資料:237件
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アメリカ企業における経営者支配
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アメリカ企業における経営者支配
まず、経営者支配の一般的な定義として、経営者が経営者を選任する権限と、企業の広範な意思決定を行う権限を掌握する、このような状況を経営者支配と呼ばれている。
経営者支配は株式が広範に分散し、支配力を行使しうるような大株主が存在しない
大規模な企業にのみ成立しうる。株主が分散することだけでただちに経営者支配が
成立するというような議論もあるが、株式の分散という量的変化が支配形態の転換
という質的変化にそのまま結びつくわけではない。大株主による支配力はその特殊比率
が減少することにともない徐々に小さくなっていくが、それにともなって、
経営者は株主総会や取締役会などの機関を通して支配力を獲得するようになるのである。
支配が所有者(株主)の手から離れ、経営者に移行した状況は一般に所有と支配の分離
とよばれている。
所有と経営および所有と支配の分離はこのように株式の分散度合いに応じて3段階で
進展していくと考えることができる。まず出資者が無機能資本家と機能資本家に
分かれた第1段階では、機能資本家においては所有と経営は結合した状態であり、
資本家による直接管理が行わ
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アメリカ
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20世紀後半におけるアメリカ社会
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「20世紀後半におけるアメリカ社会の多様化・異質性の増加と、これまでたどってきたアメリカ社会の文脈を考え合わせ、アメリカ人はどんな社会を理想とすべきと考えていると思われるか。」
アメリカ人が描く理想の社会とは何でしょうか。そもそも移民国家であり、今日では人種のサラダボールとも形容されるアメリカにおいて、国民それぞれの立場によって要求も異なるはずであり、単一の理想条件の設定など夢物語ではないでしょうか。しかしこの問題をグローバルな視野で見直してみると、また違った筋道が見えてきそうです。単一の共通言語さえ持たないEU国家群の経済統合への取組み、あるいは環境問題を接点にした全世界各国の協働など、これらは、いずれも、それぞれ異なった立場の者達がひとつの理想に向かってひとつの社会を形成しているとも云えるのであって、ここら辺に、アメリカの向かうべき理想、その社会の条件やコツといったものが見えてくると思われるのです。本稿では、アメリカ社会がその理想的発展を今後も遂げていくための根本原理とは何か、という点に焦点を絞って述べたいと思います。また、その原理を定めるための根拠を、アメリカ人のたどってきた歴史に求めていきます。
アメリカ社会は元来、人種・民族的に多様性を帯びています。1970年代以降は、アジア系さらにヒスパニック系の人口も急増しており、20世紀後半、アメリカの人口構成は確実に複雑化し多様化しているといえます。さらに人口構成の変化とは別に中絶、同性愛、家庭、教育についての見解の相違も激しく、多文化主義、文化戦争といわれる事態にまで進展していますし、宗教の種類も勿論多い。それゆえアメリカ社会が分裂する危険性も指摘されており、それを防ぐため如何にアメリカが共通の文化を持ち価値観を統一してゆくかが課題となっているのです。
「一体アメリカ人共通の事柄とは何であろうか?」この問い掛けは、アメリカ人にとってのアイデンティティの深刻な問題です。人種や種々の点において統一性に欠けていたため、アメリカ社会は法的な契約関係を結び、共通の考え方や価値の観念あるいは信条を共有することによって、ナショナリズムの高揚による統一をはかってきたのではないでしょうか。 入植当初、そうした基準となる価値体系を保有したのはイギリス系アメリカ人でしたが、ピルグリムズですらピューリタンばかりの一元的集団ではなかったのです。1620年、彼らは太平洋を渡るメイフラワー号の中で「メイフラワー誓約」を取り決めましたが、これはリーダー不在の集団は会議で相談するという意思決定方法しかもたなかったからなのです。これは後に議会制民主主義として成り立つものでした。
今日、アメリカ社会の人種的・宗教的・文化的多元性は、プリマス当時とは比較にならないくらい複雑化していますが、今もその思想は生きていると思います。一つの社会に統合する場合、色々な接点から契約を交わします。その上で共同生活を開始するのです。つまり人種の坩堝、今日では人種のサラダボールと云われて久しいですが、最終的には移住してきた皆が同じボールの中でひとつの基準に従って同化することが求められるのです。 これは独立宣言、そして合衆国憲法の創立により、彼らは一つと化してきたということです。独立宣言にある生命、自由、幸福の追求という基本的な価値は、アメリカ社会全体の共有物であり「市民宗教」と云われうるものなのです。ゆえに独立宣言は共通の価値、共通の信条、共通の目標を、アメリカの人々に示したもので、アメリカ合衆国は合衆国憲法だけで成立しているのではなく、独立宣
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レポート
社会学
アメリカ社会
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佛教大学
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60年代のアメリカ社会と文化
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60年代のアメリカ社会と文化
はじめに、「ベトナム反戦運動」・「カウンター・カルチャー」・「アメリカン・ニューシネマ」この3つの言葉について、知らない事だらけなので、まずは、この3つの言葉について調べよう。
ベトナム反戦運動
1960年~75年の北ベトナム・南ベトナム解放民族戦線とアメリカ・南ベトナム政府との戦争への反戦運動。当事国だけではなく、世界中に広がって混乱を招いた。 (広辞苑より)
カウンター・カルチャー
若者が牽引する反体制的な文化の総称。今までに形作られてきた文化のメイン・ストリームに対する反発であると同時に、その背景にある強固な モダニズム 的価値観への批判という側面を持ち、特に先鋭的なものは「アンダー・グラウンド(アングラ)」と呼ばれることもある。一般に、「カウンター・カルチャー」として真っ先に想起されるのは、1960年代後半のアメリカにおける若者文化である。
(arts capeより)
アメリカン・ニューシネマ
1960年代後半~70年代にかけてアメリカで製作された、反体制的な人
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カウンター・カルチャー
アメリカン・ニューシネマ
ゴットファーザー
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アメリカにおける医療制度の現状を説明するとともに
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「アメリカにおける医療制度の現状を説明するとともに、わが国の医療改革について述べよ。」
1.アメリカの医療制度
アメリカは、過去からその他の社会と比較にならないほど努力すれば成功への機会に恵まれるという考え方があり、「個人主義」といわれる風潮が強い国である。それは、福祉・医療にも強く反映されており病気や貧困は自己責任という考えが古くから根付いているアメリカでは、全面的な公的扶助に依存すべきではないという「自助努力」を重んじている。現在では、社会保障法を中心に、各種の社会保障制度が実施されている。
アメリカには、日本のような全国民を対象にした公的医療保障制度はなく、高齢者と、一定の条件を満たす障害者に対して行われるメディケア(公的高齢者医療保険)と低所得者を対象とするメディケイド(低所得者医療)という制度がある。
国民皆保険ではないアメリカでは、2000年、無保険者は国民の約14%に及んでいる。
(1)メディケア
メディケアは、国の運営による65歳以上の高齢者、障害年金受給者、慢性腎臓病患者を有する非保険労働者とその家族を対象とする医療保険であり、主にパートAとパートBに分けられている。
①パートAは、入院やホーム・ヘルスケア、ホスピス・ケアなどのサービス提供がなされる。財源は、強制加入による社会保険税である。②パートBでは、Aでカバーされない広範囲な医療費、診療費の提供であるが、予防医療分野のサービスは十分カバーされていないのが現状である。財源は、任意加入による保険料と国庫負担からなる。しかし、①②は、高齢者のパーソナル・ケアやナーシング・ホームが包括されず、入院の厳しい制限と大きな自己負担がある。
また、メディケアと選択プランによりパートC、パートDが受けることが可能になり、③パートCは、民間保険会社によるパートAと同様のサービスの提供。④パートDは、「薬代」を保険の対象とするプラン。が加わっている。
(2)メディケイド
メディケイドは、連邦政府のガイドラインの基に各州による運営で行われ、低所得者を対象に公的な医療扶助制度である。制度、サービス内容は各州により異なるが、主として、入院及び外来患者サービス、諸検査及びX線サービス、在宅ヘルスサービス等であり、メディケアでカバーされていない長期看護施設ケアが含まれる。財源は州負担及び国庫負担からなるが、州の財源の格差のため、半分以上が国の負担である。
(3)マネジド・ケア
マネジド・ケアは、医療費の抑制と質の向上を目的としたシステムのことである。被保険者の雇用主である企業が保険料支出の抑制や自由診療制から、民間の保険会社などによる保険の発達がなされ、保険料が安く、加入者は約1億7130万にとなっている。
マネジド・ケアの中でも最も歴史があり、典型的なものが①HMO(Health Maintenance Organizations)であり、会員制による保険プランであで、指定された医師や施設の利用のみである。医療費の抑制が可能や、入院期間の短縮、軽症者の入院の減少、各種ケアの統合や複雑な手続きなどがないメリットがある。②PPO(Preferred Provider Organization)は、HMOより保険料は高めであるが、医師や病院を選択することが可能になっている。
民間医療保険の加入の多くは、企業による団体契約が多く、保険料は事業主と被保険者の折半で支払われている。保険期間が65歳までと枠が決められているのが問題点である。
(4)その他民間保険
その他民間保険には、以下のようなものがある。
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福祉
日本
アメリカ
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介護
健康
家族
問題
制度
課題
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アメリカの衰退と日中関係
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アメリカの衰退と日中関係
提供機関 : 田中宇の国際ニュース解説
提供機関 URL : http://tanakanews.com/f0420dollar.htm
私は今、サウジアラビアに来ているのだが、ここ1−2週間、私にはサウジのことよりも気になる懸念がとりついている。それは、アメリカの経済状態の悪化がいよいよ顕著になり、ドルや株価が急落する可能性が高まっていることである。ドル急落やアメリカ経済衰退の可能性については、これまでに何回か書いているが、最近その危険性がさらに強くなっている。(関連記事その1、その2)
これまでの不安は主に、財政赤字と貿易赤字という「双子の赤字」の増加に歯止めがかからないため、世界の投資家がドルを敬遠するようになり、ドル急落が起きるのではないかというものだった。最近はそれに加えて、アメリカの企業業績が悪化する傾向が強まっている。
自動車産業では、最大手のGM(ゼネラル・モータース)に加え、2番手のフォードも、米市場におけるトヨタや日産との販売合戦に敗れて売り上げが落ち、社債の格付けがジャンク債のレベルまで落ちそうになっている。倒産の可能性が高まってきたと予測されているのである。(関連記事)
▼アメリカ発の世界経済破綻が起きる?
アメリカでは、投資家がドルを買ってくれるようにするため、国債金利を上げる動きが始まっており、金利の上昇は、消費者がローンを組んで商品を買うことをやめる傾向に拍車をかけており、住宅市場も崩壊しそうである。(関連記事その1、その2) 経済全般の悪化が予測されるため、先週はアメリカの平均株価が急落した。もっと下がりそうだという予測が出ている。(関連記事その1、その2)
アメリカではローンを返せなくなる人が増え、政府はローンの取立てを厳しくする新しい破産法を作った。人々は従来、ローンを返せなくなっても、最小限の生活費用を残す権利を保障されていたが、新しい破産法ではその権利が剥奪される。この法律改定には、大企業と金持ちを極度に優遇する、ブッシュ政権の性格が如実に表れている。(関連記事その1、その2)
アメリカ市場の購買力の低下によって、米企業だけでなく、アメリカでの売り上げが頼みの綱である日本や韓国、欧州などの多くの企業も苦戦している。これまで世界経済の牽引役だったアメリカの消費市場が失われることは、世界経済全体の急速な悪化につながりかねない。IMFは最近、その点を警告する報告書を出した。(関連記事その1、その2)
ドル不安の最初の原因であるアメリカの双子の赤字はますます悪化する方向にあり、特に貿易赤字(経常赤字)は、危険水域であるGDPの5%を大きく超え、昨年9−12月には6・3%となり、今年中に7%に達する見込みだ。(関連記事その1、その2)
▼ドル急落をしつこく予測するニューヨークタイムス
このような状態の中、ドル暴落の予測も飛び交い続けている。3月末には、マレーシアのマハティール前首相が「ドルの崩壊が近い」と指摘した。(関連記事)
もう一つ不気味なのは、ニューヨークタイムスの社説である。同紙は2月14日にドルの暴落を予測する社説を出したが、その後、金利の引き上げなどによってドル相場が上がった。すると同紙は4月2日「今はドルは短期的に上がっているが、今後必ずや大きく下落していく」と、しつこく念押しする社説を出した。
同紙によると、従来ドルを買い支えていたのは、長期保有を目的とした日本などアジア諸国の中央銀行だったが、今ではドルを買っているのは短期売買の
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アメリカ
日本
憲法
企業
ドイツ
分析
政策
投資
自由
全体公開 2007/12/13
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アメリカにおける医療制度の現状を説明するとともに
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アメリカにおける医療制度の現状を説明するとともに、わが国の医療改革について述べよ
1、アメリカの医療保障制度
アメリカでは、わが国のような国民全体を対象とした公的医療制度はなく、医療保障は公的医療保険としてのメディケアと公的医療扶助制度としてのメディケイドという制度がある。
⑴ メディケア
メディケアは65歳以上の高齢者、障害者年金受給者、慢性腎臓疾患者を有する被保険労働者とその家族を対象とする医療保険で、パートA(病院保険)とパートB(補足的医療保険)、さらにパートC(民間運営のマネジドケアを取り入れている選択プラン)の三つから構成されている。
パートAは強制加入となっており、医師の診療報酬を含まない入院費用や退院後の医療費等を給付する。但し一部自己負担が課せられる。この財源は社会保障税である。パートBは任意加入とされているがパートA加入者のほぼ全員が加入している。これはパートAでは給付されない医師の診療報酬や在宅医療費用、外来診療費用等を給付する。但し、これも一部自己負担が課せられる。これについての財源は、加入者が負担する保険料と連邦の一般歳入である。パートCは、あらかじめ保険加入者と保険者と医療提供者との間で医療や介護サービスの提供とその費用の負担について取り決めておくプランで、パートBの保険料に加え、パートCの保険料を支払うことで、長期看護、外来医薬品等の保険給付も受けられるというものである。
この制度の目的は、アメリカの65歳以上の高齢者や身体障害者など、市場原理から排除されるおそれのある弱者保護であり、運営管理は連邦政府がおこなっている。1999年の調査では、メディケアの加入者は高齢者が約3390万人となっている。
⑵ メディケイド
メディケイドは、1965年にメディケアと同時に制度化された、低所得者を対象とする公的な医療扶助制度である。その運営は連邦政府のガイドラインのもとで州政府が行っており、制度の内容は各州によって異なる。
メディケア・メディケイドの制度創設の背景には、民間医療保険では高齢者の対応ができないという多くの国民の認識があった。高齢者に限定することは医師会にとっても、診療の自由の幅を犯されることを最小限に止めることができることから受け入れやすいものであった。連邦政府としても、既に高齢者年金が軌道にのっており、その運用を見通すことがある程度できていた。つまりメディケア・メディケイドはどの方面からも合意を取り付けやすい制度であったのである。
2、アメリカの民間医療保険
上記のように、アメリカには、国民誰にも適用される普遍的な公的医療保険が存在しないために、民間医療保険が発展している。しかし、民間医療保険が誕生したのは、1929年になってからであり、さほど長い歴史を有するものではない。 アメリカの民間医療保険には、民間非営利保険組織ブルークロスによる病院保障保険と、同じく民間非営利保険組織ブルーシールドによる医師の診療報酬保障保険、そしてこれらに加え、民間営利保険会社による医療保険がある。なお、ブルークロスとブルーシールドは現在、ほとんどが合併されており、その略称はブルーズとなっている。 ブルークロス、ブルーシールドは、営利保険会社とは異なる取扱を受けており、一定の資金の確保業務が免除され、さらに州及び連邦税も免除されている。また、メディケアにおける政府と医療機関及び被保険者との間での中間支払い期間としつ支払い事務を行なっている。 ブルークロス、ブルーシールドの場合は、年齢や病歴の相違を問わず、各被保険は同一の
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アメリカ
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制度
550 販売中 2008/02/25
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アメリカの単独主義と日本の選択
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立場
単極構造によってアメリカは帝国化した。単極構造が次第に多極化へと向かう中で、日本はアメリカとの協力関係を維持するべきである。
冷戦後、米国はそれまでの国連離れから一変して、国連を中心とした多国間主義の傾向を強めた。1990年のイラクによるクウェート侵攻に端を発した、国連安全保障理事会の制裁決議と、多国籍軍によるイラクへの軍事侵攻は、国連を中心とする集団安全保障体制への期待を高めた。
しかしその期待は、2001年の同時多発テロ、イラクやアフガニスタンとの戦争など、米国を取り巻く不安要因によって消え去った。アメリカは、対テロ戦争の名の下に帝国化し、単独行動の比重を高め、国連と対立するようになった。
多国間主義というのは、つまり民主主義の理念である。民主主義ならば、アメリカの理想であり、異議を唱える理由はどこにもない。しかし、大国として君臨することと、民主主義には本質的に相容れない要素がある。多数決原理を正当とする民主主義の理念に従っていたら、アメリカは国際社会への影響力を保てなくなるのである。
S.ハンチントンの主張にあるように、冷戦後、唯一の超大国となったアメリカの要求する国際秩序は、地域の大国が求める、より多極的な国際秩序とは相反するものである。
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550 販売中 2006/08/02
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『G.W.ブッシュ政権とアメリカの保守勢力』から分析するアメリカのイラク攻撃決定要因
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イラクと9.11の関連の曖昧さや国際的な批判にも関わらずG.W.ブッシュ政権をイラク攻撃に踏み込ませたものは、ラセットのモデル以外のところにあると考えられる。その一つが『G.W.ブッシュ政権ため理科の保守勢力』で記されていたG.W.ブッシュ政権の権力構造が作るイデオロギー的な保守主義にあることは容易に推測できる。ブッシュ大統領自身は、必ずしも保守主義イデオロギーの持ち主ではない。政権が保守主義的な政治路線をいく大きな要因は大統領個人ではなく、彼を支える閣僚と各省の高官たちと、議会共和党にある。最も影響力を持つのは、父ブッシュ政権で国防長官を務めた副大統領のチェイニーだろう。彼は多くのレーガン流保守主義者を国務省・国防省に入れ、共和党議会との立法にかかわる連絡・調整に大きな役割を果たしている。また、ブッシュのテキサス州知事時代からの腹心である補佐官のローヴも重要人物である。彼は政権を支持する保守主義団体に対応することが役割であり、宗教右派との結びつきも強い。こうした保守主義勢力が、ブッシュ大統領の野心的な性向、そして宗教的右派・福音派の単純な善悪二元論や、自らの信念を絶対視する傾向と結びつき、政権のイデオロギー的特性を形作っている。こうしてブッシュ政権では、それらのイデオロギーが台頭し、政権内での力関係と対外環境の変化によって大統領の政策課題となり、彼の政策選択肢を構成し、その最終決定を導き出しているといえる。彼をイラク戦争に駆り立てたのは利益よりもイデオロギーであった。9.11以降、彼の世界情勢についての演説には、自由と民主主義をイラクにもたらし中東に広げる、というネオコン流のウィルソン主義がしばしば出てくることからもそれはよく分かる。こうした保守主義路線を突き進むブッシュ政権が支持されたのは、9.11事件による国民の精神的打撃がかなり大きかったこと、さらに第三章で上げられている「思いやりのある保守主義」を掲げることにより、ブッシュ政権が保守主義路線をとりながらその政治基盤を中道に広げるという荒業をやってのけたことに要因があると考える。
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