連関資料 :: 心理学

資料:2,015件

  • 臨床心理における枠
  • 治療構造とも呼ばれる心理療法における「枠」とは、「物理的な空間」と「時間」とクライエントも含まれる「関わる人」によって規定・構成される。 (1)時間の枠 面談のひにちと時間を設定し、よほどの都合がない限り、治療者は決められた日の決められた時間にしかクライエントと会わない。例えば、週1回、水曜日の午後3時から3時50分にAさんとカウンセリングを開始することになれば、原則として、初めに相互了解された休み以外はその曜日また時間にしか面談しないようにする。 (2)場所の枠 面接室や子どもの場合はプレイルームで面談するなど、一度会う場所を決めたらそれ以外の所では面談しないようにする。 (3)料金の枠  相談をする側、受ける側が責任感を持って心理療法を進めていける金額を設定する。これは相談機関によって異なり、公共の相談機関では無料となるが、病院や民間の相談機関では料金をかけることになる。この場合、当たり前のことではあるが法外に高い料金ではいけない。 (4)治療者という枠   治療者はよほどの事情がない限り同じ人間が面談し続ける。そして、(1)から(3)を維持するのは、当然相談を受ける治療者でありそこにも治療者という枠が生じる。
  • レポート 心理学 心理療法 治療構造
  • 全体公開 2006/05/24
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  • 教育心理
  • 『子どもの「個人差」について述べよ』 現在、日本は少子高齢社会となり、子どもの存在は、国の財産である。将来を担う子どもにとって、それぞれの成長段階に最適な養育をすることが最善である。そのため、多様な選択肢、個人に最も適している方法を選ぶシステムが優れているものと考えられている。 「個人差」とは、知能・学力・性格・適性などの特性についての個人間の差異を指している。例えば、ある集団に知能・学力・性格・適性などのテストを行って、その集団内の個人の得点にばらつきがあれば、それを指して個人差という。このように個人差は、決められた測定尺度によって定められる概念である。  個人差が生じる要因は「遺伝」によるものなのか、「環境」によるものなのか、長い間議論がなされ研究が進められているが、人間の行動に見られる個性の起源は想像以上の早期にあり、誕生して間もない頃にまで遡る。しかし、その後どのような環境で育まれるかによって、大きく影響されることも事実であり、両方の要因が作用していると言うのが、近年明らかにされている見解である。  また、母体内での環境要因も大きく影響しているとされ、胎児の頃よりクラシック音楽
  • 環境 子ども 社会 発達 家族 差別 個人 障害 学習 人間
  • 550 販売中 2009/01/28
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  • 教育心理
  • 『子どもの「不適応行動」について述べよ』 1.はじめに 児童生徒の殺傷事件、いじめによる自殺、不登校、校内暴力など世間を騒がせる事件が後を絶たない。これは学校内に留まらず、深刻な社会問題でもある。現在、私は中学校教諭として学校現場で働いている。不適応行動について教師という立場からも述べる。 日本は、社会も人々の生活も豊かになり、次々と新たな欲求が生じ、そしてそれを満たすべく進化し続けている。しかし、現実にはその過程で様々な障害や困難が生じ、子どもから大人まで欲求不満やストレスを感じることが増えているのも事実である。  人間は、このような欲求不満やストレスに対し、「防衛機制」が働いたり、周りの人から援助されたり、自分自身で圧力となっているものを除去したりなどして、解決していく事が出来る。しかし、多くの障害や困難が生じ圧力が強すぎ、自分自身をコントロールできずに適切な解決が出来なかった場合、問題行動・逸脱行動・不適応行動などと呼ばれる障害が生じてしまうのである。 不適応行動は、攻撃性が外に向かい社会的規範に反する「反社会的行動」と、攻撃性が自分自身に向かい他者や社会との接触を拒絶する「非
  • 環境 子ども 社会 教師 学校 いじめ 問題 不登校 家族 家庭
  • 550 販売中 2009/01/28
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  • 福祉心理
  • 障害福祉における福祉心理学の課題と展望 障害者を対象とした障害者福祉について、小林ら(2002)は「障害者福祉は施設や在宅サービスなど、社会福祉の枠組みの中で行われる、障害のある人への対人的援助サービスである。」という位置づけをし、この対人援助サービスの実践をソーシャルワークとした。また、ソーシャルワークはジェネリックな部分とスペシフィックな部分から成り立つとした。 ジェネリックな部分とはどのような対象、どのような分野での援助にも共通する部分のことである。相手の立場に立つことによって、対人関係を進めながら、クライエントの問題解決への自発性を高めていこうとするカウンセリングとほぼ共通であるとされる。カウンセリングと違うところは、具体的・社会的なサービスへの結びつきを行うことにある。それに対し、スペシフィックな部分とは援助の対象あるいは方法によって求められる特殊化した専門性である。援助の対象や方法によっては、臨床心理学の専門性そのもの、その知識や技術が必要とされる。本レポートでは、障害福祉の中から主に軽度知的障害を対象とする。対象として軽度知的障害を選んだのは、知的機能が低く、適応行動にお
  • 障害 福祉心理学 課題 展望 障害者
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  • 福祉心理
  • 児童福祉における福祉心理学の課題と展望 福祉心理学の授業で最も興味をもったのは、ネグレクトの中の宗教ネグレクトについてである。育児放棄と同義であると考えられるネグレクトは、子どもを嫌い、世話をする意思がない積極的な場合もあれば、親の知的障害、鬱状態など精神的な状態の不安定さから育児能力を欠如している消極的な場合もあり、いくつかのパターンに分類される。直接的な暴力によって子どもが亡くなる場合も、精神的虐待もしくは性的虐待によって受けた心の傷がもとで不幸にも子どもが自ら命を絶つ場合も、発覚すれば加害者である親は罰せられる。しかし、ネグレクトに関しては子どもが直接的な被害を被るわけではないため、発覚
  • 心理学 福祉 子ども 児童 課題 展望 ネグレクト 権利
  • 550 販売中 2009/08/10
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  • 社会心理1-2
  • 自尊感情とは、自分自身に対してもっている構造化された概念である自己概念に対する評価的感情である。人は常に、自分自身を価値あるものとして肯定的に見たいと望むものであり、自分自身を価値あるものとして考えられることができることにより、自らの重要性を実感する。それにより、心理的充足を得ることができる。自己肯定感は、人格形成や情緒の安定のために重要であると考えられており、自尊感情はその為には必要な感情であるともいえる。特に主体性や自信の形成においては、自尊感情が低いと自分自身を信用することができないため、自身の能力にすら懐疑的となり何もなすことができなくなる。 セルフハンディキャッピングとは、ある課題を行なう際に、その課題を行なった結果の評価をあいまいにするために、課題の妨害となる障害の存在を主張することや、自ら作りだす行為のことである。障害となる自分に不利な条件であるセルフハンディキャップにより、課題の不達成や目標への不到達の場合、自身の能力の欠如・自身の価値が低いという評価を受ける危険を回避することができる。セルフハンディキャッピングの形態は、セルフハンディキャップの存在を主張す
  • 自尊感情 セルフハンディキャップ
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  • 社会心理2-1
  • 同調とは、個人の信念や行動が他者や集団の基準に一致した方向へ変化することをいう。同調行動についてアッシュ(1951)は、1人で行うと100%の正解率であった課題を、集団のなかで行う実験で検討した。実験協力者の誤った回答で、50人の被験者の全判断のうち誤答が32%あり、74%の被験者が少なくとも1回は誤った回答をした。また、実験協力者が3人の場合に最も同調が強く生じ、それより人数が増えても同調率にあまり変化がないことが明らかとなった。同調が起こる理由として、ドイッチとジェラード(1955)は、他者からの賞賛を得たい、罰を避けたいという動機に基づき集団規範に合致した行動をとるという規範的影響と、他者の意見や判断を参考にして、より適切な判断や行動を行おうとする情報的影響の2つの要素をあげ、状況によってどちらかが優位に働くと考察している。ケルマン(1961)は、社会的影響を3つの段階としてとらえている。第1段階は追従であり、影響を受ける人は報酬を得たり罰を避ける為に表面的に行動を一致させるが、私的な信念や態度を変化させることはないことをいう。第2段階は同一化であり、自分が尊敬し価値をお
  • 同調 社会的影響 集団心理
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  • 社会心理2-2
  • 社会的促進とは、作業や仕事を行う時に、他の人と一緒に行うことで、仕事量や効率が向上することである。また、他の人と一緒に行うことで、逆に仕事量や効率の低下が起こることもあり、社会的抑制という。社会的促進や社会的抑制は、他者がいることで、身体や精神の覚醒水準が高まり、活動や感情や思考等が活発になることが原因である。覚醒状態では頭や体がよく働き元気になるが、行動の正確さや慎重さは低下し、全般に雑となる。それでも日頃からやり慣れている作業や、簡単な仕事では活発さがプラスとなり、他者の存在によって自己意識が高まり、評価や達成水準の向上への欲求が生じるため、作業効率は上昇する。逆に、複雑な仕事
  • 社会的促進 社会的抑制 集団心理
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  • 生理心理1-2-1
  • 神経や筋肉の細胞内部は、主に細胞膜がNa+、K+、Cl-イオンの濃度を制御することにより、安静時は外部に対して約-60mV(細胞によって異なる)程度の静止電位を維持しているが。興奮時には瞬時に電位が+40mV以上上昇(脱分極という)する。これを活動電位といい、静止電位と活動電位は、神経の働きに大きく関与している。静止電位は細胞内外の陽イオンの僅かな偏在によって生ずる。Na-KポンプによりNa+は細胞外へK+は細胞内へ能動輸送され、Na+は細胞膜タンパク質のNa+チャンネルにより通常、細胞膜内への流入が阻止されるが K+はNa+に比べかなり自由に細胞膜内外を移動できるため細胞膜の内外の両陽イオン
  • 細胞 神経 シナプス イオン 活動 活動電位 変化 タンパク質
  • 550 販売中 2009/09/16
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  • 生理心理2-2-1
  • 長期記憶は、短期記憶からリハーサルから転送された、ほぼ無限の容量をもつ永続的な記憶である。長期記憶はその内容により、宣言的記憶と手続き記憶に分けられる。  宣言的記憶とは、言語的に想起可能な記憶であり、エピソード記憶と意味記憶がある。私自身が持つエピソード記憶の例としては、小学校2年生のときに、近所の用水でザリガニ採りをしていたが、そのザリガニを興味本位で食べてみたら、エビのような味がしておいしかったが、母親に怒られ下剤をのまされたことである。現在もその用水の近くを通ることがあるが、そのときの思いでは今もはっきり覚えている。エピソード記憶は、いつどこでなにを経験したかという記憶であり、想起の
  • 情報 記憶 言語 知識 意味 経験 文字 長期記憶
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