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日中で検索した結果:23件
1.はじめに 大正末期から昭和期にかけて、バラバラに群化した「大衆」を「国民」というひとつのまとまりに統合するにあたって、重要な役割を果たしたのがマス・メディアである。大量の受け手に情報を発信する機能をもつマス・メディアは、政府に強制されたというよりむしろ自らの意思で戦争賛美の...
近年の日中関係において、歴史問題から現実的な諸問題にいたるまで摩擦が絶えず、両国で行われた世論調査でも、相手国に対する不満や反発がよく現れ、「親近感」を示すパーセンテージは低下している。 このような現状は確かに憂慮すべきだ。ただ、われわれはため息に浸るべきではなく、まずその根...
日中戦争以降の戦時体制をめぐる政治過程 1937年、盧溝橋事件を発端とした日中戦争が勃発し、第一次近衛文麿内閣では、国家総動員法や電力国家管理法を成立させ、経済の戦時体制を導入し、日本の国家社会主義化が開始された。 第一次近衛内閣に関し、1938年には池田成彬が大蔵大臣兼商工...
戦後日本外交史 サンフランシスコ平和条約の発効によって、国際社会に復帰した日本は、各国との対外関係を回復した。吉田茂内閣は、アメリカとの関係強化を推進し、1954(昭和29)年3月にはMSA協定(日米相互防衛援助協定)を調印して、アメリカの経済的・軍事的援助を取り付けた。その一...
この本は五章立てで東アジアにある日本・中国・韓国の三国における近代からの歴史をそれぞれの視点から記述している。 一章では前近代、アジアに迫る西洋の列強に対して三国はそれぞれどのように対応していったか、というところから始まっている。中国では西洋を排斥しようと戦いを挑んだ末に敗北、...
近年、経済発展が目覚しい中国を軸に東アジアの経済発展と日本の関係を見てみる。 90 年代末期になって中国が「世界の工場」として生産力を急速に高めている。中国の工業力は沿海州に偏在し、それは外資に依存する性格が強いとはいえ、地場産業の形成が自立的に進み出すなど進展している。しかも...
中国反日デモについて 私は反日デモについて、信頼も理解もない両国政府の関係、中国の独裁的な政治が事の発端であると思う。この先もこの問題が続く限り日中友好関係を築いていけない。互い両国が現在国家維持のために必要不可欠である相手国だと再認識すると共に、自国の歴史を見つめ直す必要があ...
21世紀以降、急速に拡大するグローバリゼーションの下、EU(欧州連合)やNAFTA(北米自由協定)をはじめとする、数々の地域連合が展開されてきた。その一方、日本を含む東アジア諸国間でも、1997年に発生したアジア通貨危機を契機に、積極的に経済の地域連携協定の締結交渉が進められて...
目次 1.はじめに 2.日中戦争の長期化 3.中国情勢を巡る日米対立 4.日米交渉の開始 5.おわりに 参考引用文献 1.はじめに 日本は1931年の満州事変以降、軍部が政治の主導権を握り、アジア大陸への軍事的発展を進めていき、無謀な対米戦争へ突入し敗れて、戦後再出発を図るこ...
○現代日本人は日常の中で中国人と言う語句を何の抵抗もなく使用している。しかし、中国人をどのように定義するべきなのかについては難しい問題で曖昧になったままである。 ○そもそも中国は中華人民共和国と中華民国(台湾)と別れて二つの国家が存在している。つまり、二つの国家があって、どちら...
講義を聞くまで私は日中戦争が単なる日本の侵略戦争であり、時代の波に乗ったものとあえて乗らなかったものの優劣が決した戦争だという認識を持っていた。皮肉なことにそれまでの長い間、中国文明は日本文化の根源であり、中国人は日本人に対して優越感を抱いていたが、時代の波に脆くも崩れ去った事...
「中国 日本よりも先を行く環境法の整備が進む」 少々困惑させられる見出しと出会った。一般的な認識では日本は環境対策では世界でもトップ…