連関資料 :: 心理学
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心理学実験レポート ストループ効果
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目的
一般的に、心理的な葛藤(conflict)とは、同時に満足させることが困難な要求や衝動が、同じくらいの強さで個人内部に存在し、行動を決定することが出来ない状態のことである。Lewin.K(1935)によれば、この葛藤には3つの基本形が存在する。第一に、同じくらい魅力的な対象が2つ以上あり、同時に全てを得たいがそれが不可能な場合に生じる接近-接近型(approach-approach型)、逆に自分にとって望ましくない対象が2つあり、いずれも選択したくない場合に生じる回避-回避型(avoidance-avoidance型)、そしてある活動を行うことが肯定的な側面と否定的な側面を併せ持つ場合に生じる接近-回避型(approach-avoidance型)である。この3つの基本形が単独または組み合わさることにより、葛藤状態が生じている。 では、このような葛藤が、認知的水準において起こる場合ではどうであるだろうか。人間は、外界の刺激に反応する場合に、反射などのように常に意識的にその反応を操作することはできない。さらには色、形、大きさ、方向などといった刺激の持つ属性を選択的に取り出して、それぞれ独立に注意を払うことはできない。 今回の実験では視覚の認知的水準における矛盾葛藤(認知的葛藤、cognitive conflict)を、ストループテスト(Stroop Test,正式にはcolor word conflict testと呼ばれている)を用いて確かめた。この課題は、単語がどのように処理されるかを明らかにするために、インク色と語の意味とが不一致なカラーワードに対して、そのインクの色を命名(色命名,color naming)するように課される。すると命名に要する反応時間が増大し、反応が困難になるという認知的葛藤現象、つまりストループ効果が生じる。この現象は、言葉の意味がインク色の認知を阻害していると考えられる。簡単にいうと、文字意味と文字色のように同時に目にする二つの情報が干渉しあう現象のことである。これは、1935年にストループ(Stroop,J.R.)がカラーワード効果についての論文を発表したことが始まるといわれている。例えば、色名を答える質問を行った場合、赤インクで書かれた「あか」の色名を答える場合より、青インクで書かれた「あか」の色名(『あお』)を答えるほうが時間を要することをいう。また、文字の意味を答える質問を行った場合、赤インクで書かれた「あか」の意味を答える場合より、青インクで書かれた「あか」の意味(『あか』)を答える場合の方が時間を要する。このように、文字を読ませたときに、実際の色が干渉することを逆ストループ効果と呼ぶ。この課題は,単に文字を読む,色を言い当てるだけではなく,色の判断と文字を読むという二つの異なる情報が同時に脳に入ったときの「葛藤」により色を答える反応が遅くなる現象があることを教えてくれる。さらに、近年の研究では、文字を読むことは色を命名することより簡単であることが明らかになっている。
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心理学
ストループ効果
逆ストループ効果
認知的葛藤
自動化
相対的速度
日本女子大学
実験レポート
660 販売中 2007/01/08
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心理学実験法の実験法についてまとめ
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「心理学実験法の実験法についてまとめ、自分の問題意識に沿った実験のテーマや方法について考察せよ。」
心理学研究のなかで、もっとも有効的な方法であるとされているのが実験法である。実験法とは、観察場面に対してなんらかの人的な操作を加えて、そこで発生してくる行動や事象を観察していく方法とされている。つまり、心理学での実験とは仮説を実際の現実場面に移し、その現実場面のなかで実証的に仮説を検証していく方法であると言える。仮説とは、どういった原因が、どういった結果を生み出していくかという因果関係を検討していく形で提出される。
物事の因果関係について検討していくことが実験法の目的であると考えられている。原因となる要因、つまり独立変数を変化させていき、どういった結果(従属変数)がそこに生じるのかを調べていくのだ。通常は、独立変数の操作を受ける実験群と、操作を受けない統制群といった複数の条件群が設定され、両群の従属変数の差や異なりについて比較することにより、独立変数の効果について検討をする。その結果から仮説を支援するか、もしくは却下するかが決められ、対象とした事象についての因果関係をはっきりとさせるのだ。
実験法には、実験室実験とフィールド実験とがあり、実験内容や目的などから合う方を選択していかなければならない。
①実験室実験とは、人工的に実験室で場面や環境を設定していく方法であり、操作の自由度が高く条件の統制が簡単で厳密な実験が可能だが、人工的であるため得られた結果の一般化が難しいという点が課題となってしまっている。しかし、基礎的な心理の研究領域ではこの実験室実験が使用されることが多い。
②フィールド実験とは、現実の生活場面に実験を持ち込んで実施する。自然体であるが、状況を統制する事が難しく、余計な要因が入り込んでしまい因果関係が不明瞭になってしまったり、結果に無関係な要因の影響が出てしまったりすることがある。また、日常の場面に実験操作を持ち込むためテーマによっては、被験者に対する倫理的問題や道徳的問題を招きかねない。教育・社会・産業など現実の社会的場面、または応用的な心理研究などで使われている。
心理学実験法の基本的な手続きは、目的→方法→結果→考察といった形で進む事が多い。
①目的とは、仮説を導いていく課程を論じていく部分だ。仮説は、原因と仮定される事象と結果と仮定される事象間の関係について記述される。実験的研究では仮説が重要であり、これがないと実験で何を操作し何を測定するか決まらない。これを導く目的では、研究者は自分の立てた仮説がいかに合理的で検証に値するかを論ずる必要があり、証明する目的である実験法も魅力や説得力の大きさに左右されやすい。また仮説導入に先立ち、関連する理論や先行研究のレビューを行うこともあり、自分のテーマに関連した問題が各学問領域でどのように扱われてきたか概観し、学術情報を自分のテーマに沿って批判し、体系化する作業だ。
②方法は、仮説構成する原因と結果の具体化をする。原因は実験操作によって生み出されていき、参加者の反応に影響を与えると予測される出来ごとを、研究者が実験状況に人工的に発生させ、強さや性質をコントロールするのだ。結果は何らかの形で測定でき、原因の影響が現れると予測された参加者の反応を捉え数量化する試みである。また、実験場面や装置などについても具体的なものを考える必要があるのだ。つまり、どんな資材や装置を使うのか、どんな環境下で行うかを実験の仮説や目的にそって考える必要がある。
③結果とは、得られデータを、主に統計的な面から検討
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実験
環境
心理学
心理
社会
高齢者
問題
課題
食事
考察
550 販売中 2008/06/05
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実験心理学と日常生活・社会との関連について
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(1)現代人の生活と実験心理学への期待について
日本経済は今や、右肩上がりの高度経済成長は終わり、低成長どころかマイナス成長の時代を迎えたといわれている。自分たちの生活を守るための最低限の収入を得ようと四苦八苦している状態である。この様な社会背景の中で実験心理学への期待が高まっている。
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実験心理学
日常生活
一億分裂症
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心理学基礎実験 認知的葛藤
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第一章 序論
一般的に、葛藤状態とは、同時に2つ以上の要求が存在し、しかも、目標間の誘意性の強さがほぼ等しい場合には、生物体はいずれかの目標を選択するか決定できない状態のことである。我々の日常生活の中には、日々葛藤が生じている。Lewin(1935)によれば、この葛藤には3つの基本形が存在する。第一に、2つ以上の要求に対し、いずれの要求も応じたいという接近−接近型、逆にいずれの要求も避けたいという回避−回避型、そして他の場合と違い要求が一つだけであり、この要求に対して応じたい一方で、避けたいという接近−回避型である。この3つの基本形が単独、または組み合わさることにより、葛藤状態が生じている。
では,このような葛藤が、認知的水準において起こる場合ではどうであるだろうか。人間は、外界の刺激に反応する場合に、反射などのように、常に意識的にその反応を操作することはできない。さらには色、形、大きさ、方向などといった刺激の持つ属性を選択的に取り出して、それぞれ独立に注意を払うことはできない。例えば、聴覚の場合では、男性が女性の言葉を使用するのを奇異に感じてしまう。これは、刺激の持つひとつの属性を明示する場合に、同時に必ず他の属性をも指示することになるからである。
また、視覚における認知的水準における矛盾葛藤には、Stroop Testがあり、認知心理学の課題では有名なもので1935年、John Ridley Stroop博士が考案した。彼の名前をとって一般的にはStroop testと呼ばれている。(正式にはcolor word conflict testと呼ばれている。)この課題は,単に文字を読む,色を言い当てるだけではなく,色の判断と文字を読むという二つの異なる情報が同時に脳に入ったときの「葛藤」により色を答える反応が遅くなる現象があることを教えてくれる。このことはStroop効果と呼ばれている。近年の研究では、文字を読むことは色を命名することより簡単であることが明らかになっている。
今回の実験では、単語がどのように処理されるかを明らかにするためにストループ干渉課題を用いる。この課題では、インク色と語の意味とが不一致な色単語に対して、そのインクの色を命名するように課される。すると命名に要する反応時間が増大し、反応が困難になるという認知的葛藤現象―ストループ干渉効果が生じる。この現象は、言葉の意味がインク色の認知を阻害していると考えられる。
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