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連関資料 :: 社会

資料:4,235件

  • 自殺率の上昇と高度経済社会
  •  近年中高年の自殺率の上昇が問題となってきている。経済が発展し、近代化が進み、人々の生活は十数年前と比べても格段に利便性のあるものとなってきた。それなのに、なぜ人は自殺という道を選ぶのか。デュルケムの自殺論を基に考察したい。  高度経済成長下において、急激な生活水準の上昇に伴う新環境への適応が求められる現代、それは人を自殺に追いやりかねない単純アノミーを生む。人間の欲望は無限であるにもかかわらず、常に限りある充足しか得られないから、社会的歯止めとなる規範が必要となる。規範によって無限ともいえる欲望には制約が課せられる。そして、人は足りるということを知るのである。アノミーとは、この規範や拘束力が弱体化した状態のことをいう。しかし、経済発展によって生活水準が上昇すれば、人はさらに高いものを望み、その欲求を満たす困難性はますます増大する。一方、異なった水準の生活はそれぞれ欲望を制御する規範も持っている。その内容は状況に合わせて異なっているため、生活水準が変わると人は新環境の新たな規範を受け入れなくてはならない。その時、それまでの旧規範と新規範の間には葛藤が生まれ、人は激しい心理的緊張を感じる。しかし、人間はこのような心理的緊張に永く耐えることはできず、自殺に追い込まれることもありえる。現代の日本はまさにこの状態にあるといえる。さらに深刻なものとして、その生活の変化における非対称的ともいえる二重構造が挙げられる。十数年前には高嶺の花であった自動車やカラーテレビなどの商品が安価で入手できるといった生活の一面が上昇する反面、一方では公害や交通渋滞、住宅問題などによって安全性、利便性、快適性の維持が困難になる。また、インフレによる物価の上昇にも同じようなことが言える。これらは消費生活の上昇と感じることもできるだろう。
  • レポート 社会学 自殺 高度経済成長 デュルケム 自殺論
  • 550 販売中 2006/01/24
  • 閲覧(4,536)
  • ダーウィンの進化論の社会的影響
  •  スペンサーによって始められ、アメリカではサムナーによって広められた社会進化論は、ダーウィンの生物学的進化論と混同され、誤解されがちである。  それはとりわけ、「淘汰」(selection)という言葉のそれぞれの進化論で使われる意味の違いにおいてである。ダーウィンの進化論において使われる「自然淘汰」(natural selection)の対象となるのは個体、または先天的な生物学的能力である。たとえば、野生動物の世界では弱肉強食の結果として、適者生存の法則が支配しているということが起こる。この場合には、淘汰される対象は個体なのである。それに対して社会進化論においては、淘汰の対象となるのは、個人というわけではない。社会進化論で扱われるのは、自然淘汰ではなく、社会制度形成に関する淘汰、すなわち社会淘汰なのである。この誤解によって、社会進化論が人間社会において、自由放任・機会均等による「金メッキ時代」とも呼ばれる、南北戦争後の個人主義を正当化するものとして利用されることとなったのである。
  • レポート 社会学 社会進化論 サムナー スペンサー カーネギー
  • 550 販売中 2006/02/05
  • 閲覧(6,680)
  • 国際化と日本「コモンズの荒廃からの社会」
  • コモンズの荒廃や環境の劣化が「悲劇」といわれる所以は、コモンズを利用する個人の利益追求行為によって得られる利益はその個人に帰属するが、それに伴う弊害はコモンズを利用する者全員に降りかかるという事実にある。この事実が明らかになると、それまで自由放任であったコモンズの利用には制限や規則が付される。それと同時にコモンズを利用する者に「権利」が生じる。権利の行使と保障のために、さらなる制限や規則が付され、この過程によって社会が形成され、その社会を運営管理する機構をガバナンスという。  やがて社会機構が高度化してくると、個々人の利害関係を解決するには、ガバナンスの限界が見えてくる。なぜなら、法とは権力によって裏付けられ、その権力の存在もまた何らかの法によって支えられているのであって、その構造が柔軟性や応用力に欠けるからである。
  • レポート 総合政策学 コモンズ ガバナンス グローバライゼーション パラダイム インフォーマル
  • 550 販売中 2005/06/21
  • 閲覧(2,241)
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