資料:599件
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道徳教育の歴史的変遷
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紀元前5世紀頃、アテナイを中心に「徳の教師」を自称する「知識人」(ソフィスト)たちが青年たちに、すぐれた市民になるための徳を授けようとしていた。そのソフィストの代表者プロタゴラスとソクラテスが「徳は教えられるかについて論争をおこなった。
「徳は教えられるか」という問題には、「徳とは何であるのか」という問題と、「教えるとは何であるのか」という問題のとの、二つの問題がある。プラトンの記した『メノン』では、教えられる唯一のものは知識(エピステーメ)であるとしている、では「徳が知識であるならば教えられる」のである、したがって「徳は知である」と証明されるのである。
しかし、その証明できたときの知は、知識(エピステーメ)ではなく、知見(フロネシス)というものになっていたのである。徳が知見であると証明されれば、次に徳は教えられるかという証明なのだが、物事を教えるためには教師が必要である、しかるに徳(=知見)には教師はない。したがって徳は教えられないという結論になるのである。『メノン』の最後に「徳は神から賜る運命によって、これを備える者の中に内在する」となっている。
次に知識と知見の関係が問題となっている。教えるものが知であるならば、それは知識であるのか、知見であるのか。知識であるならば、それは言葉によって教えなければならない。言葉は人間の情意を呼び覚まし、そこから行動に導くことも可能である。しかし人間は言行一致のものでもあるがまた言行不一致のものでもある。正義をおこなうための知識を持つことは正しいが、実際の正義をおこなうこととは必ずしも一致しないのである。しかし、人間が行動するためにはある知的なものが必要なのは確かなのである。そこに知見(フロネシス)の問題がある。
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教育学
ソクラテス
プロタゴラス
プラトン
アリストテレス
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道徳教育の歴史的変換
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欧米における道徳教育の歴史的変換を古代・近代・現代の各年代を代表する思想とともに考察する。
道徳教育の本質が、理性的な人間を作り上げ、人格の完成を目指すものであるから、教育の本質と関わるものである。このことは西洋の教育哲学的思想家たちが「教育とは何か」について論じた過程において、道徳教育が深く関わっていることを表している。
まず、古代の道徳教育思想であるが、西洋における道徳教育の起源は紀元前5世紀頃、「徳の教師」と自称するソフィストたちの哲学的思想に求められる。中でもソクラテスとプロタゴラスの思想は道徳教育の本質に関わるものである。
ソクラテスは、道徳教育の本質に関わる問題である「道徳は教えられるか」という疑問に「徳の教師はいない」という結論を出している。というのも、人間は言葉によって教授され、正義について明確に持つことはできるが、それは必ずしも正義を行うこととは一致しない。徳や正義の知見は、教授しようとする瞬間に既にその本質から逸脱しており、実践的な知見を「学ぶため」というよりも「感得する」には、知見をともなったところの行為によってのみ化せられるものである。ゆえに、「徳の教師はいない」のであって、この矛盾性が道徳教育の最も根本的な問題であることが明確にされている。
それに対してプロタゴラスは、「徳は教えられない」という立場にある。つまり、現実の世の中を見たときに存在する懲罰・法などの存在事実に着目し、実際に徳というものはそれらの外的圧力によって他律的に教授され、徳を身に付けていっているという点からの立場である。
ソクラテスの弟子であるプラトンは、前述の両者の立場を折衷した道徳教育の立場である。発達段階的立場に立って、子どもが理性的になるまでは、プロタゴラス的立場、理性的になればソクラテス的立場をとっている。
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道徳教育
歴史的変換
各年代の思想
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道徳教育の歴史的変遷について
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●古代欧米の道徳教育
西洋の道徳教育思想の起源は、紀元前5世紀に求めることができる。「徳の教師」と自称する「知識人(ソフィスト)」達が、青年たちにすぐれた市民になるための徳を授けようとした。プロタゴラスとソクラテスの「徳は教えられるか」についての論争(ソクラテスは:徳を教える方法は無い プロタゴラス:徳は教えられる)は道徳教育の本質について考える手がかりを与えた。
プロタゴラスの主張した道徳教育は三段階で行われ、第一は家庭での躾、第二は教師の元での学習を通じての教育、第三は社会の中で国家に強制される、というものであった。これに対して、ソクラテスは子供ではなく青年を対象とし、永遠不滅の徳の理論を求めることを目標に問答法を用いて道徳教育を進めようとした。
ソクラテスの弟子プラトンは、子供の道徳的成長を発達段階的にとらえ、子供が理性的になるまではプロタゴラス的立場を、理性的になればソクラテス的立場を取ることで、両者の方法を調和させた。プラトンは人間の精神を理性・気概・欲望の三つに分け、それぞれ知恵・勇気・節制の徳を対応させた。
プラトンに対しアリストテレスの教育学は、理想主義に対する現実主義の立場であった。外的強制により生成される「習慣」が善き人になるための下地であると定義した。
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ペスタロッチー
デューイ
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道徳教育の歴史的変遷について
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1)古代の道徳教育思想
紀元前5世紀頃、教育史上はじめて提示された道徳教育に関する問題は「徳は教えられるか」であった。ソクラテスは「徳が知識で教えうるもの」だとすれば、「徳という事柄について、その教師となりうるのはどんな人か」と考えた。しかし徳には教師はないため、徳は教えられないものだということになる。徳は知識ではなく知見であり、具体的な行為において具体的に学ぶよりほかはない。ゆえにソクラテスは「徳の教師はない」としている。
対してプロタゴラスは徳を教えられるものと主張した。徳が懲罰などで他律的に教えられている事実に注目したのだ。彼の道徳教育は家庭での躾、教師のもとで受ける品行方正の教育、健全な肉体づくりの三段階で行われるが、これは世間に見られるごく普通の道徳訓練であった。
ソクラテスの弟子プラトンは子どもの道徳性を発達段階的に捉え、ソクラテス的方法とプロタゴラス的方法を調和させている。すなわち子どもが理性的になるまではプロタゴラス的立場を、その後はソクラテス的立場を採用したのである。
プラトンの教育学が理想主義だとすれば、アリストテレスの教育学は現実主義であるといえよう。アリストテレスは「習慣(エトス)はあたかも自然(フュジス)のごとし」として、外的強制によって形成される習慣こそ自制できない子どもを道徳的に高めていくと考えている。
2)近代の道徳教育思想
ルソーは『エミール』で「人間は造物主の手をはなれるとき、すべて善であるが、人間の手にうつるとすべてが悪くなる」と述べて、子どもを自然のままに教育することを主張した。人間の自然能力の開発への妨害となる要因、すなわち既成の体系的文化や道徳的・宗教的観念の注入を除去しながら、人間を自然のままに成長させていくというのが彼の主張する教育である。
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デューイ
ルソー
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欧米の道徳教育思想について述べよ
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欧米の道徳教育思想について述べよ。
●古代欧米の道徳教育
西洋の道徳教育思想の起源は、紀元前5世紀に求めることができる。「徳の教師」と自称する「知識人(ソフィスト)」達が、青年たちにすぐれた市民になるための徳を授けようとした。
プロタゴラスの主張した道徳教育は三段階で行われ、第一は家庭でのしつけ、第二は教師の元での学習を通じての教育、第三は社会の中で国家に強制される、というものであった。これに対して、ソクラテスは子供ではなく青年を対象とし、永遠不滅の徳の理論を求めることを目標に問答法を用いて道徳教育を進めようとした。
ソクラテスの弟子プラトンは、子供の道徳的成長を発達段階的にとらえ、子供が
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道徳教育の研究
佛教大学
科目最終試験
問題
解答
通信
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道徳教育の研究「道徳教育の要である道徳の時間を、児童の心の響くとともに主題のねらいを達成する学習指導の構想を述べよ。」
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「道徳教育の要である道徳の時間を、児童の心の響くとともに主題のねらいを達成する学習指導の構想を述べよ。」
受験戦争の過熱化、いじめや不登校の問題など、子どもを取り巻く環境が大きく変わってきている。そのため、これからの教育には「生きる力」の育成が必要不可欠となっている。変化の激しい社会において、他人と協調しつつ自立的に社会生活を送れるようになるために必要な感性や心、道徳的価値という人間としての実践的な力や豊かな人間性を育てることが、心の教育であり、道徳的教育である。
道徳教育の目標は、学校の教育活動を通じて、道徳的な心情、判断力、実践意欲と態度などの道徳性を養うことである。
この道徳教育の目標は、学校における全体的な道徳教育の目標である。各教科や特別活動、総合的な学習の時間の際も道徳性を養うための学習は行われており、道徳の時間も含め、この目標を目指している。学校で行われている道徳教育の中でも、重要な役割を担っているのが道徳の時間である。この道徳の時間について、これから述べていきたい。
道徳教育の目標とは別に、道徳の時間の目標も存在している。それは、道徳教育の目標に基づき、各教科、
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