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連関資料 :: 心理学

資料:2,095件

  • アイデンティティの心理
  • アイデンティティー、まず、この言葉の定義から始めたい。しかし、それが意外とやっかいである。広辞苑によると「人格における存在証明、または同一性。ある人の一貫性が時間的・空間的に成り立ち、それが他者や共同体からも認められていること。自己の存在証明。自己同一性。同一性。」とある。なにやらはっきりしない。人格における、とあるが、最近では「地域アイデンティティー」や「ブランドアイデンティティー」など、人を対象としていない用語も存在するではないか。「アイデンティティの心理学」(講談社現代新書)による、『若者は常に存在を模索し、将来を展望し、自分の存在を吟味していく。「アイデンティティ」とは、まさに、このような歴史と時代の中で揺れ動く自分の存在意識をさしているのである。このような歴史と社会状況との交点に存在する自己を表現する適切な言葉がなかった。アイデンティティという言葉が、この状況をとらえ、表現する言葉として現れたとき、人々はそのイメージの喚起力にとらえられたのであろう。これ以降、この用語を抜きにして、問題を語れなくなってしまったといってもよい。』 などは
  • レポート 心理学 アイデンティティ プルーラル
  • 660 販売中 2005/07/11
  • 閲覧(6,495)
  • 不安の心理
  • 不安についての考え方については二つの大きな流れがある。その一つ根源不安説は、元々人間は自分の存在や日常について常に不安を感じている。それを普段は何かに打ち込むことによってその不安から逃げているのだというのが一つの考えである。もう一つの不安=甘え説は、人間は生きることに必死な時は不安など感じない。不安を感じているのは単なる甘えの状態なのだという説。特に前者の根源不安説はハイデガーが『存在と時間』の中でも「不安は、日常慣れ親しんでいる非本来的な自分のあり方から、本来的なあり方に自分を連れ戻そうとする。不安によって、自分の本来的なあり方の開示が可能になる。」と強く主張しているとして有名らしい。   実はこの有力な二つの説は不安というものに対してともに大きな見落としがあるとしているのが本書の主張である。まず、根源不安説に関しては「不安を感じるのと実際に存在することは同じ」という点と「言語表現が思考の中心的な役割を担う」という点に注目して「不安になったときに、偶然そうなったと考える場合と、自分の根本的な欠陥によって不安になったと考える場合とでは、不安に与える影響は大変違う。」として「不安は、自分の思考とは別に、独立して存在する不動の対象と考えて、その本質を求めたのである。ところが、不安を現時点でどのように捉えるか、その捉え方自体が不安を大きく変化させることを見落としていたのである。」「これは、不安に駆られて書物を読みあさる時に陥りやすい落とし穴である。」そして「根源不安説は、不安を、あたかも外部の対象であるかのように、行動や思考とは独立した不動のものとして扱うが、そこには大きな誤りがある。不安のような内的な減少は、行動や思考と離れて存在するものでは決してない。また、根源的不安を前提に不安を理解しようとする思考の構え自体が、実は不安を大きく規定する結果となっているのである。」
  • レポート 不安 心理 心理学
  • 550 販売中 2005/07/30
  • 閲覧(4,422)
  • 臨床心理
  • 臨床心理学とはいったい何であるのか。簡単に言えば、悩みや心の病に苦しむ人々をその苦しみからどのように救えばいいかを考える学問と言っていいだろう。臨床心理学の実践には、心理療法家やカウンセラーと呼ばれる人々が携わる。カウンセラーといえば、今、人気の職種のひとつだ。現在、心理学ブームであるとも言われ、大学で心理学を専攻したいと考える高校生も多いと思う。実際、私の周りにもカウンセラーを目指すという友人が何人かいた。この臨床心理学が近年、急速に必要とされ、クローズアップされてきた背景にはさまざまな社会的問題等があるのだろう。しかし今回はその中でも特に、臨床心理学、または最近普及してきた「心の教室」のスクールカウンセラーと呼ばれる人々が、学校という教育現場において、子どもたちにいったい何ができるのかということについて考えてみたいと思う。 学校問題とスクールカウンセリングを考えたとき、真っ先に浮かぶのはやはり、いじめ、不登校、荒れなどの問題である。私自身の経験の中にも、類似の問題がまったくなかったとは言えない。中学時代には不登校の級友も一人いた。また、自分自身のことでは、「いじめ」に似た記憶を持っている。 それが「いじめ」に値するものなのかどうかは今でもわからない。小学校の頃、一番仲のよかった子から不当な仕打ちを受けていた。出来事的には暴力を受けたわけでもなし、些細なことだったのかもしれない。校庭で遊んでいるときにハメられて鬼にされる、靴を持っていかれる、罵声を浴びせられる、位のことだった。いつの間にか私の呼び名は「短足チビ」になっていた。確かにつらかったことがなかったわけではない。
  • レポート 心理学 臨床心理学 カウンセラー 心の教室
  • 550 販売中 2006/05/22
  • 閲覧(2,657)
  • ゲシタルト心理
  • ゲシタルト心理学はあらゆる領域においてゲシタルトの発見に終始し、心理学の目的はゲシタルトの発見にあるとする知覚心理学の学派である。 ゲシタルトという言葉はドイツ語で「形態」を意味する。形態とは部分の寄せ集めでは無く、部分の総和以上の体制化された全体構造を指す概念である。全体像を捕らえることがゲシュタルト心理学においては重要である。これに対して、これ以上分けることのできない最小単位である要素・原子から出発し、これらの結合・構成(「束」学説)によって心理現象を表現したのが要素論心理学、連合心理学である。これらの学説の基礎をなす機械観はニュートン力学に基づく古典物理学に立脚していた。これらの学説に対して、ゲシタルト心理学は激しい批判を加え、要素などに視点を向けるのではなく、形態における全体の優位を指摘することにより心理現象を説明した。 では、全体像の認識とは如何なるものであるのか。認識論上の立場としては、ゲシタルト心理学は知覚心理学であるので、知覚される客観的対象、刺激、知覚する主体等が必要となる。物理的存在を本質と考えるならば唯物論になり、主観的観念が本質となるならば観念論となる。
  • レポート 大学 教養 心理学 ゲシタルト
  • 660 販売中 2006/08/10
  • 閲覧(2,186)
  • 教育心理
  •  『テレビ番組で暴力シーンを数多く見た子供は、あまり見ない子供と比べ、人をたたいたり、髪の毛を引っ張るなど暴力を振るなど暴力を振るう確率が高いことが調査結果で分かった』と新聞記事にあるように、ドラマや映画で殴りあうシーンがあったり、テレビ番組が子供に与える影響は非常に高いと考えられる。  現在、核家族化・両親の共働き・兄弟数の減少・地域の治安の悪化などが原因で、子供が外で遊ばず家の中で一人あるいはごく少人数で過ごす時間が昔と比べて増えている。やはり一人で過ごす時間にやることは限られてきてしまうので、以前よりテレビに接する時間は自然と増えてしまう。テレビに接する時間が多く、テレビ番組の中には殴りあうシーンや殺しあうシーンなどがあるということが、暴力を振るう確率が高いといった子供に様々な影響を及ぼしてしまっているのではないか。しかし、記事に『放送界はゴールデンタイムに青少年に配慮した番組を放送するなど対策をとっている』とあるように、放送する側もただ番組を作って放送するだけではないことが分かる。確かに朝・昼・夜の家庭でテレビを見そうな時間帯にはドラマよりもニュースやアニメ、バラエティー番組を放送していることが多い。これらの番組はドラマや映画に比べ、暴力シーンは少ないと考えられる。  ではなぜテレビが子供にそういった影響を及ぼしているのだろうか。挙げられることは、夜更かしをする子供の増加である。以前私は、夜中まで起きていて次の日の朝はなかなか起きることができない子供が増えている、ということを耳にしたことがある。これはゆとり教育の影響もあるのではないだろうか。教育内容が減少し、学力低下を心配する親が子供を塾に通わせるケースが多く、塾に通う子供は増えている。塾に通うと帰宅時間も遅くなり、放送者側が考えている子供がテレビを見る時間と実際に子供がテレビを見ている時間にはずれが生じてくる。
  • レポート 発達 教育 心理学
  • 550 販売中 2005/12/13
  • 閲覧(1,885)
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