連関資料 :: 認知について

資料:190件

  • 乳幼児における認知機能の発達について述べよ。
  • 従来、乳児は「無力で、受け身的で、大人に依存している存在」として見られていた。しかし、ここ20年のあいだに、その認識は「自分の周りの物や人と積極的に関わっていこうとする有能な存在」へと変わってきた。乳児に対する認識の移り変わりを、認知機能の発達に関する研究に取り組み、現在にまで大きな影響を及ぼしているスイスの発達心理学者ジャン・ピアジェの理論をもとに以下に述べる。  まず「発達」とは人間の身体的・心理的な構造や機能における量的・質的変化のことである。乳幼児における発達は、主に「成熟」と「学習」というふたつの基本的過程によってすすめられる。「成熟」とは先天的要因によって、自発的に個々の形質や機能がつくりだされていく過程をいい、 「学習」とは生まれてからの後天的な経験や練習を通して新たに能力を獲得していく過程をいう。発達は、これら成熟と学習の過程が相乗的に作用しあい、人間をかたちづくっていくものなのである。  「認知」とは人間が外界の対象について、それが何であるか判断・解釈する過程のことである。この認知の過程には、人間の知覚・記憶・推理・判断・意志決定などが関わっている。ゆえに認知とは外界からの情報のうち必要なものを取捨選択し、自らの行動へと反映する人間の情報処理機能であるともいえる。ピアジェはこの認知機能の発達に関する研究を通した理論体系を「思考発達段階説」として構成し、この理論体系は認知発達を考える上での重要なよりどころの一つとなっている。
  • 子ども 発達 心理 学校 幼児 児童 児童心理学
  • 550 販売中 2011/08/02
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  • 正の転移とメタ認知発達の促進
  • 新しく獲得した知識が、特定の状況だけではなく、あらゆる状況で使えるようになるためには、どのような教育・学習方法が必要であるか。まず1つ目に、学習の転移を促進する教育方法を取り入れることが必要であると、私は考える。学習の転移とは、ある先行する学習がその後の学習に影響を及ぼすことをいう。そして、先の学習が後の学習を促進するように働く場合を”正の転移”といい、先の学習が後の学習を妨害することを”負の転移”をいう。よって、本レポートの課題に沿った説明をするために必要となる学習の転移は”正の転移”であり、この”正の転移”を促進する学習方法を積極的に教育へ取り入れることによって、1つの知識をあらゆる場面で
  • 教育心理学 学習の転移 メタ認知 知識
  • 550 販売中 2008/11/01
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  • 知覚・認知心理学 設題2
  • 設題:人の感覚・知覚等の機序について述べよ。に関するレポートです。 指摘:ゲシュタルト心理学で提唱された要因を中心に、視覚の特徴の基本的な部分について述べられている。認知理論やモデル、実験などを挙げ、機序説明できるとさらに良い。との旨、指摘を受けました。 評価:A評価をいただきました。 参考資料としてご活用ください。
  • 大学 通信課程 心理学部 心理学科 公認心理師 知覚 認知
  • 880 販売中 2020/12/11
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  • 知覚・認知心理学 設題1
  • 設題:短期記憶、長期記憶、作動記憶という用語を用いて、人間の記憶の仕組みとその特徴について述べよ。に関するレポートです。 指摘:基本的な特徴をバランスよく記述できている。もう少し理論を詳細にし、具体例や応用について言及することができればより良い。との旨、指摘を受けました。 評価:A評価をいただきました。 参考資料としてご活用ください。
  • 大学 通信課程 心理学部 心理学科 公認心理師 知覚 認知
  • 880 販売中 2020/12/11
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  • 認知症とその対策や予防法について述べよ
  • 認知症は、「脳の後天的な障害により一旦獲得された知能が持続的かつ比較的短時間のうちに低下し、日常生活に支障をきたすようになること。」と定義され、その原因については、脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症が代表的である。  わが国では、急速な高齢化とともに、認知症高齢者数も増加しており、人口の将来推計を用いた在宅における認知症高齢者数は、平成2年には約100万人であったが、平成22年には226万人、平成27年は262万人と急激な増加が予測され、特に高齢になるにつれ、認知症の出現率が高くなっている。  認知症高齢者やその家族が安心して穏やかな生活を送るためには、認知症の早期発見や予防、正しい知識
  • 福祉 介護 高齢者 認知症 認知 医療 地域 家族 サービス 老人 社会福祉士
  • 550 販売中 2009/05/07
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  • 発達心理学「認知機能の発達について」
  • 「認知機能の発達について」  認知の発達についての説明をした者の中で、最も代表的な人物がピアジェである。  ピアジェは、人間が生まれてから成長していく過程で、いかにして抽象的で論理的な思考ができるようになるのかを調べた。ピアジェの基本的な考えは、人間は自分自身や外界を探索することによって、自分の中に物事についての様々なイメージを形成していくというものである。つまり、認知のメカニズムは「同化」と「調節」であると考えている。  「同化」とは、人間がすでに持っている認知構造に、外部の新しい情報を取り込むことである。一方の「調節」とは、自分の外にある現実の事象に応じて自分の持っている認知
  • 550 販売中 2009/01/28
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  • IATを用いた社会的認知の測定
  • 問 題 我々は日常で「男は背が女より高い」とか「女は弱い」といった固定観念に度々遭遇する。実際には男性よりも女性の方が背の高い人も存在するし、女性の方が男性よりも力が強い場合もある。いわば男尊女卑的な考え方がいまだ世の中には蔓延しているのである。最近女性が社会進出する時代になり、男女平等主義を主張する者が多く現れて来た。おかげで、女性の立場も以前よりは強くなったがそれでもやはり偏見は多い。例えばJRではラッシュ時は女性専用車両を設けて女性を保護している。しかし、皮肉なことに女性たちは保護されることに対して何の躊躇もなく利用するのである。すなわち彼女たちは世の中の性別のステレオタイプによる固定観念、これを潜在的連合と言うが、そのものを自らも受け入れているのである。彼女たちが潜在的に連合を認める態度をとる限り、男女平等になったとは言えまい。 このような潜在的態度をGreenwald&Banaji (1995)は「社会的な対象への好ましい、あるいは好ましくない感情、思考、行為を媒介する、内省的に識別することのできない(または、正確に識別できない)過去の経験の痕跡」と定義している。また、それとは反対の顕在的態度に人が意識できる態度であり、社会的望ましさや自己呈示・自己欺瞞の影響を受けて表に表れる態度として示されている(村上,2002)。 本研究の目的はIAT(Impact Association Test)を用いて、潜在的な性別のステレオタイプを測定することにある。Greenwald, McGhee&Schwarz(1998)によると、IATとは個人が有する対象となる概念と、その属性の間の潜在的な認知的構造を測定する方法であり、質問紙では実施が容易、意図的に反応を変えることが難しいために潜在的自己観を測定しやすいという長所がある。本研究では具体的には、男と理系あるいは強い、女と文系あるいは弱いという潜在的な連合が存在するか否かについて検討した。これは理系・文系、強い・弱いという各カテゴリーが日本の「男尊女卑」や「男は仕事、女は家庭」といった社会的思想・背景あるいは文化が潜在的に影響を及ぼしているのではないかと予想されたからである。よって潜在的連合が見られるとし、男性・理系、女性・文系を同じカテゴリーに分類するほうが男性・文系、女性・理系を同じカテゴリーに分類する時間より短いと仮定した。 方 法 実験参加者 女子大学生23名が参加した。全員女性であり、12名と11名から成る2グループに分けた。 実験計画 被験者間で2条件用意した。1つは男が理系、女が文系である(以後グループ1と呼ぶ)、もう1つに男が強い、女が弱い(同様に以後グループ2)という潜在連合を測定するものであった。  刺激語の選定 対象概念である男・女は2グループ共家族内の名称を基準に選出した。「父」「母」「婿」などが挙げられる。グループ1では、属性を理系・文系とした。理系は、数字や化学記号に関わる学問、文系は言語や文化に関わる学問と定義し、大学で履修可能な学問名を基準とした。理系では「化学」「情報科学」「薬学」、文系では「哲学」「国文学」「歴史学」などを採用した。またグループ2では、属性を強い・弱いとし、力強さ(肉食か)体格(攻撃性があるか)を基に動物を用いて選出した。強いには「ライオン」「トラ」「ヒョウ」などが、弱いには「ウサギ」「ネズミ」「ヒツジ」などを使用した。グループごとに対象概念は男女それぞれ10個、属性もそれぞれ10個ずつ選出した。  実験冊子 冊子は2種類作成し、それぞれ以下の5つ
  • レポート 心理学 IAT 潜在的態度 ステレオタイプ
  • 550 販売中 2007/01/11
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  • 乳児期における認知機能の発達について述べよ。
  • 乳児期における認知機能の発達について述べよ。 幼児期の近くには、主客の未分化に起因するいくつかの特徴がある。また、児童期になると、分化が進み相対的判断ができるようになり、部分を包括した全体的知覚へと発達していく。乳幼児における認知機能は段階を追って発達することが知られている。対象の永続性、量や数の保存、概念の階層性などについての理解が進んでいく過程を、児童期と比較しながら幼児期について述べていく。 幼児期には、その心理的発達の制約からいわゆる子どもらしい特徴が見られる。直接経験による知覚、相貌的知覚、アミニズムの3つである。これらの特徴は、幼児期を過ぎる頃には消えてなくなっていく。 ①直接経験:幼児は、外界の対象を、自分の直接的な反応ないし身体的運動と結びつけて把握する傾向が強い。このような幼児の特徴は、未分化な知覚が直接経験の蓄積に補われていることを示している。 ②相貌的知覚:幼児は知覚対象に、感情をたたえた表現を知覚する傾向がある。このような知覚は、自己と外界の関係が未分化なために生じると考えられる。つまり、客観的に知覚対象をとらえることができないために、対象の状況を幼児自身の情緒経験から推し測って知覚するためである。 ③アミニズム:ピアジェは、幼児の近くの特徴をアミニズムという言葉で表している。アミニズムとは、無生物にも人間と同じように生命があり、人間と同じように感じたり、考えたりすると信じる心のはたらきのことを指す。このような特徴は、幼児特有のものであり、自分の単一の視点から対象を見たり考えたりする特性とされている。また、見かけに惑わされる傾向をフェノメニズムといい、3歳頃に多く見られる。反対に、現実に惑わされるために、見かけについて正しく判断できない傾向である知的リアリズムは、4~5歳に多くなる。他社の知識などを推測することができるのは、「心の理論」をもっているからだとされている。心の理論とは、自分や他人の行動を予測したり、説明したりするために使われる心のはたらきについての知識や原理のことをいう。これは、ほぼ幼児期に形成されると考えられている。 8ヶ月以降になると、幼児は覆いを取り除いて隠された物を見つけだすことができる。これを、物の永続性が成り立ったと考える。永続性とは、物体がたとえ見える範囲から消えてしまっても、それは空間内のどこかに存在し続けるはずだとする理解のことである。物が覆いの下に存在していることに気がつくからこそ、覆いを取り除くことが効果的であると気がつくのだ。永続性の理解が現れることは、乳児が対象についての概念をつくり上げつつあることを意味している。 さらに最近の研究からは、もっと幼い乳児にも永続性の理解が芽生えはじめていることが明確になった。積み木で、可能な事象と不可能な事象を乳児に見せると、大変興味深いことに、不可能な事象のほうをより長く見たのである。このことは、有り得ないということを乳児がわかっていたことを意味している。しかし、幼い乳児が物体についてもっている概念は、まだ完全なものではない。それは、自己中心的というものである。主体とその外界との未分化によって特徴づけられる状態、あるいは視点の分化と協応ができないことを意味する。幼い子どもたちは自己中心的であるがゆえに、論理的な思考操作ができないとされる。この種の自己中心的な空間認知は、その後1年ほどで徐々に改善し、1歳半頃までには性格に判断することができるようになってゆく。このように、概念や認知は乳児期を通して少しずつ形成され、やがて幼児期の入り口を迎えるころに概念
  • レポート 心理学 乳児期 発達 心理
  • 550 販売中 2006/11/13
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  • 【高齢者に特有な病気、認知症】
  • 【高齢者に特有な病気、認知症】⑩ 認知症とは「脳の後天的な障害により、いったん獲得された知能が持続的にかつ比較的短期間に低下し、日常生活に支障を来している状態」と定義されている。わが国では、70歳代の2~7%、80歳代の20~25%が認知症であるといわれている。50%がアルツハイマー型痴呆で次いで脳血管性痴呆が多く、認知症の大部分を占める。現時点では認知症は除々に進行し元に戻らない。 アルツハイマー型痴呆は高齢者の認知症で最も多く、脳細胞の変性(脳の萎縮)に起因するもので、現在のところ原因は判明していない。発病すると記憶力の低下が目立ち、古い記憶も徐々に障害される。やがて判断力・理解力も低下し
  • レポート 福祉学 医学一般 高齢者 障害 認知症 認知 記憶 アルツハイマー
  • 550 販売中 2008/12/26
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