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連関資料 :: 心理学

資料:2,095件

  • 心理の研究法のうち、面接法と質問紙調査法について述べよ。」
  • 「心理学の研究法のうち、面接法と質問紙調査法について述べよ。」   1.面接法  (1)面接法の定義と特徴 面接法とは、一定の環境において面接者が対象者と対面し、相互コミュニケーションを通して情報を収集する方法である。面接法は、対象者の自己表現を通して情報を得る方法である。そのため、対象者の内的世界を把握するのに優れている。面接法は、対象となっている人々の主観的体験を、その背景を含めて把握することを目的とする調査に適した方法である。 (2)面接法の種類 ①構造化面接 事前に質問すべき項目が準備され、面接者はそれを逐一質問していき、目的とするデータを系統的に収集していく面接法。(知能テストなど)  ②半構造化面接 予め質問項目は準備しておくが、会話の流れに応じて質問を変更し、あるいは追加して目標とするデータを集積する面接法。  ③非構造化面接 質問する項目を予め想定しておくものの、会話の流れに応じて自ずと面接の目標に関連した内容が語られるように面接を進めることを通じてデータを収集する。(自由な会話から目的の内容に導く)  (3)面接法の長所と欠点 面接法の長所としては、面接者が対象者と時と場を共有し直接向き合うことで、面接者は協力者の言葉からだけではなく、表情や語り口からも情報が得られるため、より生き生きと協力者をとらえることができる点がある。また、不明点や疑問点をその場ですぐ尋ねかえすことができるため、誤解なく、より深く必要な情報が得られる。また、話すことでコミュニケーションをとるため、文字が読めない子どもから老人まで、幅広い年齢層に対して研究を行うことが出来る。 面接法の欠点としては第一に、面接法は他の研究法に比べ、時間や費用がかかるため、一度に多くの人のデータをとることが難しい。 第二に、直接向き合うことは、面接者にとってはより深く協力者を理解することができる最大の長所であるが、協力者にとっては匿名性が失われるという大きなストレスになる。 第三に、たとえ同じ内容の質問でも、「どこで」、「誰とどのように」面接するかという状況の影響を受けやすい。面接法は面接者と対象者の相互作用によって成立するので、研究者の影響が及びやすい。例えば、対象者が研究者の期待を察知し、それに合った返答をしてしまう事態や、親しさや信頼感などによって面接で語られる内容が変わってくるということが生じてくる。 (4)留意点 実際の面接の場において対象者の自然な語りを引き出すためには、面接前からのラポール(信頼関係)の形成が重要になってくる。しかし、欠点にも述べたとおり、関係が親密になりすぎることも調査結果に影響する。面接者はコミュニケーション技術と面接技術の向上に日頃から取り組む必要がある。  また、面接後、得られたデータの整理に取り組むが、この際、研究と無関係の第三者が内容を知ることがないようにプライバシーの保護に努めなければならない。  2.質問紙調査法  (1)質問紙調査法の定義と特徴  質問紙調査法とは、用紙に一連の質問を配置したもので調査する方法である。 この方法は、比較的手軽に実施できるということもあり、さまざまな学問で広く用いられる。  (2)質問項目の形式  質問紙の中では、さまざま形式の質問項目用いられるが、そのうち代表的なものをいくつか述べる。  ①選択式 複数の選択肢を与え、あてはまるものを選択させる形式。調査系の質問紙や知識検査、能力検査でよく用いられ。  ②正誤式  ある質問に対し、あてはまるとき(○やYesなど)、あてはまらない(×やNoなど)と答え
  • 情報 心理 面接 質問 調査 面接法 言葉 自由 比較
  • 550 販売中 2007/11/12
  • 閲覧(39,927)
  • 発達心理 「乳幼児期から児童期に至る発達の特徴について述べよ。」
  • 乳幼児期から児童期に至る発達の特徴を述べるうえで、まず発達について述べていく。 発達心理学では『発達』という言葉に2通りの意味がある。  まず1つ目の意味は、『能力の上昇』の発達である。例えば、人の体は生まれてからしばらくは大きくなる。そして青年期を境に成長は止まり、いずれは老化していく。以前は、この1つ目の意味では、体が大きくなる時期までを発達とし、体の成長が止まる青年期以降の変化を発達と取り扱わなかった。  しかし現在、主流になっている2つ目の意味では『人が生まれてから死ぬまでの一生の変化』を発達と捉えている。この考え方を扱う分野を生涯発達心理学という。そして近年、生まれてからの成長ではなく、受精した時点から死ぬまでを発達と捉える動きが高まって いる。
  • 心理学 発達 子ども 心理 社会 道徳 保育 幼児 児童 課題
  • 550 販売中 2012/05/15
  • 閲覧(3,483)
  • 臨床心理における人間理解の必要性及び面接場面における留意点について
  •  今日の日本では、様々な社会変革や生活環境の変化によって不適応状態に陥る人々が増えてきた。またそれに伴って精神の不安定が身体に影響を与えることも問題視され、臨床心理学は大きく発達し、社会に必要不可欠なものとなった。  臨床心理学はいまだ十分な体系化が成されているとはいえないが、一般にはアメリカ心理学会の臨床部会の定義が引用される。また前田氏(1981)は心理臨床を「臨床心理学の理論と技術を身に付けた心理臨床家が、患者(クライエント)を心理学の立場から測定、分析、観察したり、それに基づいて指導、カウンセリング、心理療法などの心理学的処置を行っていくことである」としている。  では、臨床心理学においてなぜ人間理解が必要とされるのか。それは、真の援助を行うためには、まず悩みや問題を抱えるその人間についてのより深い理解が必要となるからである。まずどのような精神のあり方が望ましいのか。どのような方向に導いていくべきなのか。その人その人にとって適したものとは何なのか。このようなより深い人間理解が、より良い、より正しい援助へと
  • 臨床心理学 人間理解 面接
  • 550 販売中 2009/06/16
  • 閲覧(2,290)
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