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症状で検索した結果:147件
咳嗽・喀痰 1 症状が生じる病態生理 1.咳嗽・喀痰とは 咳嗽とは 咳嗽とは,気道内の異物や分泌物(痰)などを体外へ排除する生体防御反射の1つである. 喀痰とは 痰とは,気道の分泌物が増加し,粘膜上皮,異物,血液成分,細菌や塵埃などが混入したもので,痰を吐き出すことを喀痰という....
血圧異常(高血圧・低血圧) 1 症状が生じる病態生理 1.血圧とは 血液が血管壁を押す力をいう.一般には動脈内の圧力が,血圧として用いられている. 血液の循環を生み出す心臓は,収縮-拡張を繰り返している,この収縮-拡張のサイクルによって,血管内の圧力の差が生まれる.収縮したときに...
腹痛 1 症状が生じる病態生理 1.腹痛とは 腹痛とは自覚症状で,腹部領域に感じる痛みをさす. 腹痛は,生体の異常を知らせるシグナルであるとともに,腹痛そのものが生体に侵襲的である.腹痛は一過性で疼痛が消失する軽度のものから,緊急手術を必要とする重篤なものまであり,その原因は多岐...
浮腫 1 症状が生じる病態生理 1.浮腫とは 浮腫とは細胞外液(組織間液と血漿),特に組織間液が異常に増加した状態をいう。浮腫液の主な成分はNaClである。 2.浮腫のメ力ニズム 浮腫は全身性浮腫と局所性浮腫に分けられる。浮腫の成因は,局所性因子と全身性因子とに分けられるが,全身...
喀血 1 症状が生じる病態生理 1.喀血とは 喀血とは,咽頭,気管,気管支,肺実質からの出血で,1回の喀出血液量が2mL以上のものをいう. 喀血の性状は鮮紅色で泡沫状であり,凝固性が低く,アルカリ性である同ただし,喀血の量や状況により変化することがある. 2.喀血の起こるメカニズ...
動悸 1 症状が生じる病態生理 1.動悸とは 心臓の拍動を不快と感じたり,何か違和感があると自覚することである.主観的なものであり,精神的同心理的要因が大きく関与する. 動悸は運動,精神的な興奮,飲食などの日常生活上に原因のあるもの,心臓や内分泌器官の異常に続発するものがある. ...
胸痛 1 症状が生じる病態生理 1.胸痛とは 胸部(皮膚から胸腔内組織・臓器)に感じられる痛みの総称である. 胸痛には,さまざまな痛みの種類(不快感や圧迫感,絞扼感,灼熱感)と程度(軽症,激痛)がある. 胸痛の発生は,由来(表在性,深部性,心因性)によって,また,部位によってさま...
胸水 1 症状が生じる病態生理 1.胸水とは 胸膜腔に貯留した液体(漿液)を胸水という. 健常者では体重当たり0.1~0.2mL/kgの漿液が存在し,呼吸運動をスムーズに行う潤滑油のような役割を果たしている. 肺は臓側胸膜と壁側胸膜(肋骨胸膜)からなる胸膜で覆われている.臓側胸膜...
嚥下障害 1 症状が生じる病態生理 1.嚥下障害とは 嚥下障害とは,「食物が飲み込めなくなること」である。 食欲低下,意識障害,嚥下運動障害,心理的障害などが原因となって食物が口から食べられなくなる状態を,広く摂食障害と呼んでおり,このうちの嚥下運動障害における摂食障害が「嚥下障...
便秘 1 症状が生じる病態生理 1.便秘とは 便秘は,一般的には便量が減少し排便の回数が減少した状態を指すが,この便量や排便回数には個人差が大きい。しかし,臨床的には3日以上排便のない場合や1日の便量が35g以下のときに便秘と定義されており,この定義にしたがって対応するのが現実的...
食欲不振 1 症状が生じる病態生理 1.食欲不振とは 食欲不振とは,「食物を食べたいという欲望.欲求がなんらかの原因・要因で減弱または欠如している極めて個人的な自覚症状」である。病態学的には,血糖値の低下にもかかわらず食欲中枢が機能しないことによって引き起こされる必要な程度の空腹...
脱水(低張性脱水/高張性脱水) 1 症状が生じる病態生理 1.脱水とは 脱水とは,生体が何らかの理由で体液を喪失し,欠乏することをいう。体液には電解質が含まれている。ヒトの体重の約60%を体液が占めるが,その10~25%を失うと,生命に危険が及ぶことがある。 2.脱水のメカニズム...