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民俗学で検索した結果:12件
「遠野物語論~人間と動物の関係性~」 遠野物語は、書版からすでに90年以上もの年月を経た現在もなお、読み続け、伝え続けられている。柳田国男が遠野の人、佐々木鏡石氏(当時24~25歳)から聞いた土地の人たちの話を採集、そして、筆記したのであるが、当時は異色作品であったようだ。この遠...
昔話との対比で見る子供向けむかしばなしの 教訓的要素について むかしばなし、というと私にとっては実に親しみのあるものというイメージが浮かぶ。実際、幼いころからよく子供向けのむかしばなしを母に朗読してもらっていた為にある程度の話数は知っている。授業で取り扱われる昔話の中にも幾つか...
民俗学とは何か 民俗学は、文化の進んだ国あるいは民族について、一般庶民のつくりあげてきた文化の今日に至るまでの発展の模様を研究するものである。そのより古い文化の姿を知るについて、進んだ庶民生活のなかになお残っている古い文化の姿、いわゆる民俗とか民間伝承というものを尋ねてゆくことを...
ビデオの中で一番印象的であったのは、観光客がカメラを現地人に向けて写しているところだった。あれが象徴するものは一体何であるのだろうかという事を考える必要があるように感じる。 観光客は各々の期待を持って観光地にやって来る。それは美しい景色であったり、安価で手に入る安息を与えて...
常民という表現は、民俗学関連の書物にしばしば登場するが、明瞭な概念規定はされておらず庶民や民衆などと同義なものとして使用される奇妙なものである。常民を初めて日本民俗学のキーワードとしたのは政治思想史家の神島二郎であった。彼は既存の民俗学の問題を、個別の民俗事象に引きずられて全体を...
『黒子のバスケ』赤司征十郎に見る二次創作における動かしやすいキャラクターについて 二次創作で扱われるキャラクターは様々なものがある。その中でも「二次創作の作品の中で動かしやすいキャラクター」というものは存在するだろう。このレポートでは、黒子のバスケの赤司征十郎というキャラに焦点...
竹取物語絵巻から考える 絵本「かぐや姫」の結末について 現在、竹取物語は広く知れ渡っている。私自身も、幼い頃に「かぐや姫」というタイトルの絵本で初めて存在を知り、中学に入ってから「竹取物語」として詳細を学校の授業で教わった。その間、昔話を集めた本や、竹取物語を題材にした小説等も読...
『民俗宗教史を学ぶ人のために』第二章「カミとホトケ―八幡・天神・稲荷」を読んでの批評です。宗教学・民俗学の内容も含んでおり、かなり充実した内容だと思います。
1.はじめに 本稿では日本民俗学がどのように形成し、展開していったのかを述べていき、その過程を経て現在民俗学にはどのような問題点があるのかも述べたいと思う。 2.民俗学の辞書的定義 民間伝承を素材として民俗社会、民俗文化の歴史的由来を明らかにすることにより、民族の基層文...
文学者倉塚曄子の同著を読んでの批評です。文学的視点ではなく、民俗学の立場から述べてあります。文字数も多く、完成度は高いと思われます。
「きさらぎ駅」に見る現代の都市伝説の伝播 「きさらぎ駅」という話がある。これは大型匿名掲示板「2ちゃんねる」発のものであり、現在もネットを中心に語られている。この話は都市伝説の一種と捉える事が出来、この話について調べる事で現代における都市伝説の伝播について、一つの方向性を見出せる...
沖縄に今も残るオナリ神信仰に関する先行研究などをわかりやすくまとめ、論じてみました。ゼミで使用したので多少マニアックではありますが、民俗学だけでなく、歴史地理人類学などにも対応しています。参考引用文献が比較的多いため、読み応えもあるのではないでしょうか。...