連関資料 :: 学力

資料:56件

  • 子供の理解力と学力に応じた教授法
  • 子供への教授において、子供ひとりひとりの理解力を正確に把握しているかどうかは、円滑に授業を行う上で重要であると言える。      「理解力」は一般に「物ごとの意味を知り分ける能力」※1と意味づけられるが、教育現場では「教科における問題と解答の因果関係、正誤や道徳的善悪を知り分ける能力」と定義されよう。たとえば数学では、y=axは比例式であり、1冊600円の本を5冊買った総額を求めるのになぜ比例式が用いられるか、また道徳では、なぜ人を殺すことはいけないかを説明できる能力が、学校教育での理解力と言えよう。また理解力について考えるとき、次のことを留意しなければならない。 ひとつに「知能」を心理学的視点から把握することである。「知能」の語は、文字や記号を通し論理的思考を行う「抽象的能力」、新たな知識を吸収しながら目標を達成していき、問題解決の能力を身につける「学習能力」、自然・社会環境に適応し自己を調和させ、その中で自己欲求を充足させる「適応能力」、そして知能検査などで数値化される「操作的定義」に分類される。これらはいずれも個人差があることを留意すべきである。また知能は子供の発達段階で大きく変化することや、周囲環境の影響が大きいことも理解する必要がある。前者についてはサーストンの多因子説に基づいた場合、知覚因子は12歳、空間因子・推理因子は14歳、数因子・記憶因子は16歳に80%の成熟を迎えるため、教授対象に応じて理解可能な内容か否かを慎重に判断しなければならない。また後者は保護者との関係や兄弟姉妹の有無、世帯構成や養育環境などを把握した上で、子供の性格を見極める必要がある。このように知能は個々多様であるため、教授に際し最も有効な方法を考える必要がある。 たとえば整数の四則計算はできるが、分数でつまずく子供は小学校の学習内容に戻る必要があるし、「-5-3」を「-2」と答える子供は数直線を用いた指導によって正答に導くことができよう。一斉授業で理解不足の生徒にはプログラム授業でのフォローが重要となる。プログラム授業を行う際に直線型・分岐型のいずれを用いるかは子供の理解度によるため、教師は子供の現状理解度を常に把握している必要がある。また学習障害・アスペルガー症候群の子供には、その子供の特性を最大限引き出しつつ、達成動機を高めていく教授が有効である。学習障害では多動・多弁・注意散漫・興奮・固執など、アスペルガー症候群では情緒不安や他者とのコミュニケーション障害や固執など問題点とされるが、子供の特性を生かすという視点から考えると「固執」=「ある領域での優れた集中力」ととらえることができる。興味関心・好奇心が一方向に向きやすいため、基礎的な学力の定着には、根気よく理解することの意義を知らせ、その上で達成動機を高めていく必要がある。「困難な課題よりもむしろ無理なく解決できる課題の方に注意を向けさせることが望ましい。(中略)不足している基礎的学習能力が何であるのかを詳細に調べ、その能力を補充するための治療教育を長期間に渡って継続する必要がある」※2との島田氏の指摘はもっともであると考える。 ふたつに「学力」の判断についてである。学力を知識学力・技術的学力・態度的学力に三分して考えた際、知識学力は正誤の判断、論理的思考による根拠の推定など、ペーパーテストで数値化されやすいが、技術的学力では技能や表現、態度的学力は態度・興味・関心を判断するため、学力として見えにくい特徴がある。そのため理解の到達を見る手段として、ペーパーテストを用いる方法は一定の限界があると認識しなけれ
  • 教育 理解力 教授
  • 550 販売中 2008/06/28
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  • 教育権‐旭川学力テスト判決を通じて‐
  • 1.はじめに 今回、「教育権」論をテーマに、旭川学力テスト判決を軸として考察を行った。「教育権」は後述するとおり、その定義は一義的ではなく、多くの概念を含んでいる。これまで多くの裁判の中でその「教育権」の考え方が争われてきたが、その中でも、教育権が国家権力に帰属すると解する「国家の教育権」と人民の基本権として人民に帰属すると解する「国民の教育権」という二つの考え方が対極に位置していた。その二つの考え方が本判決に至るまで、変容を遂げ、議論されてきたが、本判決により一応の決着がつけられた。
  • 憲法 子ども 教師 社会 文化 学校 政治 法律 国家
  • 550 販売中 2009/11/05
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  • 1 新学習指導要領に対して、「学力低下」が議論されている
  • 1 新学習指導要領に対して、「学力低下」が議論されている。「学力とは何か」について論ぜよ。 学力の低下=従来の教育における「基礎学力(基本的な知識理解、理科とか社会とか、漢字とか)」 それに対して 現行の学習指導要領でいう「学力」=「新しい学力観」として唱えられた「情報を取捨選択し、活用する能力」と「生涯学び続けようとする意欲の2本柱からなるもの。  1970年代から1980年代にかけて、日本の教育は知識注入を中心としたいわゆる「詰め込み教育」が行われた。この教育のあり方により受験戦争を招き、結果いじめや校内暴力などの問題が発生した。  そして、当時の臨時教育審議会は詰め込み教育が子供たちの生
  • 佛教大学 通信 科目最終試験 学校教育過程論 学力低下
  • 770 販売中 2008/11/11
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  • 学力低下の実態についてまとめその問題点を整理せよ。
  • 学力低下の実態についてまとめ、その問題点を整理せよ。 さまざまな学力低下の議論が交わされる中で、学力低下を実証するデータが出ている。 たとえば、小学校4年生の理科で、月の満ち欠けの分野。つきの形は2つだけしか学習しない事、星座の分野においても2~3つだけしか学習しない事などがあげられる。 また、算数・数学では削除されるもの教える時期が遅らされるものがかなりある。たとえば、台形の面積の求め方を削除したり、対称の分野など、学習する時期が遅らされている。 さらには中学校英語で必修とされる英単語の激減、小学校6年生で教えるべき漢字の激減など、各教科とも学習内容が大幅に削減されている。  このような削減
  • 教育社会学科目 学力低下の実態 科目最終試験
  • 550 販売中 2008/10/06
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  • 20080929学力テスト志望校判定テストご案内
  • 中学3年生・保護者 様  平素は、当「八学塾」をご愛顧賜り、感謝申し上げます。 さて、このたび10月12日(日)に、「10月度学力テスト・志望校判定テスト」を実施いたします。  内容といたしまして、「学力判断」では、主要5教科(英語・国語・数学・理科・社会)で、各教科で単元ごとに「得意分野」「不得意分野」を把握でき、今後、効率的な学習を進める上での参考になります。これからの時期は受験生にとって、いかに効率よく学習を進め理解できるかが、高校入試はもちろん、高校進学後、学習する上で重要になってきます。 また、志望校判定テストでは、他社では志望校記入欄平均3校に対し、当塾では第1希望~第5希望と、5
  • studytestinformation
  • 全体公開 2008/10/02
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  • 教育方法論 「新しい学力観」について、それを保障するための教育法について
  • 日本の教育の歩みを振り返ってみると、まず江戸時代に庶民の間に広く普及した「寺子屋」の教育が欠かせない。内容は「読み・書き・算」から始まり、実生活に即した「往来物」といわれる教科書の知識を教え込むものであった。ここで注目したい点では、その教授のしかたであり、あくまで師匠と弟子が一対一で習うという個別指導が中心であったとういことである。一人ひとりの子どもの学習進歩に合わせて教授がすすめられているので、早く進む子と、ゆっくり時間をかける子との違いがあっても、わからないままで次の内容に入ることはなかったのである。
  • 日本 子ども 教師 学校 差別 学習 評価 指導 学力 運動
  • 550 販売中 2009/09/07
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  • 教育社会学 第2設題 学力低下とは何か
  • 『学力低下とは何かを明らかにし、社会階層のような社会的不平等と学力がどのような関わりをもつのかについて述べよ』 【学力低下とは何か】  近年の国際調査で子どもの読解力や数学の能力の低下が相次ぎ問題化している。経済協力開発機構(OECD)加盟国の15歳生徒の2003年調査(PISA)では、前回1位だった数学的リテラシーが6位に低下し、8位だった読解力は14位にまで転落し、下げ幅は参加国のなかで最大となった。また、学力の二極化傾向も論じられ、「ゆとり教育」に対する批判が集まり、中山成彬文部科学相(当時)は路線転換を指示することとなった。学力状況を把握するため地方でも統一的なテストを行う動きが広がり、文部科学省では平成19年度から全国学力テストが実施された。 現代の学力低下議論の特徴の一つとして、小堀圭一郎(2002)は、新しい世代の学力が前の世代の学力に及ばない、縮小再生産の過程が始まったのではないかという疑念があるところに根本的かつ深刻な問題があると述べている。この疑念の根本にあるものが、「学ぶ」、「勉強する」ということに対する価値付けの低下であり、学生に学習する習慣が
  • 環境 経済 社会 小学校 子ども 学校 社会学 国際 科学 学力
  • 550 販売中 2009/11/08
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  • 授業研究「『確かな学力』を育てる授業の確立のために必要な基本的事項について」
  • 「『確かな学力』を育てる授業の確立のために必要な基本的事項について」  平成15年の学習指導要領の一部改正の際において、中央審議会は「まずは[生きる力]を知の側面からとらえた[確かな学力]を育むため、学習指導要領に示されている共通に指導すべき基礎的・基本的な内容を確実に定着させること、各学校における創意工夫を生かした特色ある取り組みを充実させることを提案する。」と述べている。  「確かな学力」とは、知識や技能はもちろんのこと、学ぶ意欲や、自分で課題を見付け、自ら学び、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力等までを含めたものであり、これを個性を生かす教育の中ではぐくむことが肝要である。この学力観は、思考力・判断力・表現力や学ぶ意欲などまでを含めて総合的にとらえるものである。  一方の「生きる力」とは、「いかに社会が変化しようと、自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力」「自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心など豊かな人間性であると考えた。たくましく生きるための健康や体力」というものであ
  • 550 販売中 2009/01/28
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