連関資料 :: 記憶

資料:62件

  • 記憶の過程について
  • 1.記憶の選択性と範囲(覚えこみ) チェリーや、モレーの実験で内容の異なったAの話、Bの話2つを左右の耳、左にはA、右にはB、と同時に話を聞かせた。 その後、話の内容を出来る限り思い出してもらうと、いずれか一方の内容しか思い出せなかった。つまり、注意をどのように向けるかにより、覚え込まれる、思い出されるものが左右される。同時に情報を獲得し保持できる量、あるいは範囲には限界がある。 それゆえ、覚えこむことが困難な課題や集中を要する事柄に対しては、注意の大部分がそのことに向けられ、他の情報の確保が出来なくなる。以上、記憶は極めて選択的にされ、同時に確保し保持される量には限界がある。問題は、その情報処理が、どのようなメカニズムでなされているか、である。 2.記憶の保持と忘却(保持) ジェンキンスとダレンバックの実験で、意味のない10個の単語を提示、被験者が完全に暗誦できるまで覚えさせた。 その後、一方は覚醒条件、もう一方は睡眠条件で特定時間すごしてもらった。その結果、記憶の保持率は覚醒条件より睡眠条件のほうが高い、という結果が出た、これは時間経過により記憶痕跡が薄れるとは別に、覚醒条件時に他の事柄を覚える、逆行抑制の干渉作用により、記憶痕跡はさらに薄れる、と考えられる。これ以外の干渉作用には順向抑制がある。記憶の保持率は、貯蔵後、保持条件や、貯蔵条件により変わってくる。
  • レポート 心理学 短期記憶 長期記憶 忘却
  • 550 販売中 2006/02/02
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  • 単語の記憶
  • 序と目的  記憶とは過去経験を保持し、後にそれを再現して利用する機能で、符号化、貯蔵、検索の3段階からなる。このうちの符号化とは、入力された刺激を記憶表象に変換し、貯蔵するまでの過程をさす。また、記憶は保持時間の長さによって、感覚記憶、短期記憶、長期記憶に区分することができる。さらに、長期記憶は記憶される情報の内容によって、宣言的記憶、手続き的記憶に区分することができる。宣言的記憶はさらに、エピソード記憶と意味記憶に区分することができる。  系列位置効果とは、リスト形式で呈示された材料を記銘・学習する場合、各項目の成績がリスト内でのその項目の位置の影響を受けること。リストの冒頭部で呈示された項目の成績が優れていることを初頭効果、終末部で呈示された項目の成績が優れていることを新近性効果とよぶ。  本研究では、短期記憶において単語リストの呈示後、干渉課題を挿入するとどのような効果が見られるのかを検証することを目的とした。 方法 被験者 大学生25名(男性9名、女性16名)が実験に参加した。 材料 太田・小松・原田・寺澤(1991)、森・太田(1991)で用いられた単語のうち、ひらがな5文字で構成され、かつ正答率が20%未満のものの中から60個を用意した。
  • レポート 心理学 短期記憶 新近性効果
  • 550 販売中 2005/11/03
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  • 学習と記憶
  • 学習とは:広義には、認知・記憶・思考・情緒・動機などの精神活動における全ての獲得的側面。狭義には、経験によって生じる行動の永続的変容である(つまり、行動が変わるには学習をする事が必須と言える)。ただし、成熟・疲労・飽き とは区別される。 学習の課題:連合学習、系列位置効果、古典的条件づけ、オペラント条件づけ、刺激般化、知覚運動学習、両側性転移、概念学習。今回の実験では、“知覚運動学習、両側性転移”について行った。 鏡映描写実験(知覚運動学習、両側性転移) ○意義:技能の習得は、知覚(目)と運動(手)の協応を基礎とする。この実験では、鏡に映った像を見ながらトレースを行うため、それまで形成されていた知覚(目)と運動(手)の協応関係は崩れてしまう。そこで、新たな知覚と運動機能の協応を形成せざるを得ず、その為、新しい技能の習得という実験事態を創出することが出来る。ここでは、二つの実験条件から、学習行動の特徴を学ぶ。 ○実験条件 〔(A)…知覚運動学習/(B)…両側性転移〕 (A)集中練習 A1:利き手14試行(試行間隔空けない)→休み3分→利き手試行1試行   分散練習 A2:利き手14試行(試行間隔15秒)→休み3分→利き手試行1試行 (B) B1:利き手2試行→逆手10試行→利き手3試行   B2:逆手2試行→利き手10試行→逆手10試行 今回私はBの実験を行ったため,両側性転移についてのレポートを書いた。 ○実験の内容: 1.被験者は鏡映像を見ながら、星型の枠を一周書き入れた。被験者はなるべく早く一周するようにするが、鉛筆を紙から離さないこと、逸脱したらその逸脱した場所からコースに戻ることを守った。 2. 実験者は、被験者が一周するまでの所要時間を計った。また、それぞれの試行においての逸脱回数を数えた。
  • レポート 心理学 学習 記憶 正の転移 筋肉群の特有の技能学習 映描写装置
  • 550 販売中 2005/07/21
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  • 記憶の分類について
  • 時間的変化に注目する分類   感覚記憶;感覚記憶は、感覚器官において生じる記憶で、目の場合は、視覚記憶、耳の場合は、聴覚記憶、手の場合は、触覚記憶、鼻の場合は嗅覚記憶、体位の感覚などの感覚体験の記憶。神経繊維を通して大脳半球の感覚野を刺激する。バッファメモリーのようなもので、目から入った情報がほぼそのままイメージ通りに記憶される。通常は最大1〜2秒で消えるが、プロのカメラマンや画家などには、この記憶を長時間維持できる人がいる。  短期記憶;「昨日の夕食はカレーだった」とか「先週買い物に行った」など数週間以内の比較的短期の記憶のことを短期記憶という。これは訓練するとやや長く保持できるようになる。暗算や筆算の繰り上がりなどは、短期記憶で処理されている。長期記憶の一部が長期記憶として側頭連合野にとりこまれている。
  • レポート 記憶 心理学
  • 550 販売中 2006/02/23
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  • 人間の記憶について
  • 心理学レポート 人間の記憶とその性質 ~なぜ記憶は曖昧になるのか~ 1.はじめに  「なぜさっき覚えていたことを忘れてしまうのか」――これは誰もが一度は抱いたことがある人間の記憶に対する疑問であろう。私自身そういった経験があるが、今回は心理学の講義で実験検証をし、この問いに対して考察できる機会を与えられた。  実験は2つあり、実験1では単語記銘自由再生実験、実験2では物語の記銘再生実験を行い、人間の記憶の特性を考察する。 2.実験1 2.1.目的:単語記銘自由再生実験を行い、記憶の貯蔵庫モデルを検証する。 2.2.方法:  2.2.1. 被験者:第1回103名 第2回104名  2.2.2. 装置:秒針つき腕時計  2.2.3. 刺激:第1回「ライオン・オムレツ・トラ・カレーライス・イス・シチュー・モミジ・キリン・バラ・スプーン」         第2回「ナイフ・ジドウシャ・クツ・コンピューター・デンシャ・フォ ーク・サトウ・スリッパ・トケイ・コーヒー」             +簡単な計算数題 手続き:第1回 まず2秒ごとに上記単語を口頭で被験者に伝える。 被験者はその際一切メモなど
  • 実験 心理学 情報 心理 記憶 人間 コンピュータ 自由 単語
  • 550 販売中 2009/07/15
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  • 学習と記憶
  • <はじめに>  半期この講義を受けて、自分の「発達」「障害」に対する認識が変化したかと問われると、正直答えづらい。確かにAD/HD・LDについての知識や、構造、それに対する対処の仕方は想像以上のものがあったが、概念となると、どうもピンとこない。講義の内容はAD/HD・LDの原因から推測される様々な教育形態についての話がほとんどであった。言ってしまえば実際に体験してみなければ、どうとも捉えにくい問題ではある。しかし、その考え方は私の一番嫌いなものであるので、ここではそんなことは伏せておく。私は発達の障害を持っている人とそうでない人が同じだとは思わない。明らかに学習能力に差があり、学習方法、それに要する時間などは一般人とは異なる。このことは無視できない事実である。ただ同じ人間であるということは言うまでもない。この講義の良さはその定義がしっかり定まっており、その中で進めて行く学習方法について徹底的な考察・過程・結果が理解できるというところにある。さて、この講義の中で私が一番興味を持った、LDの言語の理解・学習について私の見解を述べてみたい。 <学習と記憶について>  学習(learning)と一言で言うが、その分野は広い。行動における記憶と学習の研究は心理学や哲学にも広がっている。ここでは細胞学、生物学的に検討してみる。学習と関係の深い語に記憶(memory)がある。記憶というものにも様々な定義があるがここでは、経験に伴う情報の保存としておく。記憶の形にはいくつかの型があり、主に陳述記憶(declarative memory)と非陳述記憶(no declarative memory)という分類がある。陳述記憶は説明記憶(explicit memory)と呼ぶこともあり、事実や出来事の記憶で、動物が経験した対象の出来事とその間の関係について作られる。非陳述記憶とは技術の習得や条件付けなどの記憶で手続き記憶(procedural memory)という言い方もされる。
  • レポート 教育学 記憶 LD 自閉症
  • 550 販売中 2006/02/22
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  • 記憶の測定
  • はじめに  記憶とは、人間が生活する上で必要不可欠なものである。そして、このあまりにも当たり前の存在に関する問題は、ギリシャ哲学から続く大きなテーマの1つである。心理学の他の領域と同じように、記憶の実験に真剣に取り組まれるようになったのは最近のことで、エビングハウス(H.Ebbinghaus)が1885年に「記憶について」(Uber das Gedachtnis)が刊行されて以来である。人間は意味のあるものだと記憶しやすく、無意味なものだと困難である。エビングハウスは、心理学の実験で使用される材料は、意味を除去したものでなければならないと提唱し、実験では無意味綴りが使用されることが重要であるとした。  彼以後も研究が進められ、学習法や再学習法(節約法)、補助法や適中法などの形式的な方法が考え出された。この後もフロイトなどによって研究は進化していった。  今回の実験では、代表的で基本的な実験方法の中から、系列学習(serial learning)を取り上げた。系列学習とは、芝居のセリフや物語の暗唱の場合のように、厳格に順序が決められている学習材料を、その提示順序通りに学習することである。学習された事柄は何らかの形で記憶に残り、後でそれを利用することが出来る。  では、学習した事柄がどの程度記憶されているかを示すには、どのような測定方法を用いたら良いだろうか。  ここでは、再学習法(節約法)とよばれる方法を用いて記憶を測定した。再学習法とは、学習材料を学習した後、時間をおいて再び同じ学習材料を学習する方法である。
  • レポート 心理学 再学習法 系列保持曲線 新近性効果
  • 550 販売中 2006/07/15
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