連関資料 :: 心理学

資料:2,012件

  • 発達心理2
  • 社会環境と発達病理について述べよ。  人は様々な人やもののなかで相互作用しながら発達を遂げていく。その「人」をとりまく他者の集合体と物質的、精神的なものも含めて社会環境という。一般的に家庭、地域、学校、職場、その他のものひとつにマスメディアの情報などがあげられる。戦後から近年において日本は大きく変化したといえる。家族環境においては核家族化、少子化(厚生労働省発表2005年6月1日合計特殊出生率1.289)が進み、女性進出がめざましく晩婚化し夫婦共働きの世帯や単親と未婚の子の世帯も増加してきている。地域においても都市に人口が集中し地方は過疎化する地域もある。学校や職場以外でも交遊の場がふえ人とのつながりも様々な形態が多くなり変化しているといえるだろう。物質的にもお金を出せばたいていのものは手に入り、種類にしても多様である。そのなかで特に近年目覚ましく変化が大きいのはマスメディアの普及といえるのではないだろうか。テレビやインターネットであらゆるものの情報が手に入る環境に変化している。  しかし近年このような社会環境の変化にともない虐待やいじめ、反社会行動やうつ病、自殺など様々な問題がクローズアップされている。  人にとって最も身近で重要な社会環境とは家庭であり、生理的欲求と安全の保証、心理的な充足、基本的、文化的な生活習慣や社会規範、価値観の育成を行ういわゆるしつけという役割を担っている。近年は核家族化が進み、現在の親である世代も核家族の中で大半が育っている。核家族とは夫婦、(もしくは単親)と未婚の子だけの世帯のことである。親は育児において祖父母などの心理的、実働的なサポートが減少し養育機能が低下したことで育児ノイローゼや虐待などのケースが増加している。子供にとっても多くの人と交わり、社会性を発達させる機会を減少させてしまう傾向が見られる。少子化できょうだいと遊んだり、ケンカしたりして対人関係においての距離感を自然に身につける機会が減ってきているとも考えられるだろう。親子間においても子供が少ない分過干渉、愛情過多になり子供の自立を遅らせてしまうケースからパラサイトシングル、又は子供が自立した(巣立った)あとの虚無感から親が抑うつ傾向になる空の巣症候群などの現象が現れるようになった。逆に夫婦とも働き子供一人で食事を摂る「個食」などにあらわされるように食生活や生活リズムも養育者の不在により基本的な社会習慣を身につけていない子供の増加も懸念される。発達において重要な、家庭という安心できる環境が失われつつあるよう考えられる。地域社会との密着性も減少したことで親へのサポート、子供へ目を配る人が減少したことも子供を虐待死させてしまったり凶悪犯罪の低年齢化、子供が犯罪にまきこまれたりする原因のひとつであると考えられる。学校においても子供の社会性、耐性の欠如からいじめや不登校などの問題行動が大きな問題になっている。また物質的に豊かになったことからものを大切にぜず、なにもかもが「あるのがあたりまえ」のような感覚を持つ風潮もうかがわれ、遊び道具さえもテレビゲームなどのように準備されていることが多い。  このように社会環境の変化は人が発達するにおいても様々な影響を与えている。  社会環境が人の発達にどう作用するのか分かりやすい例として発達障害児・者とその環境があげられる。発達障害とは成長するにおいて年齢相応の発達が困難、もしくはきわめて緩慢な状態のことであり、社会生活において常識的な行動枠から逸脱し、問題行動としてあらわれることがある。原因のひとつとして大脳辺緑系及び小脳
  • 環境 情報 少子化 心理 メディア 家族 障害 地域 障害者 問題
  • 550 販売中 2007/11/13
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  • 心理 パブロフの条件
  •  パブロフの条件反射とは、ロシアの生理学者のパブロフI.P.が発見した生理的現象である。パブロフは、ロシアの陸軍医学校で消化器官の内分泌活動の研究をしていた。そこで彼は、犬の生態の生理を観察するために、小胃法という胃の一部分を摘んで食物が中に入ってこない小さな胃を手術によって作り、食物を食べたときに小胃の中で消化液がどのように排出されるかを体外から観察できるようにしたり、口の中に開いている唾液腺を手術により体外の顎に出し、食物と唾液量の関係を測定する方法を開発した。彼は「生理的なものと心理学的なもの、客観的なものと主観的なものとが実際にとけあうような、また自分の意識と肉体との間にあって人を苦しめる矛盾なり対立なりが科学により事実上解決され、あるいは消失してしまうような、人間の思考における重要な段階が近づいている、ということを確信している」といい、条件を通して人間を理解しようとした。 パブロフの条件反射を説明すると、口の中の唾液腺を顎に出す手術をした犬を、唾液量を精密に測定できる条件反射の実験装置に固定し、音楽で使用するメトロノームの音を1秒に一回、30秒間聞かせてから餌を与える、という
  • パブロフ
  • 550 販売中 2008/01/28
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  • 社会心理1-2
  • 自尊感情とは、自分自身に対してもっている構造化された概念である自己概念に対する評価的感情である。人は常に、自分自身を価値あるものとして肯定的に見たいと望むものであり、自分自身を価値あるものとして考えられることができることにより、自らの重要性を実感する。それにより、心理的充足を得ることができる。自己肯定感は、人格形成や情緒の安定のために重要であると考えられており、自尊感情はその為には必要な感情であるともいえる。特に主体性や自信の形成においては、自尊感情が低いと自分自身を信用することができないため、自身の能力にすら懐疑的となり何もなすことができなくなる。 セルフハンディキャッピングとは、ある課題を行なう際に、その課題を行なった結果の評価をあいまいにするために、課題の妨害となる障害の存在を主張することや、自ら作りだす行為のことである。障害となる自分に不利な条件であるセルフハンディキャップにより、課題の不達成や目標への不到達の場合、自身の能力の欠如・自身の価値が低いという評価を受ける危険を回避することができる。セルフハンディキャッピングの形態は、セルフハンディキャップの存在を主張す
  • 自尊感情 セルフハンディキャップ
  • 550 販売中 2009/09/16
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  • 社会心理2-2
  • 社会的促進とは、作業や仕事を行う時に、他の人と一緒に行うことで、仕事量や効率が向上することである。また、他の人と一緒に行うことで、逆に仕事量や効率の低下が起こることもあり、社会的抑制という。社会的促進や社会的抑制は、他者がいることで、身体や精神の覚醒水準が高まり、活動や感情や思考等が活発になることが原因である。覚醒状態では頭や体がよく働き元気になるが、行動の正確さや慎重さは低下し、全般に雑となる。それでも日頃からやり慣れている作業や、簡単な仕事では活発さがプラスとなり、他者の存在によって自己意識が高まり、評価や達成水準の向上への欲求が生じるため、作業効率は上昇する。逆に、複雑な仕事
  • 社会的促進 社会的抑制 集団心理
  • 770 販売中 2009/09/16
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  • 教育心理 パーソナリティ
  •  幼児・児童の学習は、パーソナリティと深く関わっている。パーソナリティがどのような影響与えるかを調べたいと思う。  まず、パーソナリティとは、性格と訳されている。一般的に、パーソナリティとは個人に独特の一貫した行動傾向を指し、精神的機能・身体的機能と、動機づけや情緒のありかたを含む総合的な概念として考えられているのだ。  パーソナリティの形成に影響するものとして、生物学的な固体要因、家庭環境の要因や、社会環境の要因があげられる。  パーソナリティの形成は基本的には遺伝と環境双方の要因の相互作用の結果であろう。遺伝的に規定される特性を認めるにしても、生後の環境の影響は非常に大きいと考えられる。  子どもの初期の気質に関する知識は、両親が子どもの問題行動の発生を予防するうえで役立つであろうとされている。例えば、人に対して逃避的で、反応強度が大であり、否定的な気分の子どもの場合、ある両親は当惑し、怒り、抑えつけようとするが、他の両親は子どもの特性を積極的に用いることが出来るように、その方法や考え方を一緒になって考えて励ますかもしれない。ここに、子どもの行動傾向と、両親のパーソナリティの関係が
  • 環境 子ども 問題 人間 行動 影響 生活習慣 生活 問題行動 しつけ
  • 550 販売中 2007/11/16
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