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哲学で検索した結果:610件
ヘーゲルの著書、その『序論』から感じたのは、とにかく著者の沸き立つような若々しさだった。『序論』は『精神現象学』の本体が書かれた後に書かれたにもかかわらず、本体を要領よくまとめるどころか、その先へ行こうとしてしまっていて、やはりそれもまた「すでにあるもの」ではない「未だないもの」...
先天的総合判断。すべての認識は経験からはじまるという点では経験論を支持する。しかし、経験からは普遍的概念をもつものを捉えきることはできない、だとしたら、これらの対象の実在を保証するものは何か、なぜ我々が知覚できないものが実在するといえるのか。ここでカントは「先天的総合判断」とい...
?.日本人と水 「みずみずしい」という日本語がある。美しさを水で表現する日本独自の表現であり、国語辞典を引くと、「若々しくて、好ましい感じだ」と出てくる。また日本では古来、日本庭園という清水をたたえた日本独自の美の文化を発展させてきた。中世には禅宗思想の影響を受け、枯山水とい...
デカルトは、アルキメデスが地球全体を動かすために求めた不動の点のような、学問における堅固な基礎を獲得するために、従来、知識の基礎と考えられてきたものに対して懐疑理由を挙げながら、それを排除していく。「学問において何か堅固でゆるぎないものをたてようと欲するなら、一生に一度は、すべて...
さて、政治の話が出たついでに、「社会」を意味するsocietyという英語の語源を考えてみると、これは、ラテン語で「親交、友愛、絆」を意味するsocietas(ソキエタース)からできた言葉で、さらに遡れば「仲間」、「友」を表すsocius(ソキウス)という語に由来する。また、このs...
レヴィナスにおける死と時間の概念について、著書『時間と他者』に沿った形で、ハイデガーと対比しつつ考察するとする。 レヴィナスの「死」の考え方はどういったものだったか。まず、「主体」についてであるが、レヴィナスは「主体」は自己によって制限・閉塞されているものとしている。つまり、「...
あるとき、どんな科学理論でも、根拠のない飛躍が含まれているという事がわかった。つまり、『人類はどうがんばっても、確実に正しい科学理論というものを作り出せない』という事実がわかったのである。だが、1930年頃、そこへ、オーストリア出身で、イギリスの科学哲学者である、カール・ラインム...
フランスの哲学者にして数学者にして物理学者であるブレーズ=パスカル。彼の死後、遺稿が整理され出版されたものである『パンセ』を読んでいて、ふと感じたことがあったのである。 なんと聖書からの引用が多いことか。 私はこのときから、常に『パンセ』を読むときにはキリスト教とのつな...
5月10日(木)経済史入門 Societyとは何か? 社会は集団であり、人々の集合体である。そこで、福沢諭吉は人間交際であると言っている。それは、人との仲間意識や社中、家中との共同体意識があることを表している。また、これが政治、経済、外交と橋渡しとなり、社会科学が誕生した。 の成...
宗教について調べているうちに、死生観について興味をもった。そこで、宗教による死生観とは何かを調べ、現代社会をとりまく宗教について考えた。 仏教徒である日本人には、霊魂と肉体は別のものであると考えれられている。人間の生命は肉体と結合した霊魂の作用であり、死は肉体からの霊魂の分離...
<要旨>(1,420字) ニーチェの思想は、世の中の向上のためにならないどころか、人間社会の構成原理と両立しがたい部分を含んでいる。しかし、それこそがニーチェを稀に見る偉大な哲学者にしている。また、ニーチェは思想家ではないが、思想家としてみれば世界解釈の覇権を完全に奪われた敗北...
『弁論家について』の現代法律学への接合について キケロは次のように述べている。「弁論家の活動と能力は5つの要素に分類される、つまり、まず、語るべきことを発見し、次に、そうしたものを単に規則どおりに並べるだけではなく、重要度に応じてある種の判断も的確に配置、配列し、ついで、言論に...