連関資料 :: 文学1

資料:464件

  • 文学 分冊1 評価A
  • 文学の世界では大きなジャンルとして純文学と大衆文学がある。 純文学とは、大正時代、円本の普及とともに大衆受けは良いが、世俗的で品性の低い文学価値の乏しいテキストが大量に出回り、既存の作家達や、円本のような作品を卑しむ人々により、今までの文学はそういう大衆文学とは一線をかくしたジャンルであるとされ、それは純文学と名づけられた。 その内容も高度で読者も限られている。もっとも、そうはいえ、既得権利を守るために作った組合のような側面も多分にあった。また、大衆小説、あるいは小説一般に対して、商業性よりも芸術性、形式に重きをおいた小説の総称である。 日本の文学用語としての純文学は、明治の作家北村透谷の評論「学問のための文章ではなく美的形成に重点を置いた文学作品」として定義された。彼の人間讃歌的な浪漫主義に対し、現実の不の面を捉えた島崎藤村、田村花袋らの自然主義文学が誕生するのである。 花袋の「蒲団」以降、純文学として書かれた小説は、自分の周辺のことを書き連ねる私小説が多くなった。 明治末から対象にかけては、自然主義文学の暗さに反発して、人間主義を掲げた、武者小路実篤、志賀直哉、有藤武郎ら白樺派が文
  • 日本 文学 文化 小説 芸術 夏目漱石 人間 戦後 自然
  • 880 販売中 2009/06/08
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  • 英米文学概論1
  • 設 題 18世紀においてイギリスが他国に先がけて小説を生み出したのは何故かをイギリスの歴史とそれが生み出す社会を考察しつつ述べよ。  18世紀イギリス文学を生み出した背景はどのようなものであったか。まず、18世紀においてイギリスが他国に先駆けて小説を生み出した背景について、イギリス社会が辿ってきた歴史を軸にして詳しく述べていく。 イギリスの文化を生み出した背景・歴史を語る上で、欠かすことができないものは、その歴史や文化と深い係わりを持つ、土地、自然、すなわち風土である。地図で見るとイギリスはずいぶん高緯度に位置しており、冬にはさぞかし寒い事だろうと思われる。しかし、実際にはメキシコ湾流と偏西風の恩恵を受けて、同緯度にある世界のほとんどの地域と比べて、はるかに暖かい。 また、日本と同じく、イギリスは四方を海に囲まれた島国でありながら完全に孤立せず、大陸の思想や制度、技術などを流入すると同時に他国からの文化を取り入れ、独自の文化を形成していったのである。しかし、同時に島国であることがヨーロッパ大陸の動乱や変革からイギリスを守った事も歴史上しばしばあって、これがイギリスの自由の温床ともなった
  • 佛教大学 英米文学 英米文学概論第一設題 合格済
  • 550 販売中 2009/08/06
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  • 日本文学史 設題
  • 上代、中古、中世、近世の文学の特質を、それぞれの時代の特性をふまえつつ、下記の諸作品を例にして具体的に説明せよ。 文学史上残っている最古の文学的文献は和同五(七一二)年に成立した『古事記』とされる。日本文学史は『古事記』より始まったといえよう。上代の文学の特徴は、大陸からもたらされた漢字と、漢字を表音文字的に利用した、「万葉仮名」が用いられるようになったことである。 『古事記』は、日本文学史上最古の歴史書であり、上・中・下の三巻より為る。その内容は、神代における天地の始まりから推古天皇の時代に至るまでの神話や伝説を収録している。また数多くの歌謡を含んでいるのが特徴である。『古事記』成立の経緯を記している「序」によると、稗田阿礼が暗唱していた『帝紀』と『旧辞』を太安万侶が記録し、編纂したものとされる。『日本書紀』のような勅撰の正史ではないが、序文に天武天皇が「帝紀を撰録し、旧辞を討覈して、偽りを削り実を定めて、後葉に流へむと欲ふ」と詔していることから、勅撰と考えることも出来る。『古事記』に登場する神々が、多くの神社で祭神として祀られ、今日に至るまで日本の宗教文化に多大な影響を与えている。
  • 日本文学史 佛教大学 通信
  • 550 販売中 2009/02/05
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  • 【日大通信】漢文学1_分冊1
  • 【日大通信】漢文学1 分冊1 合格レポートです。 H25-26年度課題「訓点および書き下し文(訓読)・漢文の基本文型について、実際の例文を挙げながら簡潔に説明しなさい」 「積極的に学習に取り組んでいることがわかるリポートです」との講評をいただきました。 参考用にお使いください。 なお、wordへの打ち込み上、漢文にレ点・一二点などはつけておりません。参考書等を確認の上、レポート作成の際は書き加えていただければと思います。
  • 日本 中国 日本語 現代 古典 読書 漢文 語句 方法 意味
  • 550 販売中 2015/03/16
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  • Keith Thomas 『歴史と文学』第1章歴史と文学の要約
  •  現代、歴史研究と文学研究には深い溝がある。その歴史と文学という、ふたつの中心的な学問分野の歩み寄り、あるいは和解の提示がこの論文のテーマとなっている。  歴史学者は、文学を想像の産物だと定義付け、文学から時代のあるがままの姿を知ることは不可能に近いと主張してきた。また社会学者も、状況の真偽のわからない文学史料など歴史学者にとって無用の長物に過ぎないと主張している。さらに、文学史料は降服不可能なほどサンプリングが難しいため、文学史料にあらわれた証拠は簡単に計量化できないという経済学者の主張も存在する。このように、歴史学をより「科学的」なものにしようと努力している今世紀の歴史家は、想像の産物である文学に対して非常に冷淡な態度を表明していて、文学史料を史実として歴史に援用することなどは杜撰極まりない方法であると信じて疑わないのである。  一方現代の文学学者も、歴史の援用には好意的ではない。最近の文学批評は、作品出版当時の状況や作者の生活、読者とその反応を採りあげるいわば伝統的な研究から、現代の読者と文学作品との直接的なつながりを重視し、文学の自立性を確立する方向に傾いている。そして、文学の自立性の確立とは、文学の歴史からの開放にほかならない。20世紀初頭のロシアフォルマニストは、文学とはいわゆる外界の「現実」からではなく、文学作品間から生まれるインターテクストであり、「現実」は文学作品を理解するうえで何の役にも立たないと主張した。現代の作者と文学作品との直接的な関係を重視した彼らからすれば、文学を歴史的手法で研究することなど軽蔑の対象でしかなかった。その後、ロシアフォルマニストの後継者である「新批評派」は、文学作品とは、時代とはもちろんのこと、書いた当の本人からも独立したものであるとし、使われている形式や技法を中心に掘り下げていく手法を用いた。
  • レポート 史学 歴史 文学 フォルマリズム
  • 550 販売中 2005/11/13
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  • 文学史 第設題
  • 『エドガー・アラン・ポーとマーク・トウェインについて述べよ』 ポーにとって世界とは、自分の理解を越えた恐ろしいものだった。彼は作品を通して、逃げても次々と迫ってくるさまざまな恐怖を描いている。彼の世界とはまさに恐怖を軸としているのだ。それは彼の生涯と深い関わりがあるといわれている。 彼は理知をもって恐怖に立ち向かった。理知は恐怖を見極め、分析したのちそれを説明しつくそうとするという。「メールシュトロームの施渦」(A Descent into the Maelström、1841)の中で、ポーは理知と恐怖について端的に語っている。 物語は、海面の渦に飲みこまれ、6時間ものあいだ死の恐怖と向き合うこととなった漁師の男の話である。男は最初、迫り来る死にもちろん恐怖を感じるのであるが、いよいよ渦に飲み込まれるといった時、逆に平静を取り戻した。希望をもつことをやめようと決心したことが恐怖から脱出することにつながったのだ。そしてこの状況で死ねることをすばらしいと思い、神の力のすばらしさを前に自分のつまらぬ命について考えることをばかげていると思い始めた。しばらくすると彼は、自分の置かれている状況からは想像もできないような思考に辿り着く。自分の命よりも渦に最大の好奇心を抱いたのだ。渦の深みをたとえ自分の命を犠牲にしても究めたいという願いを感じた彼は、渦の内部を観察し始めた。恐怖のあまりおかしくなってしまったのかと思うところだが、結果このことが彼を恐怖から脱出させることとなった。理知による観察、そして脱出方法を推理したことで、恐怖の構造を窮め、命を守ることができたのだ。  ポーの短編小説は、恐怖もの、美的或は詩的なもの、推理ものの3つに分けられ、一般的に広く知られているのは推理ものではないかと思われる。「盗まれた手紙」等、探偵デュパンが活躍する作品が有名だが、それらは単なる探偵、推理小説というのではなく、人間をとりまく恐怖という世界に挑み、理知をもって探究するということを表している。恐怖の中から平静や真実を見出すこと、異常な状態から得る手がかり、単純だからこその謎という対極的構造は、ポーの短編の特徴のひとつだといえるだろう。 詩作品においては、一変して「教訓をはなれた純粋な美」を理想としていた。代表的作品として「大鴉」(The Raven,1845)、「アナベル・リー」(Annabel Lee,1849)がある。彼の詩、特にこの2つの作品からは、彼の繊細さを感じる。彼は愛という美しく繊細なものを計算された表現方法でうたった。「アナベル・リー」は、彼の亡き妻ヴァージニアへの愛である。そして「大鴉」もまた、自分の怠惰な生活のために病に苦しむ妻を思う彼の心情から生まれたものではないだろうか。また、「Nevermore」二度とない、どこにもないと繰り返す大鴉は、神秘的な喪失感を表している。愛情や悲哀だけではなく、死と向き合っているところは彼のいわゆる推理能力によるものなのかもしれない。 しかし彼の詩論「創作理論」のなかで、ポーは「大鴉」を用いて音の効果や意味のつけ方など、詩の作られていく普通とは違った過程を大胆に述べている。詩は偶然ではなく必然に精密に計算されて作られていくものだと彼は言ったのだ。彼にとって「内容はただの『口実』」であり、表現の先には言葉が織り成す美しい音の調べがあるのだ。 「詩の原理」では、美を詩の目的とした彼が考えた、詩の長さについて述べられている。一気に読める程度のものでなければ、詩の世界から出入りすることになり、全てが台無しになるという。彼は美の創
  • 米文学史 マーク・トウェイン エドガー・アラン・ポー 第1設題
  • 550 販売中 2008/02/11
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