コールバーグ理論

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    資料紹介

    規則に対する意識について、?第一段階:規則が強制的なものになっていない段階、?第二段階:規則が神聖で永遠な性格を持っているとみなされる段階、?第三段階:規則が相互の合意によって法律とみなされる段階、の三段階を経過する、と、道徳的意識の発達を一般化して、他律の道徳から自立の道徳の発展の過程としてとらえたピアジェの理論を、道徳的ジレンマに対する被験者の答えによる、実証的な調査に基づきながら、三つの水準と六つの段階を導き出したのが、コールバーグであり、道徳性発達理論と呼ばれるものである。
     コールバーグが提示した道徳的ジレンマは次のとおりである。

     ある女性が、がんのためにしに瀕していた。ある薬剤師が開発した薬を使えば、彼女は助かるが、薬剤師は薬の開発にかかった費用の10倍もの値段をつけた。女性の夫、ハインツは1000ドルしかお金を用意できなかったが、薬剤師はその倍の2000ドルを要求した。夫は薬剤師にもっと安く売ってほしい、あるいは、後払いにしてほしいと頼んだが、薬剤師の答えは「ノー」だった。失望した夫は妻の命を助けるために、薬剤師の店へ盗みに入ってしまった。
     彼はどうすべきだったのか。彼の行動は正しかったのか、正しくなかったのか。その理由は何か。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     規則に対する意識について、①第一段階:規則が強制的なものになっていない段階、②第二段階:規則が神聖で永遠な性格を持っているとみなされる段階、③第三段階:規則が相互の合意によって法律とみなされる段階、の三段階を経過する、と、道徳的意識の発達を一般化して、他律の道徳から自立の道徳の発展の過程としてとらえたピアジェの理論を、道徳的ジレンマに対する被験者の答えによる、実証的な調査に基づきながら、三つの水準と六つの段階を導き出したのが、コールバーグであり、道徳性発達理論と呼ばれるものである。
     コールバーグが提示した道徳的ジレンマは次のとおりである。
     ある女性が、がんのためにしに瀕していた。ある薬剤師が開発した薬を使えば、彼女は助かるが、薬剤師は薬の開発にかかった費用の10倍もの値段をつけた。女性の夫、ハインツは1000ドルしかお金を用意できなかったが、薬剤師はその倍の2000ドルを要求した。夫は薬剤師にもっと安く売ってほしい、あるいは、後払いにしてほしいと頼んだが、薬剤師の答えは「ノー」だった。失望した夫は妻の命を助けるために、薬剤師の店へ盗みに入ってしまった。
     彼はどうすべきだったのか...

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