臨床医科学Ⅱ 姫路大学 【設題1】

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    資料紹介

    姫路大学 通信教育課程 臨床医科学Ⅱ(設題1)の2022年度合格レポートです。(2019年度以降入学生)

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    臨床医科学Ⅱ 設題1
    ファロー四徴症について説明しなさい。

     全身に血液を送り出すポンプである心臓は、右心房、右心室、左心房、左心室の4つの部屋から成る。全身から戻ってきた血液は、大静脈から右心房に流れ込み、三尖弁を通って右心室に入る。右心室から押し出された血液は肺動脈を通って肺に至り、酸素を取り込んだ後、肺静脈を経て左心房に戻る。そして、血液は、左心房から僧帽弁を通って左心室に入り、左心室から大動脈を通って全身に送り出されるのである。このような心臓と大きな血管の働きによって血液が循環されているのである。
    この心臓の発生段階で形成異常があると、心臓と大動脈や肺動脈などの大きな血管に生まれつきの構造的な障害が生じる。これを先天性心疾患、または心奇形と呼ぶ。先天性心疾患は新生児の約1%に生じ、心房中隔欠損症やファロー四徴症などが代表的である。そのうち、ファロー四徴症は、チアノーゼを伴う先天性心疾患では最も頻度が高い疾患である。
    ファロー四徴症は、肺動脈と大動脈の2つの大きな血管を分ける仕切りの壁が体の前方へずれたことに起因する心奇形である。ファロー四徴症は、①心室中隔欠損、②肺動脈狭窄、...

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