教育心理学の合格レポートです。令和5年度に作成しています。そのまま使用するのではなく、内容の参考に使用してください。
子どもが意欲をなくしてしまうときの要因として考えられることを、教育心理学の理論や概念から3つとりあげ、それを用いて説明しなさい。
設題1 子どもが意欲をなくしてしまうときの要因として考えられることを、教育心理学の理論や概念から3つとりあげ、それを用いて説明しなさい。また、各要因に対して、子どもの学習意欲を高めるためには、どのようなかかわりが必要となるのかを述べてください。
心理学において学習とは、経験を通じて生じる比較的永続的な行動の変容と定義されている。近年、新型コロナウイルス感染症による自宅待機や、学習方法の変化も見られる中で、学習意欲が湧かないと感じている子どもが増加している。学習意欲の低下は、学年が上がるほど強く見られており、年齢が上がるにつれて学習内容が高度になり、学習に付いていけないことから自信をなくし学習意欲が低下してしまう場合が多い。学習意欲の低下の理論について、動機付けの理論、学習性無力感、原因帰属理論について述べる。
「意欲」や「やる気」のことを動機付けといい、目標に向かって行動を開始し、その行動を持続させるプロセスと定義されている。学習に焦点を当てて分類すると、学習が自分の将来に必要である、面白いから学習するなど、学習自体を目的として、自分の意思で学習しようとする意欲のことを内発的動機付けと...