新しい学校の荒れ、としての「学級崩壊」について解説し、教師はその問題にどのように対処すべきかについて述べよ。

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     近年では、小中学校を中心として、児童生徒の荒れとしての学級崩壊が多く見られる。学級崩壊と言う用語が全国的に普及したのは、東大阪市教職員組合で当時問題とされていた「教室のアノミー」状況がドキュメンタリー番組として報道されてからであった。同番組では、担任が教室に入ってきても私語が絶えず、場合によっては半数近い児童が教室を飛び出したり、教師に暴言や暴力を振るう者まで出てくる有様であった。こうした実態が露になって以降、学級崩壊の問題は教育現場だけでなく、社会的な問題となったのである。
    そして、中学生においては特に、情意不安定で反発的な行動を取りがちとなり、教師にとっても指導や対応の大変難しい時期となる。また、自我の主張の強い時期でもあるため、こうした発達上の特性が荒れとして現れ、学級崩壊に繋がると言う見方もできる。
     荒れの原因については諸説あるが、一つには、教師の生徒に対する態度として、毅然たる指導や対応の欠如、生徒に対する無理解などが挙げられるであろう。より具体的には、生徒に対して指導すべき指導を行わなかったり、逃げの姿勢で見てみぬ振りをしてその場を濁そうとし、荒れている生徒に対して媚び...

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