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連関資料 :: <対話>のない社会

資料:4,241件

  • 社会福祉援助の技術と援助過程
  •  「社会福祉援助の技術と援助過程について」 社会福祉援助技術は、社会福祉援助活動を方法として援助者の立場から専門的行為を具体化した概念で、価値と知識、専門性と科学性に支えられた利用者支援への行動、あるいは方法を展開する能力である。特に、実践に必要な社会福祉援助技術の基本は、勘や経験効率に基づいた人間を操作する行為ではなく、利用者の実態、つまりその人がその人らしく行き、自らの目標とするよりよい生活に近づくことへの支援過程を展開する方法であり、利用者を理解し、ともに課題の解決を追求する専門的で科学的な支援の姿勢や態度、行為や行動の過程そのものである。したがって、社会福祉援助活動の推進方法であると考えられる。 また、社会福祉援助技術という対人援助を中心とした技術は、語源から利用者への深い認識と洞察を意味する言葉である。利用者の特質や真実を把握すること、正確には利用者があるがままに感じ、体験している生活世界を理解し、大切にすることである。そこから利用者の本当の生き方を引き出すことである。そして、本当の自分らしさを回復し、自己実現することへの支援を意味している。これが対人援助技術の真髄であり、そのような利用者の中に潜在している可能性と本当の人生を発見し、それへの前進や成長を可能にし、生きる価値を認識していく支援の方法と過程である。  一般に、ソーシャルワークの諸援助技術は、ソーシャルワークそのものを指す場合が多い。ソーシャルワークの諸援助技術は、大きく直接援助技術・間接援助技術・関連援助技術に分けられる。  直接援助技術は、個別援助技術と集団援助技術から成り立つ。  間接援助技術は、地域援助技術、社会福祉調査法、社会福祉運営管理、社会福祉計画法、社会活動法から成り立つ。  関連援助技術としては、ケアマネジメントネットワーク、スーパービジョン、カウンセリング、コンサルテーションが重要である。  以上の3つに分かれ、それぞれについて詳しく述べていきたい。  1つ目は、直接援助技術で個別援助技術は、利用者がケースワーカーのいる機関をたずねたり、訪問を受けたりして個別に援助を受ける過程である。ケースワークの過程は、ケースワーカーと利用者との対人関係を軸に、4つに展開される。一つ目は、インテークでインテークは、利用者の問題が社会福祉機関に持ち込まれる最初の段階で、機関としてのその問題を取り上げるか否かを決定する。二つ目は、調査でインテークの結果、機関としてその問題を取り上げることが決まると調査の段階に進む。調査は、利用者と利用者を取り巻く社会環境について必要な事実を収集する段階で、事実の収集においては、利用者の気持ちの流れに沿って、利用者自身から情報を収集するのが原則で、他から収集する場合でも利用者の了解を得て行わねばならない。三つ目は、アセスメントでアセスメントは、調査によって収集された事実を整理、分析して援助の見通しがたてられるように解釈していく過程をいう。四つ目は、介入の段階で介入は、近年の積極的な社会福祉実践活動の総称であるが、狭義には個別援助過程での援助計画に基づく処遇の実施段階を意味する。 集団援助技術は、利用者がグループのプログラム活動に参加することで、メンバー間の相互作用の影響を受け、個人が変化をする援助の過程をいう。グループワークの展開過程として、4段階が考えられる。1段階目は、準備期で利用者の問題・課題と、援助の内容を明確である。2段階目は、開始期と利用者個人を集団になじませることから始める。提供する援助活動が利用者の期待・要求と一致したものかど
  • レポート 福祉学 直接援助技術 間接援助技術 関連援助技術
  • 550 販売中 2007/06/19
  • 閲覧(4,146)
  • 社会福祉基礎 学習指導案
  • ~「社会福祉基礎」学習指導案~                   実施日時; 2007年6月12日(火)                 学 級 ; 普通科(社会福祉系)                          1年A組(女子28名、男子12名)                指導者 ;    <年間計画に関する事項> 1.科目目標   1)「社会福祉」が時代の流れや変化と共に進展し、成り立ってきたことの認識を持たせ、“福祉を増進・発展させよう”とする態度を養う。   2)わたしたちの社会生活・日常の暮らしに「社会福祉」が密接に関連していることに気付かせ“福祉は必要不可欠なもの”という認識を持たせる。   3)「地域福祉」を中心とする実践的計画力(思考力)を育てる。   4)社会福祉に関する幅広い知識を学び、認識を深め、”福祉的価値”を形成する。 2.科目「社会福祉基礎」の教育課程上の位置づけ   1)配当学年・単位数 : 第1学年次(通年)/4単位(週4単位時間)   2)年間授業時間数  : 128単位時間(4単位×32単位時間)   3)必修・選択の別  : 全生徒が必履修で、かつ必修得対象の科目 3.年間指導計画 単元名 指導項目 教科書の該当部分 配当時間 1.私たちの身近にある社会福祉 (1)ライフサイクルを知ろう (2)日本の社会構造と社会問題を知ろう 第1編の第2章(p.20~31) 第1章 (p.8~19) (16) 8 8 2.社会福祉って何だろう (1)権利としての社会福祉 (2)社会福祉の理念って何だろう 第1編の第3章(p.32~33) 第2編の第1章(p.40~45) (4) 1 3 3.社会福祉の歩みと展開  ~日本と諸外国から学ぼう~ (1)日本における社会福祉の成り立ち (2)日本における社会福祉の発展 (3)欧州の社会福祉を知ろう (4)欧米の社会福祉を知ろう 第3編の第3章(p.86~91) 第4章(p.92~97,102~104)     第1章(p.74~81)     第2章(p.82~84) (20) 4 7 6 3 4.保障されている私たちの生活 (1)自立生活を目指して (2)社会保障って何だろう (3)最低生活の意味とは 第2編の第2章 (1・2・7・8)(p.46~49,58~61) 第3章     (p.62~72) 第4編の第4章 (p.134~137) (18) 6 8 4 5.母・子と家庭の福祉 (1)児童と母子の権利 (2)保育ニーズと子育て支援 第2編の第2章 (3・4) (p.50~53) 第4編の第1章(1・2・3)(p.106~111) 第3編の第4章    (p.100~101) (12) 6 6 6.障害児・者の福祉 (1)障害児の福祉と教育 (2)障害者の法制度 (3)生活しやすい社会を目指して 第4編の第1章の4 (p.112~113) 第2編の第2章の5 (p.54~55) 第4編の第2章  (p.114~123) 第3編の第4章(p.98~99) (14) 2 2 10 7.高齢者の福祉 (1)高齢者の権利 (2)高齢者福祉の法制度 (3)在宅or施設 第2編の第2章の6  (p.56~57) 第4編の第3章(1・2・5) (p.124~127,132~133) 第3章(3・4)  (p.128~131) (12) 1 7 4 8.地域の福祉って何だろう (1)地域とのつながり (2)地域の発展を目指して 第4編の第5章(p.138
  • レポート 福祉学 学習指導案 福祉 方面委員制度 ワークシート 板書計画
  • 550 販売中 2007/06/28
  • 閲覧(9,175)
  • セツルメント運動と社会福祉援助技術について
  •  「セツルメント運動と社会福祉援助技術について」  セツルメント運動とは、知識人や学生、宗教家たちが、スラム街などの貧しい地域へ移住し、生活に困っている人々を教育したり、自立するための手助けをすることである。  この運動は、1884年のイギリスで、産業革命の後に貧富の差が広がり、都市でスラム街などが形成され、病気や犯罪が増加し、大きな社会問題となっていた。そこで、サムエル・バーネット夫妻がロンドンにアーノルド・トインビーホールを開設したのが始まりである。このトレインビーホールは現在も活動を続ける拠点として、国際的にも象徴的な存在となっている。それ以降英国や欧米各国に広がり、特にアメリカでは18
  • レポート 福祉学 社会福祉 セツルメント運動 象徴 アメリカ 歴史
  • 550 販売中 2007/07/04
  • 閲覧(10,879)
  • 社会福祉援助技術の意義・定義
  •  個別援助技術の意義として、①利用者に関係する情報の収集と分析を十分に行い、利用者の生活問題の固有性を尊重する、②援助者は人間の潜在的な可能性を認め、利用者が生活状況に応じた内的な力が発揮できるように信頼関係を形成し、その内的能力が発展できるかかわりを行う、③問題の固有性は利用者本人にのみ存在するのではなく、地域サービスの関係の中で問題が発生していると理解し、地域社会資源を積極的に活用する、④本人の社会的機能、家族・親族関係、近隣人間関係、経済問題、趣味や娯楽を把握し、利用者が本来の内的能力を積極的に活用できるように支援し、利用者を中心とする生活環境に働きかける、⑤利用者の社会的機能に働きかけたり、地域の社会資源を活用することは、利用者の問題を解決しながら地域社会環境の改善にも影響を及ぼす、などがあげられる。  個別援助技術の定義としては、①リッチモンドの定義、②バワーズの定義、③ハミルトンの定義、④パールマンの定義、⑤ホリスの定義、⑥バートレットの定義、⑦ジャーメインの定義、⑧NASWの定義などがある。①は、M.リッチモンドによるもので、『ソーシャルワークとは何か』の著書の中で、「ソ
  • 環境 福祉 心理 地域 問題 家族 人間 技術 援助
  • 550 販売中 2007/11/10
  • 閲覧(5,722)
  • 精神療法及び環境・社会療法について述べよ
  • 「精神療法及び環境・社会療法について述べよ」  精神医学における治療法は、身体療法、精神療法、及び環境・社会療法の三つに大別される。このうち身体療法は、薬物治療や電気ショック療法などといった医師のみが行うことのできる身体医学的手法によるものである。精神療法及び・社会療法は、医師以外にも行うことのできる人文科学的手法によるものである。精神障害の発病や経過などは、環境や社会の影響を大きく受けることが知られており、悪化や再発を防止するためにも患者の周囲の人や生活環境も含めて改善していかなければならない。そのため、近年では精神療法及び環境・社会療法もが重要視されるようになってきた。以下では、精神療法及び環境・社会療法について述べる。  1 精神療法  精神療法とは、心理学的方法によって精神病者の病状の沈静治癒を図る治療法である。治療者は必ずしも医師である必要はないが、あらかじめよく訓練されており、患者との間に職業的関係が成り立っている必要がある。 精神分裂的精神療法  フロイトによって見いだされた、神経症の病因と治療法に関する理論、ならびにそれに基づく精神構造一般についての理論体系を精神分裂という。精神分裂は、主に神経症の患者を対象として週に4日以上患者を寝椅子に座らせて自由連想を書きとめて患者の心を分析していく。また、適応症を人格障害や気分障害などに広げ、週に2~3回寝椅子を用いずに、より柔軟な方法での面接で精神を分析していく方法を精神分裂的精神療法という。これらの療法は、患者の自己洞察力を高め、人格構造の変化をもたらすことで、精神症状の形成に関わる無意識葛藤に由来する不安とその防御機制を解決することを目標としている。 認知療法  主観的体験がある特定の感情と結びついていると捉えると、ある種の神経症の患者はその状況の認知と反応が食い違っている場合が多い。この認知歪曲のパターンから患者の心的態度を解明し、修正を図るのが認知療法である。認知療法は、患者自身に精神症状のもととなる認知歪曲を気づかせ、非合理的な自動思考を変化させることを目的としている。 行動療法  
  • 環境 福祉 心理 精神 家族 障害者 治療 障害 分析 人間
  • 550 販売中 2007/11/11
  • 閲覧(3,665)
  • 社会環境と発達病理について述べなさい。」
  • 「社会環境と発達病理について述べなさい。」  人とは環境との相互作用によって,生涯発達しながら生きていく動物である。その過程で,肉体的な病気に1度もかからず一生を終える人はいないはずである。病気に原因があるように,心や社会の病気にも原因はあるはずである。 発達病理とは、ある年齢段階にいるものに対して社会が要求する行動が常識的と考えられるワクから逸脱しており、しかもそうした行動特性が社会現象として認識される場合のことをいう。そして発達病理の背景には何らかの社会環境が関係する。そこで以下に現代の社会環境を述べ、後にそこから生まれてくる発達病理について、特に青少年にスポットをあてて述べる。 Ⅰ社会環境 1.学習環境  日々接する環境の中で学習は行われるといえる。そこで子どもの発達を考える場合、どのような環境と接してきたか、どのような環境と接していくかが重要となる。親族、友だち、教師といった人的環境、家庭の経済状態、家屋、遊具、本、情報機器といった物的状態、育った地域の風土といった文化環境は、子どもの発達に大きな影響を与える。社会環境そのものが学習環境といえる。都市化が進んでいく中で、地域の人間関係は希薄なものになり、面倒くさい近所づきあいから解放されたかわりに、地域社会という子育ての援助者を失いつつある。 過去の学習経験は、その人なりの行動パターンのベースとなる。そのために児童期の学習内容及び方法が青年期そして成人期に大きな影響力があるといえる。 2家庭環境 平成14年に27682世帯という核家族化、合計特殊出生率は1.32の少子化、女性の労働の増加、結婚の晩婚化などによる生活環境は子どもの発達に影響を及ぼす。それは家庭におけるしつけ、食生活、生活リズム、対人関係、の問題などにも関係してくる。 3教育環境  不登校が取りざたされる今、個性や学習ニーズの異なる子どもたちに画一的に行われる授業、学習塾の低年齢化に伴う生活体験の定価、技術主義による道徳的指導のできない教師などの教育環境の問題により子ども達に与える影響は大きい。  さらに家庭における教育機能の低下が上げられる。自分の欲求や感情をコントロールする力や公共心・道徳心などの社会性の発達は、幼い頃からの親のしつけによるところが多いが、現代の親は自分の子供をしつけることに自信をなくしており、その役目を学校に期待していることからも、教育環境の質の低下は否めない。 また子育てに関わりが十分でない理由に仕事が忙しすぎることがあげられる。 4情報化  情報化機器が一般化されることにより、子どもの放課後の過ごし方では、男女ともテレビを見るのが約70%、テレビゲーム51.5%など(ベネッセ遊び調査)一人で過ごせる遊びが多くなっている。  青年期になると携帯電話を持つ青年が多くなり、直接的なコミュニケーションではなく、Eメールによる文字でのコミュニケーションが多くなる。ある意味、コミュニケーションとしての手段が加えられ、気持ちを直接表せることのメリットはあるものの直接の対人関係での障害も多いといえる。これは成人にもいえることである。  またダイヤルQ2、ブルセラーショップ、インターネットによる性情報媒体、性体験のパソコンソフトなど青年を刺激する性情報の氾濫が過激になり、性に関するモラルが低下し、児童売春などの増加に結びついているといえる。  このような生活環境は対人関係や人間観などの人間関係の形成に影響し、それが人格の形成にも影響するといえる。  Ⅱ発達病理 1反社会的行動  青年の反社会的行動を非行とよんでいる。非
  • 環境 情報 子ども 企業 女性 地域 いじめ 問題 家庭
  • 550 販売中 2007/11/12
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  • 組織社会の功罪と変革の可能性
  •  組織社会変革の可能性と方向性について以下の項目を順に検討していきたい。 組織とは何か? ― 組織の定義 組織社会とは何か? 組織社会の功罪 組織社会変革の可能性と方向性 1.組織とは何か? ― 組織の定義  組織社会の変革を述べていく前に、そもそも組織とは何なのか。組織とはどのように定義されるのかを述べたいと思う。組織の定義については諸説あるが、私は以下のように「組織」を定義したい。 「組織とは、秩序だった命令・管理系統があり、かつ明確な階層によって区分されている人間集合のことである。また、その集合に集まる個々の人間は一概に共通の関心や共通の目的を持ち、相互にコミュニケーションをとりあう。」 組織は、きちんとした命令や管理などのシステムを持っており、「主」と 「従」、「上」と「下」、「強」と「弱」、などのような階層になっていて、命令は階層の上位から下位に行使されていく。また、その組織には共通の関心や共通の目的を持った構成員が集まると考えられる。 したがって、上の定義にあてはまらない人間集合は「組織」とはいえないと考えられる。(表1参照) 表1 組織の定義 組織の定義にあてはまる 組織の定義にあてはまらない サークル 労働組合 軍隊 企業 群集、聴衆、観客  負傷者を救助する人々、家族 教会 表1で、定義を間違えやすいのが「負傷者を救助する人々」である。 結論から言えば、「負傷者を救助する人々」は「組織」ではない。というのも、その集団は、仮に共通の関心や目的を持ち、お互いにコミュニケーションを取り合っているとしよう。しかし、そこには秩序だった命令系統はない。百歩譲って、仮にその集団が秩序だった命令系統を持っているとしても、明確な階層をその集団内には保有していない。よって、組織とは言えないのである。 2.組織社会とは何か?  組織社会とは、「組織とはあり方、組織との関係のあり方が人間の生き方、社会のあり方に大きな影響を及ぼす社会」のことである。  現代の社会は組織社会である。現代の社会では、ほとんどすべての領域での人間の活動が組織を通じて行われ、個人は多様な組織に所属・関与しながら生活しており、個人がいかなる組織に所属し、いかなる地位を占めているかが、その個人の社会的地位・機能・所得を決定するのである。  企業という組織に限定して言えば、人間は15世紀、つまりオランダで世界初の株式会社ができるまではそれほど組織に依存せずに生きてきた。しかし、それ以降、世界中で会社が作られるようになった。その理由として、会社つまり組織を作ることによって、あらゆる分野で、数・規模・力の面で個人を上回ることができたからである。その結果、人間のほとんど全ての活動が組織を通じて、または組織に関与しながら行われるようになったのである。 3.組織社会の功罪  現代は組織を基盤とする組織社会であるわけだが、組織社会のメリット、デ・メリットとはなんだろうか。  まず、メリットだが、それは4つある。①肉体的・知的・資本的パワーの拡大、②相乗効果、③専門化・分業化、④活動の永続性、また、これらのメリットに加えて、①経済的恩恵、②社会的恩恵、③科学的、技術的恩恵、がある。(図1参照) 組織というのは、多くの人が集まり協力して共通の目的を達成しようとする。それゆえ、組織での活動は個人での活動に比べて肉体的、知的、資本的にその力・規模が大きい。また、多くの人が集まることにより相乗効果が生まれ、役職などの専門化・分業化により個人では到底成し遂げられないような仕事・作業を成し遂げることができる。
  • 組織 企業 政治 人間 犯罪 個人 技術 現代 定義 影響
  • 550 販売中 2007/11/17
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  • 社会科の成立と今日までの変遷の概要
  • 社会科の成立と今日までの変遷の概要  日本の学校教育における社会科は第二次世界大戦後に成立した。昭和20年8月の敗戦後に日本を占領したGHQによる政策によって、日本のその後の教育改革は大きく影響を受けることになる。教育行政自体がGHQの占領政策の支配下に置かれ,同20年の10月,GHQは「日本教育制度ニ対スル管理政策」を出し,軍国主義による教育という戦前の方針を日本の教育界から追放することを指令している。 社会科に関連した教育についても例外ではなく、同20年の12月にはGHQによって「修身・日本歴史及ビ地理停止ニ関スル件」が出され、まずこれら戦前から行われ、戦時色の強い教科である「修身」「日本歴史」「地理」の授業停止と教科書の回収が行われた。その後もGHQ内に設置されたCIE(民間情報教育局)の指導の下に文部省は研究を行い、公民科に地理や歴史を包含するという形式の新教科として社会科を発足させることとし、学習指導要領に示されることとなった。  具体的には1947年3月,国会で「教育基本法」と「学校教育法」が成立し,新しい教育方針のもとに4月から新学制が発足した。同法の成立、新学制の発足によって従来の教育課程が廃止され,同時に新たに社会科が成立・登場することになった。同年5月に学習指導要領「社会科編(1),小学校」が,また6月に学習指導要領「社会科編(2),中学校及び高等学校第1学年」が発表され,9月から全国の小・中学校で「社会科」の授業が開始されている。  この学習指導要領が昭和22年版学習指導要領と呼ばれるものである。その中では、新しく設置された社会科は「社会生活についての良識と性格を養うこと」を目的とすると述べられている。社会科の変遷という側面を考えると、この時期に成立した新教科としての社会科の大きな特徴は学問的な系統よりも児童生徒の生活経験の系統が重視され、知識よりも社会生活の進展に寄与できることが重要であると捉えられている。学問としての知識を系統的に学ぶことよりも児童・生徒の自主性・自発性を重んじ,地域を中心とした問題解決学習を行うことを基本としている。  この経験主義に基づく教育といえる初期社会科の特徴は、その後の昭和26年版の学習指導要領についても継承されている。昭和26年版ではアメリカの強い影響を受けて作られた昭和22年版を実際に実施した経験から、日本の実情にあった修正がなされているが、基本的には社会科としての性格や内容構成を変えていないこともあり、初期社会科は昭和22年版において成立し、26年版である程度形として完成したと言うことができる。  以上二つの版の学習指導要領に対して、社会の変化に対応し社会科の教育も変容していったと考えられるのが昭和30年版、昭和33年版の学習指導要領である。このうち昭和30年版に関しては、社会科のみを対象とした改訂であり、異例のものであったが、その内容としては日本の実情に合わせて社会科の変容を求めるものであり、系統化への方向性を示すものとなっている。この改訂からすぐに昭和33年版では、道徳の新設を含めた全面改訂が行われている。小学校社会科の目標には「郷土や国土に対する愛情を養う」、「先人の業績や優れた文化遺産を尊重する態度、正しい国民的自覚をもって国家や社会の発展に尽くそうとする態度などを養う」などの文言が新たに登場したことは、愛国心の強調とみてとることができる。これらは道徳の新設とあわせて考えると、戦後にいったん修身科の廃止などによって道徳的な教育については戦前の強い影響を排除しようとし、殊更に強く取
  • 社会科 教育 教育学 ゆとり
  • 550 販売中 2007/11/26
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