連関資料 :: 実験
資料:323件
天然物有機化学実験 ,シリカゲルカラムクロマトグラフィ
天然物有機化学実験 (シリカゲルカラムクロマトグラフィー,抗菌活性測定)
<目的>
天然物の抽出、精製法を学ぶ。
機器分析による定性法を学ぶ。
機器分析による定量法を学ぶ。
天然生物活性物質の探索法を知る。
<原理>
カラムクロマトグラフィーは、筒状の容器に充鎮剤詰め、そこに溶媒に溶かした反応混合物を流す。化合物によって充鎮剤との親和性や分子の大きさが異なることを利用して、分離が行える。
カラムクロマトグラフィーの一種である高速液体クロマトグラフィー(HPLC)は、機械的に高圧をかけた液体で分析物をカラムに通すことで、各物質が固定相にとどまる時間が短くなるので、分離・検出の能力が高くなる。
MS(mass spectrometry,質量分析)は、高電圧をかけた真空中試料をイオン化すると、静電気によって試料は装置内を飛行する。飛行しているイオンを電気的・磁気的な作用などにより質量電荷比に応じて分離し、その後それぞれ検出することで、質量電荷比を横軸、検出強度を縦軸とするマススペクトルを得ることができる。
NMR(nuclear magnetic resonance,核磁気共鳴)は、外部静磁場に置かれた原子核が固有の周波数の電磁波と相互作用する現象のことで、この固有の周波数が分子内でのその原子の環境によってわずかに変化することを利用し、物質を分析することができる。
<方法・手順>
実験1 Botrytis cinerea 代謝産物の抽出
基礎実験で作製したBotrytis cinerea 培養物を吸引ろ過し、ろ液(200mL×2本)を500mL三角フラスコに移した。
ろ液に6N-HClを3mL加えて、よく攪拌した後、pH試験紙につけてpH2~3になったことを確認した。
ろ液100mLを分液漏斗に移し、酢酸エチル50mLを加えて軽く振り混ぜた。
分液漏斗の上の栓を開けた状態で、2層に分かれるのを待った。
水層を別のビーカーに出し、新たなろ液100mLを酢酸エチル層の残っている分液漏斗に入れた。
同様に振り混ぜた後、水層はビーカーに出し、酢酸エチル層は乾いた三角フラスコに入れた。
③~⑥をもう一度行い、ろ液400mLをすべて酢酸エチルで抽出した。
一度抽出し、水層として出した培養ろ液を③から⑦をもう一度行い、酢酸エチル抽出をした。
得られた約200mLの酢酸エチル抽出液に無水硫酸ナトリウム10g加えて、一晩放置した。
漏斗にろ紙を折ってのせ、酢酸エチル抽出液をろ過した。
ろ液をロータリーエバポレーターで濃縮乾固した。
(略)
実験2 Botrytis cinerea 代謝産物の精製
秤量したサンプルにアセトン1mLを加えて、サンプルが均一に溶けるようによく振り混ぜた。
シリカゲル0.5gを加えて、よく振り混ぜ、一晩放置した。
ガラスカラムにパスツールピペットを用いて、綿を詰めた。
シリカゲル1gを量りとり、少しずつカラムに詰めた。
シリカゲルの上に、前日にサンプルを吸着させたシリカゲルをのせた。
以下の7つの溶出溶媒をカラムの壁を伝わらせて、静かに注ぎ、溶出を行った。
n-ヘキサン(mL) アセトン(mL) 1 0% 10 0 2 10% 9 1 3 20% 8 2 4 30% 7 3 5 40% 6 4
TLC
活性
MS
NMR
イネ
抗菌活性
カラムクロマトグラフィー
HPLC
Botrytis cinerea
550 販売中 2008/05/25
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東工大:物理学実験 「アナログ回路」
1 実験の目的
オペアンプを用いた回路を作成し、その動作を確かめる。またオペアンプを用いた安定期及びボル
テージフォロワ、減算器を作成することでオペアンプの実用的な使い方を学ぶ。
2 実験の原理
今回の実験では、オペアンプを用いた。オペアンプの性質を次に示す。オペアンプは非反転入力と反
転入力、そして一つの出力を備えた演算回路素子である。オペアンプは図 1 のような回路記号で表され、
出力電圧 Eout は非反転入力 E+ と反転入力 E− により次の式で与えられる。図中では出力電圧がピン
番号 1、反転入力がピン番号 2、非反転入力がピン番号 3 で与えられている。
Eout = (E+ E−) (1)
ここで は増幅率である。理想的なオペアンプでは次のような条件が満たされているとする。
1. 入力インピーダンスが無限大
2. 出力インピーダンスが 0
3. 増幅率 が無限大
実在のオペアンプではこれらの条件は満たされていないが、満たされているものとしてその動作を論じ
ることができる。1 が満たされているときの動作は具体的には次のとおりである。
E+ = E− のとき Eout =
実験
回路
オペアンプ
増幅
原理
理想
抵抗
波形
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東工大:物理学実験 「デジタル回路」
ディジタル回路を組み合わせ回路を作成することにより、回路の動作を確認する。また、ディジタル
IC の動作条件について調べる。具体的には TTLと CMOS についてスレッショルドレベルとファンア
ウト数を求める。
2.1 組み合わせ回路
まずはじめに、組み合わせ回路を作成する。NAND 回路の真理値表は表1のとおりである。このNAND
入力 A
入力 B
出力
0
0
1
1
0
1
0
1
1
1
1
0
表 1: NAND回路の真理値表
回路を用いて OR 回路を作成する。OR 回路の真理値表は表 2 のとおりである。ブール代数を用いれば、
NAND 回路は A と B という入力に対し論理積の否定 ¯A ¯B を返し、OR 回路は A + B を返す。
入力 A
入力 B
出力
0
0
0
1
0
1
0
1
1
1
1
1
表 2: OR回路の真理値表
次に図 1 のような回路を作成した。
図 1: NAND回路を組み合わせて作った OR 回路
この回路は A と B という入力に対し
A A
B B =
¯A ¯B = ¯¯A + ¯¯B = A + B
入力 R
入力 S
実験
回路
ロック
NAND
種類
対応
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心理学実験 レポート 概念学習
まず概念とは一体どういうものなのであろうか。概念(concept)とは、個々の事物・事象に共通する性質を抽象し、まとめあげることによって生活体内に作られる内的表現と定義される。また、ある基準によって、事物・事象を一つにまとめることをカテゴリー化という。
概念が成立する心理学的過程は広く概念形成(concept formation)と呼ばれており、この問題は知覚、認知、思考、発達、言語、異常など、心理学の各分野に関係する。概念は一般に経験を通じて習得されると考えられている。つまり、我々は概念や法則の適用される事例(正事例、positive instance)や適用されない事例(負事例、negative instance)を経験することによって、それらを獲得していくということである。概念形成は、手がかりの範囲が未知で認知的枠組みの習得もふくめて概念を構成しなければならない場合をいい、既に学習された認知的枠組みとしての手がかり次元に基づいて新しい経験を範疇化して、概念を手がかり次元の組み合わせとして構成する場合の概念達成(concept attainment)とは区別される。
この実験では、我々が「新しい知識、法則(概念)」を獲得する際の環境をコンピュータプログラムによって作り出し、その過程を観察することを目的とし、加えてその結果が学習の過程を漸進的な過程とする連続説(continuity theory)であるか、ある時点で悉無律的に突然起こるとする非連続説(noncontinuity theory)のどちらにあてはまるかを検討する。
また、概念達成過程の様相を調べる際の典型的手続きである概念識別(概念同定、concept identification)の基本的な実験図式を学ぶこともこの実験の目的のひとつである。今回は1問につき1つの概念を内包する単純概念での実験を行った。
心理学
概念
概念識別
概念形成
日本女子大学
実験レポート
660 販売中 2006/11/06
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