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第13回 自白法則・補強法則等 問題点 自白法則の根拠、違法収集証拠排除法則との関係 約束自白、利益誘導、偽計 第二次証拠の扱い、因果関係をどこで切るか 第1 自白法則 1 「自白」の意義 =自己の犯罪事実の全部又はその重要部分を認める被告人の供述 cf.:「不利益事実の承認」(法322条) ,...
第7回 適正手続と違法収集証拠 【発想】 捜査における証拠ルール:違法収集証拠の排除法則 行政機関を統制する目的が原点(政策上の問題、効果のある捜査段階からの規制) 真実とは別の価値(人権擁護)を守るため、将来同じことが起こらないように 真実を諦めるために証拠を排除(証拠能力が...
第8回 公訴提起 第1 公訴提起に関する諸原則 1 公訴の意義 =刑事事件につき裁判所の審判を求める意思表示 * 国民の訴追参加の在り方:私人訴追,民衆訴追のメリット・デメリット 2 公訴の原則 ①国家訴追主義,②起訴独占主義,③起訴便宜主義,④起訴状一本主義 3 起訴独占の例...
第9回 訴因の特定と変更 第1 刑事訴訟の対象 1 審判の対象 書かれた事実(現行法上の「公訴事実」)⇔書かれるべき事実(旧法上の「公訴事実」) 訴因対象説 ⇔ 公訴事実対象説 【事例】住居に侵入した上で窃盗した事案において,窃盗のみを「公訴事実」として記載した場合,住...
第10回 訴因と訴訟条件等 第1 訴訟条件 1 訴訟条件の意義 =訴訟を有効に係属させ,これを継続させるための条件 ①公訴条件〔応訴拒否条件〕説(→申立事項):当事者主義的に理解 被告人側から見る(被告人からすると妨訴要件になる→当事者から申立ができることになる) ...
第11回 公判の準備 第1 被告人の出頭の確保 1 起訴前後の勾留の相違点とその理由 被 疑 者 被 告 人 逮捕前置主義の有無 ○(207Ⅰ) ① ×(60Ⅰ) ② 勾留期間の違い 10日+10日(208) 2月+更新1月(60Ⅱ) 保釈制度の適用の有無 ×(207Ⅰ...
第15回 伝聞例外(2),裁判の効力 321①にあてはまる→320→書面が証拠に→公判での供述になるわけではないが公判証拠と同価値に→324②準用で証拠に 第1 検証調書と実況見分調書(3項書面) 1 検証調書が伝聞例外とされる理由 2項←①裁判所による公正さの担保...
私は「アラブ」というと、どうも甘美な空想世界を思い浮かべてしまう。「アラビアン・ナイト」や「アラジン」などで描かれる少し謎めいた世界。それから、夜を行くキャラバン隊の砂漠と月と歌の世界。先入観として私はそんなイメージを抱いている。こういったファンタジー的な視点から、興味を持った...
第6回 被疑者の権利と接見交通等 【被疑者の権利】 ①黙秘権 ②弁護人依頼権 ③接見交通権 ④勾留理由開示請求権(207) ⑤勾留取消請求権(207) ⑥証拠保全請求権(179) ⑦不服申立権(429準抗告←逮捕の段階ではできない) 第1 弁護人依頼権と被疑者弁護 1...
第14回 伝聞法則とその例外 憲37条2項「刑事被告人は、すべての証人に対して審問する機会を充分に与へられ、又、公費で自分のために強制的手続きにより承認を求める権利を有する。 ↓具体化 320条「公判期日における供述に代えて書面を証拠とし、」→供述書面 又は「公判期日外における...
「ヨーロッパ統合の歴史的経緯」 平和に基づいたEUが形成されて久しい。そのEU統合が歴史的にどのような経緯をもっているのかを論じていく。 ヨーロッパではなかなか本当の意味でのヨーロッパ人としての意識が芽生えなかった。しかし、イスラム教の勢力の脅威におびやかされ、徐々にその意識が...
①「一般的なカウンセリングの意義・理論・方法について」 広い意味でのカウンセリングは、学術的な理論による裏付けがなく、相談を受ける個人の資質や経験によるところが大きかった。カウンセリングは専門的知識がなくても、その人に素質があり、人生経験が豊富であればだれにでもできると考えられ...