連関資料 :: 短期記憶

資料:14件

  • 短期場所記憶:レポート
  • 短期場所記憶についての実験 目的  人は普段さまざまな場面で記憶を使っている。電話をかけるときに電話番号帳で番号を調べ、その番号を押すまで覚えている。このよ記憶という。記憶を思い出すことを再生または想起という。再生には二種類あり、一つは手掛かりが与えられず、記憶の中から探し出して再生する「再生法」であり、もう一つは思い出す手がかりが与えられる「再認法」である。  本実験の目的は、数字の並べ方が整っている実験条件と整っていない統制条件に分け、整列しているかどうかが記憶の困難度に影響するか調べることである。整列しているという思い出す手がかりがある実験条件は再認法であり、なんの手がかりもない統制条件が再生法である。つまり、再生法と再認法では記憶の困難度にどのような影響があるか調べることが、本実験の目的である。仮説は、実験条件のほうが統制条件よりも記憶しやすい、つまり、再生法より再認法のほうが記憶しやすいというものである。 方法 被験者  大学生10実験に参加した。男子が3人で、女子が7人だった。被験者の平均年齢は19.4歳だった。 材料  本実験では、提示時間と再生時間を計るのにストップウォッチを使用した。数字を提示するために、四角の中に数字を書いて整って並べた画用紙7枚と、整わずに並べた画用紙7枚を使用した。はともに4個から10個まで増やして書いた。画用紙の大きさはA3だった。また、被験者が記憶したものを再生するのに、四角のみを書いたA4の画用紙を使用した。 手続き  被験者をランダムに実験条件と統制条件に分けた。まず、実験条件の被験者を実験室に入れて、を提示する実験者が見えやすい位置に座らせた。実験者は被験者に提示した数字を記憶して再生するように教示を与えた。べた画用紙を4秒間提示して被験者に記憶させ、直後の30秒間で記憶したものを再生用紙に書き込ませた。同様に、数字の個数を4個から12個まで順に増やして行った。次に、統制条件には整わずに並べた画用紙を使用して、同様の手順で実験を行った。 結果 提示した数字の個数ごとに、数字の個数を1とし、正しく再生された数字の割合を算出して各被験者の正答率を出した。実験条件と統制条件それぞれで、提示する数字の個数ごとに被験者の正答率を平均化した。提示した数字の個数を横軸に、平均正答率を縦軸にとり、図を作成した(図1)。ただし、統制条件の提示した数字の個数が1個のとき、2られないため、無視した。  全体を通して統制条件よりも実験条件のほうが、平均正答率が0%から20%高いことが示された。実験条件では提示した数字の個数が9個のところまでは100%の正答率を示したが、10個のところでは76%と大きく低下していた。また、統制条件でも提示した数字の個数が9個のところまでは100%から80%の正答率を示したが、10個のところでは64%と大きく低下していた。両条件とも、提示した数字の個数が9個から10個にかけて20%から25%と大きく低下していた。 がることはなく、同じまたは下がっていた。しかし、統制条件では、全体的には提示した数字の個数が増えるにつれて正答率が下がっていたものの、6個と9個のところでは正答率が上がっていた。言い換えれば、5個と8ところが極端に低下していた。 考察 憶の困難度に影響しているかどうか調べることであった。全体を通して統制条件と実験条件の平均正答率に差が出たことから、整列しているかどうかが記憶に影響していると考えられる。全体を通して統制条件よりも実験条件のほうが、正答率が高かったということから、整列し
  • 心理学 短期記憶 記憶 学習 再認 再生
  • 550 販売中 2008/01/29
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  • 短期記憶記憶範囲測定における上下法と恒常法の比較
  • 問題と目的  心理学とは自然科学と異なり物理量でない概念を扱うので、ある心理的事象の量に対して、それを測定する為に必要な物理的事象との対応関係を知ることが重要となる。精神物理学的測定法(psychophysical method、心理物理学測定法ともいう)は、Fechner(1860)の考案した精神−身体間の関数関係を導く手続きが研究の末に洗練されたものである。現在使われている主な精神物理学的測定法には調整法・極限法・恒常法の3種類があり、おのおの長所と短所がある。本実験では短期記憶の容量を測定という同一の心理量の測定に、極限法の一種である上下法と、恒常法の2種類を用いてその特徴を比較・検討する。  短期記憶とは人間の記憶モデルに関する研究の中で考案された概念であり、元々はAtkinson & Shiffrin(1968)の提唱した二重貯蔵モデルで用いられた。このモデルは人間の記憶を短期貯蔵庫と長期貯蔵庫に分類し、外界からの情報はまず短期貯蔵庫に入り短期記憶となり、そこでリハーサルと呼ばれる情報の維持活動を経て、我々が必要な時に思い出して使用できる長期記憶へと変換されるとしている。更にこのモデルでは、長期記憶の容量は無限であるが短期記憶には容量の限界があるとされている。これに関して、Miller(1956)が提唱したチャンクという概念を用いた説明がある。これによると人間の短期記憶はチャンクという情報のかたまりごとに保持されており、短期記憶で保持できるチャンクは個人差を考慮しておよそ7±2であるという。この7±2という数をマジカルナンバーという。例えば無意味な数字列を記憶する場合、おのおのの桁が1つのチャンクで保持されるとすると10桁以上は記憶できないことになる。しかし「0810」という数字列を「オハイオ」のように語路合わせでひとまとめにして覚えれば1つのチャンクで保持されるため、必ずしも記憶できる数字列が9桁以下であるというわけではない。
  • レポート 心理学 短期記憶 マジカルナンバー 上下法 恒常法 精神物理学
  • 550 販売中 2006/04/12
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