連関資料 :: 発達と学習

資料:80件

  • 人間の発達学習 第2分冊
  • (1)人間には新奇な情報を求める行動を起こさせる知的好奇心と呼ばれる動機があると考えられている。知的好奇心には明確な探求の方向性を持たず、幅広く情報を求めるような「拡散的好奇心」と、特定の対象に対してより多くの知識を求めようとする「特殊的好奇心」の2つのタイプがあるとされる。授業で引き起こされるのは特定の学習内容が対象となる特殊的好奇心である。よって、特殊的好奇心を高めるような教授方法を採られれば、学習が内発的に動機づけられ、学習意欲を高めることになる。  特殊的好奇心が引き起こされる条件の1つとして、バーライン(1965/1970)は認知的葛藤が生じることを挙げている。認知的葛藤とは、人間の内部で起こる背反する複数の概念間の衝突とでもいえる状態である。つまり互いに矛盾するAの考え方とBの考え方の両方を意識させることによって葛藤が生じ、人はその葛藤を解消しようとする方向に関心が向く。その結果、葛藤を解消するための情報を収集しようとする内発的な学習行動が起こるというのである。波多野ら(1973)は、認知的葛藤を利用して知的好奇心を高める具体的な方法について、3つの方法を挙げている。  1
  • 知的好奇心について
  • 550 販売中 2010/08/24
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  • 人間の発達学習 第1分冊
  • 人間の発達と学習 第一分冊 略題(自我の発達) 子供の自我(自己)の発達を踏まえた指導のあり方について考察せよ -------------------------------------------------- 能動的に行動する様子で一番初めに考え付く事は、母親に対する独占意欲であると私は考える幼児期の子供にとって一番の理解者であり、一番の身近な存在として子どもは捉え、何かあると常に自分(幼児)中心の考え方が広がる事については言うまでもない。今まで、母親の存在が幼児に対して割いてきた時間の割合を考えれば必然的に割り出される状態である事に違いはない。  さて、子供の他に積極的に働きかける影響を考えたい。まずコミュニケーション能力の発達が挙げられる。子供同士、大人との関わりの中で子供は、コミュニケーションの中から社会性を学び、自分の周りで起きている事柄を認知できるようになっていく。これは積極的に働きかけ、その変化を捉え、自分に取り込んでいく場合では、自らの考え方を押し付けることなく、方向性を与え導く事によって教育は行われていく。  イメージの発達、言葉の発達が進むことになるが、イメージや
  • コミュニケーション 発達 社会 学校 道徳 家族 幼児 児童 子供 学習 人間の発達と学習 レポート 玉川 第1分冊
  • 1,100 販売中 2009/07/03
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  • 学習障害児に対する発達科学の支援と今後の課題
  • 学習障害児に対する発達科学の支援と今後の課題 Ⅰ はじめに  学習障害や注意欠陥/多動性障害(ADHD)、自閉症などの発達障害の存在が広く知られるようになって久しい。最近ではテレビ番組や雑誌など、様々なメディアでよく取り上げられ、注目される機会も増えてきたように思う。しかし、こういった名前が騒がれるようになった今日においても、それらについて正しく理解している人は少ないのではないだろうか。これまで「勉強のできない子」「落着きが無く、乱暴な子」とレッテルを貼られて倦厭されていた子どもたちが、今度は代わりに「発達障害」というレッテルを貼りなおされただけであって、世間的な認識はさほど変わっていないという印象すらある。障害を持つ子どもを遠巻きにし、自分の子どもとできるだけ距離を持たせたいと思ったり、自分の子どもに障害があったとしても、それを認めたくないと思ったりする親の心理は依然として存在する。そういった認識が、障害の発見を遅らせたり、改善を妨げたりする原因となっているのは周知の事実であろう。これらの心理的な問題を克服するのは非常に難しいが、発達障害を学び理解する態度を身につけることによって、多少は解消していくのではないか。発達障害を真の意味で理解しようと思ったら、単に子どもの問題行動だけを見て、悲観していてはいけない。その障害をもつ子どもが「現時点でどれだけのことができるのか」、そして「どういった部分での問題を抱えているのか」を明らかにしていくことが必要である。なぜならば、今日までの研究によって、多くの発達障害は適切な指導や介入によって問題の改善が可能であることがわかっており、この適切な指導や介入を行うためには子どもの抱える問題の本質を見極めなければならないからである。この介入は早い時期であるほど改善効果が期待できることもわかっている。子どもたちの将来の可能性を潰してしまわないためにも、発達障害は早期発見によって改善が可能であるという理解を、もっと世間に広めていくことが必要である。このレポートでは、特に学習障害に注目し、近年の発達科学がどのようにして発達障害に対する支援を行ってきたか、また今後どのような発展が期待できるかについて述べたいと思う。 Ⅱ 発達科学の基本的態度 発達心理学、実験心理学、臨床心理学、行動分析学などの諸分野を基礎として近年発展してきた統合的分野としての発達科学は、子どもの「できること」と「できないこと」を明確にした上で、「できること」の範囲をできる限り拡大していくことを目標にしている。そのためには、子どもの抱える問題の原因を、個人的内面的なものに求めるのではなく、子どもと環境との相互作用を改善していこうとする態度が必要である。この態度はスキナーの発見したオペラント行動のメカニズムから示唆を得ている。彼は「人間の行動は環境からのフィードバックによって影響を受ける」という随意的な反応のメカニズムを発見し、これまで人間の奥底にあると思われていた問題も、環境と個人との相互作用を改善することによって乗り越えられるのだという見解を提示した。この基礎的な見解を応用して、今日の発達障害に対する介入は、子どもの反応を改善させるような環境を考え、提示して再び反応をみるという作業に重点をおいている。発達科学は、この他にも様々な分野の研究から基盤となる知識を得て人間の行動についての理解を深め、それをどのように臨床場面で応用できるか考えることによって、より正確な問題把握とその改善により効果的な方法論の確立を目指している。 Ⅲ 学習障害とは  発達科学が具体的
  • レポート 心理学 ADHD 自閉症 発達障害児 支援 トレーニング
  • 550 販売中 2007/10/10
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