連関資料 :: 日本史

資料:384件

  • 日本・北欧関係に関する一考察
  •  日本・北欧関係史は五つの時代区分に分けられる。  第一期は江戸時代初期から第二次世界大戦までを指す。両地域の政治関係は、オランダ商館に滞在していたコイエットやトウンベリの存在や、また大黒屋光太夫や津太夫などの北欧を訪れた日本人漂流民の存在に始まった。明治初期には岩倉使節団がヨーロッパに派遣されているが、彼らは訪欧中にデンマーク・スウェーデンなどの北欧諸国も訪問し、その国家としての成熟度に注目している。こうして日本とつながりのあった北欧であるが、明治を経て近代国家化していく過程で日本は大国イギリスやアメリカなどをモデルに掲げ北欧からしだいに離れていくことになり、第二次世界大戦が始まるとついに国交断絶に至ってしまう。では、この第一期に日本の抱いていた北欧のイメージはいかなるものであったか。そこには分裂した二つの分裂した二つのイメージが存在していた。一つは一般日本国民が抱いていた理想主義的イメージである。内村鑑三などは戦争に敗北しながら軍事国家に屈せず国力を回復したデンマークを称え、平和的な北欧のイメージを世に広めた。もう一つのイメージは政策決定者達の持っていた現実主義的イメージである。これは北欧がその地理的位置から、日露戦争や第二次世界大戦時に日本の諜報活動の拠点となったためであった。 こうした日本−北欧の関係史を見てみて、北欧がいかに日本に色々な影響を与えてきたかを初めて実感した。しかし五つの時代区分を追っていく過程で、長い間日本にとっての北欧とはヴェール越しに見た、実態の掴めない地域だったように感じる。それは時代区分によって日本が抱く北欧のイメージが180度転換したりするためである。現在私が見る限り、これほど親しみやすく、かつこれから自国の政策を考えていく過程でこれほど興味を惹く地域はないのではないだろうか、と思う。私自身そうであるが、もっと日本人一般が北欧に対して積極的に、多角的にアプローチしてみるべきではなかろうか。
  • レポート 国際関係学 北欧 日本外交史 日本・北欧関係
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  • 日本文学第2設題
  • 2016年版佛教大学日本文学史第2設題のレポートです。A判定をもらいました。 明治、大正、昭和の文学の特質を、それぞれの時代の特性をふまえつつ、下記の各文学思潮を例にして具体的に説明せよ。 〈写実主義・擬古典主義・浪漫主義・自然主義・余裕派(高踏派)・耽美派・白樺派・新思潮派・プロレタリア文学・モダニズムの文学〉
  • 佛教大学 日本文学史 A判定
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