発達心理学 姫路大学 【設題2】

閲覧数528
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    姫路大学通信教育課程 発達心理学(設題2)の合格レポートです。2022年度合格。
    (2019年度以降入学生)

    設題2
    発達初期における環境の役割について述べなさい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    発達心理学 設題2
    発達初期における環境の役割について述べなさい。

    発達に影響を与えるのは遺伝と環境のどちらなのかという問題には古くから多くの議論がなされてきた。
    神経症の治療経験から精神分析理論を発展させたフロイトは、人の発達についても理論を提示した。彼は、親子間とその葛藤を通じてのパーソナリティ形成の重要性を主張し、人間形成に及ぼす初期からの人間関係の重要性を強調した。これは、発達初期における経験がその後の発達に大きな影響を与えるという考え方である。
    発達初期における経験の重要性については、動物行動学者のローレンツが報告した「刻印づけ」によって証明されている。彼は、ガチョウのひなが孵化後最初に見た動くものを自分の母親とみなして追従する「刻印づけ」という現象を報告した。この現象は、孵化後最初の数日間という一定期間内にしか起こらないものであり、非可逆的で急速な学習である。このように、特定の時期だけに有効な発達があり、その時期を逃すと発達が困難になるような時期を「臨界期」と呼ぶ。例えば、人間の場合であれば絶対音感の獲得に臨界期があるとされている。
    また、野生児の事例も人間の発達における...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。