連関資料 :: 人間が人間であることとは

資料:339件

  • 多様な人間関係:男と女を読んで
  • なぜ、男がズボンをはいて女がスカートをはいているのか。なぜ、男女の社会的役割は男性が外で働き女性は家事をして子供を育てるのというのが一般的なのか。日本の教育を受けて育ってきたなかで、このようなことを考えたことなど一度もなかったし、また、これがあたり前で普通のことだと思っていた。 日本のように男が外に出て女が内にこもるという文化は、男は強くて女は弱いという考え方から生まれたのだろう。たしかに身体的に見ると女の体は男の体よりも、背が低く筋肉も少なく全体的に華奢なつくりになっている。骨も細いのかもしれない。だから、女は男より弱いのだ。きっとそんな簡単な理由でずっと昔から日本では男尊女卑が存在し続けているのだろう。だから今日のように多くの女性が外で仕事をもち、男性と変わらず仕事をこなしているのに、社会では不平等に扱われ、既婚の女性は家庭でも家事育児をこなすことを前提に夫から許可をもらい働いていることが多いのではないか。しかし、男女平等を唱えても、この問題は簡単に解決できるものではないだろう。なぜなら日本の文化の一部なのだから。 女性を否定的なものとみなしている文化は日本だけでなく多いようだ。男性は猛獣などといった目にみえる敵と戦う。女性は幽霊や妖怪など人々にとって恐ろしく不可解な存在と関連していると思われている。きっと、まだ医学や科学、生物学なんかがない時代に女性の体に起こる生理現象を理解できずに女性を神秘的なものだとみなしたのではないだろうか。神秘的でそれらと関連しているだけではなくそのものとして扱われることさえあるのだ。 見えないものからの恐怖を和らげるために、また原因不明な現実や自然現象への恐怖を紛らわすために目に見えるものを悪としたのだろう。このような文化では、男性は外に出て女性は内にいる。 まったく逆もあるようだ。 女性が積極的に漁業や交易を行っている民族がある。そこの男性は依存心が強く繊細で非実戦的なのに対し、女性は積極的能動的実践的であるようだ。
  • レポート 社会学 文化人類学 男と女 人間関係
  • 550 販売中 2005/06/19
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  • 道徳教育は人間にとってなぜ必要なのか。
  • 第一説題 道徳教育は人間にとってなぜ必要なのか。 ⇒道徳は、人間の生き方を示し、我々人間に対して真理を示すもので、真理を求め、より人間的な生き方を探るために、人間には道徳が必要であると考えます。では、なぜ人間にとって道徳教育が必要なのでしょうか。 まず、第一に前述のとおり、より人間的な生き方を探ることを知らしめる一面があると思います。ソクラテスの考える道徳は、もっと広い意味での「徳」全般のことですが、「自分で自分自身に打ち克ち、節制する」、つまり自分に中にあるもろもろの欲望や、それに伴う快楽を支配するというような、正義や節制の徳です。これを教育として人々に施し、よりよく理解させてこそ人間的な生き方が探れるのではないかと思います。近世の哲学者においても、カントは、人間の教育の本質は道徳を学ぶことにあると絶対的真理として求めていて、人は教育され、「道徳化」が必要であり動物性の状態から、人間性の状態をへて責任を負うものとしての存在、人格性の状態へと素質を展開していかねばならないとし、人間として自律的、理性的に行動できるようになり、さらに自分自身を自覚し、内なる良心としての道徳的法則に従うよう
  • レポート 哲学 道徳 教育 教員免許 通信教育
  • 550 販売中 2007/03/07
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  • 人間発達学 思春期の心と身体
  • 人間発達学 思春期の心と身体  ルソー第4段階 青年期:社会的な存在になる。科学や道徳において理論的なことに関心を示す 第2の生命の誕生 エリクソン 第5段階 青年期 アイデンティを獲得しアイデンティの拡散を克服する時期 忠誠心を獲得する時期 ピアジェ 第4段階 形式的な操作期 具体的操作思考段階から形式的操作思考へ思春期 は大人と同様の思考様式、形態を獲得しつつある時期 ハウ゛ィガースト 第3段階 青年期 発達課題 同年齢の男女との洗練された新しい交 際を学ぶこと 男性として、または女性としての社会的役割を学ぶこと 特色 仲間集団における結びつきが家庭や学校より強くなり独立性、人間観を発達させる 第2次性徴の出現(個人差がある) 男性:陰茎の発達 骨格筋の発達、声変わり、陰毛、腋毛、髭の発達、精通 女性:乳房の発達、皮下脂肪の沈着、陰毛・腋毛・の発達、 月経の発来(初経平均11歳) 女子の方が男子より早い 身体の変化→外見による男女の違い  性の意識    思春期とは  学童期から青年期への移行期 子どもから大人への移行期 12歳~16歳くらい 疾風怒涛の時期(スタンレー・ホール) 自我同一性の獲得(エリクソン) 否定期 第2反抗期(ビューラー) 自我の発見の時代(シュプランガー) 身体の形態:機能が急速に変化 性ホルモンの分泌→第2次性徴 子どもから大人への過渡期 第2反抗期 自意識が芽生える 他人の目が気になる 身長・体重の変化と発達加速化現象 増加のピーク   男子・・・11~13歳            女子・・・8~11歳 発達加速化現象・・・世代が進むにつれて、身体の発達が加速的に増大し、成熟が早期になっている現象 全般的にみられており、食生活等の変化によるもの? 形態・機能的側面の発達 内分泌の変化:視床下部・・・ホルモン性分泌物・・・脳下垂体 →甲状腺刺激ホルモン(TSH)・・・・甲状腺・・サイロキシン  →副腎皮質ホルモン(ACTH)・・・・・副腎・・コルチゾール、副腎アンドロゲン  →性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)・卵巣、精巣・・エストロゲン、テストシテロン  →成長ホルモン(GH)・・・・・・・ 大人のからだをつくる準備をする指令が飛ぶ 死因順位と受療率 死因順位・・・自殺の多さ 生と死の意識 意識が発達した表れ          様々な死因があるが「死への憧れ」がある時期          「死」の捉え方 現実で生きることの辛さ 10歳~14歳の死因順位 1位不慮の事故 2位悪性新生物 3位自殺 4位心疾患 5位先天奇形 染色体異常 15歳~19歳の死因順位 1位不慮の事故 2位自殺 3位悪性新生物 4位心疾患 5位先天奇形 染色体異常 自殺原因:健康問題 学校問題 男女問題 家庭問題 等 受療率(病院にかかる率)・・青年期は最も低い いわゆる医学的な病気によるものは少ない あるいは受診拒否 →学校保健が重要(病院=来る人は受け入れるが呼びに行ったり、治療に行くのは難しい)  学校で繋がることで援助が出来る 心のしんどさが身体に出やすい 身体のしんどさが心にでやすい時期 身体・心理・社会的側面にそれまでの時期とは質の異なる変化が生じる 心理・社会的側面の発達 アンバランスな時期 身体の急速な変化への戸惑い。心がついてこない。身体と心のアンバランス  自立を求めるけれど、まだまだ大人に依存しなければならないというアンバランス 大人と子どもの境目。境界にあるというアンバランス・・・どちらに転ぶか  個性の違いがお互いに受
  • 人間発達 思春期 身体
  • 550 販売中 2008/03/24
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  • 人間関係論 愛着と社会的ネットワーク
  • 私は乳幼児期における愛着と青年期以降の社会的ネットワークとの間には重要な関係が見られると考える。 愛着とは、人間と情緒的に結びつきたいという要求をもつ状態をいう。子どもが育つには、その子にとって特に重要な中核となる人間、愛着の対象となる特別な人間が必要である。 乳児が最初に愛着をするのは、母親であることが多い。愛着を基にした母子の情緒的な絆が大切なことは確かである。しかし、その位置づけには、大きくわけて2つの考え方がある。  その一つはボウルビイの愛着理論に代表されるものである。それは子どもをとりまく人びとのうちの一人の大人、特に母親がとりわけ重要であり、母子関係のあり方がその後のあらゆる人間関係の基礎になるという考え方がベースになっている。 彼は、心身ともに発達に遅れのみられる施設病(ホスピタリズム)の子どもを研究して、その原因を母親の愛情のこもった働きかけや世話を受けられなかったための「母性愛剥奪(マターナル・デプリヴェーション)」によるとした。そして発達初期における母性愛剥奪は重大な障害を生み、しかもその影響は決定的で永続的だと考えた。  二つ目の考え方は、そのボウルビイの考え
  • 環境 子ども 社会 発達 人間 いじめ 幼児 ネットワーク 障害 人間関係
  • 550 販売中 2009/03/16
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  • 教育学概論Ⅰ(人間と教育) ①
  • 教育学概論Ⅰ(人間と教育) ①(2002年4月15日) 初回の授業のため、ガイダンスとして以下のようなことを話した。 ◇教育学への入門、教育学の立場はどういうものか ◇「教育」を客観的にみていく思考法 ◇導入:「教育学」や「教育(について)」は学ぶに値する学問か ◇これから「教育学」に興味をもってもらえればいい (3クラス担当のため話し方は違いもでているが、話したことがらは次のような内容である)  今日が最初の授業で、初対面ですから、私にも皆さんにも多少の不安がまだあると思います。まず、私はこちらの大学は今年が初めてなのですが、まだ大学のシステムなりをよく知っていないですし、雰囲気にも慣れていない。皆さんはどんな講義についても同じでしょうけれど、「この授業は難しくないだろうか」「どんなことを学ぶのだろうか」という不安があると思います。簡単に言うと、この授業は読んで字のごとく「教育学」というもののおおよそについて説明していくというものです。教育学の入門だと思ってもらってもいい。  しかし、こうして簡単に言ってみて、それで不安がとけるかというとそんなことはないはずで、まだわかったようでよくわからないという状態と思います。まずなによりも「教育学」自体がわかるようでわからないのではないでしょうか。まだ大学の講義の中でも「哲学」や「倫理学」「宗教」「経済学」や「外国語(英語など)」などは中・高校までの授業に含まれてきた部分もありますが、しかし「教育学」はこれまで「授業」としては受けてきていなかったのではないでしょうか。イレギュラーや例外としてはともかく、通常の授業としてはなかったと思いますし、ですから「何をするのか」がよくわからなくて不安だろうと思います。そしておそらく、どうやら「教員」になるための学問なのではないかなどと想像する人も多いのではないでしょうか。この予想は一面としては当たっています。  しかし、皆さんは「教育学」は初めてかもしれませんが、「教育」ならいままで受けてきていますし、まさに「いま」もこうして大学に来て授業に参加しているわけです。その受けてきている「教育」というものについて客観的に考えていくモノサシ、理論、データを分析したものなどが「教育学」というものだと言っていいと思います。だからいままでは「受けて」いた立場でしたが、たしかに教員になれば「授業をする」立場にと変わるわけです。それは視点や考え方がかわってくるというもので、さらに他人を教育することへの意識や責任感も必要になります。少なくとも複数の立場を理解するという意味では客観的ですし、ですから「教職科目」として「教育学」があるのだともいえると思います。ただし私は「教職」のためだけにあるとは考えていません。十分に教養として役に立ち、また人間の形成や社会の問題などを考えていくのに有効な、「つかえる」学問であると思っています。半年から一年間の授業で皆さんが「教育学って面白い」「教育学ってつかえるかも」と思ってもらえるように授業をすすめていきたいと思っています。  さて、皆さんは大学に入ってきて「不安」があるかもしれないけれども、また「期待」もあるのですよね。大学を希望どおりに入れなかった(不本意入学)などの不満があったり、ただなんとなく入ったという人もいるかもしれないですけど、それはどんな人間でも他人には言わなくても悩んだり、考えこんだり、揺らいだりすることはあることです。「自分って何?」とか、「生」とか「死」とかを考えることもあるでしょう。私も最近すばらしい人生の恩人を亡くしたば
  • 全体公開 2008/01/14
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  • 人間発達 思春期の心と身体2
  • 人間発達 思春期の心と身体2  不登校「何らかの心理的・情緒的・身体的あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくてもできない状況にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)  不登校の数は増加、ここ2、3年はわずかに減少 不登校の背景  本人の問題(不安など情緒的混乱、無気力)  家庭生活の問題・・親の夜遊び、夜の仕事→朝、親が起きられない、母子家庭など・・・  友人関係をめぐる問題・・・中学生以上は他人の目が気になる  学業不振・・・発達障害とリンク→学業不振       保育園は野放しでOKだが・・・小学校は授業を聞かなければならない  2年生→静かにしていない子が多い→勉強は難しくない→不登校は少ない 高学年→周りとのギャップ(周りの人は出来るのに自分は出来ない)→不登校     学校に行きたいのに行けない。学校=集団生活 個別の相談が難しい ・・・・・背景は様々であり、1つではない。 不登校の捉え方  「特定の子どもに特有の問題があることによって起こることとしてではなく、どの子にも起こりうること」→社会全体として捉えていく  学校に行かない→親、教師がなんとかしようとする→子どもから大人へのメッセージ なぜ学校に行かない?→行かないことで何かを伝えたい 子どもに目を向けて欲しい。考えてほしい(子どもからのメッセージ)  しんどさの表現としての不登校      学校に行かない子の周りの子にも連鎖する      集団のバランスを取るために、それぞれが役割を持っている            ↓      良い子(見過ごされやすく、しんどさを溜め込みがち)      出来る子、良い子にも目を向ける 不登校への関わり  なんとか学校に行かせようとする⇔学校に行く、行かない、より            その子のしんどさを理解する。  家庭へのアプローチへの難しさ   親の立場・・・学校側に個人的なことも絡んでくるのでプライベートなことを知られるのが嫌      学校が親の代わりに。        問題に直面し困っている親→問題ない  問題に直面し困っていない親→学校側との接触を避ける    長期欠席による学力低下と、人間関係に入っていくことの難しさ            ↓↓  学力のフォローと、集団につなぐ個人的な関わり(家庭訪問やクラス行事)  子どもや親の質の変化=早期退職される先生急増     60年、70年代→不登校は刺激を与えない→学校に行く呼びかけはNG 情緒的な主な問題  アスペルがー(人の気持ちがわからない、回りとの関係がもてない)  自閉症(目を合わせない、抱っこされるのを嫌がる)  発達障害 etc・・・原因がわからない。特性があるので理解して接すると問題は少ない   LD=学習障害→個別プログラム    勉強が出来ない→いじめの原因 いじめられている子は自尊心が低い 性感染症  全体的な増加傾向  性の一脱行為・・性行為等の禁止に触れる行為     中高生で全体の70%を占める  女性の方が多い・・・女性の方が症状が自覚されにくい。菌が排出されにくい  性の病気への抵抗。受診へのひっかかり    性器クラミジア感染症:症状が出にくい。おりものが多くなる。子宮内膜炎や卵管炎を引き起こす    性器ヘルペス:水泡が出来る。抗ウィルス剤    尖形コンジローマ:イボのようなものができる 抗ウィルス剤    淋菌感染症:喉に感染することも。喉や目にも症状が・・・  HIVへのフォロー・・・すぐ死ぬ
  • 人間発達 思春期 身体
  • 550 販売中 2008/03/24
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  • 人間性の形成にとって教育はいかにあるべきか
  • 辞書を引いてみると、「人間性」とは、人間特有の本性、人間として生まれつきそなえている性質、人間らしさとある。これでは、あまりにも広義的・多義的であり難解である。従ってここでは、「人間」の「性質」つまり「人間であること」というのはどういうことなのであるか、という観点から。「人間」にとっての教育の必要性について考えていく。  そもそも、「人間」とは何なのか。カントは「教育学」の冒頭において「人間は教育されなければならない唯一の被造物である。」と述べているが、その理由について、次のように述べている。人間以外の動物は生きるための能力があらかじめ「本能」として与えられているのに対して人間は本能ではなく
  • 教育学概論 レポート 創価大学
  • 550 販売中 2008/04/23
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  • 水曜1限人間性レポー1
  • 水曜1限 人間性レポート「生命と身体」   『スポーツメンタルトレーニング』について 私は大学で男子ラクロス部のマネージャーをやらせてもらっている。多くのプレイヤーと接していく中で試合・練習の際にいかにメンタル面でのトレーニングが大事かということを実際に目で見て学んできた。もともと興味を持っていたことに加え、ちょうど授業で似たようなテーマを扱っていたのでこの機会にスポーツメンタルトレーニングについて調べてみた。 スポーツ心理学会編集の「スポーツメンタルトレーニング教本」(大修館書店、2002年)には、以下のようにある。(「 」内抜粋) スポーツメンタルトレーニングとは「スポーツ選手や指導者が競技力向上のために必要な心理的スキルを獲得し、実際に活用できるようになることを目的とする、心理学やスポーツ心理学の理論と技法に基づく計画的で教育的な活動」 であり、また、『心理的スキルの獲得・競技生活の問題点の克服・競技哲学の育成などを通した、「試合での実力発揮・競技力向上を目的とする全人的成長へ心理的な取り組み」 である』ということになる。 このふたつに共通している点は、『競技力の向上のために、「心理的スキル」や試合場面で使える「テクニック」を手に入れて、どのような場面でも自分で自分をしっかりとコントロールできるようになる』ということだ。 メンタルトレーニングとは何をするのか この質問の答えはわりに明瞭だ。主に行うのは、競技力向上のための「心理的スキル(Psychological Skill)」の指導だ。これは、スポーツメンタルトレーニングでは競技をしている中での悩みごとの相談というよりも、心理的なスキルを身に付けてもらうことを目的としているということである。だからと言って悩みは一切聞かない、ということではない。トレーナーと選手との間に信頼関係が築かれたときには聞かせてもらうこともあるが、トレーナー側から積極的に悩みを聞いたりはしないということである。 スポーツメンタルトレーニングのプログラム それではスポーツメンタルトレーニングで指導する心理的スキルと、その流れを以下に大まかに説明する。 (1) 目標設定 多くのプレイヤーはすでに競技に対して何らかの目標を持っているだろうが、その目標を実際に言葉にすることができるだろうか?またいろいろな目標が漠然としていて、達成にかかる時間や達成するための方法等が明確になっていないかもしれない。 「目標の設定」は自分の目指す競技レベルや具体的な成績についての目標を明確にして、さらにそれらを一つ一つ達成していけるように順序立てていくことを目的としている。そして目標の実現に向けてやるべきことを明確にし、自覚することが最終的な目標である。 (2) ピークパフォーマンス分析 フィジカルなトレーニングと同様、メンタルトレーニングでも自分の今の力量を知らなければ効果的に行うことはできない。つまり、自分の心理的な能力がどれほどのものであるのか、もしくは自分が今どのような心理的状態にあるのか、を把握していかなければならないということだ。試合のときの状態を知り、書き込み用紙や質問紙を使って振り返り、イメージトレーニングやイメージリハーサルに活用していく。 (3) リラクセーショントレーニング 競技としてスポーツを行っている以上、過度の緊張状態や競技に対する不安を感じることがあると思われる。 リラクセーショントレーニングは競技直前に起こる過緊張や競技不安を軽減するために、緊張感や不安感に対する感じやすさを低減するためのトレーニングであり、技術
  • スポーツ メンタルトレーニング トレーニング メンタル
  • 550 販売中 2008/06/21
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  • 人間行動としての知覚と運動の関係について 〜考察と感想
  • <講義の概略> ○人間の情報処理システム  運動とは人間にとって非常に重要な要素であり、人間が生活していくうえでの行動の可能性を意味し、また知的行為や行動と同じように脳の活動によって行われる。この知覚運動制御に関わる情報処理としては、感覚・知覚・認知・運動が挙げられ、それらの処理は脳や脊髄、筋肉・骨格系で行われる。 情報の記憶については、手段記憶や知覚表象システム、意味記憶、一時記憶やエピソード記憶などがあり、これらを短期感覚貯蔵・短期記憶(STM)・長期記憶(LTM)などの記憶システムでそれぞれの対象に応じて分けて記憶されている。 運動の記憶に関して、その学習においてはパラドックスが生じることもある。例えば、ひとつの技術を練習するときに一定練習と多様性練習のどちらが効果的かという問題に対して、Shea & Kohl(1991)の実験では運動学習(長期記憶)における多様性練習の効果が明瞭に表されている。また複数の技術を練習するときにはブロック練習とランダム練習の場合では、結果的にはランダム練習のほうが大きな成果が上げられている。また情報は即時的に、正確に、頻繁に、豊富に与えると学習は効果的に進むというソーンダイク理論について、フィードバック(アドバイス)の与え方についての実験も行われたが、要約フィードバック(ある程度まとめてアドバイスをする)は練習中の反応では直接的フィードバック(逐一アドバイスを与える)よりも劣るが、学習効果の保持では優れているという結果が残されている。運動の記憶に関しては、練習中の反応が好ましくない方が学習成果の保持の面では優れているというパラドックスがある。
  • レポート 人間の情報処理 知覚刺激 運動制御 膝蓋腱反射 中枢神経系
  • 550 販売中 2005/07/21
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