連関資料 :: 心理学

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  • 発達心理
  • 乳児期から老年期に至る発達の特徴について述べよ  人は誕生から死に至るまで大きく身体的、精神的、知能的、また社会的な変化をしつづける。その変化を発達としてとらえ、エリクソンの発達段階説を中心において考察を行う。  エリクソンは人間の自我の形成と社会の関わりに着目し人の一生の周期を8段階に分け、各段階にそれぞれの特徴と課題があり、その特徴への対応、課題の達成いかんによって発達にも影響があるとしている。この課題とは社会の欲求と相互作用しながら自我を形成する上においての心理的努力のことである。以下に各段階ごとの特徴と課題、心理的・社会的な発達への影響を述べる。 1)乳児期(0才〜1才未満)  乳児期では乳児自身が母親、もしくは母親に代わる養育者との接触をとおして人間として基本的な信頼を構築できるかが課題といえる。乳児期の特徴として身体、知覚などさまざまな側面において著しい成長をとげるが、すべての面において無防備であり養育者の助力がなければ生きることができない。生きていくための生理的な欲求への養育者からの規則正しい適切な応答があることにより乳児は自分の存在が受け入れられてると感じ、また養育者からの知覚刺激(話しかけられる、だっこや抱擁など)を得ることで人に対しての愛着を持ち、それが人への基本的信頼へとつながる。この時期に養育者との接触が少ないと人に対しての愛着感情に乏しく、不信感を抱くことになり、無表情、または過剰に泣くなどの状態になりやすい。そのような基本的信頼と不信を同時に経験したうえで基本的信頼を獲得していくことが重要だと考えられる。 2)幼児期(1才〜3才未満)  一人歩きや排泄が自分で行えるようになるなど自分自身をコントロールする、自律が課題となる。知能や運動機能も発達し、行動域が広くなり今までは養育者に委ねてきたことも自分自身が行うことで達成感を感じることができる。達成感を感じることで自律性を獲得し、逆にこの達成感を得られないと自己の能力に対して疑惑や恥という感情を抱きやすい。また自分と養育者以外の第三者、複数の人物の介入により、自他の立場に気付いて社会性や自主性の基盤が芽生える。このように個人差はあるものの次の段階へ向けての準備段階といえる。 3)遊戯期(3才〜6才未満)  機能の発達によりさらに自己の世界を拡大しようと自発的に行動する自主性の獲得が課題となる。遊戯期になると自分と他者が違う存在だと認識できるようになっており、自己主張が目立ち始める。自主性の獲得が阻害されると自己の能力に対して不信感や罪悪感を感じやすい。その両面を学習することで自己という概念が徐々に形成されると考えられる。 4)児童期(6才〜12才未満)。  乳児期から遊戯期の間に獲得した基本的信頼、自律、自主性などをもとに集団(社会)のなかでものごとをやりとげる勤勉性を獲得することが課題である。今までの家族など身近な存在の集団から学校の仲間、社会など交友関係が広がり学級集団で生活することで社会的に適応していく。その集団の中で基礎的な学力や人間関係を構築することなど努力し、生産的に達成していく自己効力感を感じることで勤勉ということを学ぶ。ただしすべてにおいて成功できるということでなく失敗したり、自己の欲求に応じた結果が得られない場合劣等感を感じることとなる。 5)青年期(12才〜25才前後)  青年期の最大の課題は自我同一性(アイデンティティー)の確立である。「自分とは何か」を自問自答し、自分自身が社会や他者に意味ある存在であると実感することにより自分というものを確立させて
  • 発達心理学 エリクソン
  • 550 販売中 2007/11/13
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  • 社会心理2-2
  • 社会的促進とは、作業や仕事を行う時に、他の人と一緒に行うことで、仕事量や効率が向上することである。また、他の人と一緒に行うことで、逆に仕事量や効率の低下が起こることもあり、社会的抑制という。社会的促進や社会的抑制は、他者がいることで、身体や精神の覚醒水準が高まり、活動や感情や思考等が活発になることが原因である。覚醒状態では頭や体がよく働き元気になるが、行動の正確さや慎重さは低下し、全般に雑となる。それでも日頃からやり慣れている作業や、簡単な仕事では活発さがプラスとなり、他者の存在によって自己意識が高まり、評価や達成水準の向上への欲求が生じるため、作業効率は上昇する。逆に、複雑な仕事
  • 社会的促進 社会的抑制 集団心理
  • 770 販売中 2009/09/16
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  • 生理心理2-2-1
  • 長期記憶は、短期記憶からリハーサルから転送された、ほぼ無限の容量をもつ永続的な記憶である。長期記憶はその内容により、宣言的記憶と手続き記憶に分けられる。  宣言的記憶とは、言語的に想起可能な記憶であり、エピソード記憶と意味記憶がある。私自身が持つエピソード記憶の例としては、小学校2年生のときに、近所の用水でザリガニ採りをしていたが、そのザリガニを興味本位で食べてみたら、エビのような味がしておいしかったが、母親に怒られ下剤をのまされたことである。現在もその用水の近くを通ることがあるが、そのときの思いでは今もはっきり覚えている。エピソード記憶は、いつどこでなにを経験したかという記憶であり、想起の
  • 情報 記憶 言語 知識 意味 経験 文字 長期記憶
  • 550 販売中 2009/09/16
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  • 臨床心理
  • 「心理療法について述べよ。」 1.心理療法とは  心理療法とは、行動的な不適応、情緒的津適応、精神的な病気に対する処置で、クライエントの心理的葛藤を解決したり、不安を除去したり、問題行動を軽減し、人格的な発達を援助する方法のことである。したがって、クライエントの症状のみに注目するのではなく、つねに人間全体との関連性を考慮にいれ、クライエントが自分の力で問題解決へと努力してゆくことを援助することといえる。そして、その対象は、統合失調症(精神分裂病)、人格障害、境界例(統合失調症と神経症の中間の症状)、重度の神経症や躁うつ病など、深刻な問題を抱える人である。技法としては、(1)支持法、(2)表現法,(3)洞察法(再構成)、(4)訓練法の4に分類できる。以下にそれぞれの技法について、考察する。 2.心理療法の技法 (1) 支持法  支持法とは、クライエントが遭遇している困難や不安、恐怖などを受容しながら、不適応状態にある彼に力をかすことである。安定をはかろうとする技法の総称をいう。治療のねらいとしては、現存の防衛力(適応力)の強化をしたり、新しくてよりよい適応規制をつくったり、適応的平衡の回
  • 心理 発達 問題 言語 分析 学習 障害 心理療法 言葉 人間
  • 550 販売中 2009/10/08
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  • 教育心理2
  • 設 題  ⇒「適応・不適応の心理的機制、またそれからひき起こされる特徴的行動について説明せよ。」 人は、様々な環境に対して反応して生活を営んでいる。その環境は、時々刻々変化しているので、人が生きていくためには、その環境と状況に応じた行動をとらなくてはならない。さらに、単なる生命の保全だけでなく、欲求を満たして行動できるように、行動を調整していかなくてはならない。このように、主体としての個人が、欲求を満足させようとして、環境の諸条件を調和するためにとる行動や態度の調整を「適応」と呼ぶ。  このような「適応」の様態に関して、その元にある人の行動を引き起こす「動機づけ」と欲求の種類、その対立に起因する不適応状態の「葛藤」や阻害されて生じる「欲求不満」、そして、それらへの対処の仕方としての「適応機制」と「防衛機制」がある。 まず、動機づけとは、「動機」によって人間や動物が「目標」に向かって、ある種の行動に駆り立てられる心理的な作用である。「動機づけ」には「動機」が活動している状態であるが、一般的に「動機づけ」ということばの中に「動機」も含まれているものとして扱われる。「動機づけ」を引き起こす様
  • 佛教大学 通信 レポート 第二設題 教育心理学
  • 550 販売中 2008/07/15
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  • 心理の研究法
  •  心理学の研究法のうち、面接法と質問紙調査法について述べよ。 Ⅰ面接法 ⑴特徴;面接者が対象者に直接会い、双方 向のコミュニケーションをしながらデーターを収集することである。長所は、質問紙方では得られない対象者の深い情報、意識、経験の全体像をデーターとして得やすい。短所は、大量の対象者からの情報を得にくい事。これは、対象者の経験の全体性や深い意識・動機などを記述するための研究・仮説生成的な研究、あるいは質の良い質問紙の項目を構成するための予備調査などが有効的な対応手段である。又山本と林(1975)は、面接法が他の面接法と比べて優れているといえるのは、面接者が有能な場合にだけ当てはまる、と述べ、面接者の面接の仕方によって得られるデーターの質が大きく左右されるということを端的に表し、面接者の訓練が重要な課題となる。 ⑵方法①個人面接;面接者と対象者とが一対一で行う。②集団面接;グループで行う。③深層面接法;対象者の内面に深くある動機や欲求などを探る。④詳細面接法/焦点面接法;対象者が持つ意見や情報意識などを知る。 ⑶分類①構造化面接;前もって面接場面での自由応答式(対象者に全く指示を与えず自由に応答)・制限応答式(回答をあらかじめ用意された中で回答するなどの制限がある)など質問事項が標準リストとしてあり、その項目の内容、順番、質問に際する面接者の言葉使いなどがかなり厳しく定められている。特徴として、⒜異なる事例を対象に一定の測定方法によって一群の変数を導き出せる。⒝信頼性の高さが保てる。⒞面接者の言葉遣いの違いによって生じる問題を回避出来る。  ②非構造化面接;質問の為の標準リストは使用せず、通常自由応答式が採用されることが多く、面接者が各々の技術を用いて行う。この為に面接者は、研究課題の為に要求される資料として、どのような情報が必要かを十分に熟知するための下準備が必要である。特徴として、⒜質問を対象者に合わせて行うので、質問の意味についての標準化をより可能にする。⒝正確な回答を求められる点で妥当性が高いこと。⒞面接対象者の特質に合わせた柔軟な面接による情報の収集が可能である。  このように構造化面接と非構造化面接と呼ばれる面接技術は、相互に排他的な性質を持つとはいえ、実際の調査面接においては両者の特徴を兼ね備えたような面接技法が使われることが多く、どのような調査的面接法を採用するか、必要とされる資料の質や量、またある場合には面接の為の人的資源の如何によって選択決定されることは言うまでもない。  ⑷基本的課題;①実地上の留意点⒜対象者の不安解消とラポールの建設;匿名性がなくなる事に関しては、事前に面接内容は研究目的以外には決して使わず、公表する時には事前にチャックしてもらう確約を取る等の個人のプライバシーは保護される旨をきちんと説明する事が必要となる。この事により、対象者も面接者に対し信頼を持ち本当の考えや気持ちを話せる土台が形成される。⒝面接へのわずらわしさ、時間的余裕の問題。研究の重要性や公共性を対象者に理解してもらう様に説得する。⒞面接の場所、記録;面接者と対象者がゆっくりと周囲に気兼ねなく話を出来る場所を準備する事は、面接法の成否に大きな影響を与える。又記録に関しては、通常テープレコーダーが使われるが、性能製の良い物を選び細心の注意を払い行う必要がある。  Ⅱ質問紙調査法 ⑴特徴;質問紙調査法は,一度に100人以上の多数の対象者について研究できる簡便な方法である。紙代と印刷代が賄われれば誰でも実施出来、また結果を集計すれば「何らかの結果」が得
  • 面接法 質問紙調査表 東京福祉大 レポート
  • 550 販売中 2008/01/07
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  • 学ぶ意欲の心理
  • この本「学ぶ意欲の心理学」は、人が「学ぶ」ために必要な「意欲」、つまり「やる気」について教育心理学の方面からアプローチしている。全体で四章からなる内容を通して、人が学習へのやる気をかき立てられる、あるいは削がれるメカニズムについて、思いの外専門的に、しかし比較的平易な文体で語られており、興味深い。  第一章では、やる気を起こさせるもと、すなわち「動機付け」について、古典的研究なども紹介しながら説明がなされている。マウスを使った迷路の実験や、スキナー箱の実験は有名だ。賞罰など、外部的な要因による「外発的動機付け」と、逆に知的好奇心などに代表される、人の内的な要因による「内発的動機付け」についても、各々のメリットとデメリットが示されており、参考になる。  第二章及び第三章では、それぞれ市川氏が他著に対して疑問や批判などを提示し、本人との討論をなしている。全くの平行線ではないのだが、所々で噛み合わない両氏の討論は、それぞれに説得力があるとはいえる。  終章である第四章においては、動機付けのための環境と意識をつくることに視点が置かれている。ここでは、子供や学生の学習に対するやる気のみならず、社会人が自らの職業に対して持つやる気をも視野に入れて語られている。  なりたい自己となれる自己との折り合い、あるいはなりたい自己のレベルまでなれる自己を広げていくための心構えなど、単に学習をするためだけでなく、人生を充実させるという点からも、参考になる内容である。 「学習動機の構造化」というところで、人が学習をするときの動機付けを、「学習の功利性」と「学習の内容の重要性」という二つの目安をもとに、6つの類型に分けていたのが興味深かった。6類型とは、グラフの縦軸を「学習内容の重要性」、横軸を「学習の功利性」とすると、横に3つ、縦に2つ並ぶことになる。
  • レポート 心理学 意欲 学習 動機付け 功利性
  • 880 販売中 2005/07/22
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