不起訴を目指す弁護(他に主犯の存する事件)

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    資料紹介

    下記の事例について、被疑者の弁護人として、不起訴をめざし、(1)被疑者にはどのような助言をすべきか、(2)更に被疑者からどのような事情を聴取する必要があるか、(3)どのような調査をする必要があるか、(4)何らかの法的申立の必要があるか、(5)示談についてはどう考えるべきか、(5)その他なすべき弁護活動を検討せよ。
    <事例>
    稲津弁護士は、その日、強盗致傷の容疑で勾留されている被疑者からの、当番弁護士派遣要請に応じて、浦和中央警察署で勾留中の被疑者・町田真知男と接見した。町田の言い分は、概要以下のとおりであった・・・(中略)・・・後ろでガシャーンという音が聞こえた。相手の車の方に向き直って近づくと、岩田が、金槌で相手の車の運転席側窓ガラスを叩き割っていた。はじめは、岩田が何を使って窓ガラスを割ったのか分からなかったが、岩田の側に近づき、岩田の車に積んであった金槌だということが分かった。そして、岩田は、相手の車からエンジンキーを抜き取り『煽ってんじゃねえよ。』と怒鳴りながら、運転席に座ったままの相手の顔面を手拳で殴り、カッターナイフで相手の腕を切りつけていた。

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    下記の事例について、被疑者の弁護人として、不起訴をめざし、(1)被疑者にはどのような助言をすべきか、(2)更に被疑者からどのような事情を聴取する必要があるか、(3)どのような調査をする必要があるか、(4)何らかの法的申立の必要があるか、(5)示談についてはどう考えるべきか、(5)その他なすべき弁護活動を検討せよ。 <事例>  稲津弁護士は、その日、強盗致傷の容疑で勾留されている被疑者からの、当番弁護士派遣要請に応じて、浦和中央警察署で勾留中の被疑者・町田真知男と接見した。町田の言い分は、概要以下のとおりであった。 「自分は、現在25歳で建築作業員をしている。本件前日、小学校時代からの同級生の友人・岩田豊太郎と仕事が終わった後、飲みに行くことになり、午後8時頃から10時ころまでの間、自分の家でビールや焼酎を飲んだ。その後、岩田が『外で飲もう。』と誘ってきたので、自分もその気になり、岩田が勤務先から借りて使用している自動車を運転し、自分が助手席に同乗して、スナック『聖子ちゃん』に赴き、翌日の午前2時頃まで、2人で焼酎等を飲んだ。岩田は、スナックを出た後、助手席に自分を乗せて、また、運転して...

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