連関資料 :: 道徳教育の研究

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  • 道徳教育研究
  • 「生きる力」の育成と道徳教育について述べよ。 現代の「道徳教育」は我が国日本では江戸時代の儒教道徳が始まりであると考えられている。「藩校」や「寺子屋」などで封建社会の基盤となる「義・忠・孝・恩」などが教えられていた。この時代は、人の道は儒学によって習得し、物質的・技術的問題は洋学によって習得しようという「東洋道徳・西洋芸術」の考え方が中心であり、江戸時代に成立したこの考え方は明治時代以降にも継承されていったのである。  明治5年の「学制」では「修身科」という名称で道徳が一つの教科として開設された。しかし、ここでの教育は日常の礼儀や作法に限られ、修身科の目標も漠然としたもので不明瞭な点も多かった。 この学制の各教科の中での修身科は比較的軽率な扱いであった。強化され始めたのは明治12年の「教学大旨」が示された時である。大正新教育運動の時期には、明治期の徳目主義的な修身科に対する批判が起こり、新しい道徳教育の実践が出現した。例えるなら、子どもの日常生活を題材にし、自由に話し合いの時間を設ける、学級会や班活動の方法を工夫するなどである。沢柳政太郎が設立した成城小学校での「生活修身」はその代表例
  • 日本 道徳 子ども 学校 社会 教育学 哲学 生きる力 思想
  • 550 販売中 2009/02/03
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  • 道徳教育研究
  • 『現代の道徳教育の課題』 道徳教育とは小・中学校学習指導要領「第一章 総則」によれば「教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき,人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を家庭,学校,その他社会における具体的な生活の中に生かし,豊かな心をもち,個性豊かな文化の創造と民主的な社会及び国家の発展に努め,進んで平和的な国際社会に貢献し未来を拓く主体性のある日本人を育成するため,その基盤としての道徳性を養うことを目標とする。」とされており、また道徳教育を進めるに当たって,「教師と児童及び児童相互の人間関係を深めるとともに,家庭や地域社会との連携を図りながら,ボランティア活動や自然体験活動などの豊かな体験を通して児童の内面に根ざした道徳性の育成が図られるよう配慮しなければならない。」と記されている。また、道徳教育は学校教育活動におけるあらゆる機会、あらゆる場所において実現することが求められているのは当然であり、学校の場だけでなく、家庭・社会の場で総合的に行なうことも求められている。道徳教育は、子ども一人一人が幸福になることを前提として、個々の豊かな能力を見つけて伸ばす為にも行われなければならないのである。  今日、さまざまな教育改革を行なってきた中で、社会の変化に的確かつ迅速に対応する教育を実現するために、「生きる力」の育成という教育の目的を提示した。「生きる力」とは、「確かな学力」と「豊かな人間性」と「健康・体力」という三つの能力から成る「全人的な力」のことである。この「生きる力」の核となる豊かな人間性を育むためには道徳教育が必要不可欠であるが、現代の道徳教育には課題が残っている。それについてこれから述べていく。 小学校学習指導要領解説(総則編)では道徳教育について、道徳の時間が十分確保されていないこと、道徳の時間に興味・関心を持っている児童の割合は学年が上がるに従って低下していることなどが挙げられている。文部科学省の調べによると、道徳の時間を「楽しいあるいはためになる」と感じている児童生徒がどの程度いると思うかと教師に質問したのに対して、ほぼ全員または3分の2ぐらいという答えの合計は、小学校低学年で87.9パーセント、高学年では60.7パーセント、中学校では39.7パーセントに下がる。しかし、これは教師に質問した結果であって、生徒自身に質問すればもっと低い数字になることが予想される。一定の社会体験を積み、現実に道徳を説いていた政治家などが様々な不祥事を起こしている現代社会の実態を見る中で、言わば型にはめて上から押し付けるような道徳教育というのは受け入れられないのである。さらに自分が学校の中で大切にされていないと感じる子供が七割いるというような調査もある。そういう自分の人権が大切にされていないと感じている子供に対して、学校が人権の大切さを説いても心に響かないのは当然であり、まずは全ての子どもが自分の人権が大切にされていると感じることが出来るような学校づくりが必要なのである。枠にはめて上からかぶせるような道徳教育というものは現代の道徳教育には適していないのである。では、どうすればよいのだろうか。 学校は、子どもたちが豊かな人格を形成していく場であり、それは現代の学校においても当然変わることは無い。つまり、子どもたちが友達や教師と共に学び合い活動し、自分がかけがえのない一人の人間として大切にされ、頼りにされていくことを実感でき、存在感と自己実現の喜びを味わえるようにしていくのが学校であり、それを理解させるのが道徳教育なのである。つまり、道徳教育と
  • 佛教大学 レポート 道徳教育の研究
  • 550 販売中 2007/12/10
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  • 道徳教育研究
  • 『「生きる力」の育成と道徳教育について述べよ。』 変化の激しい現代社会に生きる子どもたちには今、「生きる力」が求められている。 1996年7月に出された第15期中央教育審議会第一次答申によって、「生きる力」の育成という新しい教育の目的が提示された。「生きる力」とは、①自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する能力。②自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性。③たくましく生きるための健康や体力。この三つの能力から成る、全人的な知・徳・体のバランスのとれた人間としての実践的な力で、生きていくための知恵とも言うべきものである。 2002年4月には、新学習指導要領が全面実施される。改訂の基本的なねらいは、「ゆとり」の中で自ら学び、自ら考える力などの「生きる力」の育成、教育内容の厳選と基礎・基本の徹底、個性を生かす教育の推進、教育課程の基準の大綱化・弾力化、「総合的な学習の時間」の創設などである。しかし、この新しい学習指導要領は授業時間の減少、教育内容の削減による「学力低下」論争を引き起こすこととなった。その結
  • レポート 道徳教育の研究 生きる力 A判定
  • 550 販売中 2008/11/05
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  • 道徳教育研究
  • 「生きる力」の育成と道徳教育について述べよ。 学習指導要領の第6次改訂では週5日制の完全実施、「総合的な学習の時間」の創設の2つが大きな特徴となっており、基礎・基本の学習と体験的な学習を同時平行的に進めることを目標とした。その改訂における道徳教育改善の基本的な観点は以下3つの視点から構成された。 「これからの学校と道徳教育」 学校は子どもたちの豊かな人格を形成していく場であり、子どもたちが教師や友達と共に学び合い活動し、存在感と自己実現の喜びを味わえるようにしていくのが学校である。 「生きる力と道徳教育」 教育においては「生きる力」の育成が不可欠である。「生きる力」とは、変化の激しい社会において、協調性や自律性など、人間としての実践的な力であり、豊かな人間性を重要な要素とする。 「教育課程の基準の改善のねらいと道徳教育」 教育課程は、「生きる力」の育成を図るものではなければならない。今日の子どもの現状や国際化の進展等を踏まえて、調和のとれた人間形成が、改めて強調される。 さらに道徳教育改善の基本方針としては、「生命を尊重する心を基盤として自立心、自己責任、善悪の判断などの基本的なモラル
  • 日本 子ども 社会 学校 道徳 生きる力 文化 学習指導要領 健康
  • 550 販売中 2009/05/11
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  • 道徳教育研究
  • 『現代の道徳教育の課題について述べよ。』  我が国の道徳教育は、戦前までは為政者の支配の道具として利用されてきたという経緯がある。為政者たちにとって国民は支配の対象であり、道徳教育は国民教化の手段であり、国民を締め付ける道具に過ぎなかったためだ。第二次世界大戦の戦中においても教育勅語の根底にあるのは天皇の神格化であり、あくまでその下での道徳教育という位置づけであった。  被教育者である子供の立場を十分に考慮していたとは言えない、このような為政者のための道徳教育が大きく変化を迎えるのは、戦後の教育基本法の成立においてである。米国の考えを色濃く取り入れた教育基本法によって、ようやく民主主義的な人間関係の探求が可能となった。もっとも戦後しばらくは「勅語」と「教育基本 法」の異なった二つの教育理念が学校現場で教えられていたが、昭和23年の「教育勅語等排除に関する決議」「教育勅語等の失効に関する決議」により、「勅語」には完全に終止符が打たれることになる。  かくして教育基本法に基づいた道徳教育が始まったが、それは上から教訓的に説教をするものではなく、各自が自発的行動することに力点が置かれたものとなり、これは今日の道徳教育の萌芽と言える。このような「個人」を中心として「自主的精神」が求めていく道徳教育が、その後様々な視点から見つめ直されるものの、現在までの道徳教育の根底にあり、基礎になっていると言える。  しかしながらその後の日本の道徳教育が順風満帆に進んだかといえば、もちろん必ずしもそうとは言えず、時代を反映しながら様々な問題をはらんできた。とりわけ近年においての問題は児童の犯罪や自殺など、自他の生命に敬意を払うことができない児童の増加であろう。  そのような問題に対して、これからの教育で欠くことができないのが「生きる力」の育成である。「生きる力」とは漠然としているが、現在「確かな学力」と「豊かな人間性」と「健康・体力」という三つの能力からなる「全人的な力」と定義されている。ではその「生きる力」を育てるために、道徳教育と道徳の時間はどうあるべきなのか、また教師としてどのように取り組むべきなのかを考察してみようと思う。  まず「確かな学力」であるが、私は学校教育において、授業が学校生活の多くの時間に充てられていることからも、やはり全ての中心に位置するものだと考えている。特に小学校時代の授業はその後の生徒の「学ぶこと」に対する関心を大きく左右することになるので、教師が如何に各科目に対して真剣に取り組み、生徒の興味を引き出せるかということが、教師に対する大きな課題であると思う。それはただ単に「教科書の知識を吸収して、テストで点が取れるようにさせること」といった意味ではなく、授業で得た体験や知的好奇心が、生徒の「生きる力」に大きく関わってくると思うからだ。すなわち「学ぶ喜び」「新しいことを発見する喜び」「できる・わかることに対する喜び」を感じることができれば、それは必ず明日への希望や活力につながると思うのである。最近になって「ゆとり教育」の見直しが取りざたされているが、私もこれには賛成だ。家にこもってゲームに興じる子どもが多いことは想像がつくし、やはり生産的だと思えない。それであれば学校の教員の努力で子どもに好奇心を与える授業をするほうが、子供にとってプラスに思えるのだ。ただ注意すべきは、「授業=知識の詰め込み」というというところに授業の価値を大きく置いてしまっては、一昔前のようなひずみを生んでしまう。「授業=生きる力の育成」といった図式を常に頭の中に持っているよ
  • 現代の道徳教育の課題
  • 550 販売中 2008/04/14
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  • 道徳教育研究
  • 「現代の道徳教育の課題について述べよ。」  道徳教育とは、自然な心ある行動や人間の人格形成を促す教育であり、その教育のねらいは道徳的判断力や道徳的心情、道徳的実践意欲と態度を培うことを通して道徳的実践力を育成することである。 平成10年に改訂された小学校学習指導要領解説(総則編)(平成11年、文部科学省)の第1章総説、(2)改訂の基本方針では、日本における児童の算数科や理科の学力が国際的水準では高いが、多角的なものの見方や考え方が不十分であり、また文章表現力や論理的な思考力がやや弱いことが問題点として懸念されている。そして道徳教育については、「道徳の時間が十分確保されていないこと、道徳の時間に興味・関心を持っている児童の割合は学年が上がるに従って低下している」ことが問題視されている。昨今、少年犯罪の低年齢化やキレやすい若者、自己中心的考えを持つ子どもが増加しており、子どもの道徳性が養われていないことが深刻な問題とされている。それらの問題改善のために、授業実践をどのように行うのかについて次の4点が挙げられている。①豊かな人間性や社会性、国際社会に生きる日本人としての自覚を育成すること。②
  • 道徳教育の研究 道徳 生きる力 豊かな人間性 道徳教育 学習指導要領
  • 550 販売中 2008/05/08
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  • 道徳教育研究
  • 「『生きる力』の育成と道徳教育について述べよ」  今日、社会は国際交流が一層進み、国際的な相互依存関係がより緊密になっていく一方、さまざまな面で国際摩擦や競争も生じている。 一方、新たなエネルギー開発の問題や環境問題、国際社会の競争や対立などの問題も浮上している。 このような人類の発達をもたらす課題や生存基盤を脅かす問題などは、一国では解決できない問題であり国という枠を超えて、国際協力による活動を進めることによって解決しなければならない。 経済大国である我が国は、国際的な諸問題の解決に向けて、今後ますます貢献していく必要がある。 国内では少子化・高齢化の問題が深刻化している。少子化は、現時点では子どもの社会性を育成するマイナス要因の一つとして教育問題の段階に留まっているが、さ地域社会や国家が自立し続けられるか否かという大きな問題になる恐れがある。また、高齢化の進行は政府の予測より早まっている。老齢化が進むと介護者への負担がさらに大きくなり、介護施設やホームヘルパーなどの人材が不足し、介護費用が増大し、年金問題等大きな課題が新たに生じてくる。 このような変化が激しい時代、行先不透明な時代には、従来のように学校時代に習得した知識や技術を大事に保持していればそれですむというわけにはいかなくなった。常に新たな知識や技術を取り入れることが今求められている。
  • 日本 社会 道徳 少子化 学校 介護 文化 発達 生きる力 レポート 仏教大学 道徳教育
  • 550 販売中 2008/05/25
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  • 道徳教育研究
  • 『現代の道徳教育の課題について述べよ。』  人間にとって道徳とは、人間の生き方を示すものであり、人類に対して真理を示すものである。そして古人の考え・経験から学び、そこからさらなる発展をしていく必要がある。  まして、現代の情報社会と呼ばれる世の中で、様々な情報が飛び交う中、正しく・自分に必要なものを吸収するには、高水準の教育が必要である。元来人間は、従来の考え方を維持すること、思想を保守することに安心感を覚えるので、自己を見つめ、自己を検証するようにさせることも重要な課題である。  したがって、教育基本法第1条の「教育は、人格の形成の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値を尊び、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない」とあることや、第2条の「教育の目的は、あらゆる機会に、あらゆる場所において実現されなければならない」とあることからもわかるように、人格形成のため、個々の適正も鑑みながら、いかなる時も道徳教育の場だとして臨まなければならない。  カントの言うように、「人間の感性を否定し、理性を求
  • 道徳教育の研究 佛教大学 レポート
  • 550 販売中 2008/06/04
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