連関資料 :: 教育課程論

資料:635件

  • 学校教育課程
  • 『教育課程とは何かについて、その基準と編成原理、今日的課題についてまとめなさい。』 教育課程とは、学校教育法により定められた、学校の教育目的や教育目標を達成するために配慮してつくられる、児童生徒の発達を保障するため学校が計画的、組織的に編成した教育プログラムである。教育課程を編成するとき、学校の教育目標を掲げ、指導内容の組織や授業時間の割り当てを基本とし、検討する必要がある。そのときに、考慮しなければならない4つの原則がある。その4つの原則は次の通りである。 ①法令及び学習指導要領のしめすところに従うこと ②児童・生徒の人間としての調和のとれた育成を目指すこと ③地域や学校の実態を考慮すること ④児童・生徒の心身の発達段階や特性などを十分考慮すること このような原則で編成している教育課程だが、今日に至るまでには様々な社会の変化に対応して、変化してきている。日本では、これまでに3回の教育改革が行われた。 最初の教育改革は明治時代の学制発布である。これは国民に教育を受ける機会を保証することが大きな柱となっていた。2回目の教育改革は、戦後の義務教育制及び民主教育の発足に伴う改革である。これにより、子どもたちの進学率が大きく上昇し、教育が大衆化された。そして「大衆教育社会」の到来と同時に、受験戦争が過熱することとなった。3回目の教育改革は中央教育審議会や臨時教育審議会を中心として提唱された現行の教育改革である。学校でのいじめ、不登校、学級崩壊など、いわゆる教育の荒廃の原因が、受験戦争によって過熱化した学歴社会であると、新しい学力観に基づく「ゆとり教育」への変換が始まった。  教育基本法及び学校教育法の公布と並行して、昭和22年3月に最初の学習指導要領が制定された。これは教育課程上、「それぞれの学校で、その地域社会の社会生活に即して教育の目標を吟味し、その地域の児童青年の生活を考へて、これを定めるべきものである」と述べられ、現場の裁量にゆだねられていた。着目すべきは、修身・歴史・地理の変わりに「社会科」が新設、及び「家庭」と「自由研究」が新設されたことである。国のための教育から個人のための教育へと変革を目指した。  昭和26年に文部省は学習指導要領の全面改訂を行った。小学校では以前の9教科に変わり、「主として学習の技能を発達させるに必要な教科」(国語・算数)、「主として社会や自然についての問題解決の経験を発展させる教科」(社会科・理科)、「主として創造的要素を発達させる教科」(音楽・図画工作・家庭)、「主として健康の保持増進を助ける教科」(体育)の4つの領域へと再編された。4領域ごとに合科的な授業を行うことが意図され、きわめて柔軟なカリキュラムであった。しかしながら、この経験学習的なカリキュラムはやがて批判にさらされた。なぜならば、これにより児童生徒の基礎学力が低下し、非行、規律の低下が問題となったからである。  この対応策として、教育課程において系統学習的要素が取り入れられる試みがなされた。その試みは三層四領域という。そのため、昭和33年3月に教育課程審議会は答申を出し、道徳教育・基礎学力・科学技術教育に重点をおくように方針を示し、10月に学習指導要領の改訂が行われた。これにより教育課程は、各教科、道徳、特別教育活動、学校行事などの4領域に構成された。また、学習指導要領の法的拘束力が強化されたことも着目しなければならない。さらに着目すべきは、「道徳」の設置である。そして、国語、算数、理科の授業時間が増加し、基礎学力の向上が目指されている。  1960年代
  • 小学校 学校 社会 戦争 発達 学習指導要領 道徳 体育 健康 学習
  • 550 販売中 2008/03/12
  • 閲覧(3,460)
  • 学校教育課程
  • 「教育課程とは何かについて、その基準と編成原理、今 日的課題についてまとめてください。」 より良い教育を目指して時代と共に変化し続ける教育課程であるが、その教育課程とは一体何であるのかをまず初めに述べていくことにする。  教育課程とは、教科・科目の目標や内容などを定めた教科課程・学科課程などと、教科・科目以外のさまざまな活動からなる教科外活動(特別活動、旧: 特別教育活動)などの2つの部門から成り立っており、学校教育の目的や目標を達成するために教育の内容を児童生徒の心身の発達に応じ、授業時数との関連において総合的に組織した学校の教育計画である。 次にその教育課程が時代と共にどのように変化していくことになるのかを述べていく。 戦後の日本における教育課程の変遷は、戦後にGHQの教育担当部局である民間情報教育局から出された「教育に関する四大指令」から始まる。この指令により、修身科、国史科、地理科が中止され、教科書も回収された。また、同時期に出された報告書の中で、カリキュラムは生徒の興味から出発するべきであり、国家が規定するべきではないとし、民主主義的国民の育成や道徳教育のために社会科や教科外
  • 佛教大学 レポート 学校教育課程論 佛大
  • 550 販売中 2009/10/07
  • 閲覧(1,219)
  • 学校教育課程
  • 『教育課程とは何かについて、その基準と編成原理、 今日的課題についてまとめなさい。』  教育課程とは何かについて、特に小学校教育課程に着目し、その基準・編成原理・今日的課題について、以下に述べる。  まず、教育課程の基準についてだが、現在のその基準となる小学校の学習指導要領は、平成10年12月に改訂された。この改訂における特徴は2つある。一つ目は、年間授業時数の縮小と教育内容の削減である。完全学校週5日制が実施され、それに伴い年間授業時数が大幅に削減された。授業の1単位時間に関しても標準時間を柔軟化した。教育課程審議会答申において、「各学校において、各学年及び各教科等の年間授業時数を確保しつつ、各教科等や学習活動の内容の特質に応じて授業時間の区切り方を変えるなど、創意工夫を生かして一層弾力的に日課表や時間割を編成できるようにする」と述べられ、授業時数の縮小と同時に「教育内容の厳選」が行われた。学習指導要領の改訂にあたって、教育課程審議会は、「学力」を単なる知識量の多寡で捉えるのではなく、自分自身で学び考えることができるか否かへと転換させた。そのために「基礎・基本の確実な習得」を徹底して
  • 佛教大学 レポート リポート 学校教育課程論 教育課程論
  • 550 販売中 2009/10/16
  • 閲覧(1,010)
  • 学校教育課程
  • 「教育課程とは何かについて、その基準と編成原理、今日的課題をまとめなさい。」 教育課程とは、学校教育の目的や目標を達成するために各学年の授業時数との関連において、学習指導要領に示された内容を総合的に組織した学校の教育計画である。この教育課程を各学校で編成する場合には、学校教育目標の設定、指導内容の組織及び授業時間数の配当を基本的な要素として検討しなければならないが、その場合に前提としなければならない原則的事項がある。『小学校学習指導要領「第1章総則」』では、以下の四つの基本的原則で示されている。 法令及び学習指導要領の示すところに従うこと 児童・生徒の人間として調和のとれた育成を目指すこと 地域や学校の実態を考慮すること 児童・生徒の心身の発達段階や特性などを十分考慮すること さらに、学校教育の目的や目標は「教育基本法」及び「学校教育法」を、学校の設置や組織、運営、教育課程の編成・標準(授業時間数)は「学校教育法施行規則」を、教育課程の基準(目標や内容)に関しては「学習指導要領」に示されているので、これに従い地域や学校の実態及び児童生徒の発達段階や特性に考慮して設定しなければならない。
  • 教育課程とは何かについて その基準と編成原理 今日的課題をまとめなさい 学校教育過程論 佛教 レポート
  • 550 販売中 2008/12/16
  • 閲覧(1,542)
  • 教育課程(養護)
  • 完全週5日制の実施にともない、開かれた学校の推進を図っていく必要があるが、このためには、どのような理念を持って、どのような教育課程を編成したらよいか。教科書及び高等学校学習指導要領(平成11年文部省告示)第1章総則等を参考にしながら述べよ。  知識の詰め込み受験勉強からの脱却とよりよい自主的な学び方への転換を図る「学び方の転換」が今日、立場の相違を超えて書く方面から求められている。完全週休5日制を定めた教育課程審議会の「教育課程の基準」に書かれている「改善の基本的な考え方」には、「これからの学校教育においては、これまでの知識を一方的に教え込むことになりがちであった教育から、自ら学び自ら考える教育へと、その基調の転換を図り、子どもたちの個性を生かしながら、学び方や問題解決などの資質や能力の育成を重視するとともに、実生活との関連を図った体験的な学習や問題解決的な学習にじっくりとゆとりをもって取り組むことが重要である」と提起した。  高等学校学習指導要領は,完全学校週5日制の下で,各学校が[ゆとり]の中で「特色ある教育」を展開し,生徒に豊かな人間性や基礎・基本を身に付けさせ,個性を生かし,
  • 日本 学校 社会 道徳 学習指導要領 生きる力 学習 国際 教育課程 問題
  • 550 販売中 2009/03/19
  • 閲覧(2,302)
  • 学校教育課程
  •  教育課程とは、望ましい学習が展開されるように配慮してつくられる、学校の教育内容の組織である。学習指導要領を基準とし、教科・科目など指導領域を設け、教材を選択・配列することによって編成される。しかし、その基準となる学習指導要領は常に一様であるわけではなく、その時代に求められるニーズが盛り込まれ、それが教育課程として現場に反映されていく。  指導要領の内容を左右するのは、「見る・聞く・話す」を中心とした「経験主義」か「読み・書き・計算」を中心とした「系統主義」のどちらを重視するかである。  戦後の学習指導要領制定以前は、カリキュラムや教科書の制定は生徒の興味から出発すべきで、国家が規定すべきではないと考えられていた。  昭和22(1947)年の学校教育法の制定に平行して、手引書的なものとして『学習指導要領 一般編(試案)』が制定された。その際にも、教育課程に関しては一定の基準が設けられていたが、主に現場の裁量にゆだねられていた。
  • レポート 教育学 編成原理 今日的課題 教育課程 総合的な学習の時間
  • 550 販売中 2006/07/27
  • 閲覧(1,578)
  • 学校教育課程
  • 『教育課程とは何かについて、その基準と編成原理、今日的課題についてまとめなさい。』 教育課程とは、望ましい学習が展開されるように配慮してつくられる、学校の教育内容の組織である。学習指導要領を基準とし、教科・科目など指導領域を設け、教材を選択・配列することによって編成される。しかし、その基準となる学習指導要領は常に一様であるわけではなく、その時代に求められるニーズが盛り込まれ、それが教育課程として現場に反映されていく。  指導要領の内容を左右するのは、「見る・聞く・話す」を中心とした「経験主義」か「読み・書き・計算」を中心とした「系統主義」のどちらを重視するかである。  戦後の学習指導要領制定以前は、カリキュラムや教科書の制定は生徒の興味から出発すべきで、国家が規定すべきではないと考えられていた。  昭和22(1947)年の学校教育法の制定に平行して、手引書的なものとして『学習指導要領 一般編(試案)』が制定された。その際にも、教育課程に関しては一定の基準が設けられていたが、主に現場の裁量にゆだねられていた。  昭和26(1951)年、学習指導要領の前面改訂が行われた。その内容はきわめて柔軟なカリキュラムであり、生徒の自主性を重視する路線は引き継がれ、経験主義色が強かったといえる。  しかし、この経験主義的カリキュラムは、児童生徒の学力低下、青年の非行や規律の低下などの問題を引き起こした要因として批判されるようになる。そして、その対応策として教育課程において系統学習的要素を取り入れられる試みがなされた。  昭和33(1958)年教育課程審議会は、道徳教育・基礎学力・科学技術教育に重点をおく方針を発表。経験主義から系統主義への転換が行われ、国語・算数・理科の授業時間が増加し、基礎学力の向上が目指された。  昭和43年から昭和44年にかけては、経済成長を担う人材育成を教育に求める声が高まり、能力主義の徹底化が行われた。それに伴い、学習指導要領の学習内容が膨大化し、系統主義が徹底された。  しかしながら、系統主義の徹底の下で行われた、過度の知識注入によって引き起こされた落ちこぼれ問題や、非行問題などの子どもたちの「荒れ」が深刻化していった。  昭和48(1973)年、多くの問題に対処すべく、また、能力主義への反省からゆとりのある学校生活が目標として掲げられた。昭和52(1977)年にはその流れを引き継ぎ、ゆとりのある学校生活という路線が導入された。そして、昭和43年学習指導要領の学習内容が膨大であったことの反省から、各教科の内容に関して削除が行われた。そして、ここから学習指導の中心が経験主義へと大きく動いていったのである。  平成に入り、選択教科の拡大や各学校において自主性を重んじた授業編成の推進など、自分自身で学び考えることのできる「学力」を養うことに力を入れるようになり、「総合的な学習の時間」が新設された。これは、従来の教科の枠を超えて、「生きる力」を身に付けるための時間として設定された。そして、こういった流れを汲んで、今日の指導要領は制定され、教育課程が編成されている。  先に述べたように、教育課程の基準となる学習指導要領の内容は決して同一であり続けることはない。その時代に必要とされている内容や、過去の反省を踏まえてつくり変えられ、子どもたちにより良い教育を提供することを目標としているのである。  しかし、時代の変化に伴って変わっていく基準の根底には、変わることなく存在している編成原理がある。では、その編成原理はどういったものなのか。  原則として
  • 子ども 問題 指導 課題 授業 人間 生徒 能力 非行 知識
  • 550 販売中 2007/11/16
  • 閲覧(2,991)
新しくなった
ハッピーキャンパスの特徴
写真のアップロード
一括アップロード
管理ツールで資料管理
資料の情報を統計で確認
資料を更新する
更新前の資料とは?
履歴を確認とは?