連関資料 :: 実験

資料:323件

  • 心理学実験レポート 概念学習
  •  まず概念とは一体どういうものなのであろうか。概念(concept)とは、個々の事物・事象に共通する性質を抽象し、まとめあげることによって生活体内に作られる内的表現と定義される。また、ある基準によって、事物・事象を一つにまとめることをカテゴリー化という。  概念が成立する心理学的過程は広く概念形成(concept formation)と呼ばれており、この問題は知覚、認知、思考、発達、言語、異常など、心理学の各分野に関係する。概念は一般に経験を通じて習得されると考えられている。つまり、我々は概念や法則の適用される事例(正事例、positive instance)や適用されない事例(負事例、negative instance)を経験することによって、それらを獲得していくということである。概念形成は、手がかりの範囲が未知で認知的枠組みの習得もふくめて概念を構成しなければならない場合をいい、既に学習された認知的枠組みとしての手がかり次元に基づいて新しい経験を範疇化して、概念を手がかり次元の組み合わせとして構成する場合の概念達成(concept attainment)とは区別される。  この実験では、我々が「新しい知識、法則(概念)」を獲得する際の環境をコンピュータプログラムによって作り出し、その過程を観察することを目的とし、加えてその結果が学習の過程を漸進的な過程とする連続説(continuity theory)であるか、ある時点で悉無律的に突然起こるとする非連続説(noncontinuity theory)のどちらにあてはまるかを検討する。  また、概念達成過程の様相を調べる際の典型的手続きである概念識別(概念同定、concept identification)の基本的な実験図式を学ぶこともこの実験の目的のひとつである。今回は1問につき1つの概念を内包する単純概念での実験を行った。
  • 心理学 概念 概念識別 概念形成 日本女子大学 実験レポート
  • 660 販売中 2006/11/06
  • 閲覧(25,927)
  • コンピュータを用いたデータ処理の数値実験
  • ・概要 この実験ではポケットコンピュータを用い、スプライン補間法と最小二乗法の二種類の補間法で処理するという実験を行った。この二種類の補間法は以下のような特徴がある。 ・スプライン補間法は与えられた座標を通るなめらかな曲線を描くことによって、他の補間しようとする方法。 ・最小二乗法は全ての点を通過するのではなく、その近くを通る、利用者に都合のよい関数を作り出す方法。一次の場合はy=ax+bの直線に補間し、二次の場合はy=ax^2+bx+cの放物線に補間する。
  • レポート 理工学 電気 電子 実験
  • 550 販売中 2006/11/09
  • 閲覧(1,661)
  • 心理学実験実習 要求水準
  • 要求水準に関する実験実習レポートです。図表あり(オリジナル)。 目的  内田・クレペリン精神作業検査にならった数列の加算作業を用い、要求水準と満足感の関係による性格特性のタイプ分けの可能性を検討する。 方法  被験者 被験者は3名で、被験者1は21歳女性、被験者2は20歳女性、被験者3は20歳女性であった。  材料 数列の加算作業には、内田・クレペリン精神作業検査にならい、数字がランダムに並んだ用紙を作成し用いた。また、作業時間の計測にストップウォッチを用いた。さらに、記録用紙と筆記用具を用いた。
  • レポート 心理学 実験 課題 要求水準 内田・クレペリン精神作業検査
  • 550 販売中 2016/05/09
  • 閲覧(9,208)
  • 心理学実験レポート 発達検査(DenverII)
  • 目的 発達検査の理論的背景や原理、各種発達検査の特色について学ぶことを目的とした。本実験は発達検査のデモンストレーションを材料として、その実施方法や判定方法の基礎を学ぶ。また、使用する発達検査は、「DenverⅡ」―デンバー発達判定法(社団法人日本小児保健協会,2003)とした。  DenverⅡは1967年に出版されたDDST(Denver Developmental Screening Test)を前身としたテストである。DDSTは、症状が明確には顕在化されていないが、発達に問題のある可能性のある子どもを、直感的な疑いから客観的な疑いに発展させ、早期に適切な対応を行うことを目的として作られた。特徴として、日常生活の中で見られる子どものいろいろな行動を4分野に分類し、発達に伴って行いうる行動を同年月齢の子どもと比較して、それぞれの子どもの発達段階を判定することがある。また、これは一般的な発達検査、知能検査などとは基本的に異なり、障害や疾病を診断するものではない。しかし、DDSTは言語発達遅延が見逃されやすいこと、一部の検査項目で観察・判定手法が困難なこと、判定成績から必ずしも将来を予測しないこと、文化・人種などの違いが考慮されていないなどの問題があり、これを考慮して改善させたものがDenverⅡ(デンバー発達判定法)である。  DenverⅡは、125項目からなり(DDSTは105項目であった)、予備判定表を用いた2段階スクリーニングである。スクリーニング検査とは、集団検診などの場で、大勢の中から発達遅滞や歪みが疑われる子どもを見つけ、専門家の精密検査を必要とするか否かを判断するために用いられるもののことを指す。また、DenverⅡでは判定実施中の子どもの様子を評価する項目が追加されている。観察項目は、個人の自立・他者との協調の能力を示す「個人-社会領域」、目と手の協調運動や小さいものの取り扱い、問題解決の能力を示す「微細運動-適応領域」、言語を聞き、理解し、使用する能力を示す「言語領域」、座ったり、歩いたり、読んだり、身体全体の大きい筋肉運動の能力を示す「粗大運動領域」の4つの分野がある。
  • DenverⅡ 発達 幼児 日本女子大学 実験レポート 発達検査 デンバー
  • 660 販売中 2007/12/05
  • 閲覧(7,420)
  • 書評:パストゥール――実験ノートと未公開の研究
  • 書評:G・L・ギーソン(長野敬・太田英彦訳)『パストゥール――実験ノートと未公開の研究』 青土社、2000年、373+29頁。  本書はThe Private Science of Louis Pasteur, Princeton U.P., 1995の翻訳である。原著はパストゥール死後百年を期して、著者の長年の研究成果を踏まえて刊行されたものであり、19世紀フランスを代表する科学者L.パストゥール(1822-1895)の人物像と科学研究に関する、従来の認識、イメージを一新させるような画期的な書物である。 ギーソンは、本書の冒頭でパストゥールについて次のように述べる。  パストゥールは謙遜、利己性のなさ、優れた倫理的行動、あるいは政治的・中立のお手本などではなかった。彼は常に「一番目」でも「正しかった」わけでもなく、通常受け入れられている「科学的方法」の厳格な実行者でもなかった。しかし彼は自分の見解を唱えるのにいちじるしく効果的そして説得的であり、そして彼の概念と技術は、広い範囲の重要な科学的問題の追求において限りなく実り多いものだった。これらの基準によって、彼はこれまで現れた最大の科学者の一人という名声にふさわしい。(本書、21-2頁)  このようなパストゥール像は、伝統的・通俗的な「科学の偉人」としてのパストゥール像の抜本的な見直しを迫るものである。  実は、ギーソンは長年、既存のパストゥール像の見直し=脱構築に取り組んできた科学史家である。その成果は、すでにファーレイとの共著論文「19世紀フランスにおける科学、政治、自然発生――パストゥール・プーシェ論争」("Science, Politics and Spontaneous Generation in Nineteenth-Century France", Bull. Hist. of Med., 1974, vol.48, pp., 161-198.)という有名な論文や、『科学者人名辞典』に寄稿した浩瀚なパストゥール伝("Pasteur, Louis", in Ch.Gillispie (ed.), The Dictionary of Scientific Biography, 1974, vol.10, pp.350-416.)として発表されている。この二つのパストゥール研究は、科学史の専門家の間で高い評価を得ている。したがって、科学史を学ぶものの間では、伝統的な偉人伝的パストゥール像、すなわち、卓越した実験家であるとともに、科学研究を通じて人類愛を追求した類い希な人物というようなパストゥール像の見直し=脱構築は、すでにある程度まで進んでいた。  しかし、一般の人々の間では、また、科学の歴史を関心をもつ多くの人々の間でも、今もパストゥールの娘婿ヴァレリー・ラドが1900年に著した伝記『パスツール傳』(桶谷繁雄訳、白水社、1953年)によるパストゥール像が生きているのではなかろうか。ヴァレリー・ラドが周到に構築した「聖人科学者」的パストゥール像は、本書第「10章 パストゥールの神話」に詳しく述べられているように、その後数多く書かれたパストゥール伝によって拡大再生産されてきたし、1936年にアメリカで制作された映画「パストゥール物語(The Story of Louis Pasteur)」(W.ディターレ監督、P.ムーニー主演)などを通じて広く流布してきたからである。ちなみに、映画「パストゥール物語」はいち早く我が国に輸入され、制作年と同じ1936年に「科学者の道」という題名で
  • 全体公開 2007/12/24
  • 閲覧(1,817)
新しくなった
ハッピーキャンパスの特徴
写真のアップロード
一括アップロード
管理ツールで資料管理
資料の情報を統計で確認
資料を更新する
更新前の資料とは?
履歴を確認とは?