連関資料 :: カウンセリング

資料:193件

  • グリーフ・カウンセリング(やっくんの瞳)
  • やっくんの瞳(難病の息子とともに十五年)/児玉容子/岩波書店 【内容の大まかなあらすじ】 1981年、ウェルドニッヒ・ホフマン病(脊髄性筋萎縮症の重症型/SMA1)という難病で生まれた息子の康利は人工呼吸器をつけて15年(1996年当時)、体を動くことも声を発することも自分で呼吸することも出来ない生活が続く。結婚して8年目でやっとできた子どもが難病と診断されたとき、ショックを受けたこともあったし、一生人工呼吸器をつけて生活しなければならないうえで動くことも、息子と話すこともできないと思ったら深い悲しみを感じたりもした。だが、担当医や医療従事者、家族、友人などに助けられ何回か病院から外へ出かけることができ、病院の庭を散歩することからディズニーランド、海水浴、新幹線に乗るまでもできた。小さいころから母と息子の数少ない遊びの一つの音楽に興味を持ち、中学生になってからは作曲も出来るようになった。普段目をぐるぐる回すことで意思伝達をしていた息子と母は、ピアノの鍵盤を一つ一つ弾きながら息子が好きな音を選ぶという地道な作業を通し、自費製作CDを作ることになる。今(1996年)もやっくんとの病院生活は
  • 心理学 感想文 グリーフカウンセリング やっくんの瞳 SMA
  • 550 販売中 2008/09/23
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  • 2320 カウンセリング演習 設題1
  • 「カウンセリングの歴史と課題について述べ、これからのカウンセラーに必要な資質とは何か述べよ」  カウンセリングという言葉自体は古くからあった。宗教曲の中でキリストは「偉大なカウンセラー」と呼ばれている。カウンセリング的な行為自体も昔からあり、教会では人々の悩みの相談を聞いたり、援助活動を行っていた。しかし、独立した職業としてではなく、ついでという感じであった。カウンセリングという言葉が今日の様な専門分野の意味として使われ始めたのは1900年代の初め、アメリカにおいてである。カウンセリングに影響を与えた動きは大きく分けて三つある。  一つ目は職業指導運動で、時代のニーズによって生まれたものである。19世紀のアメリカは、産業革命によって産業構造や職業構造が激変し、アメリカのGNPは1890年から1929年までに3倍になった。しかし、それは国民にとって適応の難しい変化だったのだろう。就職後に転職や退職をする若者が相次いだ。若者が人生や将来について思い悩むのはいつの時代にもあるが、価値観や生活様式が激変したために大人たちが若者を指導することは既に困難になっていた。L・タイラーは「急激な社会変化と大人の相談能力の喪失」によってカウンセリングが誕生したと述べている。  このような状況の中でボストンを中心とするガイダンス運動が始まった。1908年フランク・パースンズが職業局を開設し「丸い釘は丸い穴に」というスローガンで適材適所の職業指導を行った。パースンズは著書『職業の選択』の中で初めて「カウンセリング」という言葉を職業指導として使っている。職業カウンセリングは、相談活動として社会的に認められ、パースンズは「カウンセリングの創始者」や「職業指導の父」と呼ばれるようになった。  二つ目は、第一次世界大戦の影響で発達した教育測定運動である。心理学は戦争によって発達することが多い。人間を有効に使うことに国が力を入れるためである。ソーンダイクなどの心理学者たちが様々な知能、性格、適性テストを開発した。ビネーとシモンが1905年開発した知能検査は有名である。軍隊における選抜と訓練計画に貢献することで臨床心理学は社会的地位を得たと言われている。やがてこれらの技術が教育界に導入されて行くこととなる。  三つ目は精神衛生運動である。1908年にクリフォード・ビアーズが『わが魂にあうまで』という本を書き全国精神衛生教会を作った。ビアーズ自身がうつ病になり患者の内的世界を体験したため、治療者サイドからでは見えなかった精神病院の問題に気付いたという。精神衛生という観点から病者への理解を深め、予防のための改善運動を始めた。ここにきて初めてカウンセリングが個人の内的世界を援助するようなかたちで行われるようになったといえる。人を外側から理解するだけでは不十分で、異常とみられる言動も内側から理解しようとすれば了解可能であることがはっきりしてきた。精神衛生運動は、後のカウンセリングの発達に大きな影響を与えた。  さて当時はカウンセラーがカウンセリングを行い、精神科医が心理療法を行うものと決まっていた。カウンセリングやり方は医療をモデルとしており、まず検査などで必要なデータを集め、それをカウンセラーが判断し、権威をもってクライエントにアドバイスを行うというやり方である。それに対し1940年カール・ロジャースが非指示的心理療法を打ち出した。来談者中心療法の誕生である。ロジャースは著書『カウンセリングと心理療法』において、人は成長する力や自己実現していく力を内に秘めており、カウンセラーの役目はクラ
  • 「カウンセリングの歴史と課題について述べ これからのカウンセラーに必要な資質とは何か述べよ」
  • 2,200 販売中 2007/11/09
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  • 2320 カウンセリング演習 設題2
  • 「現代人の生活とカウンセリングについて考え、カウンセリングがどうあるべきか述べよ」  かつて人間の生活は自然現象に大きく左右されていたが、近年になって自然の不安定さが克服され、代わって新しい種類のストレスが生まれた。分業や管理社会化が進み、生活自体が機械化されてきた。経済競争は激化し、会社も社員も「生き残り」を賭けて戦う。個人の健康や幸せ、地球の自然環境などはなおざりにされ、ひとりの人間として全体性が失われている。子どものころから、テスト、受験、就職、昇進と終わらない競争の中で「合格」か「不合格」か試されることの連続だ。失敗や脱落したものは排除されてしまう。そもそもヒトという種類は、猫や虎のような単独で生きる生き物ではなく、猿やゾウのように群れで生きる生き物だ。疎外されることは殆ど死に等しい苦痛となる。  また職場や近隣などの集団には、かつての共同体のような個人を守る力や自浄力がなくなってきている。むしろこれからの対人関係の中で苦悩したり、生活の不安から体調を崩すことも稀ではない。ひきこもり、不登校、学級崩壊、少年犯罪、PTSD、リストラ、自殺の急増、老後の不安など、現代人を取り巻く状況は決して幸福なものとはいえない。実際、精神障害者の人数も増えている。しかいそれも正常者のかかえる困難と程度の差があるだけで、本当は誰もが多かれ少なかれ神経症的なのだ。  このような背景の中で、カウンセリングへの関心は急速に高まっている。プロの聞き手に自分を語ることによって、苦しんでいた症状が消えたり、無理な理想を求めずに自分の人生を受け入れ、生きていく力がでてくる。自分の問題は自分が一番知っているようでいて、不思議と他人に聞いてもらうほうが気持ちも整理されるし迷いが吹っ切れたりする。現代社会においてカウンセリングは、私たちの「こころ」に対して重要な援助の方法であることは間違いない。  では現在のカウンセリングはどういう形でどういうことに役立っているのであろうか。まず児童相談所、教育相談所、保健所など様々な公的相談機関が用意されている。核家族化により、かつては表面化しなかったような育児問題が顕著になってきた。幼い子どもの場合、親のカウンセリングだけで子どもの問題が改善されることも多い。だから親とはいえ一人の人間の率直な悩みの表出として受け止め、支えていく必要がある。実際には親の相談と子どもの相談を並行して行う共同治療が一般的である。  また家族関係を援助するものとして家族カウンセリングがある。家族療法は1950年代にアメリカで生まれた。人の体において内臓が他の器官との関連で働くように、一人の人間も周囲の人たちとの相互作用の中で生きている。 家族というひとつのシステムを対象に心理療法をおこなう。犯人探しをすることなくパターン化された関わり方を変えていくことができる。  小、中、高校においては、いじめ問題への対策の一環として、平成7年度から文部科学省によって「スクールカウンセラー活用調査研究委託事業」が導入された。その後、事業委託者が国から各都道府県教育委員会に移りスクールカウンセラー設置校数が全国的に急増している。近年、自閉症の子どもや家庭内暴力、学校内暴力、登校拒否などの情緒障害による不適応が増えているが、その点でもスクールカウンセラーの活躍が期待されている。学校カウンセリングは、地域社会全体と広く関わりながら柔軟に援助を進めていくコミュニティ・アプローチの側面を持っている。生徒へのカウンセリングだけではなく、教師に対するコンサルテーションの役割も重要な柱だ。専門の
  • 現代人の生活 カウンセリング
  • 2,200 販売中 2007/11/09
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  • 学校カウンセリングの意義、方法および今後の課題
  • 「学校カウンセリングの意義、方法および今後の課題について述べなさい。」  不登校・いじめ・非行など学齢期にある子どもの行動が、学校の問題としてのみではなく、広く社会現象としてとらえられるようになってから久しい感がある。特にこれらの問題に対して、教育的かかわりのみでなく、カウンセリング的かかわりの重要性がさけばれ、学校におけるカウンセリングの必要性が強調されてきており、世間の関心が高まっているのは言うまでもない。  学校で行われるカウンセリングは教師の役割であるというのが一般的に考えられている。もちろん教師もそれを念頭においた上で児童・生徒と接しているであろう。教師は授業をして、テストをして成績をつけ、学級運営をしていくという役割を担っている。その上で学校カウンセリングとして、児童・生徒の様々な相談にのり、受容し共感して問題解決の手助けをしていくということはそう簡単なことではないのも事実である。逆に児童・生徒側からみるとどうであろうか。ある中学生の調査をみると「何か悩みがあった時に誰に相談するか」という設問に対し、1位が友人・先輩で40.2%、2位が親で31.4%、3位が教師でわずか6.5%にとどまっている。このことから生徒・児童からみると教師を相談相手としてはほとんどみていないのである。すなわち学校カウンセリングにおいて教師がその役割を担うのは容易なことではなく、同時に矛盾があるのである。では児童・生徒が友達や親に話せないような悩みを誰に相談すればいいのであろうか。そこで学校カウンセリングという新しい世界を切り開くきっかけになった文部省の「スクールカウンセラー事業」(1995年度より)が登場したのである。
  • レポート 教育 教育相談 学校カウンセリング
  • 550 販売中 2008/05/11
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  • 学校カウンセリングの意義、方法および今後の課題について
  •  「学校カウンセリングの意義、方法および今後の課題について述べなさい。」  近代に入り社会の構造が複雑化するにしたがい、人々の悩みも多岐にわたり、その相談内容も多様化してきた。今日一般に使われるカウンセリングという概念は、一定の知識や技術を持ったカウンセラーが、そのために、日常生活において生じる悩みや問題を持ったクライエントを、自発的に自分で意思決定できるようにするという目的でできあがり発展してきた。 カウンセリングの必要な人は、なんらかのことで心理的に悩みを持つ人であり、まず悩みの内容をよく知ること、次いでその悩みの生じた原因を明らかにすること、そしてその原因を取り除くように働きかけることこそがカウンセリングであるといえる。 私たちの心は理想の姿を求める超自我、快楽を求めるイド、そのどちらかを選び自分の行動を決定する自我の三十構造によって成り立っている。 これは、精神分析学者フロイトによって提唱された人間の精神構造を3つに分けた概念であるが、これによるとイドは快楽原理に基づいて、本能のままに欲求を出して満足を求め、このイドの上に存在し、理性的にイドをコントロールするのが自我、最後に超自我とは、常に道徳や良心、社会的規範によって意識的であろうとする部分である。超自我は自我の意識よりも強く、イドを律する。つまり自我は、イドと超自我の間に立つ調整役ということもできる。この三つの関係が乳幼児期から第一反抗期、児童・生徒期、思春期、第二次反抗期を経てバランスを保ちながら、順調に発達するのが望ましいが、自我や超自我の未熟により、神経症的性格が強まり非社会的行動を引き起こしたり、反社会的行動を引き起こしたりすることもある。 カウンセリングには、治療的カウンセリングと発達援助的(開発的)カウンセリングの2種類があるが、前者は主に神経症(ノイローゼ)の患者を対象に行われ、後者は、治療的なものが目的ではなく、子どもの人格がバランスよく発達を遂げるよう援助することが目標であり、学校カウンセリングといえば多くの場合、こちらをさす場合が多い。 エリクソンの考えによる発達課題という言葉によると、人間はその発達段階に応じて、解決していかないといけない課題があり、それが未解決のまま成長していくと、後の段階までそれを引きずることになり、様々な不適応を引き起こす可能性があるというものである。一般的に、幼児期の母子分離や、児童期の同世代との遊び、思春期の自分の存在感の感知、青年期の家族の中の自分が心のテーマとしてあげられているが、大切なのは、すべての子どもがそれぞれに発達途上であるという視点を持つことであり、個々の子どもたちが発達のプロセスにおいて、どのような体験をし、それがどんな心の世界につながっているのか、その中でのその子の心のテーマとなっているのかを十分に理解することである。そして、その心のテーマを少しでも解決し、現実的な発達ラインに乗せられるように、必要な体験を提供していくということが、まさに発達途上にある子どもたちを相手とする「学校カウンセリング」において重要な姿勢なのである。 学校カウンセリングでは、対象となる児童・生徒の場合、イド・自我・超自我の関係は常に流動的であり発達的である。彼らの症状や問題行動は、この三者がアンバランスであるというサインとして受け止め、これを修復し、症状や問題行動の改善をはかるということを目的とするのである。 不登校・いじめ・非行などといった学齢期における子どもの行動が、学校の問題としてだけではなく、広く社会現象としてとらえられるようになって久
  • レポート 教育学 教育相談 学校カウンセリング フロイト 自我
  • 550 販売中 2007/02/12
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  • 学校カウンセリングの意義,方法および今後の課題について
  • 1 学校カウンセリングの意義 今や学校カウンセリングは全国の学校に着実に定着しつつある。急激な社会の変化に伴い,学校教育の困難の度合いが年ごとに拡大する時代の中で,学校カウンセリングへの関心と期待が一段と高まっている感が強い。カウンセリングの導入によって,現在学校が抱えている諸々の問題が解決するとは考えないが,学校カウンセリングの活用は,これからの学校教育の進展を左右する大きな教育課題であるといえる。  では,何故学校現場においてカウンセリングが必要なのだろうか。 現在,学校では,いじめ,不登校,非行,学級崩壊などのさまざまな教育的問題が数多く起こっている。
  • 教育相談 生徒指導 学校カウンセリング 課題 佛教大学
  • 550 販売中 2009/12/18
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  • 学校カウンセリングの意義、方法および今後の課題
  • 学校カウンセリングの意義、方法および今後の課題について述べなさい。 現在、戦後最大の変革とも言われる文部省(現文部科学省)による「スクールカウンセラー活用調査研究委託事業」が進行している。学校という場におけるカウンセリングに世間の関心が高まっているのは言うまでもない。  学校で行われるカウンセリング(学校カウンセリング)は教師の役割であると考える人は多い。もちろん、教師自身もそのつもりで児童・生徒と接していることであろう。教師はクラスの担任として、学級運営をし、教科・生徒指導を行い、統制し、管理しつつ、成績の評価をつけるという役割をも担っている。そのうえで更に、児童・生徒の様々な悩みや相談にのり、受容し共感して問題解決の手助けをしていかなければならない。
  • レポート 教育学 教育相談 スクールカウンセラー 学校カウンセリング
  • 550 販売中 2006/07/12
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