連関資料 :: 教育の原理

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  • ペスタロッチーの教育学(直観の原理など)について考察せよ。
  • .『ペスタロッチーの教育学(直観の原理など)について考察せよ。』 ペスタロッチーは子供は生まれながらには未だ動物的で、この動物的衝動を根絶することこそが教育であるという古い考え方に反対し、ルソー同様に、子供には将来発展する素質が備わっており、この素質が発達するように助成するのが教育と考えた。 すなわち、真への認識、美の感情、全の力などこれらはすべての子供が生まれながら有しているものであり、子供の本性は白紙であるというロックのようなダブラ・ラサ説とは異なり、既に内的に能力を有しているのであり、これを自然に即して伸ばしていく、いわゆる「有機的・発生的」教育観を提唱している。「有機的・発生的」での、「有機的」とは子供の内的素質を重視するという点であり、「発生的」とは、自発的な成長を促しているという事である。 また、ペスタロッチーは人類の進化を自然的状態、社会的状態、道徳的状態にわけている。 まず無邪気さが現われ、次第に我欲のために粗暴になるにで、社会には我欲を抑える法秩序が求められる。さらに我欲が抑えられることによって、道徳的状態に到達するのである。つまりは、人間性が形成される時にこの道徳的状態に到達させることが教育の目的としているのである。 ペスタロッチーの教育方法の重要な柱として「直感の原理」があげられる。ペスタロッチーは直感はすべての認識の基礎であり、そのために教育方法はまずは直感的でなければ無くてはならないとしている。これは、ペスタロッチー自身が否定した、タブラ・ラサ説、特にロックも同様に最初になすこととして感覚的訓練を挙げているので、実は最初の団では煮ている部分もあるといえよう。しかし、この直感はまだ素材であり、この混沌とした素材に秩序を与え明瞭な概念にまで高めることが求められる。  つまり、もっとも容易なことから始め、先に進む時にこれを完全に仕上げ、順序を追って進んでいくことで、僅かだが確かなものが蓄積されていくという事である。  さらに、ペスタロッチーは直観が三要素から成り立っている事を発見しこれを「直感のABC」名づけている。「直観のABC」とはつまり、直感は、数、形、語の三要素からなっており、この三要素の基本的な部分を学習することが重要であるとしている。それゆえに、子供の教育においてはまずはこの三要素の学習から始めなければならないわけである  この三要素の各々の領域について、「暗い直感から規定された直感に、規定された直感から明晰な表象に、明晰な表象から判明な概念に導くこと」が求められる。このように教育方法を根源的要素にまで遡って単純化することで、その要素から確実性を有する合自然的な教育の実行が可能になるとされている。  では、この三要素の教授はどのように行われるべきなのであろうか。まずは数の教授から見てみよう、この目的はどれだけ多くの対象が目の前にあるのかを明確に学習することである。  算術の基礎は1から10までの数の概念をはっきりと直観し得るように子供に見せることからであり、その上で足し算や掛け算、引き算に進むことができるとしている。 ここで注目したいのが、足し算の次に掛け算し、その後引き算をするという順番である。我々が受けてきた初等教育では、従来足し算の後に引き算をまなんでいる。しかし、ぺスタロッチーがここで掛け算を持ってきているということは、つまり数を増やすということを学んでしまった後、数を減らすということを学んでいるのである。 ペスタロッチーの教育論の根底にある単純な事象から、順序を追って複雑な事象へ進むということがここでも主
  • レポート 教育学 教育原論 ペスタロッチー 直観の原理
  • 550 販売中 2007/03/10
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  • ペスタロッチーの教育学(直感の原理など)について考察せよ。
  • ペスタロッチーの教育学(直感の原理など)について考察せよ。 まず、ペスタロッチーは教育の原理において、一つ目に、有機的・発生的教育方法について説いている。 彼は、子どもには将来発展する素質が備わっており、その素質が子どもの内から発展するように支援することが教育と考えていた。子どもは生まれながらに未だ動物的である衝動を根絶することが教育だという、ジョン・ロックの「タブラ・ラサ説」(子どもの心の中には生まれながらに刻み付けられた観念や原理などはない=白紙状態)などの古い教育観に真っ向から反対し、子どもの本性は白紙ではなく、将来成長する能力を内的に有していると述べ、この能力を自然に即した形で伸ばしていくことが重要であるといっている。  また、教育者は子どもの内的本性が自ら実現していくのを支援することに専念し、子どもの能力を自然に即した形で伸ばしていくことが重要であるとしている。 ペスタロッチーは、この教育観を「有機的・発生的」と呼び、子どもの内的資質を重視するという点を「有機的」、自発的成長を促す点を「発生的」と説いている。また、『探求』においても人類の変化を4つに分けている。その順序は①自然的状態、②社会的状態、③道徳的状態であり、最初無邪気さが現れるが、次第に我欲のため粗暴になる。そのため社会には我欲を抑える秩序が求められる。さらに我欲を完全に抑えられ、人間性が達成される時、道徳的状態に到達することができる。 このように、人間を自然な形で道徳的状態にもたらすことが教育の目的とされている。 彼の説く教育の原理の二つ目として、彼は、「直観」を教育方法の重要な柱とする「直観の原理」を説いている。「直観」と感情は子どもの内的な能力の所産とされ、「直観」は全ての認識の基礎であるため、教育方法はまず直観的でなければならないとしている。しかし、「直観」はまだ素材であり、概念的には不明瞭であるため、「直観」を分離・結合して、秩序を与え、明晰判明な概念にまで高めることが求められると加えている。このように、ペスタロッチーの教育方法は段階的・漸次的な教育法であったといえる。 次に、ペスタロッチーは、「直観のABC」を説く。 彼は「直観」を「数・形・語」の三つの根本的要素から成り立っているとし、その三要素の基礎的部分を学習することが重要であると説き、その教授方法も示した。 ペスタロッチーは教育内容の系列化の諸段階を次のように区別した。第一に、曖昧な直観から明確な直観の段階。これを彼は直観教授の段階と名付ける。続いて第二段階が明確な直観から明確な概念への段階、第三段階が明確な概念から明瞭な概念への段階、そして第四段階が明瞭な概念から明晰な概念へと導く段階である。 これら四段階の対応する教育内容をペスタロッチーは、数・形・語という三つの基本的な軸に分類するとともに、それぞれを単純なものから複雑なものへと段階的に構成する。この数・形・語を名付けて、彼は「直観のABC」という。基礎的なものを意味するABCという名称は、数・形・語が現存する諸教材の徹底的な分解によって彼が到達した教育内容の、これ以上分割できない最小の「要素」であり基礎であることに由来している。 第一段階の直観教授の段階では、数・形・語の三つの系列が合科的に教えられる。通常の学校教育の開始以前の段階である。この段階の教授者は母親である。この段階において重要なのは対象物を、その形、数にそくして他の対象物と明瞭に区別して識別し、その名前を言うことができるようにすることである。 第二段階以降は、数・形・語のそれぞれの系列に
  • レポート 教育学 ペスタロッチー タブラ・ラサ説 直観教育
  • 550 販売中 2007/06/14
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  • ペスタロッチーの教育学(直観の原理など)について考察せよ。
  • 1.有機的・発生的教育方法 ペスタロッチーはルソーと同様、子どもには将来発展する素質が備わっており、それが子どもの内から発展するように助成することが教育と考えていた。 ジョン・ロックの「タブラ・ラサ説」(子どもの心の中には生まれながらに刻み付けられた観念や原理などはない=白紙状態)などの古い教育観に異を唱え、子どもの本性は白紙ではなく、将来成長する能力を内的に有していると述べている。また、教育者は子どもの内的本性が自ら実現していくのを援助することに専念し、子どもの能力を自然に即した形で伸ばしていくことが重要であるとしている。
  • レポート 教育学 ペスタロッチー タブラ・ラサ説 直観の原理 教育原論
  • 550 販売中 2006/11/08
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  • 教育原理 現在の家庭や小学校以降・幼児教育
  • 教育原理の1340字のレポートです。題名は【現在の家庭や小学校以降の学校教育の現状や特徴を踏まえ、幼児教育においてはどのような点に留意して子どもの育ちをどのように援助していくことが必要か論じなさい】です。内容→『この時期は様々な面で日々急速に成長する時期であるため、人的にも物的にも幼児期にふれあう環境が非常に重要となる。幼児は生活や遊びといった直接的・具体的な体験を通して、情緒的・知的な発達、社会のルールや人間関係などの基礎を獲得していく。養育者には、幼児が将来、自立したひとりの人間として充実した生活を送るために、幼児期に経験しておくべきことを十分に行わせるということが必要不可欠となる。幼児の教育に携わるとは、その後の人間としての生き方を大きく左右する重要なものであることを認識しなければならない。』
  • 子ども 社会 学校 幼児 地域 家族 家庭 人間 人間関係 援助 幼児教育
  • 660 販売中 2009/06/09
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  • 教育原理 教育において子ども理解することの重要性を論じなさい
  • 1438字のレポートです。3枚目は子ども理解のレポート作成のポイントを8つ箇条書きにして記しています。 内容→『子どもは大人とは異質なものであり、同じ出来事が起きても子どもの感じることと、大人の感じること、そのものを見る視点は全く違う。---中略---子どもを理解するとは子どもの発達段階をも理解するということであり、その子どもにとって今何が必要なのか、何に困っているのか、というニーズを把握する必要がある。そうすることによって効果的な援助をすることができるようになるのである。また、子どもははっきりと言語にしてこの援助が必要だと訴えることは少なく、子どもの言動の背景を考えることが重要となってくる。子どもの言葉をうのみにしていては良い教育者とは言えない。』
  • 子ども 教師 発達 保育 幼児 理解 人間 援助 言葉
  • 660 販売中 2009/07/09
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  • 教育原理 現代日本の教育の目的  リポート評価【B】
  •  現代日本の教育は敗戦により日本国憲法が制定されたことにより始まった。戦前は大日本国憲法によって軍国主義、全体主義、国家神道体制、日本主義がしかれ教育においても「お国のために」や「天皇のために」、「神風特攻隊」などから分かるように度々人権も無視されても良いという考え方であった。しかし戦争で負け、連合軍に占領管理のもと日本国憲法の公布により軍国主義は平和主義へ、全体主義は個人主義へ、国家神道体制から社会の非宗教化へ、世界に日本主義を押し付けていたのを止め真の国際社会化へと変化していった。教育も日本国憲法の三大原則である国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の三大原則を踏まえた上に教育基本法を制定、施行し子どもを教育するための基本として確立された。そして教育基本法の現行法は平成十八年に改正され、教育の目的は旧法から多少なりとも変更されたと言える。現行法は二十一世紀を切り拓く心豊かでたくましい日本人の育成を目指している。しかし旧法からの基本的な理念は一貫しており前述にもあるとおり平和主義、個人主義、社会の非宗教家、国際社会が根底としてあるのである。  平和主義であるが戦後占領国から領土返還を終
  • 日本 憲法 人権 宗教 社会 子ども 戦争 文化 教育原理 現代日本 教育の目的
  • 550 販売中 2009/09/24
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