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民俗で検索した結果:22件
1、はじめに 8月23日、千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館を訪ねた。やはり国立というだけあり、壮大なスケールに豪華絢爛たる内容だ。常設展示は5部門に分かれ、縄文時代人類のあけぼのから近代日本まで、豊富な資料を基に日本列島に住んでいた人々の生活、習慣を探ることができる。しか...
「マス・フットボール」は地域共同体の同胞意識の上に成り立つ、地域民衆の「身体文化」、「儀式化された民俗競技」単純に言えば「祭り」と言えるものであり、また「近代フットボール=サッカー」の起源とされているものでもある。...
「遠野物語論~人間と動物の関係性~」 遠野物語は、書版からすでに90年以上もの年月を経た現在もなお、読み続け、伝え続けられている。柳田国男が遠野の人、佐々木鏡石氏(当時24~25歳)から聞いた土地の人たちの話を採集、そして、筆記したのであるが、当時は異色作品であったようだ。この遠...
「きさらぎ駅」に見る現代の都市伝説の伝播 「きさらぎ駅」という話がある。これは大型匿名掲示板「2ちゃんねる」発のものであり、現在もネットを中心に語られている。この話は都市伝説の一種と捉える事が出来、この話について調べる事で現代における都市伝説の伝播について、一つの方向性を見出せる...
民俗学とは何か 民俗学は、文化の進んだ国あるいは民族について、一般庶民のつくりあげてきた文化の今日に至るまでの発展の模様を研究するものである。そのより古い文化の姿を知るについて、進んだ庶民生活のなかになお残っている古い文化の姿、いわゆる民俗とか民間伝承というものを尋ねてゆくことを...
夏に行われる民俗信仰で最も有名なのは七夕である。 日本の七夕は、庭前に供え物をし、葉竹を立て、青・黄・赤・黒・白の魔よけを意味する五色の短冊に、歌や字書いて葉に飾りつけ、七夕の晩にだけ逢う事が許された「織姫(こと座・ベガ星)」と「彦星(わし座・アルタイル星)」に、短冊に書いた...
1.はじめに 本稿では日本民俗学がどのように形成し、展開していったのかを述べていき、その過程を経て現在民俗学にはどのような問題点があるのかも述べたいと思う。 2.民俗学の辞書的定義 民間伝承を素材として民俗社会、民俗文化の歴史的由来を明らかにすることにより、民族の基層文...
沖縄に今も残るオナリ神信仰に関する先行研究などをわかりやすくまとめ、論じてみました。ゼミで使用したので多少マニアックではありますが、民俗学だけでなく、歴史地理人類学などにも対応しています。参考引用文献が比較的多いため、読み応えもあるのではないでしょうか。...
竹取物語絵巻から考える 絵本「かぐや姫」の結末について 現在、竹取物語は広く知れ渡っている。私自身も、幼い頃に「かぐや姫」というタイトルの絵本で初めて存在を知り、中学に入ってから「竹取物語」として詳細を学校の授業で教わった。その間、昔話を集めた本や、竹取物語を題材にした小説等も読...
日本の被り物ついて 婚姻儀礼、葬送儀礼、宮参り儀礼、成巫儀礼は「通過儀礼」。婚姻と葬送、この二つの共通のものは、人とその魂を、家や世界から切り離すことである。そのために移行する二つの位相の間に特殊な位相を挿入し、そこを渡る途上に位相を区切ってその境を越え、またそのお魂を家や内世界...
昔話との対比で見る子供向けむかしばなしの 教訓的要素について むかしばなし、というと私にとっては実に親しみのあるものというイメージが浮かぶ。実際、幼いころからよく子供向けのむかしばなしを母に朗読してもらっていた為にある程度の話数は知っている。授業で取り扱われる昔話の中にも幾つか...
『民俗宗教史を学ぶ人のために』第二章「カミとホトケ―八幡・天神・稲荷」を読んでの批評です。宗教学・民俗学の内容も含んでおり、かなり充実した内容だと思います。