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循環で検索した結果:155件
低血圧症 低血圧症(hypotension)のはっきりした定義はないが、収縮期圧が100mmHg未満で、いろいろな愁訴や症状を伴うものをいうことが多い。愁訴や症状のない場合は、収縮期血圧が100mmHg未満であっても、病的な意味はない。 基礎疾患の有無から、本態性低血圧症と症候性...
動悸 動性季とは、心臓の強い拍動あるいは速い拍動を不快に感じる状態である。不整脈をはじめとする循環器疾患で生じるものが多いが、精神疾患に伴う動摩もある。「ドキドキする」、「脈がとぶ」、「心臓がバクバクする」、「胸がつまる感じ」などと患者自身は表現する。 1.動悸の原因 動悸は、期...
薬物療法を受ける患者の看護 Ⅰ 薬物療法の理解 1.薬剤の選択と投与の際の注意 循環器疾患の治療に使用する薬剤は、降圧薬、強心薬、利尿薬、抗狭心症薬、抗不整脈薬、抗血栓薬などが主なものである。多くの場合病状に応じて薬物の種類量が決定したら、その後の状態を観察しながら調節し、以後維...
不整脈 洞結節で起きた興奮は、刺激伝導系を介して心室に伝わり、心室と心房が規則正しく拍動を繰り返す。通常、健康な成人の正常脈拍数は毎分60~100程度であり、これを正常洞調律という。不整脈とは、この正常洞調律以外の調律をいう。 ここでは、不整脈を大きくA期外収縮、B頻脈性不整脈、...
保存的治療 Ⅰ 薬物療法 1.降圧薬 1)カルシウム拮抗薬(Ca拮抗薬) (1)作用のしくみ 血管の平滑筋は、細胞外からのカルシウムイオン(Ca²+)の流入により収縮し、細胞内のCa²+濃度の低下によって拡張する。Ca拮抗薬は、収縮の際にCa²+の通り道となるCaチャンネルに結合...
温罨法 (温熱効果) 筋肉疲労に効果がある根拠 Q 筋肉の疲労はどうして起きるの? A 筋肉の中に乳酸が蓄積して起こります。 疲労を取り除くためには十分な酸素の供給と血液の循環をよくすることが必要となり、ぬるめの温度の入浴や温罨法により疲労を回復させることができます。 筋肉疲労の...
体外循環法 体外循環 心臓内の修復を行うためには、心臓と肺の機能を一時停止される必要があるが、その間全身の循環を保つために体外循環が用いられる。体外循環は全身から心臓に還流してくる静脈血を人工肺に導き(脱血)、人工肺で炭酸ガスを除去し酸素化を行い、ポンプを用いて動脈側へ送り込む...
間欠性跛行 跛行とは、本来「足を引きずる」という意味である。間欠性跛行とは、歩行中に足の痛みが出現し、休んで痛みが治まるとまた歩き出すという症状を指している。 1.間欠性跛行の原因・症状 間欠性跛行の原因は、下肢の動脈の狭窄や閉塞による血行障害である。 間欠性跛行とよく似た症状は...
救急時の対応 Ⅰ 緊急対応すべき状態 緊急対応が必要なのは、脈が触れない、意識消失している、呼吸停止している状態に陥っている場合である。このような循環停止の状態になる可能性があるのは、致死性不整脈の心室細動(VF)や無脈性の心室頻拍(VT)、心停止などが発生したときである。 循環...
循環器疾患患者看護の基本 Ⅰ 患者の特徴と看護の役割 1.生じやすい身体的問題 1.生命の危機 循環器系の働きとは、心臓のポンプ作用により全身に血液を循環させることである。全身を回った血液が心臓に戻り、肺でのガス交換により新鮮な酸素を含んだ動脈血に変わった血液を再び全身に送り出す...
静脈・リンパ系疾患 1.静脈血栓症血栓性静脈炎 血液のうつ滞や血液性状の変化のために静脈内に血栓を生じたものを静脈血栓症(venous thrombosis)といい、静脈壁の炎症による血栓形成を血栓性静脈炎(thrombophebitis)というが、両者を区別することは困難なこと...
肺血栓塞栓症、肺性心 1.肺血栓塞栓症 肺動脈が塞栓子によって閉塞する疾患を肺塞栓症とよぶが、臨床的には血栓によることが多く、肺血栓塞栓症(pulmonary thromboembolism:PTE)とよばれる。 原因 深部静脈に生じた血栓が遊離して肺塞栓を生じるもので、血栓の8...