連関資料 :: 教育
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道徳教育の研究 第1設題
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「道徳教育の歴史的変遷について述べよ。」
まず、道徳とは何か。道徳とは、道徳的価値を問うものである。道徳的価値とは、善なるものであり、善を喜びとし、善を行い、善を憎み、悪をさけるのが道徳の基本である。また、道徳とはとういう問いかけは、任下に害については言わないものであり、人間らしい良さの意味である。道徳性とはつまるところ、人間性にほかならないのである。道徳教育は、人間らしい人間、まともな人間を育てようという試みなのである。それではここで、これまで道徳教育は、どのような変遷を経て、先に述べたような意味をもつようになったのかを見ていきたい。
道徳教育の歴史は江戸時代の封建制度で用いられた儒教にさかのぼることができる。儒教の基本理念である義は武家社会では主人に対する絶対的服従、そして、庶民の武士階級への服従として非常に有効であった。
明治時代の幕開けとともに「五箇条のご誓文」が出され、王政復古と神道・国学の復活がなされた。明治5年の「学制」においては、初めて「学校」の定義づけがなされた。また、道徳教育は「修身」と呼ばれるようになった。しかし、内容は江戸時代からの儒教的徳目を中心に掲げるものであり、また、その教授法は欧米書の翻訳物を使用し、教師による口授形式がとられていた。授業はその文意を説明する程度にとどまり、踏み込んだ道徳教育とは言いがたいものであった。その後、明治12年に学制は廃止され、自由主義的な特徴をもった「教育令」が出された。教育令では修身は1つの教科として、より強化され、翌年には、翻訳修身教科書の使用が禁止され、それに変わり、15年に宮内省版「幼学綱要」、16年には文部省から「小学校教員心得」が頒布されるなど、強化としての確立がなされた。しかし、依然徳目主義が強く、孝行・忠節・和順・友愛などの20徳目が中心であった。教師は、徳目ごとに経典から例話を引用し教授した。その後も修身書は改訂を経ていったが、明治19年には「小学校教則」によって再び口授形式がとられた。修身書が改訂を繰り返し、後には廃止された経緯には教授内容に偏りが出てきたことや、そのことによって教育現場に生まれた混乱が原因として挙げられる。
そのような混乱の中、明治23年「教育に関する勅語」が発布された。ここでは、以前にもまして国民教育・国家主義の傾向が強められた。とりわけ、天皇は絶対的であり、その存在のもとに教育があると位置付けられた。また、一時的に廃止されていた教科書が復活し、37年には全国すべての小学校は国定の修身教科書を使用することとなった。
民間でも児童をもっと中心に据えた教育を望む運動がはじまった。生活綴り方運動がその1つである。子どもたちに綴り方をさせることによって実生活に目を向けさせ、その中で個性や人格を伸ばすことが目的とされた。しかし、この運動も政府の絶対服従的教育政策と衝突し、後に弾圧されていく。
このように大正デモクラシーのもとで徐々に儒教的徳目主義は人物生活重視に代わり、修身そのものが生活・社会的な総合カリキュラムに近づきつつあった。そして、日本は昭和期に入り社会的に大混乱期を迎えた。国家はこれまで以上に軍国主義を強め、教育そのものが国民強化の手段として用いられた。敗戦後は連合軍司令部により一時的に修身の授業が中止され、昭和22年に教育基本法成立後、昭和25年に道徳教育は再開された。
それでは次いで、欧米ではどのような道徳教育の変遷をたどってきたかについて触れてみる。
西洋における道徳教育思想の起源は、紀元前5世紀頃である。まず、古代の道徳教育思
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道徳教育の研究
第1設題
佛教大学
通信教育
550 販売中 2008/07/06
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佛大:教育方法学2
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『現在は情報社会さらには知識社会と呼ばれているが、その社会にあっては知識を扱う教育はきわめて重要である。基礎基本の学力と教育格差と経済格差との関連について論ぜよ。また格差問題を解決する上で教育方法はどのようにあるべきか』
現在の社会は情報社会、さらには知識社会と呼ばれている。いかに多くの知識・情報を、適切な時期に、適切なものを再度取り出せるか、また、あふれる情報の中で、自分に必要なものを取捨選択し、その情報の真偽を追究できるかが、今後必要な力となるであろう。様々な面で、教師が自らの能力を高め問題解決に立ち向かい、教職専門性について発展しているのかどうかが問題となり、教職においても、子どもたちに情報通信技術によって新しい知識を伝達し、国際的にも通用する専門的知識を創出することが期待されている。つまり、教師の側も現状を把握し、問題意識を持ち、そして切磋琢磨して様々な場面でも対応し、またそれを子どもにも対応させられるような教育をしていかなければならない。
そのような社会で今現在の教育は様々な問題を抱えており、今後も問題が生み出されるであろう。その問題とは、校内暴力、いじめ、学級崩壊、学力低
550 販売中 2008/07/28
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教育方法学第1設題
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従来の知識伝達を重視した授業の設計と評価に対して主体的な学習を基本とする授業について設計と評価の特徴を比較し、その比較の視点ごとにまとめて授業設計ならびに評価についての留意点を述べよ。
従来の学校の教師には、児童・生徒の発達過程に関する心理学的知識や、教科・教材についての専門的知識や、学校の運営に関する指導・管理能力が主に要求されてきた。しかしながら、現代においてますますその必要性が認められている資質がある。それは、これからの社会のあり方と、社会の中での人間個人の生き方についての適切な認識に関するものである。そうした社会認識及び人間認識を踏まえた上で、今後の「教職教養」が見直されていく必要があると言えるだろう。
また、学校で展開される授業の目的である学力の性格によって、その授業の設計と評価のされかたが異なるのは言うまでもない。そこで、本稿では、従来の知識伝達を重視した授業の設計と評価と、主体的な学習を基本とする授業についての設計と評価の特徴について、いくつかの視点から比較・検討していくことにする。
新教育課程では、4つの学力をバランスよく育てるようカリキュラムを組むことが目指されている
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佛教
大学
通信教育
レポート
教育
方法学
550 販売中 2008/08/20
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教育の方法と技術 第1分冊
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個人差に応じる授業とは、生徒の個人差に適合するように授業のあり方を変えることである。ここでは、個人差に応じる授業の方法、その方法を実現させるにはどのような問題点があるのか、また個人差のタイプと授業のモデルについて説明し、さらに、算数の授業を想定して、個人差に応じる授業の展開を具体的に論じていく。
個人差に応じる授業の方法には、テキストに書かれているクロンバックやグレイザーの分類からも分かるように、基本的に次の3つの方法が考えられる。
(1)生徒の個人差に応じて、指導あるいは学習の目標を変える。
(2)生徒の個人差に応じて、指導あるいは学習の方法を変える。
(3)生徒の個人差に応じて、指導あるいは学習の目標と方法の両方を変える。
(1)の型では、生徒はそれぞれの特性に応じて異なった目標を与えられたり、自分の目標を選択したりすることになる。しかし、指導あるいは学習の方法は一定で固定されている。(2)の型では、生徒は目標は共通であるが、生徒によって異なる指導を受けたり、自分に合った学習方法を選択したりすることができる。(3)の型では、生徒の個人差に応じて、指導あるいは学習の目標も方法も共に変
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個人差に応じる授業について
550 販売中 2008/08/22
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障害児へのムーブメント教育の活用について述べよ
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「障害児へのムーブメント教育の活用について述べよ。」
障害のある子供にムーブメント教育をする際、その子供がどの程度の障害があるのかを把握し、程度に応じた方法で行う必要がある。指導者は障害の程度に応じ、到達点を設定して行う必要がある。発達レベルを「乳幼児期レベル」、「2~4歳レベル」、「5~6歳レベル」に分けて、障害のある子供に対するムーブメント教育についてまとめる。
「乳幼児期レベル」
乳幼児期レベルの子供は重度の障害があり、順調に発達して行く為には、基礎にあたる身体意識を習得している必要がある。自分の身体についての知識を習得させる必要があるのだ。身体を知ることは、機能をはじめ、全体的な発達を促進させることに繋がるので重要なことである。この時期に習得させるべきポイントが幾つかある。それぞれの目的に合わせたムーブメント教育についてまとめる。
1)基礎的な身体意識を育てる
まずは基礎の部分なので多くの刺激を与える、刺激を与え易い環境を作るのが良いであろう。動かすと音が鳴るもの、液体、粉状のもの等様々な物に触れる機会を作ること。また、傾斜・トンネル等を作って転がる・くぐる等の動作を促す声掛けを行う。遊びながら行える環境を用意する事が大事である。
2)首の力を強くする
子供の目の前で好きな物、又は光る物を揺らしながら名前を呼ぶ等して注意を引き、頭を上げさせる。その際、腹ばいの状態で行うと、より首が鍛えられて良い。首がすわると視野も広がり、座位の安定にも繋がって来る。
3)寝返りをする
寝返りとは、子供にとって最初の自力での移動である。これは身体のゆさぶり感覚、触感覚が経験出来、動作が初めて形となって表れ、達成感を得る事であり、その後の運動に大きな影響を及ぼす事であろう。これを促すには、布団の上に子供を仰向けに寝かせ、徐々に引っ張り上げ、腹ばいになる運動を助長するのである。仰向けから腹ばいになる動作が出来たら、逆の運動、又は繰り返し動作が出来るように促したら良いだろう。
4)安定した座位を維持する
安定した座位とは、本人、又は他人の支え無しに座位が確保出来る事であり、その姿勢のままである程度の動作が出来る状態を指す。ムーブメント活動として、子供を水平に抱え、高くしたり、低くしたり、斜めにしたりしてバランス感覚を養って行く。又は、足を伸ばした状態で座らせて、前後左右から押す等の刺激を与えて、バランスを崩させて状態の確保・立て直しをさせる事を狙ったものである。
「2~4歳レベル」
人間の発達の中で、3歳という時期は重要な区切りとなっている。この頃までに歩く、走る、投げる、飛ぶ等の運動がある程度可能になり、視覚も著しく発達しているのである。より高い発達に進む為には、これらの基礎能力が身に付いている必要がある。その点を踏まえて、ムーブメント教育を進めて行く必要がある。幾つかポイントに分けてまとめる。
a)身体意識を育てる
2~4歳レベルの中・軽度障害がある児童に対してムーブメント教育を行う場合、ただ運動するだけでなく、想像性を掻き立てるような工夫をするとより一層の効果が得られる事が多い。ロボットの様にぎこちなく歩く、ヘリコプターの気分になって手を広げて走る、犬の様に四つ這いなる、カニになって横歩きをする等、指導者がお手本を見せる等して上手に促していったら良いであろう。
b)目と手の協応
ボール遊び、輪投げ、お手玉等、視覚を重要視する運動が幾つかある。目で動くもの・場所を正確に捉えて、それに合わせて手を動かす為、目と手の協応動作が必要なのである。これは運動以外でも、
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ムーブメント
障害児
時期
550 販売中 2008/04/14
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「生きる力」の育成と道徳教育について述べよ
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「生きる力」の育成と道徳教育について述べよ。
第15期中央教育審議会は、我が国の教育の在り方について、変化の激しいこれからの社会において「ゆとり」の中で「生きる力」を育むことを重視することを提言している。そして、これからの子どもたちに必要となる「生きる力」とは,次のようなものである。
・自分で課題を見つけ、自ら学び、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力(確かな学力)
・自らを律しつつ,他人とともに協調し,他人を思いやる心や感動する心など(豊かな人間性)
・たくましく生きるための健康や体力(健康・体力)
また人間にとっての「生きる」ということを深く考えると、次の3つをもって人
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道徳教育の研究
佛教大学
科目最終試験
問題
解答
通信
550 販売中 2008/04/23
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道徳教育とは何か、その必要性はどこにあるのか。
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道徳とは何か、道徳とは、道徳的価値を問うものである。道徳的価値は、善なるものであり、善を喜びとし、善をおこない、悪を憎み、悪を避けるのが道徳の基本である。また、道徳とは、という問いかけは、人間以外についてはなされないものであり、人間らしいよさの意味でもある。道徳性とは、つまるところ人間性にほかならない。道徳教育は、人間らしい人間、まともな人間を育てようとする試みなのである。
このように、道徳性を人間性と大きくとらえるとき、道徳教育は、私たち人間にとって身近な課題であるとともに、そもそも人間であることの根底に関わる、まことに崇高な課題であると言える。近年、未成年者による凶悪犯罪の増加や学校におけるいじめ、不登校、学級崩壊などの問題行動など、社会が道徳的に荒廃し混乱している。未来を担う子どもへの道徳教育の必要性は誰しもが感じていることだと言える。
これからの道徳教育は、家庭、学校、地域社会が積極的に連携し、相互に補完していくことが求められるであろう。そして、その中で親や教師は子どもとの対話的関係を充実させていくことが重要である。
次に昨今の中高生についての生き方について考察するが、一
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道徳教育
レポート
創価大学
550 販売中 2008/04/23
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教育社会学第一設題
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「学歴社会とは何かを明らかにし、高学歴化が進行すると教育はどのように変化するのかについて学力の視点から述べよ。」
学歴社会とは、「社会における社会的・職業的地位などの配分の基準として学歴が重きを占める社会」を意味する言葉であると考えられている。学歴は配分の基準として考えられるのであり、論理的には「低学歴社会だが学歴社会」という社会もありうるし、「高学歴社会だが非学歴社会」という社会もありうる。つまり学歴社会と高学歴社会とでは、その意味するところがまったく異なるのである。
重要なことは、学歴社会が、ただ単に教育を重視する社会ではない、ということである。現在、先進国、発点途上国を問わず、教育の充実は各国家、社会の最重要課題の一つにあげられている。教育を重視する社会が「学歴社会」であるのなら、「学歴社会」でない社会などこの世には存在しないことになってしまう。ただ単に、教育を重視するという意味以上のものが、学歴社会の中の教育にはあるのである。
一方、学歴社会とはよく混同される言葉に、高学歴社会がある。高学歴社会とは、単に「高学歴者の多い社会」を意味する言葉である。
学歴社会は、なにも日本だけでの特徴ではありません。欧米の先進国諸国や、最近ではお隣の中国や韓国の方が、学歴獲得競争の激化した社会です。企業が採用する大学を指定していて、そうでない大学生は就職試験を受けることさえもできないという状況まであるようです。
日本の学歴社会は、学歴を獲得したあとの不平等が問われることがあっても、それ以前の不平等を問題視する議論はこれまであまりされてきませんでした。言い換えれば、18歳までの不平等には目をつぶってきたのです。高い学歴を取得するまでに、みんなが同じ条件で競争していることが表面上は自明視されており、したがって、成功した人はそれまでの努力が報われたと解釈するのが日本型学歴社会の特徴であったのです。つまり、高度な職業に就こうとすれば高度な学歴を所持していなければだめだという、機能主義にもとづく考え方があります。「技術機能主義理論」と言いますが、こうした社会のあり方は、日本型の学歴社会にとってはとても都合のいい考え方でした。ランドールコリンズはこれに反論します。すなわち、取得された学歴と個人のもつ本当の実力は乖離しており、生まれながらにもっているさまざまな不平等が学歴取得以前にすでに存在していることが技術機能主義では隠されてしまいやすいというのです。このような社会を容認してしまうと、高度な職につけなかったのは日本人の努力不足のせいであって、そこには何も言い訳をできなくしてしまうのです。今の日本社会は、一部の人間にとって都合のいいシステムになっているといわざるをえません。現実をみれば、職業の世襲が始まっているのです。
一方、高校教育進学率をみると、2004年では約70%(大学・短大・専門学生も加えた場合)にもなっているのです。アメリカの社会学者マーチン・トロウは、その大学進学率が15%までを「エリート段階」、50%までを「マス段階」、それをこえると「ユニバーサル段階」と定義しました。トロウ・モデルによると、ユニバーサル化の段階をも大幅に超えています。まさに学歴のインフレ状態が起こっているのです。
しかし、近代化するにつれて、教育が学歴エリー地を峻別する社会から大衆教育社会へと移行することは、時代の必然でもありました。大学や学歴が、エリートの所有物から大衆のものへと変化したのです。ここに矛盾が生じます。学歴貴族性を解体しようとする社会的な風潮がある一方で、
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佛教大学
レポート
教育
教育社会学
学歴社会
550 販売中 2008/05/01
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教育心理学第一設題
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「象徴機能の発生について説明せよ(説明には子どもの行動についての具体的研究例も提示する)。また、教育との関連で大切な点を説明しなさい。
幼児期は、人格の基礎としての自我が芽生える時期である。子どもが自分なりの意図や予測を抱き、それにもとづいて行動するようになると、両親や仲間との衝突が起こる。しかしながら、そうした葛藤を経験するうちに、子どもはしだいに自分を律していくことを学び、自分自身について認識を深める。また、他者との交渉能力を磨き、周囲に適応した行動基準を身につけていく。他方、イメージを浮かべて物事を考えるという表象機能が現れ、ごっこ遊びの中で自由自在に架空の世界を展開するようになる。そうした認知能力の発達にともなって、数概念や文字の習得も進行するが、日常の具体的な経験のなかでの子ども自身のイメージや気づきが大切にされなくてはならない。
子どもは、1歳半から2歳にかけて表象能力を現しはじめる。今、目の前にないものごとについても頭に思い浮かべ、自分で実際に行動してみなくてもその様子を頭に思い描く。つまり、具体的な知覚経験をもとに自分なりにイメージを構成し、それを利用して時・場所を変えて自分なりのやり方で活動するようになる。表象能力の出現を示す初期の活動として延滞模倣があげられる。例えば、中沢の観察によると、ある子どもは「ガアン…、ゴオン…」と言
いながら長方形の箱を動かし、ときどき箱を止め、自分のからだの動きも止めて「プシュッ」と言った。電車に乗ったときのイメージをもとに、後日、家の中でその特徴を再現しているのだが、この模倣行為には箱を電車にみたてる活動、箱やからだを動かしたり止めたりして電車に乗っているふりをする活動が含まれている。ここでの箱や子どもの音声・しぐさは、電車という指示対象を意味するもの、すなわち象徴である。
3歳ころには、子どもはふりやみたてを複雑に組み合わせて虚構の世界を作り上げるようになる。単なるモデルの模写ではなく、自分のイメージや知識にもとづいて演技しているのである。やがて、子どもは遊びのなかでの役割を意識し、それにふさわしい動作を思い描き、状況を設定することによってごっこ遊びを展開するようになる。遊びをひとつのテーマのもとに展開させていくためには、子どもどうしが今どのような役割を演じ、どのようなプランのもとに状況を設定しているかを伝え合う必要がある。このように、ごっこ遊びの展開は子どもの認知発達によって支えられているのである。
子どもは、数を、日常活動の中で経験することによって自然にその理解を深める。例えば、お風呂の中で親が子どもを抱いてゆっくり数を唱えて聞かせる。すると、知らぬ間に子ども自身も唱和するようになる。また、子どもはものを集めたりあけたりするうちに、共通のもののあり方に興味をもつ、並んだ配列はリズムがとりやすく数唱に結びつきやすいし、同じものが幾つかある、ものを幾つかに分ける具体的な状態を見れば数詞の意味もわかりやすい。
数の概念の獲得についての近年の研究によると、子どもは数を数える能力を持って生まれていると考えられ、数を扱う方略を自分なりに産み出していくことが強調されている。幼児期には、頭の中に数のイメージをつくりあげ、論理的な構造を構成することが大切である。そのためには、大人は、子どもが数をめぐる操作を自発的に行い、遊びができるような環境を用意する、そして必要に応じて援助してやることが望ましい。
同様のことが、文字の習得についてもあてはまる。文字を覚え始める時期には個人差があっても、子どもは生
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佛教大学
レポート
教育
教育心理学
550 販売中 2008/05/01
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教育心理学第二設題
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「適応・不適応の心理的規制、またそれからひき起こされる特徴的行動について説明せよ。」
向社会的傾向の強い小学生は、適応がよく、自己統制が優れている。また抑鬱的な青年と行動障害のある青年は健康な青年よりも回避的処理反応を用い、一方、接近的処理反応が多く回避的処理反応が少ない青年は適応がよいことが知られている。
心理学では適応の概念は、環境、とくに社会的環境の要請に対する心理的反応による適合のよさとして用いられることが多い。つまり、適応とは、他の人との関係において、自分を取り巻く社会的環境と生活の要請に適合して、責任を果たし、ストレスを処理し、個人的要求に合致させることである。人生はたえず変化するものであるから、態度や行動を修正する能力は適応にとって欠くことのできない成分である。適応うまくいかず、個人が生活の要請に合致できず、過剰な精神的緊張を生じたり、情動的な症状をもったりすると、その人は心理的援助を必要とする。カウンセリングや心理療法の目的は、そのような人々がより適切に適応できるように助けることである。
子どもの不適応を理解するために、機能の発達から社会的認知にアプローチする立場と構造の発達から社会的認知にアプローチする立場がある。
まず、機能的発達によるアプローチから説明する。
最初の社会的適応に関する研究は社会的認知の立場をとっている。この社会的認知は子どもの社会的適応に重要な働きをすることが強調されている。また、社会的情報処理機構の検討は、子どもの社会的適応の理解を大いに深めるのに役立つことが示唆されている。子どもの社会的適応の機構を理解することは、児童・生徒の学級内行動の指導にとってよい手がかりを与えることになるであろう。
子どものときに仲間からあまり受け入れられなかったこと、つまり社会的適応の悪さと後の生活における困難との関係が、いくつかの研究により検討された。クリックとドッジは、子どもの社会的適応に関する社会的情報処理モデルを提供した。彼らによると、子どもたちは生物学的に規定された特徴と過去経験の記憶をもって家庭、学校、地域社会などを含む社会場面に登場し、社会的環境からさまざまな手がかりを受ける。行動による反応はそれらの手がかりを処理する機能であって、クリックとドッジのモデルは6つのステップを含んでいる。
このモデルを要約すると、子どもはある社会的状況を解読すると、状況に適した目標を設定し、適切な行動を選択するということになる。社会的場面に適切な反応を選択した子どもは適応のよい行動を
するが、社会的状況に不適切な目標を設定し、不適切な反応を選んだ子どもは不適切な行動を示すであろう。学級の中で仲間から拒否される子どものうち、ある者はすぐ喧嘩を始める子であるとともに、攻撃の犠牲になりやすい子どもである。また、攻撃的な子どもは他の子どもよりも社会的場面に対する反応数が少なく、グループに加わったり、物を獲得したり、友達関係を始めたりする社会的場面で、仲間から受け入れられ人気のある子どもよりも攻撃的で向社会的でない反応を示しやすい。社会的に不適応な子どもは不適応な行動を好ましいものと見なすために不適応な社会的行動をするらしい。仲間から拒否され、攻撃的な子どもは、よく適応している子どもよりも攻撃的反応を好ましいものと評価し、向社会的反応を否定的に評価することが知られている。このような事実から、クリックとドッジは、不適応な子どもには、適切な社会的反応を覚えさせ、社会的反応の形成に含まれる認知過程を改善させ、すでにもっている反応の仕方を
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佛教大学
レポート
教育
教育心理学
550 販売中 2008/05/01
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教育指導(初等)第1設題
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「小学校における生徒指導は何を目指したものか、また留意しなければならないことは何かを説明せよ。」
児童・生徒の成長過程において、基本的生活習慣の定着、社会的行動や集団生活のための社会性の獲得といったものは重要である。そのため、生徒指導においても、「社会の変化に自ら対応できる心豊かな人間の育成」がはかられなければならない。すなわち、生徒指導とはいかに児童・生徒が「自立」するかを求められる教育的営みであり、教員という他者からの働きかけがなくとも、理想的な人間像に照らして適宜自己を矯正していくことのできる資質の獲得こそが生徒指導の目標といえる。その生徒指導の内容は多岐にわたる。人間として一般的・基
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佛教大学
レポート
教育指導
初等
550 販売中 2008/05/01
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教育方法学 第1設題
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『従来の知識伝達を重視した授業の設計と評価に対して主体的な学習を基本とする授業について設計と評価の特徴を比較し、その比較の視点毎にまとめて授業設計ならびに評価についての留意点を述べよ。』
現代社会での教育の担当者である学校の教師には、単に児童・生徒の発達過程についての心理学の知識や、教科・教材についての専門的な力量や、また学校の運営に関わる管理上の資質だけでなく、これからの社会のあり方と、社会の中での人間の生き方について洞察力を持つことがもとめられる。そのような社会認識、人間認識への広がりをふくめて、これからの「教職教養」は組みなおされていく必要がある。また、学校での授業は学力の育成を目指すものであり、目指す学力によって設計方法や評価などが異なる。
では、ここで従来の知識伝達を重視した授業の設計と評価と主体的な学習を基本とする授業についての設計と評価の特徴を比較していくこととする。
新教育課程では、4つの学力をバランスよく育てることが大切である。その4つの学力とは、「基礎的な学力A」、「基礎的な学力B」、「発展的な学力」、「実践的な学力」である。その内、前者3つが「教科学習で主にめざす学力」で、最後のものが「総合的学習で主に目指す学力」である。また、前者2つはまさに「不易な学力」であり、主に教師から与えられた課題や問を子ども達が解決すること(「課題習得型学習」)により、計画的、体系的に身に着く学力である。これは、教師が問を出し子どもがそれを答え、正解も唯一の答えがあることが多く、教師はその答をわかっている場合が多い。教師と子どもの関係は「教える―教えられる」の関係で教師は「指導者(教授者)」である。学習する場は学校、特に教室で教科書、参考書といったテキスト(2次資料)を使い、主に「座学」で行われる。そして、「必修教科の学習」に位置づけられ、ペーパーテストやパフォーマンスといった「量的評価法」によって評価される。
一方、後者2つは「流行の学力」であり、それは「自ら考える力」に深く関わり、子ども達が自ら学習課題を発見し、「学ぶための問い」をつくること(「課題発見型学習」)が求められている。これは、自ら考えることを育てるが狙いとされ、自らの興味・関心によって子ども自身によって課題や問が作られる。そのとき、必要に応じて教師や学外の専門家が支援する必要がある。正解は必ずあるとは限らず、むしろ正解がないことが多い。そして、教師にも子どもにも正解がわからない状態で学習が展開されることもたびたび起こる。学習様式に関しては、子ども自身による「自問自答」で行われる。教師と子どもの関係としては「助ける―学ぶ」あるいは「見る―学ぶ」の関係で、教師は「支援者(助言者)」となり、子どもの主体性が高まることとなる。活動場所はフィールドという「生きた現実」で、地域の社会(人々)、自然、伝統文化、といった実物(本物)で、学習者自身が直接集める「一次資料」である。したがって、学習者の問題意識(関心)や視点が重要な意味を持つことになる。また、「体験」を中心とし「総合的学習」、「発展的な選択教科の学習」に位置づけられ、レポート、作品、学習のプロセスを記録したポートフォリオなどの「質的評価法」によって評価される。
それでは、ここからは新しい学力を育てるための工夫を述べていくこととする。基礎的な学力を育てるための学習指導法の工夫では、まず、ティーム・ティーチング(T・T)が挙げられる。複数教師によるT・Tには「クラス内でのT・T」、「同一学年内でのT・T」、「複数学年間でのT・T」
550 販売中 2008/05/25
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新しくなった
ハッピーキャンパスの特徴
- 写真のアップロード
- ハッピーキャンパスに写真の
アップロード機能ができます。
アップロード可能なファイルは:doc .ppt .xls .pdf .txt
.gif .jpg .png .zip
- 一括アップロード
- 一度にたくさんの資料のアップロードが可能です。 資料1件につき100MBまで、資料件数に制限はありません。
- 管理ツールで資料管理
- 資料の中から管理したい資料を数件選択し、タグの追加などの作業が可能です。
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- 統計では販売収入、閲覧、ダウンロード、コメント、アップロードの日別の推移、アクセス元内訳などの確認ができます。
- 資料を更新する
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