連関資料 :: 性同一性障害について

資料:7件

  • 同一障害
  • 性同一性「障害」  「性同一性障害」という言葉に、いつもながら引っかかりを感じる。いうまでもなく、これはgender identity disorderという英語の医学用語の直訳であり、日本においてはdisorderは「障害」と訳されるのが医学界の定訳ということであるから、そこに深い意味が込められているということは、おそらくないであろう。  にもかかわらず、この「障害」という言葉に違和感を感じるのはなぜか。ここで当然に、「障害者」という言葉に突き当たる。そして、この違和感を分析すると、次の二つの要素に分けることができる。  一つは、性同一性障害者は「障害者」ではない、という違和感。  もう一つは、「障害者」が「健常者」でないということから来る違和感。  まず、第一の点について、たとえば同性愛が米国において、かつては精神疾患と考えられていた。しかし、現行のDSM-IVという診断基準マニュアルでは、同性愛は精神疾患とは考えられていない。この根底には、一般に思われているようには異性愛は自明のものではなく、同性愛も異性愛も性(性的指向)の多様なあり方の一つに過ぎない、という考え方がある。  こ
  • 全体公開 2007/12/21
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  • 同一障害について
  •  本レポートでは、私が得た性同一性障害に関する情報を元に私の考えるところを述べることにする。  性同一性障害。最近よく耳にするようになった単語である。この単語が一体どのような状態を指すのか、最初に示しておこう。性同一性障害とは、遺伝子による性別や身体的な性別、社会生活上における生物や戸籍上の性別といった出生に付随する性別と、自分がどちらの性別に属しているかと感じる精神上の性別が一致しない障害である。自分の出生に付随する性別であることに違和感や不快感を持っている人のことを指す。決して同性愛者を指すわけではない。同性愛者とは出生に付随する性別に対し違和感や不快感を持っているわけではなく、単に恋愛対象が同性に向いている人を指す言葉だからである。  また、性同一性障害には大きく分けて二つの段階が存在する。二つを比べたとき、他方に比べ重度の性同一性障害にあたるのが、トランスセクシュアルである。これは性別再判定手術(いわゆる性転換手術)を望むほど強く違和感や不快感を持っている人々を指す。もう一つの段階がトランスジェンダー。性別再判定手術を望むまではいかないが、自分の出生に付随する性別に対して違和感や不快感を持つ人々を指している。
  • レポート 性同一性障害 トランスセクシュアル トランスジェンダー
  • 550 販売中 2006/02/03
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  • トランスジェンダーと同一障害
  • トランスジェンダーと性同一性障害  近年、「トランスジェンダー」と「性同一性障害」という言葉が使われるにあたって、混乱が激しくなっているように思う。前者は社会学的な用語で、後者は医学的な用語であるが、この二つの用語は、時にはほぼ同一の意味で用いられ、時には異なった意味で用いられる。  例えば、「トランスジェンダー」の語に、ホルモン療法などの医療行為を受ける人、という意味をもたせることが通例になる一方、逆に医学的な診断を受けず、医学的な処置を望まない者が「性同一性障害」を名乗ることの是非が論じられたりする。  では、なぜこのような混乱が生じたのか。  一つに、近年において「トランスジェンダー」よりも「性同一性障害」が用いられることが多くなり、本来「トランスジェンダー」というべきところを「性同一性障害」ということによるように思える。とりわけ1996年の埼玉医科大学による、「合法的な」性同一性障害治療の解禁以来のことであろうが、性別の越境という社会的事象について、近年は医学的な関心からの理解が、社会学的な意味での理解を上回っている。  しかし、性別の越境は、性同一性障害によるものに限られない。また、性同一性障害をもつ者が、医学的な意味でなく、社会的に性別の越境を試みる場合、これは医学とは別次元の行動である。  もっとも、医学はそれ自体独立した存在ではなく、社会的な存在である。つまり、医学は絶えず社会によって意味づけられ、逆に社会現象を意味づける。  そんなわけで、本文ではこの二つの用語の関係を再検討してみようと思うが、ここでは必然的に、医学と社会の関係を問わざるを得ない。すなわち、医学と社会の関係を整理することが、この二つの用語の用法の混乱を収束させる手がかりとなる。 *   *   *  「トランスジェンダー」(transgender, transgendered,TG)という用語を初めて耳にした方でなければ、この語が広義と狭義の二つの意味を持ち合わせていることはご存じかと思う。  一般的な理解で言えば、広義の「トランスジェンダー」とは、社会学的に見て、広く性別の越境を試みる者、を意味する。いわゆるTV(transvestite,異性の服装を身につける者)、TS(transsexual,性同一性障害をもつ者で、身体的性別の改変を望む者)、狭義のTG(後述)を包含する。その動機は、後述の「性同一性障害」によるものでなくとも、同性愛やフェティシズムによるものを含むほか、メンズ・ウィメンズリブなど思想的な動機によるもの、文化的背景に基づくものをも含みうる。  一方、狭義の「トランスジェンダー」とは、性同一性障害を持つ者のうち、性別適合手術(sexual reassignment surgery,俗に性転換手術と称される)を望まない者をいう。  そして、「性同一性障害」(gender identity disorder)とは、医学的にみて、外性器や染色体などから判断される身体的性別(sex)と、性自認(gender identity)すなわち自分が男女どちらの性別に属するかという認識に、不一致がある状態をいう。  ここで前提として、「トランスジェンダー」「性同一性障害」の各々の用語が、日本において使われてきた文脈を簡単に見てみる。  私の知る限りで、「トランスジェンダー」の語が日本で最初に使われたのは、渡辺恒夫『トランス・ジェンダーの文化』(1987)である。もっとも、この著作は漫画など文化的な性別越境を広く扱っていて、今日に言う「トランスジェンダー」とは、
  • 全体公開 2007/12/21
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  • 解離同一障害当事者から[傷つきやすい私たち]
  • DSM-4 A 2つ以上の異なる自我同一性または人格状態の存在(その各々は、環境および自己について知覚し、かかわり、思考する比較的持続する独自の様式をもっている)。 B これらの同一性または人格状態の少なくとも2つが反復的に患者の行動を統制する。 C 重要な個人的情報の想起が不可能であり、ふつうの物忘れで説明できないほど強い。 D この障害は、物質(例:アルコール中毒時のブラックアウトまたは混乱した行動)または他の一般身体疾患(例:複雑部分発作)の直接的な生理学的作用によるものではない 注:子供の場合、その症状が、想像上の遊び仲間または他の空想的遊びに由来するものではない 解りやすく言うと一人の人間のなかに同一性(多面性)として存在する物とは別の人格が存在する、と言うこと。  解離性同一性障害のことをはじめて知ったのは、まだ多重人格と呼ばれていたころのことです。私は個人的に読書が好きで、さらに体が弱かったものですから、幼いころから多くの時間を本と共に過ごしてきました。 解離性同一性障害とはお話やゲームのネタとして、神秘的、かつ面白いようでかなり脚色して書かれていました。解離性同一障害の方には大変腹立たしいことだとは思いますが、多重人格に憧れをもつ人間もいます。最近はテレビなどでもドキュメンタリーが放送され、広く一般に名前が知られる病気だと思います。ですがその名前の知名度に対し、その本質や治療の困難さはあまり知られていないと感じています。
  • レポート 心理学 DSM-4 解離性同一性障害 同一性 多面性
  • 550 販売中 2006/08/20
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