連関資料 :: 心理学

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  • 教育心理 2
  • 子どもの「不適応行動」について述べよ。 (1)不適応行動の意味  不適応について述べる前に、まず「適応」とは何か。適応とは人が環境との間で調和の取れたよい関係を保っている状態をいう。  子どもの発達過程において、乳児期には欲求不満に起因した反抗やかんしゃくもちなどが見られることがある。しかし、次の幼児期段階になると、欲求不満に耐える力によって、欲求の満足が阻止されても不適応状態に立ち至らず済むことができるようになる。不適応の状態にまで立ち至るのは、欲求不満に耐える力が弱かったり、欲求の満足阻止する力が強大で永続的であったりするときである。  不適応行動がすべて欲求不満に起因するものではない。しかし、子どもが発達過程で欲求不満性や統制の能力をしっかり獲得できかに場合には、たちまち周囲の人々や社会と衝突して問題を引き起こすことになる。すなわち、反社会的な行動とか非行とかいわれる問題行動である。この不適応行動の現れ方がそのまま外側へ向けて反抗する形になった場合を反社会的不適応行動といい、自らの内側こもる形になった場合には非社会的不適応行動という、前者の場合には引きこもりや無気力、不登校、自
  • 教育心理学
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  • 教育心理
  • 児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲間))の広がり、自己意識などがどのように変化するかをまとめよ。  児童期から青年期においての変化の流れを論述するにあたって、大きく3つの論点を挙げる。初めに「対人関係の変化」、次に「自己の意識の変化」、そして「身体(性に対する意識)の変化」である。  まず「対人関係」であるが、児童期では学校という新しい空間を得ることによって、子どもの対人関係に大きな変化が訪れる。子どもはまず学級集団のリーダーである教師との関係を結び、それに依存しようとするが、次第に「仲間」といった子ども同士の繋がりを重要視し始め、子どもにとって仲間関係が心理的に占める割合は、親や教師との関係を超えるものとなる。小学校中学年になると、同性だけのメンバーで作られた集団で活動するようになり、集団の仲間は一体感を強め、お互いの結びつきを確認しようとする。ここで集団による「大人からの自立の試み」がうかがえる。小学校高学年になると、子どもは更に家族から離れて自分ひとりの世界を持ち、家族よりも仲間との関わりを優先して求めるようになる。この時期の子どもにとって、仲間から
  • 佛教大学 通信 レポート 教育心理学 社会的認知 自己意識 児童期 青年期
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  • 教育心理2
  • 「適応・不適応の心理的機制、またそれらからひき起こされる特徴的行動について説明せよ。」 (1)適応とは 人が生きていくため、またその欲求を満たすため、時々刻々と変化する環境の諸条件と調和するためにとる行動や態度の調整であり、時には環境に働きかけて変革するという積極的な「適応」の型もある。つまり、「適応」とは、個人と環境との相互作用において、両者の間に何らかの一致ないしは調和の状態がある場合をいう。 つまり、赤ちゃんが空腹で泣いている時、母親が勘違いしてオムツを替えたりあやしたりしている間は不適応状態であり、気づいて授乳した場合は適応状態といえる。 (2)適応規制あるいは防衛機制  欲求充足を阻害する障壁や困難にぶつかった時に、それに対処する仕方を働かせる心的機能の基本となる規制、あるいは適応への努力を「適応機制」という。これは、破局や危機を防ぐという意味で、「防衛機制」とも呼ばれる。次に主な「防衛機制」を挙げていく。 ①抑圧 心的エネルギーをそのまま発散させると、不安や破局を起こすおそれがある時、自我がそのような不安や破局を起こしそうな衝動やそれに結びついた観念や感情を無意識の中に押し
  • 環境 社会 心理 文化 発達 障害 行動 意識 フロイト 佛教大学
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  • 発達心理2
  • 社会環境と発達病理について述べよ。  人は様々な人やもののなかで相互作用しながら発達を遂げていく。その「人」をとりまく他者の集合体と物質的、精神的なものも含めて社会環境という。一般的に家庭、地域、学校、職場、その他のものひとつにマスメディアの情報などがあげられる。戦後から近年において日本は大きく変化したといえる。家族環境においては核家族化、少子化(厚生労働省発表2005年6月1日合計特殊出生率1.289)が進み、女性進出がめざましく晩婚化し夫婦共働きの世帯や単親と未婚の子の世帯も増加してきている。地域においても都市に人口が集中し地方は過疎化する地域もある。学校や職場以外でも交遊の場がふえ人とのつながりも様々な形態が多くなり変化しているといえるだろう。物質的にもお金を出せばたいていのものは手に入り、種類にしても多様である。そのなかで特に近年目覚ましく変化が大きいのはマスメディアの普及といえるのではないだろうか。テレビやインターネットであらゆるものの情報が手に入る環境に変化している。  しかし近年このような社会環境の変化にともない虐待やいじめ、反社会行動やうつ病、自殺など様々な問題がクローズアップされている。  人にとって最も身近で重要な社会環境とは家庭であり、生理的欲求と安全の保証、心理的な充足、基本的、文化的な生活習慣や社会規範、価値観の育成を行ういわゆるしつけという役割を担っている。近年は核家族化が進み、現在の親である世代も核家族の中で大半が育っている。核家族とは夫婦、(もしくは単親)と未婚の子だけの世帯のことである。親は育児において祖父母などの心理的、実働的なサポートが減少し養育機能が低下したことで育児ノイローゼや虐待などのケースが増加している。子供にとっても多くの人と交わり、社会性を発達させる機会を減少させてしまう傾向が見られる。少子化できょうだいと遊んだり、ケンカしたりして対人関係においての距離感を自然に身につける機会が減ってきているとも考えられるだろう。親子間においても子供が少ない分過干渉、愛情過多になり子供の自立を遅らせてしまうケースからパラサイトシングル、又は子供が自立した(巣立った)あとの虚無感から親が抑うつ傾向になる空の巣症候群などの現象が現れるようになった。逆に夫婦とも働き子供一人で食事を摂る「個食」などにあらわされるように食生活や生活リズムも養育者の不在により基本的な社会習慣を身につけていない子供の増加も懸念される。発達において重要な、家庭という安心できる環境が失われつつあるよう考えられる。地域社会との密着性も減少したことで親へのサポート、子供へ目を配る人が減少したことも子供を虐待死させてしまったり凶悪犯罪の低年齢化、子供が犯罪にまきこまれたりする原因のひとつであると考えられる。学校においても子供の社会性、耐性の欠如からいじめや不登校などの問題行動が大きな問題になっている。また物質的に豊かになったことからものを大切にぜず、なにもかもが「あるのがあたりまえ」のような感覚を持つ風潮もうかがわれ、遊び道具さえもテレビゲームなどのように準備されていることが多い。  このように社会環境の変化は人が発達するにおいても様々な影響を与えている。  社会環境が人の発達にどう作用するのか分かりやすい例として発達障害児・者とその環境があげられる。発達障害とは成長するにおいて年齢相応の発達が困難、もしくはきわめて緩慢な状態のことであり、社会生活において常識的な行動枠から逸脱し、問題行動としてあらわれることがある。原因のひとつとして大脳辺緑系及び小脳
  • 環境 情報 少子化 心理 メディア 家族 障害 地域 障害者 問題
  • 550 販売中 2007/11/13
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  • 心理の研究法
  •  心理学の研究法のうち、面接法と質問紙調査法について述べよ。 Ⅰ面接法 ⑴特徴;面接者が対象者に直接会い、双方 向のコミュニケーションをしながらデーターを収集することである。長所は、質問紙方では得られない対象者の深い情報、意識、経験の全体像をデーターとして得やすい。短所は、大量の対象者からの情報を得にくい事。これは、対象者の経験の全体性や深い意識・動機などを記述するための研究・仮説生成的な研究、あるいは質の良い質問紙の項目を構成するための予備調査などが有効的な対応手段である。又山本と林(1975)は、面接法が他の面接法と比べて優れているといえるのは、面接者が有能な場合にだけ当てはまる、と述べ、面接者の面接の仕方によって得られるデーターの質が大きく左右されるということを端的に表し、面接者の訓練が重要な課題となる。 ⑵方法①個人面接;面接者と対象者とが一対一で行う。②集団面接;グループで行う。③深層面接法;対象者の内面に深くある動機や欲求などを探る。④詳細面接法/焦点面接法;対象者が持つ意見や情報意識などを知る。 ⑶分類①構造化面接;前もって面接場面での自由応答式(対象者に全く指示を与えず自由に応答)・制限応答式(回答をあらかじめ用意された中で回答するなどの制限がある)など質問事項が標準リストとしてあり、その項目の内容、順番、質問に際する面接者の言葉使いなどがかなり厳しく定められている。特徴として、⒜異なる事例を対象に一定の測定方法によって一群の変数を導き出せる。⒝信頼性の高さが保てる。⒞面接者の言葉遣いの違いによって生じる問題を回避出来る。  ②非構造化面接;質問の為の標準リストは使用せず、通常自由応答式が採用されることが多く、面接者が各々の技術を用いて行う。この為に面接者は、研究課題の為に要求される資料として、どのような情報が必要かを十分に熟知するための下準備が必要である。特徴として、⒜質問を対象者に合わせて行うので、質問の意味についての標準化をより可能にする。⒝正確な回答を求められる点で妥当性が高いこと。⒞面接対象者の特質に合わせた柔軟な面接による情報の収集が可能である。  このように構造化面接と非構造化面接と呼ばれる面接技術は、相互に排他的な性質を持つとはいえ、実際の調査面接においては両者の特徴を兼ね備えたような面接技法が使われることが多く、どのような調査的面接法を採用するか、必要とされる資料の質や量、またある場合には面接の為の人的資源の如何によって選択決定されることは言うまでもない。  ⑷基本的課題;①実地上の留意点⒜対象者の不安解消とラポールの建設;匿名性がなくなる事に関しては、事前に面接内容は研究目的以外には決して使わず、公表する時には事前にチャックしてもらう確約を取る等の個人のプライバシーは保護される旨をきちんと説明する事が必要となる。この事により、対象者も面接者に対し信頼を持ち本当の考えや気持ちを話せる土台が形成される。⒝面接へのわずらわしさ、時間的余裕の問題。研究の重要性や公共性を対象者に理解してもらう様に説得する。⒞面接の場所、記録;面接者と対象者がゆっくりと周囲に気兼ねなく話を出来る場所を準備する事は、面接法の成否に大きな影響を与える。又記録に関しては、通常テープレコーダーが使われるが、性能製の良い物を選び細心の注意を払い行う必要がある。  Ⅱ質問紙調査法 ⑴特徴;質問紙調査法は,一度に100人以上の多数の対象者について研究できる簡便な方法である。紙代と印刷代が賄われれば誰でも実施出来、また結果を集計すれば「何らかの結果」が得
  • 面接法 質問紙調査表 東京福祉大 レポート
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