連関資料 :: カウンセリングの歴史と課題

資料:14件

  • カウンセリング歴史課題及びカウンセラーに必要な資質について
  • カウンセリングとは、適応上の問題を持ち、その解決に援助を必要とする個人と、専門的訓練を受けて助力者としての資質を備えた専門家とが面接し、主として言語的手段によって心理的影響を与え、問題解決を助ける過程である。 援助を必要とする個人をクライエント、専門家をカウンセラーという。 (1)カウンセリングの歴史と課題 カウンセリングという言葉を現在のような意味ではじめて用いたのは、ウィリアムソンである。そのときから現在まで、カウンセリングの機能や内容については、研究者の立場によって違いがある。 なかでも、ロジャーズは、「カウンセリングとは、個人との継続的・直接的接触で、その個人を援助して行動・態度の変容を図ることである。」としている。 広い意味でのカウンセリングは、人間社会の誕生以来、どこでも行われてきたが、狭義のカウンセリングはアメリカで始まった。すなわち、?職業指導運動、?教育測定運動と精神測定運動、?心理療法に対する関心の高まりの3つである。 ?職業指導運動 この運動はパーソンズによって始まった。1908年に、彼が、ボストン職業局を創設し、その翌年にはボストンの各小中学校にカウンセラーが任命されて、それをきっかけに急速に全国に広まったのである。
  • レポート 心理学 カウンセリング 職業指導 教育測定 心理療法
  • 550 販売中 2006/07/18
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  • カウンセリング歴史課題について述べ、これからのカウンセラーに必要な資質とは何か述べよ。
  • 1. カウンセリングの歴史  カウンセリングの歴史の始まりは、20世紀初めのアメリカで起こった職業指導運動が始まりとされる。そして、職業指導運動とは別に、その後、同じくアメリカで起こった教育測定運動と精神衛生運動の3つの運動が、カウンセリングの3つの源流とされる。  職業指導運動は、1900年代初めのアメリカの急速な工業化の中で起こった。当時、ボストンでは工場で働く労働力として、農業をしていた若者が工場労働者として働くようになった。しかし、就職しても仕事が長く続かず、若者の孤独や生活苦から犯罪に染まる人達も増えた。 そこで、そういう若者達を救おうという社会運動が起こり、若者達に対する職業相談が始まった。これが、職業指導運動である。  この職業相談で行われた、若者が職業選択を適切にできるように、助言・指導する事をカウンセリングと呼ぶようになった。 教育測定運動は1910年代に起こった。この運動は、個人の資質を正しく捉えるには、客観的な基準が必要であるという観点から始
  • 大学 レポート
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  • カウンセリング歴史課題について述べ、これからのカウンセラーに必要な資質とは何か述べよ
  • 「カウンセリングの歴史と課題について述べ、これからのカウンセラーに必要な資質とは何か述べよ。」 「カウンセリング」という言葉を聞いて想像することは、自分の力ではどうする事も出来ない悩みを抱えている人に対して、話を聞き、前進出来るように助言をする事である。漠然としすぎている為、辞典で調べてみる。大辞林で「カウンセリング」を調べてみると「専門的な手続きに基づく相談。また、その技法。個人のもつ悩みや不安などの心理的問題について話し合い、解決のために援助・助言を与えること」とある。大辞泉で調べてみると「学業や生活、人間関係などで悩みや適応上の問題をもつ人に対して、心理学的な資料や経験に基づいて援助すること」とある。共に相談に乗り、助言・アドバイスをする事を指しているが、聞き手が心理学に通ずる専門家であり、肝心なのはその人に代わって問題解決してあげるのではなく、自力で解決出来るように、側面から支援して行くことなのである。自己実現、自己発見を促すことが狙いなのである。 人間は生まれた瞬間から独りきりである。家族の中に居ても、多くの友達に囲まれていても、結婚して夫婦になったとしても、自分と一寸違わず同じ考え方、感じ方を持っている他人は存在しないのである。だからこそ、生きていく中で不安になったり、悩みを抱えたりするのである。現代社会に生きる人々は不安と共に生きているのである。カウンセリングは、たった一人の存在である自分を前向きに生きるように導いてくれる特効薬の様なものであって欲しいと望んでいる。 1、カウンセリングの歴史 カウンセリングの起源は20世紀初頭のアメリカにあるといえる。その起こりは職業指導、教育測定、精神衛生の3つの運動によるものである。 職業指導運動とは、1908年にボストン職業局を創設し、ハイスクール卒業生に適材適所への就職を勧めた運動である。創設者フランク・パーソンズは、その職業指導を個人の分析、職業の分析、個人と職業の結合の3段階とし、「丸い釘は丸い穴へ」というスローガンをもって進めた。これが現代カウンセリングの基礎の一部となっている。 教育測定運動は、フランスのアルフレッド・ビネーが知的障害児を判別する為の知能検査を作った所から始まる。1916年、スタンフォード大学のL・M・ターマン教授がアメリカの児童に用いる為に、それに手を加え「スタンフォード・ビネー知能検査」と名付け、発表した。運動は急速に広がり、1930年代に最盛期を迎えるまで、教育指導の有力な方法として用いられるようになった。 精神衛生運動は、クリフォード・ビアーズによって提唱された。彼は1908年に「わが魂にあうまで」という自身の精神病体験を記した自伝を発表し、州立病院の改善を世に訴えた。翌年「全国精神衛生協会」を設立する。 以上の3つの運動が起源となり、第二次世界大戦後、カウンセリングは治療的なものに発達して行くのである。特にC・R・ロジャーズは「カウンセリングと心理療法」を記し、その中で診断や測定より過程を重要視し、この考え方によりカウンセリング、治療教育的ガイダンス、心理療法が統合的に捉えられるようになった。 ロジャーズはクライエントの自己成長能力を重視し、カウンセラー側からの指示を極力排除すべきという考え方を持っていた。クライエントを客観的に捉えて操作するのではなく、クライエント自身を主体的な存在として捉え、自らの手で答えを探し出すように導いたのである。日本のカウンセリングは、ロジャーズの影響を強く受けている。カウンセリングの姿勢・視点として「非指示的」、「クライエント中
  • カウンセリング ロジャーズ 心理療法
  • 550 販売中 2008/04/14
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  • カウンセリング歴史課題について述べ、これからのカウンセラーに必要な資質とは何か述べよ。
  • 1. カウンセリングとは  カウンセリングとは、基本的には健康的で社会的な適応状態にあった人が、家族関係や学校や職業生活などの社会的活動において、何らかの問題を抱えて精神的・心理的な苦痛にある場合の心理的な相談援助であり、クライエントの自己表現と自己理解の促進を中心に展開される技法である。 2. カウンセリングを行う目的  カウンセリングを行う目的は、クライエントの自己理解を深めたり、問題解決能力を引き出すことが中心となるが、なかでも特に自己表現と自己理解を重視する。クライエントが自分の状態を認知的・精神的に十分表現でき、さらに現在抱えている問題を含めた「自己」というものをトータルに理解できるようになった時、現在の問題や葛藤を解決する力をクライエントが取り戻すことができた、と考えられているからである。  その上で、クライエントが自分で責任を取り、自分自身の内的資源や外的資源を見出し、それを用いるように援助することが、カウンセリングを行う事の究極の目的なのである。 3. カウンセリングの歴史  今日的な意味のカウンセリングは、今世紀初頭のアメリカ東部に起こるガイダンス運動により始まる。一方は、デービス,J.B.の生徒指導プログラムの設立であり、他方では、パーソンズ・Fの職業指導運動である。特に後者は1895年、職を求める若い人々に適切な職業選択をするための非公式の職業カウンセリングを開始し、後年「職業指導の父」と呼ばれた。パーソンズは仲間とともに、1908年、ボストンに世界最初の職業安定所を設立したほか、職業カウンセラー養成のための訓練プログラムを開発した。ここで使用されたボストン方式は全米に広まり、1915年、全国職業指導協会が設立された。職業指導運動に見られる自己実現可能性という目標は、カウンセリングが目指すものと軌を一にしている。
  • レポート 心理学 カウンセリング 歴史 資質 課題 訓練
  • 550 販売中 2006/01/27
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  • カウンセリング歴史課題について述べ、これからのカウンセラーに必要な資質とは何か述べよ。
  • 1.カウンセリングの歴史  カウンセリングという名称で心理学的実践が始めてなされたのは、心理テストに基づいた助言指導・職業指導においてであった。1931年にカウンセリングという言葉が始めて文献に登場しており、第1次世界大戦を経て専門的心理テストが発達し、カウンセリングの職業化が進んでいった。しかし、適応性の乏しい病者などの心理療法とは区別されており、精神科医が行う資格を有するという見解が多かった。  その後、フロイトの精神分析とウィリアムソーのカウンセラー中心主義に対し、ロジャーズが1942年に「カウンセリング心理療法」を著した。この中で、診断や測定よりも過程を強調し、非医学的かつ非分析的な観点に基づくカウンセリング及び心理療法が提唱され、急速に発展していくことになる。個人の尊厳・個人の優れた価値に対するロジャーズの確信は、心理療法のみならず、職業指導においても重要な意味を持っていた。そして、クライエントを受容することが大切だとして、自らの立場を非指示的心理療法と位置付けた。技術をこえて、人間自体を尊重しようという考えがカウンセリングにおいて支持されるようになっていったのである。  日本では、第2次世界大戦以前にも児童相談や教育相談、職業相談は行われていたが、戦後の教育の民主化に伴いカウンセリングの理論や技法が本格的に導入されるようになった。1951年に友田不二男によりロジャーズの「カウンセリングとサイコロジー」が翻訳され、日本におけるカウンセリングはロジャーズの影響を強く受けるものとなった。1953年に東京大学に「学生相談所」が設置されたのが実践カウンセリングの始まりとされている。また、カウンセリングの専門学会として、1964年に日本臨床心理学会、1967年に日本相談学会が発足している。
  • レポート 福祉学 カウンセリング フロイト ロジャース
  • 550 販売中 2006/02/14
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