教育心理学 こどもの不適応行動

閲覧数5,710
ダウンロード数12
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    「子どもの『不適応行動』について述べよ。」

    1.はじめに

    WHO(世界保健機構)は、「健康とは、完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病または病弱の存在しないことではない(1 9 5 1年官報掲載)」と健康を定義している。この概念から、「心の健康」を考える時、最近、深刻化している子どものいじめ、不登校、自殺、非行などの行動は明らかに、精神的・社会的に不健康であるといえる。



    2.適応と不適応

    3.適応規制(防衛機制)

    4.子どもの不適応の成り立ち

    5.事例;摂食障害

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「子どもの『不適応行動』について述べよ。」
    1.はじめに
    WHO(世界保健機構)は、「健康とは、完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病または病弱の存在しないことではない(1 9 5 1年官報掲載)」と健康を定義している。この概念から、「心の健康」を考える時、最近、深刻化している子どものいじめ、不登校、自殺、非行などの行動は明らかに、精神的・社会的に不健康であるといえる。
    2.適応と不適応
    適応とは、自然的環境、社会的環境、自分自身の心理的な世界に対して適合する行動ができる状態である。つまり、あらゆる欲求を処理していく過程であり、しかも、その欲求処理が円滑に行われていることである。しかし、処理がうまくできなかったり、処理する能力が欠けていたりすると、心と体はそのバランスを崩し、なんらかの心身の障害を招いている状態になる。一般的には、環境との良好な関係が保てなくなり、適切な行動がとれないで心理的不安性を示す諸兆候が現れている場合を不適応という。また親や上司から認められるために、自分の本当の気持ちを全部押し殺して優等生を演じ続け、その結果、心身の病になってしまうのも過剰に適...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。