連関資料 :: 石油について

資料:8件

  • 石油資源の限界
  • 1. 序論 石油は現在最も良く使われているエネルギー資源であり、我々の生活にはなくてはならないものであるが、いつかなくなる日が来るといわれている。本レポートでは、石油の現状と問題点、そして石油やそれに代わるエネルギー資源を今後どのように使っていくべきかを調査・考察する。 2. 石油資源の現状 2.1.  石油とは 「石油」という言葉は、原油、ガソリン、灯油などの総称である。石油とは、炭素と水素の化合物である炭化水素のほかに、硫黄、窒素、酸素などを含む液体で、油田から汲み上げられる自然界に存在する有限の資源である。精製前のものを特に「原油」という。  石油には「在来型石油」と「非在来型石油」がある。在来型石油は、液状で、地下に存在する。非在来型石油は、アスファルトの黒い塊のようなもので、固体状の石油を含む砂やタールの鉱床の中に存在する。  石油の計量は「バレル」という単位を用いて行われる。これは、当初、石油をバレル(樽)で運んだという歴史に由来している。1バレルは、159リットルである。 2.2.  石油資源の使われ方 掘り出した石油はろ過や浄化、熱処理による精製を行い使いやすい形にしてから、プラスチック製品の原料や自動車やバイクを動かすための燃料、ストーブなどの暖房、電気を生み出す火力発電など様々な用途で使われる。 陸・海・空路を合わせた世界の輸送手段の90%は、石油を燃料としており、世界の商品の95%には石油が使用されている。世界の食品の95%は、石油なしでは供給できないといわれ、一頭の雌牛を飼育して市場に出荷するだけでも6バレルの石油が必要である。 我々の生活は、何をするにしても大部分を石油に依存しているといえる。
  • 石油 問題 エネルギー 資源 技術 生産 世界 代替エネルギー
  • 550 販売中 2009/12/30
  • 閲覧(4,587)
  • 中東経済と石油
  • 中東地区とはインド以西のアフガニスタンを除いた西アジアと北東アフリカの総称となっている。日本においては中東とイスラム圏を混同しがちであるが、厳密には異なる。というのも、確かに中東にはイスラム教聖地が存在するものの、中東地域でもイスラエルはユダヤ教を主教とする国家だし、レバノンはキリスト教信者の方が多い。加えて、中東各国のイスラム教信者(ムスリム)は世界各国のそれと比べると、存外少ない。もっともムスリムが多い国家はインドネシアで、次点がパキスタン、続いて中国、バングラディッシュと並び、中東国家の名前が見えるのは7番手以降になる。とはいえ、中東がイスラムとの関係が薄くないことも事実であり、イスラム教2大宗派スンニ派・シーア派のそれぞれの政権間でいざこざが起こることもしばしばである。地理的には日本の秋田県からマニラまでの緯度に存在し、それ故に気候も多様で、5000メートル級の山脈も複数存在する地域である。また最近の時事から、中東というと治安の悪いイメージを持たれがちだが、実のところ、テロリズムや内紛が起こっているのはごく一部の地域であり、かえってドバイやUAE(アラブ首長国連邦)においては、場合によっては日本よりも良い治安を保っていたりする所もある。 中東と言えば原油。こればかりは疑い様のない認識であろう。これを裏付けるデータは後述するとして、とりあえずは中東と原油の最近の歴史を辿ることにする。 明確な中東による中東による原油生産が開始されたのはOPEC設立からだと考えられる。OPEC設立以前の中東石油は、ほとんどが国際的に原油市場を寡占していた国際石油資本(石油メジャー)によって採掘され、売買されていた。それが1952年に産油国側の了承を得ずに原油価格を引き下げたところ、産油国が猛反発し、石油会議をカイロにて開催。原油価格を改正する際にはあらかじめ通告するように要求したが、石油メジャーはこれを退けた。そこで1960年に中東を中心とした産油国はイラクの呼びかけに賛同して石油輸出機構(OPEC)を設立した。1972年リヤド協定をもって、石油採掘事業自体を石油メジャーからOPECをはじめとした産油国に移され、原油価格の決定権は段々とOPECに移っていくことになる。この時点での原油価格は1バーレルあたり2〜3ドルであった。 この価格が大きく揺らいだのが第1次石油危機である。第4次中東戦争が直接的なトリガーとなって発生したこの事件は、それまでの原油価格を4倍近く上回る11ドル前後まで高騰させた。現UAEなど重要な産油国が1971年から1973年までに次々と石油資源の国有化を進め、これをもって価格管理の権限を大きく掌握。戦争という状況下のため、同時にOPECは石油戦略を発動し、イスラエルを支援するアメリカやオランダといった西側諸国に対して原油供給を断絶し、更に価格そのものを引き上げたことがこの高騰の原因である。この余波が日本にも大きな打撃を与えた。高度経済成長は終わりを迎え、産業の血液とも言える石油が途絶えただけで目も当てられない騒ぎとなった。 しかし次なる高騰の波は79年に訪れる。イラン革命を背景とした第2次石油危機である。革命政府が石油供給を削減し、また混乱期には供給そのものが停止したため、当時の原油価格は1バーレルあたり29ドルにまで上昇し、最高で80年の35.48ドルとなった。しかしながら、この事件で日本が以前の石油ショックを踏襲し、省エネルギー化などを推していたために比較的騒ぎにならずに済んだというのはよく聞く話である。 こうしてしばらくすると、石油供
  • レポート 経済学 中東 石油 原油
  • 550 販売中 2006/12/15
  • 閲覧(2,567)
  • 西アジアの石油資源について
  • 1.資源の分布と輸出状況 2000年度の世界の原油生産量はOPEC加盟国が約42% 非OPEC加盟国が約58%である。OPEC加盟国内ではサウジアラビアが8,378、000バレル/日と最も多く、次いでイランが3,568,000バレル/日 となっている。他の西アジアの国では、アラブ首長国連邦が2,228,000バレル/日、クウェイトが2,088,000バレル/日、イラクが2,682,000バレル/日と、なっている。 また、OPECの原油確認埋蔵量は約814,399百万バレル、可採年数が79年となっている。OPECの確認埋蔵量は全世界の確認埋蔵量の約79%を占めている。OPEC加盟国内ではサウジアラビアが261,700百万バレル、イラクが112,500百万バレル、アラブ首長国連邦が97,800百万バレル、イランが89,700百万バレル、クウェイトが96,500百万バレル1、リビアが29,500百万バレル、その他のOPEC諸国が22,357百万バレルである。西アジアからのわが国への原油輸入比率の推移は、1980年度はOPECからの輸入は全輸入量249,199,000kℓの86,2%を占めている。
  • レポート 西アジア 石油 湾岸戦争 資源分布
  • 880 販売中 2006/09/03
  • 閲覧(2,676)
  • 石油問題とその解決策
  • 石油問題とその解決策  近年の世界における石油の立場は大変重要なものになってきている。例えば、かつてメソポタミアのバベルの塔の壁に石油ピッチと粘土の混合物が用いられたと伝えられ,日本でも668年(天智天皇7)に〈越の国より燃ゆる土と燃ゆる水を献ず〉の記事が『日本書紀』にみられる。(越の国は現在の新潟県,燃ゆる土はアスファルト,燃ゆる水は石油である。)発見の歴史が古い石油も,燃料用などの使用がほとんどであった。しかし、現在の石油の立場は変っていった。自動車の発達と共に社会が車社会と化し、それに伴い石油の重要性は大変重要な役割を持つようになり、特にアメリカや欧州では大統領選などにまで関わるようにな
  • レポート 理工学 環境 石油 メタンハイドレート
  • 550 販売中 2007/03/20
  • 閲覧(2,074)
  • 石油大国ブルネイの将来への取り組み
  • 夏休みの旅行で、私はブルネイという東南アジアの中でも異質の性格を持つ国の存在を知った。その国の存在や、他の東南アジア諸国とかけ離れて裕福な国であることを、他の多くの人にも知ってもらいたいと思ってプレゼンテーションをしたのだが、たくさんの人が「石油・天然ガスが枯渇した後のブルネイはどうなるのか」という疑問を抱いたようだ。私自身、ブルネイの資源や将来への取り組みに大変興味があったので詳しく調べてみることにした。  ブルネイはデータによると、三重県程度の面積を持つ国土に約35万の人口が住んでいる。ブルネイは他の東南アジア諸国とは比べ物にならない程に裕福な国であり、国民一人当たりのGDPは日本、シンガポールに次いでアジアでは第3位である。さらに驚くことに、ブルネイには所得税がなく、医療費、教育費は無料と、福祉も行き届いている。  それは言うまでもなく、石油と天然ガスのお陰である。GDPの8割、輸出の99%が石油と天然ガスで占め、しかも石油の70%とガスのほぼ全量は日本向けである。また、ブルネイの石油を掘っているブルネイ・シェル石油の株はその半数を国が所有し、国家の財源となっているので、現国王は世界一の金持ちと評されたほどに豊かである。
  • レポート ブルネイ 石油 天然ガス エコツアー 森林資源
  • 550 販売中 2006/05/11
  • 閲覧(2,150)
新しくなった
ハッピーキャンパスの特徴
写真のアップロード
一括アップロード
管理ツールで資料管理
資料の情報を統計で確認
資料を更新する
更新前の資料とは?
履歴を確認とは?