提供する学習に興味を持つ子どもは参加できる。そして、学んだことを学校に持ち帰り、発表・提供することで皆の共通財産にすることができる。また、インターネットを使うことで、これまで簡単に知り得なかった情報を使った学習が期待できる。  これらの学びは、相互に助け合う共同学習を基本とするものであり、さまざまな対象とじっくり関わる学習を通して、豊かな道徳性が育まれる。 ④各学校が創意工夫を生かし特色ある、学校作りを進めること。  「総合的な学習の時間」を創設し、各学校が創意工夫を生かした教育活動を展開できるようにすると共に、各学校が創意工夫を生かして時間割を編成することがで きるように授業時数の運用をすること。 総合的な学習の時間とは、人間として、生きるとはどういうことかを、具体的な生活体験を通して学び身に付けていく時間である。一言で言
  • レポート 教育学 道徳教育 生きる力 情操
  • 550 販売中 2007/09/20
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