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循環で検索した結果:155件
低血圧症 低血圧症(hypotension)のはっきりした定義はないが、収縮期圧が100mmHg未満で、いろいろな愁訴や症状を伴うものをいうことが多い。愁訴や症状のない場合は、収縮期血圧が100mmHg未満であっても、病的な意味はない。 基礎疾患の有無から、本態性低血圧症と症候性...
大動脈瘤 動脈の直径が正常範囲を超えて拡大している場合、これを動脈瘤(aneurysm)とよぶ。動脈壁の全層が拡張したものを真性動脈瘤という。動脈瘤の形には紡錘状のものや一部が突出した嚢状のものがある。また、発生した部位により、上行、弓部、下行(胸部)、胸腹部、腹部大動脈瘤などに...
静脈・リンパ系疾患 1.静脈血栓症血栓性静脈炎 血液のうつ滞や血液性状の変化のために静脈内に血栓を生じたものを静脈血栓症(venous thrombosis)といい、静脈壁の炎症による血栓形成を血栓性静脈炎(thrombophebitis)というが、両者を区別することは困難なこと...
人工ペースメーカー装着患者の看護 Ⅰ 人工ペースメーカー装着の理解 1.人工ペースメーカーが適応となる疾患 心臓は心筋の自動能によって拍動している。拍動の起始部は洞結節であり、洞結節の筋線維が自動的に反復興奮を繰り返し、心房から心室へ興奮が伝えられることによって心臓は拍動を続ける...
心臓リ八ビリテーション Ⅰ 心臓リハビリテーションの理解 WHOの定義によると、心臓リハビリテーションは、「心臓病患者が可能な限り良好な身体的・精神的・社会的状態を確保するのに必要な行動の総和である」とされている。心臓リハビリテーションを行う目的は、以下の3点である。 ①運動開始...
循環器疾患患者看護の基本 Ⅰ 患者の特徴と看護の役割 1.生じやすい身体的問題 1.生命の危機 循環器系の働きとは、心臓のポンプ作用により全身に血液を循環させることである。全身を回った血液が心臓に戻り、肺でのガス交換により新鮮な酸素を含んだ動脈血に変わった血液を再び全身に送り出す...
循環器疾患の診断 Ⅰ 症状のとらえ方 心不全では呼吸困難胸痛、動悸、チアノーゼ、浮腫がみられ重症例では循環不全によるショック症状がみられる。狭心症や心筋梗塞の虚血性心疾患では、胸痛が主要な症状であるが、心不全を伴えば呼吸困難チアノーゼ、ショック症状がみられる。高齢者や糖尿病がある...
循環器 循環器系の形態学 Ⅰ 循環器とは 循環系の大切な機能は、物を運ぶことである。酸素や栄養物はもちろん、ホルモン、抗体、さらには熱まで運ぶ。こうして、互いに遠く位置する器官を、機能的に結合する。運搬の原動力を供給するのは、心臓である。また、物を運ぶには、運ぶ媒体が必要である。...
食事療法を受ける患者の看護 Ⅰ 食事療法の理解 1.循環器疾患で必要となる食事療法 1)コレステロール・中性脂肪への対応 循環器疾患のなかで、虚血性心疾患は動脈硬化に起因するものが多い。冠動脈は粥状硬化によって狭窄をきたし、狭心症や心筋梗塞を引き起こす。動脈硬化はコレステロールや...
失神、めまい 1)失神 失神とは、突然意識がなくなり、その後回復することである。脳とりわけ脳幹の網様体賦活系の血流が低下すると失神する。脳の代謝はほかの臓器に比べて血流に大きく依存しているため、およそ10秒の血流途絶で失神に至る。 2)めまい めまいは、循環器疾患のほか、小脳失調...
高血圧症 高血圧症(hypertension)は最も頻度の高い疾患の一つであり、放置すると心血管系に種々の合併症を生じる。しかし、多くの場合自覚症状がほとんどないため、健康診断などで測定しない限り高血圧症を確認することができない。また、血圧は常に変動するものであり、1回の測定値が...
呼吸困難 呼吸困難とは、ふだんあまり意識しない”呼吸”を不決に感じる異常な状態のことである。健康な人でも激しい運動をした後には呼吸困難を自覚するが、これは病的なものではない。病的な場合は、安静時や通常では呼吸困難を起こさない軽労作においても呼吸困難に陥る。呼吸困難の原因としては、...