臨床医科学Ⅱ 姫路大学 【設題2】

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    資料紹介

    姫路大学 通信教育課程 臨床医科学Ⅱ(設題2)の2022年度合格レポートです。(2019年度以降入学生)

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    臨床医科学Ⅱ 設題2
    くも膜下出血と高血圧性脳出血について説明しなさい。

     脳血管の障害によって生じる循環機能不全を脳血管障害と呼ぶ。脳血管障害は虚血性と出血性に分類され、くも膜下出血と脳出血は出血性脳血管障害である。
     くも膜下出血とは、脳と脳を包む薄い膜であるくも膜の間の空間のことであるくも膜下腔に、脳表面の太い動脈から出血した状態である。動脈の分岐部分にできる脳動脈瘤の破裂が原因として最も多い。この脳動脈瘤は中大脳動脈や脳底動脈、内頸動脈などの大きな動脈の分岐部分に好発する。
     くも膜下出血は、前触れなしに突然発症する。症状には、これまで経験したことが無いような激しい頭痛や吐き気・嘔吐、意識障害や痙攣などがある。一度出血すると頭蓋内圧が一気に高まり脳に大きなダメージを与えるため、最初の発作で約30%の人が死に至ると言われている。さらに、最初の発作の後に脳動脈瘤が再び破裂することも非常に多く、再破裂を含めると合計で約60%の人が死亡する病気である。
     そのため、くも膜下出血の急性期の治療では脳動脈瘤の再破裂を防ぐことが極めて重要である。外科的治療として、脳動脈瘤の根元で血流を止め...

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