連関資料 :: 実験

資料:323件

  • 心理学実験レポート プロトコル分析
  • 目的  本実験では、被験者に物語の発端部が与えられ、被験者はそれを見て続きの物語を自由に語る方法をとり、その発話データについてプロトコル分析(エピソード分析)を行った。  プロトコルとは、その人の思考、思考過程を発語してもらったものである。プロトコル分析(protocol method)とは、その名のとおり、発語データを分析する。Think aloud methodとも言われる。この方法は、心理学やヒューマン・インターフェースなどで主に使用されている。理解や問題解決の過程などの本来内的な認知的処理を、それらの処理に伴って起きる言語化など観察可能な行動から分析する研究方法のひとつである。最も一般的には、「考えていることをできるだけ声に出して説明してください」などとの教示によって言語化を誘導し、そこに現れた言葉遣い、表現などを分析する。この方法を発話思考法という。発話思考は、内観法による思考研究の一種で、時系列に沿った内観プロトコルである。意識(思考)を行動(発話)に顕在化させることによって、内観法の持つ追観(回想)的欠点を補おうとした。被験者には内観の方法をよく訓練された者が使われる(認知心理学領域において、チェスの試合中の被験者の発話思考を記録して有効にデータとして用いるような研究例がある)。厳密に言語のみではなく、同時に起きる指差しや表情の変化なども一緒に記録し分析の対象とすることもある。  分析の方法は、大きく分けて、言語化される内容に着目するものと、表出される言語そのものを分析するものとがある。前者は、人が言語化する内容がそのまま認知作業に言及していると捉え、発言内容から直接認知過程を想定する。例えば、ディスクが5枚あるハノイの塔を解いている被験者から、「ディスクを数枚かたまりにして動かすと考えても良いですね」のような発言が得られると、この発言そのものを「人はハノイの塔などの問題を解く場合、再帰的な解法を取ることがある」ことの証拠とする。これに対し後者では、発話された言語の形を何らかの認知的処理の結果の表明と捉え、その生起頻度などからその背後に起きている処理過程を推定する。例えば、ある問題解決に伴う発言の中で、同じ対象が「これ」と表現されている場合にはその対象を「近く」から見ているのに対して、「あれ」と表現される場合には「遠く」から見ていると想定し、「これ」と「あれ」の出現分布、生起頻度などから問題を解く過程での概念的な視点の行動過程を推測する。  本実験ではプロトコル分析を通して、発話データの分析方法について考えることを目的とする。またプロトコル分析への理解を深めることも目的のひとつである。
  • プロトコル分析 発話思考 内観法 エピソード分析 日本女子大学 実験レポート
  • 550 販売中 2007/12/05
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  • 分子生物学実験(PCR法)
  • 分子生物学実験 <目的> 遺伝子の増幅と解析の原理と方法を理解するとともに、具体的な手法を身につける。 <原理> カラーセレクションの原理 クローニングベクターであるpBluescriptは制限酵素EcoRIによってMCS部が切断される。同様に目的のDNAもEcoRIによって切断されるので、これらを連結させることができる。なお、クローニングベクターには、制限酵素を用いたクローニングの操作がやりやすいように、制限酵素部位または制限部位が、1カ所に集まるように設計されており、マルチクローニングサイト(MCS)と呼ばれている。MCSには、使用頻度の高い制限酵素部位が集められていて、しかもほとんど制限部位がベクター内で唯一の部位になるように設計されている。つまり、MCS領域内のある制限酵素部位を、対応する制限酵素で切った場合、そこ1カ所のみが切断されるので、ベクターの必要要素を失うことなく、クローニングができる。 そして、目的のDNA断片を連結させたpBluescriptをコンピテントセル化したJM109株に導入して形質転換を起こす。 しかし、連結反応の段階において、セルフライゲーションが起こり、目的のDNA断片がMCSに挿入されずに元に戻るという可能性が生じる。 この場合、カラーセレクションを行うことで、目的のDNA断片がMCSに挿入されたかどうかを区別することができる。      ベクター:pBluescript      宿主細胞:コンピテントセル化したJM109株
  • PCR 電気泳動 アガロース カラーセレクション 制限酵素 ハイブリダイザーション サザントランスファー pBluescript
  • 550 販売中 2008/06/26
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  • ホーソン実験の概要と人間観の転換
  • ホーソン実験の概要と人間観の転換 1.テイラーリズム  ロボットとしての労働者は、二十世紀初頭のアメリカでの経営者の人間労働に関する支配的な考え方によるもので、テイラーの「科学的管理法」にみられるように、自然科学的・個人中心的な人間機械観、あるいは利己心を肯定し経済活動を活発にすることが人類の幸福につながるとしたアダム・スミス以来の「経済人」の仮定であった。これにより精密な分業のシステムがつくられ、労働者は歯車やネジのように部品として組み込まれるものでしかなく、金銭的刺激に反応して、与えられた課業をこなすだけのロボットのような存在とみなされていた。このような、人間機械観によってはじめて最高の生産能率が維持されるとする見解は、ほぼ同時代にウェーバーによって明らかにされた近代官僚制の特質、特にその技術的卓越性の指摘に相通ずるものがある。 しかし、このようなテイラーリズムの下で単調労働を強いられる労働者に不満がないわけがない。経営者と労働者の関係性、また人間観がどのように変化していったのかまとめていきたい。 2.ホーソン実験 証明実験 第一にホーソンは、作業能率は照明度、温度・湿度等の物理的
  • ホーソン 実験 概要 人間 人間観 人間機械観 転換 労働 労働者 ウェーバー テイラーリズム 作業能率
  • 550 販売中 2008/08/13
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  • 伝熱工学実験(カルマン渦列)
  • 1. 実験の目的 模型実験に関する相似則を学ぶとともに、その応用として、円柱からのカルマン渦放出周波数の測定結果を無次元数によって整理してみることで、相似則の有効性を確認する。また本実験を通して、伝熱工学やエネルギー工学等の熱力学系の講義への理解や興味を深め、今後の講義等へいかしていけるようにする。 2. カルマン渦     流れの中に静止した物体が置かれていると、粘性の作用によってその周りの流れは減速させられ、また渦が発生する。このため物体の背後には多数の渦を伴う速度の遅い領域が形成される。これを後流(wake)と呼んでいる。一般にこの領域内の渦はしだいに減衰し、また速度の低い領域は次第に広がって、もとの一様な流れへと戻っていく。しかしある条件のもとでは渦のエネルギーが集まって、規則正しい渦列が長く持続する。たとえば円柱の後流には円柱の両側から回転方向が逆の渦が交互に発生し、千鳥状の配置をした規則正しい渦列が形成される。風の強いとき、電線や隙間風が音を立てるのはこの渦列による振動音である。 Benardはこの現象を始めて実験的に研究した。またKarmanはこれを理論的に解析した結果、このような渦列が形を崩さずに進むためには、渦列の幅bと間隔aの比がb/a = 0.2806でなければならないことを証明した。これは実際の観測値と良く一致している。そこでこの渦列をK arm an渦列と呼ぶ。 今回の実験では、カルマン渦列の周波数が流速や円柱径によってどのように変化するかを調べてみる。ここで図1に油の流れ中生じる円柱の伴流内の条線を示す。
  • レポート 理工学 流体 カルマン渦 工学 実験 エネルギー工学
  • 550 販売中 2006/04/16
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  • 心理学実験レポート 質問紙法
  • 1.目的  本実験では、「公的自意識」のパーソナリティ特性に着目し、「公的自意識が高い人は人に好かれたいという願望が強い」という仮説を設定し、検証を行った。  公的自意識(public self-consciousness)とは、自意識(self-awareness,self-consciousness)のうちのひとつである。自意識には私的なものと公的なものがあり、自分の動機を分析してみたり、自分の気持ちや感情に注意を払ったり、といった意識の向け方である私的自意識(private self-consciousness)に対して、公的自意識とは他の人に自分はどう見られ、動思われているか、といった意識の向け方である。つまり、自分の外面(外的なあらわれ)に焦点づけられた意識のあり方であるといえる。バス(Buss,Arnold H.)によると、公的自己(容姿容貌や外見行動などのように、他者にも観察可能なパブリックな自己)に注意を向けると、「社会的な対人不安」と「自己評価の低下」が生じやすいという。具体的には、①他者からも観察可能な自己の容姿要望や外見行動などに注意を向けやすく、②集団的・社会的な相互作用に興味・関心を持ち、③個人的なアイデンティティよりも社会的アイデンティティを重視する傾向がある。④また、他者の意見や考え方に敏感であり、⑤他者の視点から見た公的な基準にそった行動をしようとする傾向が強い。⑥したがって同調への圧力に屈しやすく、⑦自己の印象操作の有効性を気にしやすい。⑧また、他者からの評価に不安や恐怖をいだきやすく、⑨自己評価もそれだけ低下しやすいといわれている。  今回は⑧に注目し、他者からの評価をプラスに持っていこうとする働き(=人から好かれたい)が、公的自意識の高い人には強いのではないかと考え、この仮説を立てるに至った。
  • 公的自意識 公的自己 社会心理学 質問紙法 パーソナリティ 因子分析 主因子法 I-T相関 G-P分析 相関 日本女子大学 実験レポート
  • 770 販売中 2009/12/21
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  • 書評:パストゥール――実験ノートと未公開の研究
  • 書評:G・L・ギーソン(長野敬・太田英彦訳)『パストゥール――実験ノートと未公開の研究』 青土社、2000年、373+29頁。  本書はThe Private Science of Louis Pasteur, Princeton U.P., 1995の翻訳である。原著はパストゥール死後百年を期して、著者の長年の研究成果を踏まえて刊行されたものであり、19世紀フランスを代表する科学者L.パストゥール(1822-1895)の人物像と科学研究に関する、従来の認識、イメージを一新させるような画期的な書物である。 ギーソンは、本書の冒頭でパストゥールについて次のように述べる。  パストゥールは謙遜、利己性のなさ、優れた倫理的行動、あるいは政治的・中立のお手本などではなかった。彼は常に「一番目」でも「正しかった」わけでもなく、通常受け入れられている「科学的方法」の厳格な実行者でもなかった。しかし彼は自分の見解を唱えるのにいちじるしく効果的そして説得的であり、そして彼の概念と技術は、広い範囲の重要な科学的問題の追求において限りなく実り多いものだった。これらの基準によって、彼はこれまで現れた最大の科学者の一人という名声にふさわしい。(本書、21-2頁)  このようなパストゥール像は、伝統的・通俗的な「科学の偉人」としてのパストゥール像の抜本的な見直しを迫るものである。  実は、ギーソンは長年、既存のパストゥール像の見直し=脱構築に取り組んできた科学史家である。その成果は、すでにファーレイとの共著論文「19世紀フランスにおける科学、政治、自然発生――パストゥール・プーシェ論争」("Science, Politics and Spontaneous Generation in Nineteenth-Century France", Bull. Hist. of Med., 1974, vol.48, pp., 161-198.)という有名な論文や、『科学者人名辞典』に寄稿した浩瀚なパストゥール伝("Pasteur, Louis", in Ch.Gillispie (ed.), The Dictionary of Scientific Biography, 1974, vol.10, pp.350-416.)として発表されている。この二つのパストゥール研究は、科学史の専門家の間で高い評価を得ている。したがって、科学史を学ぶものの間では、伝統的な偉人伝的パストゥール像、すなわち、卓越した実験家であるとともに、科学研究を通じて人類愛を追求した類い希な人物というようなパストゥール像の見直し=脱構築は、すでにある程度まで進んでいた。  しかし、一般の人々の間では、また、科学の歴史を関心をもつ多くの人々の間でも、今もパストゥールの娘婿ヴァレリー・ラドが1900年に著した伝記『パスツール傳』(桶谷繁雄訳、白水社、1953年)によるパストゥール像が生きているのではなかろうか。ヴァレリー・ラドが周到に構築した「聖人科学者」的パストゥール像は、本書第「10章 パストゥールの神話」に詳しく述べられているように、その後数多く書かれたパストゥール伝によって拡大再生産されてきたし、1936年にアメリカで制作された映画「パストゥール物語(The Story of Louis Pasteur)」(W.ディターレ監督、P.ムーニー主演)などを通じて広く流布してきたからである。ちなみに、映画「パストゥール物語」はいち早く我が国に輸入され、制作年と同じ1936年に「科学者の道」という題名で
  • 全体公開 2007/12/24
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