「生命と性の教育」第1分冊

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    資料紹介

    2011年度の課題、評価Aのレポートです。

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    現代の人間の生と性のあり方を考えるにあたり、時代の変遷とともに青少年の成長・成熟時期が低年齢化してきていることは、欠くことのできない要素であると言える。以下は、1900年から実施されている文部省の「学校保健統計調査」の結果から分かったことである。明治・大正から徐々に上昇していた日本の児童・生徒の体位は、戦時中に大きく低下したが、戦後から1970年代にかけて急上昇した。2010年の調査結果を見てみると、1900年に比べ、12歳男女では平均身長が約19cm、平均体重が約15kgと著しく増加している。また、身長の伸びがピークを迎える年齢も、徐々に低年齢化しているようである。男子の精通、女子の初経といった2次性徴も、体位の発育と関係が深い。明治・大正期の女子の平均初経年齢は15歳であったが、昭和50年以降は12歳となっている。しかし、こういった体位の大型化や2次性徴の早期化といった身体面での成熟に反して、昨今の子どもたちは精神面での未熟さが指摘され、憂慮されている。

     では、現代の青少年の性に関する意識はどのようなものであろうか。これに関する調査としては、1974年から実施されている「青少年...

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