連関資料 :: 発達と学習

資料:80件

  • 人間の発達学習(1分冊)
  • はじめに、子どもが生まれながらにして持つ能動性について考えていく。  赤ちゃんが授乳の際に、母親の揺さぶるという養育行動により行動パターンが一定化し、自立的な反復行動を確立していくということから、乳児は母親からの一方的な働きかけにより育つ受身の存在ではないことがわかる。乳児は、生まれながらにして身の回りの環境に働きかけて人間関係を作り出そうとしている。人間関係とは生まれながらに相互作用であり、乳児は人とかかわりあう能力を持って生まれている。このことから、子どもは自ら働きかけて関係を作り出そうとする能動的な存在であるといえる。  子どもは自己主張をする権利をもった能動的な存在である。子どもの自己主張は主体的自我の芽生えとして位置づけることができる。  えてして自己主張とは、大人から見るとわがままと決め付けられやすく、受け入れられないことが多い。そのため、学校教育では、子どもたちがわがままになっているので、我慢を育てようという方向にあるが、ここでは自己主張を自己抑制が対立しているものとしてとらえられている。子どもは、自己主張を実現しようとする活動の中で自己抑制力を育てていく。自己主張を認
  • 子ども 社会 発達 自己 人間 人間関係 指導 行動 理解 自我
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  • 人間の発達学習 第2分冊
  • (1)人間には新奇な情報を求める行動を起こさせる知的好奇心と呼ばれる動機があると考えられている。知的好奇心には明確な探求の方向性を持たず、幅広く情報を求めるような「拡散的好奇心」と、特定の対象に対してより多くの知識を求めようとする「特殊的好奇心」の2つのタイプがあるとされる。授業で引き起こされるのは特定の学習内容が対象となる特殊的好奇心である。よって、特殊的好奇心を高めるような教授方法を採られれば、学習が内発的に動機づけられ、学習意欲を高めることになる。  特殊的好奇心が引き起こされる条件の1つとして、バーライン(1965/1970)は認知的葛藤が生じることを挙げている。認知的葛藤とは、人間の内部で起こる背反する複数の概念間の衝突とでもいえる状態である。つまり互いに矛盾するAの考え方とBの考え方の両方を意識させることによって葛藤が生じ、人はその葛藤を解消しようとする方向に関心が向く。その結果、葛藤を解消するための情報を収集しようとする内発的な学習行動が起こるというのである。波多野ら(1973)は、認知的葛藤を利用して知的好奇心を高める具体的な方法について、3つの方法を挙げている。  1
  • 知的好奇心について
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